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映画「ロッキー」のあらすじをネタバレ&「クリード」のレビューも♪

シルヴェスター・スタローンの出世作でもある映画「ロッキー」。シリーズ最後の「ロッキー・ザ・ファイナル」まで、実に6作もの映画が制作されました。

全シリーズを通してご覧になった方も、途中どうだったかな…?という方も、「ロッキー」自体を良く知らない方と、さまざまかと思います。

そこで今回は、「ロッキー」シリーズのあらすじとキャストと合わせて、「ロッキー」シリーズの新境地、映画「クリード~チャンプを継ぐ男~」のレビューもご紹介します♪

 

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●「ロッキー」シリーズのあらすじは?


映画「ロッキー」はシリーズ6作と合わせて、第7作目(スピンオフとも)の「クリード」が公開されています。ここでは、その全7作のあらすじをざっくりご紹介します。

 

<ロッキー>


主人公は三流ボクサーのロッキー・バルボア。素質はありながらも努力をせず、自堕落な生活を送っていた。そんなロッキーに所属するボクシングジムのトレーナーのミッキーは愛想をつかしてしまう。

一方、世界チャンピオンのアポロ・クリードは、対戦相手が負傷したため代役に無名選手を起用しようと言い出す。そこにはアメリカンドリームを体現させ、注目を集めようという思惑があった。

白羽の矢が立ったのはロッキー。ロッキーのニックネームが「イタリアの種馬」というユニークなものだっただけの理由で決まった。最初は固辞したロッキーだったが、心の支えであるエイドリアンや親友であるエイドリアンの兄・ポーリーらに支えられ、過酷な特訓を耐え抜きアポロとの戦いに挑むのであった…。

(1977年4月16日・日本公開)

 

<ロッキー2>


アポロとの対戦では勝利こそはしなかったものの、名声を勝ち取ることができたロッキー。アポロからの再戦要請を拒否し、ボクシングの世界から引退した。ロッキーはエイドリアンと結婚し新居を構える。しかし、仕事はうまくいかず、身重なエイドリアンが家計を支えていた。

自分にはボクシングしかないと気付くロッキー。無敵の王者のプライドから何としてでもロッキーとの再戦を望むアポロ。ついに折れたロッキーが再戦を受け入れる。過酷なトレーニングの末、リングに立ったロッキーはアポロを下し、新チャンピオンとなった。

(1979年9月1日・日本公開)

 

<ロッキー3>


アポロ・クリードとの再戦に勝利したロッキー。世界ヘビー級チャンピオンとして10度の防衛に成功し、国民的なスターにまで駆け上がった。巨万の富も得て、何不自由のない生活を送る。

さらに、フィラデルフィア美術館に、ロッキーのブロンズ像が建てられることになった。ロッキーはその除幕式の席で引退を発表。だが、世界ランキング1位のクラバー・ラングは、「ロッキーは弱い選手とばかり戦っている」と挑発。ロッキーは激高し現役最後の試合を受けることになる。

しかし、トレーナーのミッキーはクラバーには勝てないと言い切る。というのもロッキーの防衛戦は格下の選手ばかりと組んでいたと告白したからだ。ミッキーを説得し、現役最後の試合に挑んだロッキーだったが、ミッキーは控室で心臓発作を起こし重体に…。試合はわずか2ラウンドでKO負けを喫した。そしてミッキーは息を引き取った。

失意のどん底に沈んだロッキーを救ったのはアポロ・クリードだった。ロッキーのトレーナーを買って出たアポロ。猛特訓の末に闘争心を取り戻したロッキーは、クラバーとの対戦に挑んでいく。

(1982年7月3日・日本公開)

 

<ロッキー4/炎の友情>


クラバー戦を制し、チャンピオンへと返り咲いたロッキー。国民的スターの座は安泰となった。一方、ソビエトのアマチュアボクシングヘビー級王者イワン・ドラゴが訪米し、ロッキーとの対戦を希望した。すでに引退していたアポロだったが、闘争心を抑えることができず、ロッキーに代わってドラゴとの対戦を受ける。

ラスベガスで開催されたアポロvsドラゴ戦。陽気にリングにあがるアポロだったが、ドラゴは本気でアポロを叩き潰そうとしていた。繰り出されるドラゴの強打を浴び、リングに倒れたアポロ。アポロの命はリングに消えてしまった…。

アポロを失い、悲しみに暮れるロッキーだったが、ドラゴと戦うことを決意し、アポロのトレーナーらとともにソビエトに渡る。過酷な環境を生かしたトレーニングで体を鍛え上げたロッキーはドラゴ戦に挑んだ。

(1986年6月7日・日本公開)

 

<ロッキー5/最後のドラマ>


ドラゴを破ってアメリカに帰国したロッキー。しかし、会計士の不正により破産した上、パンチドランカーの症状も現れ始めた。エイドリアンの説得もあり引退を決意。故郷のフィラデルフィアに帰って、今は亡きミッキーのジムでトレーナーとして第二の人生を歩む。

ところが、新鋭ボクサーのトミー・ガンを育てるも引き抜きにあい、また思春期の息子とも関係が上手くいかない。人生の斜陽を迎えたロッキーは、苦難の中にあった…。

(1990年12月7日・日本公開)

 

<ロッキー・ザ・ファイナル>


伝説のヘビー級王者となったロッキーは、老境に入ってもファンに愛され地元フィラデルフィアで小さなイタリアンレストランを経営していた。店の名前は「エイドリアン」。亡き妻の名を冠している。

ある日放送されたテレビ番組で、現役世界ヘビー級チャンピオン、メイソン・ディクソンとロッキーとのバーチャル試合が組まれ話題になった。コンピュータの出した結果は、ロッキーのKO勝利。だが、とある評論家が「ロッキーはすでに過去の人間だ」と批判し、その言葉がロッキーの闘争心に火をつけた。

ロッキーはプロボクサーとして復帰。小さな試合で復帰戦を目指していたものの、ディクソンに試合を申し込まれ受けて立つことに。再び過酷なトレーニングを積み、リングに上がったロッキー。予想を覆し善戦するのであった…。

(2007年4月20日・日本公開)

 

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<クリード/チャンプを継ぐ男>


主人公のアドニス・ジョンソンは、元世界ヘビー級王者アポロ・クリードの忘れ形見。アポロが死んだあとに生まれ、母もすぐに亡くし荒んだ生活をしていた。少年だったある日、アポロ夫人に引き取られまっとうな生活を送ることができるようになったアドニスは、養母となったアポロ夫人の名字を名乗って暮らしていた。

満足な暮らしをしていたアドニスだったが、アポロの血がそうさせたのか、アポロ夫人には内緒でメキシコの地下ボクシングのリングに度々上がっていた。ついに決心したアドニスは、昇進したばかりの仕事を辞め、母と暮らす家を去り、父のライバルだったロッキーに指導を請うため、フィラデルフィアを訪れるのであった…。

(2015年12月23日・日本公開)

 

 

●全シリーズのキャラクター&キャスト


<ロッキー・バルボア/演:シルヴェスター・スタローン>

イタリアの種馬と呼ばれたボクサーのロッキー・バルボア。数々の挫折を繰り返しながらチャンピオンになり、国民的なヒーローにまでのぼりつめた。愛するエイドリアンと結婚し、息子を一人もうける。エイドリアン亡きあとは、地元で小さなイタリアンレストランを経営している。

★★★

シルヴェスタ―・スタローン、アメリカ・ニューヨーク州出身、1946年7月6日生まれ(69歳)

23歳の時に本格的に俳優を志し、ニューヨークでオフブロードウェイの舞台に立つなど下積み生活を送る。しかし、オーディションにもなかなか受からず極貧生活を長く続けた。

29歳の時、ボクシング世界ヘビー級タイトルマッチ、モハメド・アリ戦をテレビで観戦し、それを元に「ロッキー」の脚本を3日で書き上げる。自らの出演を条件に脚本を売り込み、俳優組合が定める最低金額での出演を獲得。「ロッキー」はその後、世界中で大ヒットし、スタローン自身もロッキーと同様にアメリカンドリームを体現したことから話題を呼んだ。

「ロッキー」以降は「ランボー」「クリフハンガー」など肉体を駆使したアクションを披露する。また、肉体派ヒーローとして活躍するアーノルド・シュワルツェネッガーと頻繁に比較されるが、最近ではこの2人の共演作「エクスペンダブルズ」シリーズも話題となっている。

その他の主な出演作

「コブラ」/1986年
「デモリションマン」/1993年
「ジャッジ・ドレッド」/1995年
「デイライト」/1996年
「大脱出」/2013年

 

<エイドリアン/演:タリア・シャイア>

兄・ポーリー以外の男性に対しては、控えめで恥ずかしがり屋の女性。ロッキーの猛アタックを受け、恋人になり後に結婚した。ロッキーが落ち込んでいるときには、叱咤激励しロッキーの心の支えとなっている。

★★★

タリア・シャイア、アメリカ・ニューヨーク州出身、1946年4月25日生まれ(69歳)

父は作曲家、兄はフランシス・F・コッポラ監督で、ともに「地獄の黙示録」や「ゴッドファーザー」などの作品に参加するといった著名な一家で育つ。

高校の時から歌やダンスを学び、大学在学中に映画デビューを果たす。兄が監督をする「ゴッドファーザー」では、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。また、「ロッキー」でもエイドリアン役でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。

ちなみに姪には映画監督ソフィア・コッポラ、甥には俳優のニコラス・ケイジがいる。

その他の主な出演作

「ゴッドファーザー」/1972年
「ゴッドファーザー PARTⅡ」/1974年
「エミリーの窓」/1980年
「ハッカビーズ」/2004年
「シャオ夫人のお葬式大作戦!」/2008年

 

<ポーリー/演:バート・ヤング>

ロッキーの親友でエイドリアンの兄。普段から飲んだくれており、精肉工場での収入には満足いかずロッキーに取り立ての仕事を紹介してくれるよう頼んでいる。妹のことを口汚く罵るが、妹に好意を寄せているロッキーを応援する。また、ロッキーの特訓にはさまざまな形で協力をする。

★★★

バート・ヤング、アメリカ・ニューヨーク州出身、1940年4月30日生まれ(75歳)

いろいろな職業を転々としていたところ、著名な演技指導者リー・ストラスバーグに誘われて俳優の道を歩むこととなる。「ロッキー」でポーリー役を演じたことでブレイクし、アカデミー助演男優賞にノミネートされた。以降は名脇役としてテレビや映画で活躍をする。「ロッキー」シリーズでも1~6作まで出演している。

その他の主な出演作

「コンボイ」/1978年
「カリフォルニア・ドールズ」/1981年
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」/1984年
「WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々」/2011年

 

<ミッキー/演:バージェス・メレディス>

現役時代はバンタム級世界チャンピオンとして活躍する。引退後はジムを経営し、ロッキーのトレーナーになって10年になる。しかし、素質はあるが二流の高利貸しの手先になったロッキーに愛想を尽かしジムをクビにする。だが、ロッキーの世界戦が決まるとマネージャーとして自分を売り込むなど狡猾な面も。ロッキーに罵詈雑言を浴びせかけられるが、結局和解し、ともに世界チャンピオンを目指す。

★★★

バージェス・メレディス、アメリカ・オハイオ州クリーブランド出身、1908年11月16日-1997年9月9日(満88歳没)

「二十日鼠と人間」「G・I・ジョウ」などで人気を得る。その後、多くの映画に出演し、テレビドラマ「バットマン」のペンギン役で不動の人気を獲得。また、1975年「イナゴの日」、1976年「ロッキー」で2度アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたことも。

その他の主な出演作

「二十日鼠と人間」/1939年
「枢機卿 」/1963年
「バットマン」/1966年
「ラブリー・オールドメン」/1993年

 

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<アポロ・クリード/演:カール・ウェザース>

46戦全勝、破壊の帝王と呼ばれる世界ヘビー級チャンピオン。ロッキーと対戦するまでは1度もダウンをしたことが無いほどの実力の持ち主だったが、2度目の対戦で負け引退した。

ミッキー亡き後は、ロッキーのトレーナーを引き受け、再度世界チャンピオンにする。その後再びリングに上がり、ソビエトのドラゴと対戦するも、リングで帰らぬ人となった。

 

★★★

カール・ウェザース、アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズ出身、1948年1月14日生まれ(67歳)

高校在籍時からフットボールの選手として名を轟かせ、大学卒業後はプロフットボールプレイヤーとして活躍。俳優に転身するために1974年にフットボールを引退する。その後はテレビドラマや映画に出演し、1976年「ロッキー」のアポロ・クリード役で一躍有名になる。以降、アクション、SF、コメディなど幅広いジャンルの作品に出演。

その他の主な作品

「ナバロンの嵐」/1978年
「プレデター」/1987年
「鉄板スポーツ伝説」/2007年
「ER緊急救命室/15シーズン」(テレビドラマ)/2008~2009年

 

<クラバー・ラング/演:ミスター・T>

「ロッキー3」に登場した、世界ランキング1位のボクサー。自分と対戦しないロッキーにいらだちを募らせ、現役引退を発表したロッキーを挑発し対戦に持ち込む。1度はロッキーを2ラウンドで叩きのめし世界チャンピオンとなるが、2度目の対戦では自信を取り戻したロッキーに翻弄され、マットに沈められてしった。

★★★

ミスター・T、アメリカ出身、1952年5月21日生まれ(63歳)

高校時代にレスリングで90勝1敗という成績を残す。陸軍、憲兵と従軍し除隊後はNFLのプロを目指すが、ひざの故障で断念。その後、ボディーガードをしていたところモハメド・アリの紹介で「ロッキー3」に出演し俳優となった。奇抜な髪型から「特攻野郎Aチーム」のコング役でも知られている。

その他の主な作品

「特攻野郎Aチーム」/1983~1987年
「ブロンクス・タフ・ガイ」/1987年(テレビ映画)
「くもりときどきミートボール」/2009年(声の出演)

 

<イワン・ドラゴ/演:ドルフ・ラングレン>

「ロッキー4」に登場した、ソビエト連邦のアマチュアボクシングヘビー級王者。訪米した際、ロッキーとの対戦を希望していたが、代役のアポロと対戦。エキシビションマッチではあったが、ドラゴは本気でアポロを叩きのめし、結果アポロはリングで命を落とした。この因縁によりロッキーとの対戦が実現する。

★★★

ドルフ・ラングレン、スウェーデン・ストックホルム出身、1957年11月3日生まれ(58歳)

大学在学中に極真空手を学び、1979年全世界空手道選手権大会にスウェーデン代表として参加し、高い評価を受けた。その後、アメリカでモデルの仕事を経て、1985年「007 美しき獲物たち」に端役で映画デビュー。同年「ロッキー4/炎の友情」でイワン・ドラゴ役に抜擢され、一躍脚光を浴びる。以降はアクションスターとして多くの作品に出演。スタローンとは「エクスペンダブルズ」シリーズで再共演を果たしている。

その他の主な作品

「レッド・スコルピオン」/1988年
「パニッシャー」/1989年
「ディフェンダー」/2004年
「ユニバーサル・ソルジャー」シリーズ/1992年・2009年・2012年
「エクスペンダブルズ」シリーズ/2010年・2012年・2014年

 

<トミー・マシン・ガン/演:トミー・モリソン>

「ロッキー5」に登場した、ロッキー期待の新鋭ボクサー。トレーナーとして歩みだしたロッキーとともに世界チャンピオンを目指していたが、デュークというプロモーターの甘い言葉に乗り、ロッキーの元から離れる。そして新チャンピオンとなったものの、ロッキーを捨て金と名誉を選択したトミーに対し、観客はブーイングを浴びせる。

★★★

トミー・モリソン、アメリカ出身、1969年1月2日-2013年9月1日(満44歳没)

荒れた家庭環境で育ち、虐待や両親の離婚などを経験する。13歳にもかかわらず年齢を偽り、18歳以上でないと参加できないボクシング「タフマンコンテスト」に出場し、大人たちと殴り合っていた。戦績は50勝1敗。その後、アマチュアボクシングを経て、プロボクサーへ転向。1993年、ジョージ・フォアマンを下しWBO世界ヘビー級チャンピオンを獲得する。2013年9月1日、ネブラスカ州の病院で死去(44歳)。死因はエイズともギランバレー症候群とも言われており、真相は不明。

 

<メイソン・ディクソン/演:アントニオ・ターバー>

「ロッキー・ザ・ファイナル」に登場する、世界ヘビー級チャンピオン。圧倒的な実力の持ち主だが、挑戦者を瞬殺KOしてしまうため試合に面白みがなく、ボクシングファンからそっぽを向かれている。テレビ番組でのロッキーvs自身のバーチャル試合に敗北し不快感を表す。ちょうどその頃、ロッキーのボクサー復帰を聞きつけ、人気回復のためロッキーと対戦することに。

★★★

アントニオ・ターバー、アメリカ出身、1968年11月21日生まれ(47歳)

元WBA・WBC世界ライトヘビー級スーパー王者。1996年、アトランタ五輪で銅メダルを獲得する。その後、プロに転向し2003年にWBC王座を獲得している。2006年「ロッキー・ザ・ファイナル」で世界ヘビー級王者メイソン・ディクソン役を演じた。

 

<アドニス・ジョンソン/演:マイケル・B・ジョーダン>

アドニスはアポロ・クリードと愛人との間に生まれたが、生まれた時にはすでにアポロはドラゴ戦で帰らぬ人となった後。母も早いうちに亡くし、荒んだ生活を送っていた。少年だったある日、アポロ夫人に引き取られてからは不自由のない生活を送る。だが、その身に流れるアポロの血がそうさせたのか、次第にボクシングに傾倒していき、ロッキーの元を訪れる。

★★★

マイケル・B・ジョーダン、アメリカ・カリフォルニア州サンタアナ出身、1987年2月9日生まれ(28歳)

12歳から役者への道を進み、1999年「ブラック&ホワイト」で映画デビューを果たす。その後、映画やテレビドラマなどでメインキャストなどを務める。ロサンゼルスに引っ越した後、アクション映画やヒューマンドラマなどで高い演技力を評価される。ハリウッド期待の若手俳優として注目を浴びており、ポスト「ウィル・スミス」の呼び声も高い。

その他の主な作品

「陽だまりのグラウンド」/2001年
「クロニクル」/2012年
「フルートベール駅で」/2013年
「ファンタスティック・フォー」/2015年

 

<ビアンカ/演:テッサ・トンプソン>

アドニスが住むアパートの階下の住人。難聴を抱えながらも、歌手としての夢に向かって頑張っている。次第にアドニスと親密な関係になり、お互いが支えになっていく。

★★★

テッサ・トンプソン、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス出身、1983年10月3日(32歳)

大学在学中に初舞台を経験し、南北戦争前のニューオーリンズを舞台にした「ロミオとジュリエット」で高い評価を受ける。その後、テレビドラマにも出演。2005年にレギュラー出演した「ヴェロニカ・マーズ(シーズン2)」で広く知られるようになり、以後も数多くのテレビドラマや映画などで活躍。また、エレクトロ・バンド「Caught a Ghost」で音楽制作にも携わり、主演した映画では楽曲を提供している。「クリード」では歌声も披露。

その他の主な作品

「ヴェロニカ・マーズ」/(テレビドラマ)2005~2006年
「ストレンジャー・コール」/2006年
「メイク・イット・ハプン!」/2008年
「HEROES」/(テレビドラマ)2009年
「グローリー/明日への行進」/2014年

 

<リッキー・コンラン/演:アンソニー・ベリュー>

36戦28KO無敗の現役王者。素行が悪く、銃の不法所持で懲役刑の判決を受ける。アドニスがアポロの息子だと知り、最後の試合相手として、話題性のあるアドニスに「クリード」と名乗らせ対戦することに。

★★★

イギリス人の俳優でもあり、ライトヘビー級のプロボクサーでもある。イギリスのアマチュア選手としてヘビー級チャンピオンに3度輝いた経験をもつ。

 

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●映画「クリード」の鑑賞レビュー


2015年12月23日(水)、待望の映画「ロッキー」シリーズ第7作目となる「クリード~チャンプを継ぐ男~」が公開されました。※スピンオフという解釈もあるようです。

老境に入ったロッキー。かつてのライバルであり友人でもあったアポロ・クリードの愛人の子・アドニス。ロッキーはアドニスに請われ、アドニスのトレーナーに。そして2人でチャンプを目指す…。

と、ストーリーの根幹はいたってシンプルです。ですが、映画「クリード」は、ロッキー全シリーズの集大成であり、かつ、新たな第1作ともいえる作品となっています。

そして、映画のタイトルには「チャンプを継ぐ者」という副題が付けられていますが、「ロッキー」から「クリード」へ受け継がれるものとは、「チャンピオン」の座だけでなく(本作でアドニスがチャンピオンになったかどうかについては触れないでおきます)、映画「ロッキー」のすべてと言っても過言ではありません。

もちろん、ロッキーシリーズを観ていなくても十分楽しめる映画ではありますが、シリーズ全作を通して「ロッキー・バルボア」という男の人生を見てきたうえでの「クリード」は感慨深いものがあり、さまざまな場面でなぜだか涙が止まらなくなるほどの感動を覚えます。

もし、彼女とのデートに「クリード」を選んで、彼女が「ボクシングなんて野蛮なスポーツでチャンピオンになる男の映画でしょ?くだらないわー」なんて言おうものならそんな女は即座に振って、1人で観に行ってもいいくらい、「クリード」は素晴らしい感動作です!

…話がそれましたが(笑)

アポロの息子・アドニスが主役の、新たな「ロッキー」という解釈でも問題ありませんが、ロッキーはロッキーの、アドニスにはアドニスの魅力があります。ですがやっぱりロッキーがいてこそ、主役はあくまでも「ロッキー」なんだと思わせられる1作でした。

 


後記

タイトルに「ロッキー」が入っていないせいか、「クリード」はあまり話題になっておらず、興行収入も芳しくないようです。

奇しくも、世界中で話題となっている「スター・ウォーズ」も同じ時期に公開されているため、観に行ったシネコンの「クリード」を上映するシアターはガラガラでした…。いや、貸切状態で集中して観れたからいいんだけど(笑)

なので、正直「失敗か…」とあまり期待せずに観始めましたが…とんでもない!今までに見たロッキーシリーズでも最高の出来でした!

当然と言えば当然ですが、「クリード」を観た人の満足度はかなり高く、ネットでは高評価ばかり。なので、「スター・ウォーズ」の影に隠れてしまっていますが、是非観て欲しい1作です。

となると、続編が気になるところ。スタローンをはじめ関係者は続編にも乗り気で…というか、ストーリー的にも続編ありきの脚本だと思いますが(笑)、いくつかの問題…監督の体が2~3年あかないとか…はあるようです。

とはいえ、続編は早く制作しないと市場のウケが悪くなってしまう面もあるので、「鉄が冷めない」うちに次回作を発表して欲しいところですね♪

 

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コメント

  1. クリード、泣けました。
    個人的には、エイドリアンを愛しぬいているロッキーの純真に涙!
    「妻ともう一日過ごせるなら、その次の日に死んだっていい…」

    あと、小6の息子が観終わった時に涙を拭いていたのと帰宅途中にシャドーボクシングしている姿を見て、(あ~、俺もロッキー1でこうなったなぁ…)となんだかロッキーのバトンタッチができたようでうれしかったです。

      • yorozu-do
      • 2016年 1月 19日

      ホントですよね!旦那がワクワクで観に行こうと言うので、期待していないことは内緒で行きましたが…いろんな場面でロッキーシリーズのすべてがあふれてきた感じで、涙が止まりませんでした!息子さんにもロッキーを引き継げたようでなによりです♪

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