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共働き夫婦の家事分担/負担割合のギャップ(家事の定義)が揉める原因?

 

結婚に対するイメージは人それぞれですが、最初から嫌な思いをするために結婚する人はいないハズ…。ところが、結婚してみて初めてわかることや気づくことがたくさんあり、それらが原因で夫婦間の揉め事に発展することもしばしば…。

なかでも、共働き夫婦の「家事分担」については、実によく揉めます。これが原因で離婚に発展することさえなきにしもあらず。

2017年5月12日(金)、大和ハウス工業が発表した「20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査」では、そもそも夫と妻の「家事の定義」が異なるため、それぞれが感じる「家事分担の割合」に乖離が起きてしまう…という実態が浮き彫りになりました。

そこで今回は、大和ハウス工業が発表した「20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査」の結果を中心に、共働き夫婦の家事分担の現状について掘り下げていきます!

 

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●家事負担の実態


夫婦だろうが一人暮らしだろうが、生きていく上はよほどのセレブでない限りやらなくてはならないのが「家事」ですよね。

「結婚したら妻が全部やってくれる!」なんて勘違いしている男性諸氏も多いようですが、実家暮らしの時はお母さんで結婚したら妻に一切の家事を丸投げ…なんて、そんな非常識が許されるハズあはりません。が、そういう家庭も存在する模様。

百歩譲って、妻が専業主婦ならば、大方の家事を妻が担うのは当然かもしれませんが、そこに育児や介護などがプラスされるとしたら、はやり夫も家事を分担するのは当然ではないでしょうか。

とはいえ、近年の経済情勢や女性の社会進出などもあり、むしろ家事や育児に専念する専業主婦は憧れの職業?と言えなくもなく、夫婦共働きの家庭が多いのが現状です。

そして、夫と同じかそれ以上の時間働いている妻も多く、なのに家庭での「家事・育児」の負担割合は圧倒的に妻に傾いている…現実はそんな家庭ばかりなのではないでしょうか。

ここに作用している心理としては、

「妻(女性)の方が家事や育児は上手で得意なんだし、そもそも、家事や育児は女性がやるものだ」

という、根強くはびこる昭和のオヤジ的な考え方が元凶…。

実際、多くの昭和の父親がそうやって育ってきてるわけで、その息子たちもその姿を見て育っているとなれば、「家事は女性がするもの」という考え方は変わりません。

ただ、最近では「イクメン」や「主夫」なんて言葉が一般化してきているように(たとえそれがポーズだったとしても)、家事や育児に参加する男性も増えてきています。

家事や育児をする父親の姿を見て育てば、その息子は自然と家事や育児をする男性になり、少しずつ「家事は女性がするもの」という思考が薄まっていくかもしれません。

そして、いずれは「家事・育児」は男女ともに平等にするものだ…という考え方が一般化する時代がやってくることに期待したいところです。

※ここで述べていることはあくまでも一般論で、近頃では家事をしない(できない)妻も増えており、夫だけを悪者にしようという意図はありません。

 

さて、前置きが長くなりましたが(笑)

実際、夫と妻の家事負担はどの程度なのか、わかりやすく数字で示してくれると理解しやすいですよね。

ということで、2017年5月12日(金)、大和ハウス工業が発表した「20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査」の結果をもとに話を進めていきます。

まず、この調査結果で判明したのは、

夫の気持ちでは家事負担「3割」。しかし、実働は「1割」程度だった

…というものです。その設問と回答は以下の通り。

 

Q.家庭での家事負担の割合について

<妻の回答>
1位/夫1割・妻9割(37.3%)
2位/夫2割・妻8割(22.3%)
3位/夫0割・妻10割(17.7%)

<夫の回答>
1位/夫3割・妻7割(27.0%)
2位/夫2割・妻8割(22.7%)
3位/夫1割・妻9割(19.0%)

 

妻の回答、夫の回答を照らし合わせると、明らかに大きな意識の差を感じます。

よくあるパターンですが、夫は「俺は家事を手伝ってる!」と主張し、妻は「夫は全然家事を手伝ってくれない!」と主張しケンカになる。

この際、「手伝っている」という意識がそもそも違う…という話は置いておきます(笑)

で、このよくあるパターンのケンカでは、夫は家事を手伝っていると言い張ります。だって、気持ちでは3割も負担してるんだから。でも妻は全然手伝ってもらっているように感じられません。だって、実働は1割程度だったんですから。

これはつまり、お互いの家事の定義に対する意識の乖離があり、その乖離=ギャップが、気持ち3割・実働1割に現れているわけです。

ちなみに、この設問の年代別の回答では、夫の年代が上がるにつれて、妻の家事負担率が高くなっています。つまり、前出の「昭和のオヤジの姿を見て育つ」という理論の通りというわけですね。

 

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●家事の定義が違う?


 

そもそも、夫と妻の「家事の定義が違う」という考え方…これはもしかしたら、意外な盲点だったかもしれません。

というのも、「夫の気持ち3割負担、実働1割」の裏には、それぞれの「家事の定義」に対する意識のギャップがあると述べましたが、大和ハウス工業の意識調査では「名もなき家事」の存在がそのギャップの正体ではないかという結論に至っています。

※この「名もなき家事」とは、どんな家庭でもある「やらなければならないこと」でありながら、「家事として認識」され難い家事について大和ハウス工業が独自に命名したものです。

 

Q.一般的のどこの家庭でもやっている家の仕事30項目について、あなたは家事と思うか

<妻が夫より多い項目>
・溜まったごみを捨てる /男89.3%、女95.7%
・アイロンかけをする  /男86.3%、女93.7%
・食事の献立を考える  /男84.3%、女93.0%
・ベッドや布団を整える /男81.0%、女88.3%
・グラスを片付ける   /男78.7%、女88.0%
・調味料の補充や交換  /男79.3%、女88.0%
・ごみを分類する    /男81.3%、女87.3%
・食べ残しをしまう   /男79.3%、女87.0%
・食事前に食卓を拭く  /男79.3%、女86.7%
・トイレットペーパー補充/男67.3%、女83.0%
・手洗い場のタオル交換 /男74.3%、女81.7%
・新聞雑誌をまとめて破棄/男69.3%、女79.0%
・服をタンスなどにしまう/男65.3%、女67.7%
・クリーニング(出す取る)/男61.3%、女67.0%
・玄関の靴をそろえる  /男57.3%、女58.3%
・靴を磨く       /男46.0%、女57.7%
・町内会等の会合に出席 /男46.7%、女56.7%
・郵便物のチェック   /男45.3%、女46.7%

<夫が妻より多い項目>
・子どもの食事を手伝う /男80.3%、女79.0%
・子どもの送り迎え   /男76.3%、女74.7%
・子どもの学校準備(勉強)/男59.7%、女56.3%
・ペットや植物の世話  /男58.7%、女58.3%
・空ティッシュの交換  /男58.3%、女50.0%
・照明の交換      /男55.7%、女52.0%
・ポストの不要チラシ処分/男49.3%、女43.3%
・朝夜のカーテン開け閉め/男48.7%、女41.0%
・子どもと会話する   /男45.7%、女38.7%
・家電選びと購入や設置 /男43.7%、女36.7%
・朝刊夕刊を取りに行く /男41.0%、女34.0%

<夫と妻と同じ項目>
・使った道具をもとに戻す/男54.0%、女54.0%

 

「名もなき家事」という概念は、なかなか秀逸な考え方で、とても分かりやすいものです。

例えば、「トイレットペーパーの補充(買いに行く)」についていうと、男性は67.3%がこの作業を家事と認識し、女性の83.0%が家事と認識している。つまり、15.7%の男性は、トイレットペーパーの補充を家事とは認識していません。

この15.7%の男性の妻は、「どうして私ばっかりトイレットペーパーを買いに行かなくてはいけないのか?」と、不満を感じている可能性が高いわけです。

結果、上記30項目の家事について、妻の方が家事の認識が高い項目は18項目ありました。そして、夫の方が多いのは11項目でしたが、妻との差はそれほど顕著ではありません。

家庭によって、家事と考えられる項目は変わってくるでしょうが、上記の結果を見ると、えてして夫は家庭で発生する細かな作業を家事とはみなしていない傾向があると言えそうです。

そのため、妻は日々「名もなき家事」に忙殺され、夫はわれ関せず…となるのでしょうか(怒)

 

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●家事への参加割合は?


 

前章では、家事30項目について、家事と認識しているかどうかの設問でした。では、実際にどの程度家事に参加しているのでしょうか。

 

Q.あなたは以下の作業をしているか

・子どもと会話する   /男88.7%、女99.0%
・食べ残しをしまう   /男73.7%、女99.0%
・食事の献立を考える  /男36.7%、女97.7%
・グラスを片付ける   /男84.0%、女97.0%
・ごみを分類する    /男77.7%、女97.0%
・空ティッシュの交換  /男84.7%、女96.3%
・調味料の補充や交換  /男54.0%、女96.3%
・使った道具をもとに戻す/男90.7%、女96.0%
・郵便物のチェック   /男75.7%、女95.7%
・手洗い場のタオル交換 /男58.0%、女95.7%
・ポストの不要チラシ処分/男73.7%、女94.0%
・トイレットペーパー補充/男62.7%、女93.0%
・服をタンスなどにしまう/男76.3%、女92.7%
・朝夜のカーテン開け閉め/男70.0%、女92.7%
・子どもの食事を手伝う /男65.3%、女90.7%
・ベッドや布団を整える /男70.3%、女90.0%
・玄関の靴をそろえる  /男63.3%、女88.3%
・子どもの送り迎え   /男57.0%、女87.7%
・食事前に食卓を拭く  /男58.0%、女87.0%
・子どもの学校準備(勉強)/男65.3%、女86.3%
・新聞雑誌をまとめて破棄/男67.0%、女81.7%
・溜まったごみを捨てる /男77.3%、女81.0%
・家電選びと購入や設置 /男86.7%、女68.7%
・アイロンかけをする  /男30.3%、女67.0%
・クリーニング(出す取る)/男47.0%、女66.0%
・ペットや植物の世話  /男45.3%、女57.0%
・朝刊夕刊を取りに行く /男54.7%、女50.3%
・町内会等の会合に出席 /男43.7%、女48.0%
・照明の交換      /男88.0%、女47.7%
・靴を磨く       /男48.7%、女39.7%

上記の家事30項目のうち、実に26項目までもが妻が夫よりも多くなっています。つまり、家事の約9割を妻が多く負担しているということになるわけです。

なかでも「食事の献立を考える」は妻97.7%、夫は36.7%と圧倒的に妻の負担大。献立を考えるのは世の主婦最大の難題なのを、男性陣は知っているのでしょうか!?

そして、夫が妻より上回っている家事はたったの4項目。少ないので書き出してみましょう!

・家電選びと購入や設置
→いやそれ、趣味だろ?

・朝刊夕刊を取りに行く
→自分が読むのだから当たり前

・照明の交換
→で、交換した後はドヤ顔ですか

・靴を磨く
→自分の靴でしょうが!

 

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●名もなき家事が…


見落としがちだけれども、誰かがやらなくてはならない「名もなき家事」。家事とは認識されないけども、誰かがやらないと困ることばかりなんです。でも、家族はあまり気づかないことが多い…。

例えば、「洗面所のタオルがいつの間にか新しいのに変わってる!」「浄水器のフィルターがいつの間にか交換されてる!」「落ちてたゴミがいつの間にかきれいになってる!」

いえいえ、それは「いつの間にか」ではなく、「私(妻・母)」がやっているんですよ!魔法使いがいるわけじゃなんですよ!」…と、言いたい方も多いかもしれません。

 

Q.名もなき家事を負担しているのは誰か

全体では妻が86.5%で圧倒的に1位。男女別では、妻は96.3%が「妻(自分)」と回答し、夫も76.7%が「妻」と回答し妻の働きを認めています。

結局、通常の家事も妻が多く負担しているだけでなく、「名もなき家事」も妻が多く負担しているわけです。そのくせ、夫はたまにしかやらないくせに「俺は家事も手伝うしイクメンだし!」なんて、SNSに書こうものなら、妻もいい気分はしませんよね。

 

<家事をたなおろし>


日々の家事とは生活していくうえで当然発生するものであり、家庭を円滑に運営していくためには夫婦間の協力体制が不可欠です。

それが共働きならなおさら、綿密な意見交換をして、協力分担体制を整えなくてはなりません。

でなければ、妻の負担は増すばかりで、仕事・家事・育児・話の通じない夫の世話…。そんな生活を続けていたら、妻は体だけでなく心を壊してしまいかねません。

また、最終的には、家事に関する揉め事が高じて、家庭内別居や離婚なんてことも…。

そうならないためにも、一度各家庭の家事を「たなおろし」してみるのも一案です。例えば、こんな方法はどうでしょうか。

①付箋に、日々やらなくてはいけない家事を書き出す

②現状で、夫と妻のどちらがそれを担当しているのか分けてみる

③得手不得手を考慮しつつ、担当する家事を振り分けてみる

※ただし、話の通じる夫でない場合、スムーズにたなおろしするのは難しいかもしれません…。

 

<ストレス事例>


最後に、「名もなき家事」にまつわる「イラッとした経験」についての設問の回答をいくつか抜粋でご紹介します。

・夕飯を食べ終え、全ての食器を洗いもう寝る寸前だったのに、夫が夜食にカップラーメンを食べはじめ、使った箸をシンクに置きっぱなしにした事。それぐらい自分で洗えよとイライラした(20代女性)。

・飲み終わったビールの缶を、眠いからというだけで机に置きっぱなしにする。それを片すのは私。片せないくらい眠くなるなら飲むな(20代女性)。

・ゴミを机の上に置きっぱなし、入浴後に体を拭いたタオルを床に放置、これを注意したところ気づいた人がやればいいと逆ギレされたこと(20代女性)。

・私が仕事をしている時に主人が自分で家でご飯を作り、食べ、洗い物もせずそのままでシンク内が山になっている時(30代女性)。

・トイレットペーパーの芯を取り替えたら、その場に置いておかれる。など、些細なことではあるが、捨てればいいのに、ちょっとしためんどくさいことも全て自分に回ってくる(30代女性)。

・食後の食器の片付けやペットの世話、使った道具や衣類の片付けなど、自分でできる簡単なことをそれぞれがやってくれないために、自分だけが常に動かされる気分になる(40代女性)。

・マヨネーズなどの調味料を使いっぱなしで、冷蔵庫にしまわない時。要冷蔵のものを出しっぱなしにする、神経が理解できない(40代女性)。

・家族が面倒でやらなかったことが、全てこちらにまわってくる。それが当たり前と思っている(40代女性)。

 

<調査概要>


調査名/「20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査」
調査時期/2017年4月15日(土)~4月16日(日)
調査方法/インターネット調査
調査対象/20~40代で同居の子どもがいる共働き夫婦
回答者数/20代、30代、40代男性各100名
     20代、30代、40代女性各100名
     合計600名

※詳細は大和ハウス工業プレスリリースより

 

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