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大島優子主演「ヤメゴク」第1話のキャストやあらすじをネタバレ!

ヤメゴク1-2

「ケイゾク」「トリック」「SPEC」などのバディ(相棒・コンビ)によるドラマ作品を多く手掛ける堤幸彦氏の演出で、また新たな作品が世に出されました。

それが4月16日(木)TBS21時より放送された「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」です。

キムタク主演の「アイムホーム」を観たから、「ヤメゴク」は観ていないというあなたのために、第1話のあらすじをご紹介します♪

※ネタバレ注意です!!

 

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●「ヤメゴク」とは?


「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」は、櫻井武晴氏によるオリジナル脚本、堤幸彦氏が演出を手掛ける警察ドラマです。

物語は、警視庁組織犯罪対策課(マル暴)内に実在する、「暴力団離脱者電話相談室」通称“足抜けコール”が舞台となっています。

足抜けコールの仕事は、ヤクザをカタギに戻すこと。

暴力団組織を抜けたいヤクザからコールがあると、その所属していた組織に話をつけ、最終的にはカタギの就職先を斡旋する…というものです。

主演は元AKB48の大島優子さん。足抜けコールで働く警察官です。相手がどんなヤクザだろうが徹底的に叩きのめす、強い意志を持った警察官です。

そのバディ役は、素顔でギリシャ人役ができるほど濃い顔でお馴染みの北村一輝さん。一見すると、むしろヤクザの方では…というスタイルは見せ掛けで、本当は心根の優しい“ヘタレ”だとか!?

 

●キャスト


それでは、キャストをご紹介します。

永光麦秋(ながみつ ばくしゅう)/大島優子

…足抜けコールの警察官。常に喪服を身に付け、髪はボサボサ、左目を前髪で隠している。ヤクザを簡単に打ちのめしてしまうほど、武道・武術に精通している。異常なまでにヤクザを憎む。通称バクちゃん。

 

三ケ島翔(みかじま かける)/北村一輝

…組織犯罪対策第4課(マル暴)にいたが、容疑者に肩入れしてしまい取り逃がしたことから、足抜けコールに飛ばされてきた。強面なのにいざとなると弱腰になる。コテコテの関西弁。

 

佐野直道(さの なおみち)/勝地 涼

…暴力団追放運動推進都民センター(暴追センター)の暴追アドバイザー。イケメンで優秀なのに、強面との交渉も柔らかな物腰でスムーズにこなす。なのにほんのり、オネェ系の雰囲気がする。

 

永光遥(ながみつ はるか)/本田 翼

…麦秋の妹。麦秋に脅されている有留章子の個人病院で働く看護師。麦秋と有留の因縁については何も知らない。

 

石山博文(いしやま はくぶん)/田中哲司

…足抜けコールの室長。

 

東条 剣(とうじょう けん)/庄野崎 謙

…足抜けコールの警察官。空気が読めない時がある。

 

水原公樹(みずはら こうき)/岡田浩暉

…所轄のヤクザ担当だったが、麦秋から手柄を横流しされたことで、マル暴の刑事に抜擢された。麦秋に借りがあるので、嫌々ながらも頼まれごとを断れない。

 

有留章子(ありどめ しょうこ)/山口紗弥加

…有留医院の医師。過去にヤクザの指詰めを手伝っていたことで麦秋に脅され、更生したいヤクザの手指の欠損に足指を移植する手術をさせられている。

 

永光さくら(ながみつ さくら)/宮武美桜

…麦秋と遥の妹。就職活動中の高校3年生。

 

谷川 永徳(たにがわ えいとく)/山口馬木也

…警視庁警務部の人事課課長。麦秋が「やりすぎ」ても、お咎めなしなのは、人事課長と「できてる」からと噂されている。

 

水田千一(みずた せんいち)/金 すんら

…関東貴船組若頭。水千組組長。

 

藤田喜一郎(ふじた きいちろう)/坂田 聡

…九瀬組の構成員だったが、「ヤク」の家宅捜索により摘発され際に三ケ島に追われるも、見逃してもらった。現在は関東貴船組に所属する。

 

永光由美子(ながみつ ゆみこ)/名取裕子

…麦秋・遥・さくらの母親。麦秋とは現在疎遠。

 

橘 勲(たちばな いさお)/遠藤憲一

…関東貴船組の6代目組長。

 

そうそうたるメンバーが名を連ねていますね!

それでは、第1話のあらすじを、順を追ってご紹介します(ネタバレあり、かつ、長いので覚悟が必要です!)

 

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●第1話のあらすじ


ヤクザの鈴木武雄(赤星昇一郎)と二人で連れ立って歩く麦秋。

鈴木は必至に「やめましょう」と麦秋に訴えるも、麦秋は一蹴する。

二人が向かった先は…関東貴船組の舎弟、倉持一家の屋敷だった。

「ふざけんじゃねぇ!!」

「ふざけてはいません」

ヤクザに恫喝されても、声音一つ変えない麦秋は、倉持一家の親分を前に一枚の紙を差し出した。

「こちらに、一筆頂戴いたします」

差し出したのは、鈴木が倉持一家から足抜けするための、離脱承諾書。それを合図にしたかのように、あちこちの扉がひらかれ、大勢のヤクザが麦秋を取り囲んだ。

 

薄暗い雑居ビルに、強面の男たちが集う。組対5課のヤク担当…ガサ入れだ。

「こちらは特別ゲスト」

と、5課の刑事から紹介されたのは、組対4課のマル暴担当、三ケ島翔。

薬物検査で「ヤク」と判明し、全員逮捕!と先の刑事が叫ぶ。

大乱闘が始まり、現場は大混乱。三ケ島はというと…乱闘には参加せず、アワアワしていた。

 

倉持一家。親分の倉持省吾(でんでん)が麦秋に問う。

「サインしたらどうなるんで?」

「彼が組を抜けることを承諾したことになります」

すると、ヤクザの1人がその離脱承諾書を奪い取り、破いてしまう。

「破っても無駄ですよ」

麦秋は臆することなく言うと、カバンから書類を出す。また奪われて破られても、また書類を出す…。

業を煮やしたヤクザの1人が麦秋のカバンを蹴飛ばし、麦秋の腕を取った!

「よかったです。先に手を出していただけて」

麦秋はそのヤクザを投げ飛ばした。

「公務執行妨害で逮捕します。その場合、使用者責任として、親分さんも逮捕しますがよろしいですね?」

麦秋対ヤクザ大勢の大乱闘が始まった!

 

ガサ入れ現場。

ちょっとだけ乱闘に参加する三ケ島。現場から逃げようとする男・藤田を発見し、その後を追う。

 

再び倉持一家。

屋敷の広い庭には、叩きのめされたヤクザたちが転がっている。

最後に残った親分の倉持も叩きのめし、鈴木に今何時か?と聞く麦秋。

と、鈴木が腕の金時計を見た瞬間、麦秋が鈴木を殴りつけはじめた。

「バクさん、なんで?」という鈴木の言葉を無視して殴り続ける麦秋。

そこへ、荒川中央署のヤクザ担当・水原がヤクザも顔負けの威勢で登場。

倒れているヤクザを見て唖然。振り返り、麦秋の後姿をみて奇声を発した。

「またかー!!」叫ぶ水原。

麦秋は鈴木が足抜けしようとしたから、倉持一家のヤクザたちが手を出した。だからこんなことになった…という筋書きを立て、ヤクザたちを叩きのめしたのだ。

「毎度毎度同じ手を…」

水原はいきりたちながら麦秋を罵倒する。

鈴木が一人でこの人数のヤクザを叩きのめしたはずがない。麦秋がやったのなら、お前を逮捕してやりたい…そういう水原だが、麦秋は自分がやった証拠はないと言い放つ。

ヤクザたちは、メンツにかけても麦秋にやられたとは言わないからだ。

「では、水原刑事、彼らを全員逮捕してください」

麦秋に言われ、またしても奇声を発する水原であった。

 

藤田を追いかける三ケ島。行き止まりで追い詰めることに成功。

「すぐにみんな来るからな。囲まれてジ・エンドや」

と言ったものの、振り向いても誰もいない。

「ここは一対一で」と言いながら、藤田に手錠を掛けようとした三ケ島だったが、

うずくまっていた藤田が立ち上がりサングラスを外す。

「相変わらず、いざとなるとヘタレだな」

藤田の顔を見て動きが止まる三ケ島。

「なぁ、見逃してくんねぇか。知っての通り女房の腹にはガキがいる」

今俺が捕まる訳にはいかない…そう懇願され、自分の妻と子どもが家を出て行ったシーンがフラッシュバックする三ケ島。

「すまん、翔」

三ケ島が立ち止まっている隙に逃げ出す藤田。その後を追いついた他の刑事が追いかけたが、三ケ島は立ち止まったままだった。

 

倉持一家の屋敷。

水原に連行される組長・倉持。麦秋は倉持に、一筆書くよう詰め寄る。

「お嬢さん、こっちもメンツがあるんだよ」

倉持は承諾書に署名しようとしない。だが、麦秋はそのメンツをつぶさせていただくといい、倉持に何かを耳打ちした。すると、倉持は素直に署名した。

屋敷を出た麦秋に、倉持に何を言ったのかと、詰め寄る水原。

麦秋は水原にそれを耳打ちする。

「それが本当なら、俺が摘発するぞ」

水原の言葉に、麦秋は言う。

「私はヤクザとは取引しません。どうぞ、摘発してください」

水原は、たびたび現場に介入してくる麦秋を疎ましく思っているのか、立ち去る麦秋の背中に叫んだ。

「お前は電話番だけしてろ!!」

 

7年前。永光家。

母・由美子(名取裕子)、妹・遥(本田翼)が祝いの食卓の準備をしている。ソファーでは警察官の制服をきた麦秋が、無邪気にジャンプしながら大きな麩菓子をほおばっていた。

麩菓子は父親が勤める会社の商品で、「大麩豪」という。その父親はカメラを片手に、麦秋が警察官になったことを喜んでいる。

麦秋には一番下に妹・さくら(宮武美桜)がいるが、お祝いのケーキを取りに行っておりまだ帰ってはいなかった…。

 

警視庁・電話相談室。

足抜けコールは24時間。麦秋は夜勤と称し電話相談室にほぼ住み着いている。

薄暗い部屋で、7年前のことを夢に見て目が覚め、ひっそりと涙を流す。

おもむろにデスク下の段ボールからあの麩菓子「大麩豪」を取り出し食べ始めた。

 

とある工場。

倉持一家を足抜けした鈴木。就職活動をしたものの、この2週間、何十件も断られていたが、やっとこの工場に就職することができた。

カタギにはなれないと弱気になっていた鈴木は、2週間も付き合い、力になってくれた麦秋に感謝する。

「バクさんへのご恩は一生忘れません」

そう言う鈴木に麦秋は、

「忘れてください」

警察のこともヤクザのことも忘れて、ただまっとうなシノギを一心不乱にして、そうしてあなたはやっと、カタギになっていくんです…。

立ち去る麦秋の背中に、鈴木は頭を下げた。

 

警視庁。

鈴木の就職が決まったことについて、同僚の東条(庄野崎謙)が麦秋に言う。

「最初から協力企業に行っていれば、2週間もかからなかったんじゃない?」

麦秋は無視して、東京都の公報をチェックしていた。そこには暴対法により摘発を受けた申川土木…代表者には倉持一家の親分の名前がある…。

「早く来い」とつぶやく麦秋。

そこへ、段ボールを手に三ケ島翔が入ってきた。

「ここはコールセンターやろ?なんでワイみたいなデカが配属されるんや」

と、室長に聞いたものの、室長と東条は顔を見合わせて「さっぱり」と首を振る。

電話が鳴った。室長が応対する。また、足抜けコールのようだ。

組を抜けたい…お名前は?

「倉持省吾さん」復唱した室長の声に、麦秋がつぶやく。

「やっと来た…」

電話の主は、倉持一家の親分・倉持省吾であった。

 

電話相談室に暴追アドバイザー・佐野直道と連れ立ってやってきた倉持。

「みなさまご注目」

佐野が大声を出すと、麦秋が振り向いた。その顔を見て一瞬にして怒り心頭、叫びながら走り出す倉持。

「話が違うじゃねぇか!」

倉持は、友人・申川の名前を借りて、土木会社を経営していた。ヤクザが運営している会社をカタギの名前を使って隠している。そうしなければ、公共事業ができないからだ。

倉持一家のシノギはそのほとんどが土木事業。摘発を受けてしまっては成り立たない。

あの時、倉持は麦秋に脅されて一筆書いたのだ。

「一筆書かなければ、摘発する」と。

だが、麦秋が公安委員会に告げ口したことで、申川土木は摘発され、事業が成り立たなくなってしまったのだった。

「約束したじゃねぇか!」

だが、麦秋は約束などしていない。一筆書かなければ摘発するとは言ったが、摘発しないとも言っていない…と。

「穏便に穏便に」

佐野が滑らかな口調で倉持を諭す。これが逆に足抜けするいいきっかけになったと思えばいいと。

だが、倉持の怒りは収まらない。

従業員は10人以上が逮捕され、会社名も公表され事業は立ち行かなくなってしまった。倉持個人の口座も凍結され、自宅マンションも追い出された。すべては暴力団排除条例によるもの。

今じゃ身分を隠してウィークリーマンションで暮らし、妻子も養えないと言う。

「そんなことより、その指どうしました?」

倉持の右手小指には包帯が巻かれていた。ケジメを付けるため、関東貴船組の親分・橘に差し出してきたと言う。

だが、麦秋は言う。

一家の親分を張った男が組を抜けるのに、指だけで済むと思っているとは大バカだと。

倉持は言い返す。「済むとは思ってねぇ。ここの問題だ!」と、左胸を叩いた。

ともかく…。

「それでは、倉持一家の倉持さん」

麦秋が目くばせすると、室長と東条が胸の前で手のひらを合わせ、お祈りのポーズをしながら声を揃えた。

「あなたの足抜け、お引き受けいたします」

佐野が掛け声をかけながら、ヴィブラスラップを打ち鳴らした。

そののんきな様に、倉持の怒りはそがれ、三ケ島は呆れ果ててしまった。

 

三ケ島は、麦秋に言われ、貴船組から倉持の離脱承諾書を貰ってくることになった。東條も同行する。

「なんでもかんでも面倒みるんやなぁ~」

感心する三ケ島だが、東條が言うには、足抜けコールは、電話で足抜けの意思確認をするまでが仕事。それから後のことは、暴追センターが就職先を斡旋するまでを担当する。ところが、麦秋は暴追センターの仕事にまで勝手にやってしまうのだそうだ。

「ここだけの話…」

佐野が言うには、麦秋がどんなに勝手をしても、処分されないと言う。その理由は、人事のお偉いさんと男女の関係にあるから…というのがもっぱらの噂だと。

 

関東貴船組。

離脱承諾書の署名を貰いに来た東条と三ケ島だったが、応対したのは若頭の水田だった。倉持が小指のかけらを置いて行った段階で、我々とは無関係。だから承諾書に署名をする理由はない、と突っぱねられる。

「若頭じゃ話にならん」

組長はまだ帰ってこないのかと凄む三ケ島だったが、その直後、関東貴船組の組長・橘勲(遠藤憲一)が姿を見せた。

「じゃぁこちらにサインをください」

空気の読めない東条は、気軽に署名を促すが、橘は無関係だからの一点張りで署名しようとはしない。

「ご苦労様でした。そして、二度と来ないでもらいたい」

 

貴船組を後にした東条と三ケ島。

「簡単に承諾書を貰えないのは想定内です」

パーキングに止めた車に乗り込もうとする東条。

三ケ島が振り向いた目線の先に、取り逃がした藤田が現れた…。

 

有留医院。

麦秋と佐野が倉持を連れてきたのは、整形外科が専門の有留医院。看護師が病院の入口に診察終了の札をかけに出て来ていた。

「あ、お姉ちゃん!」

看護師は麦秋の妹・遥(本田翼)だった。どうしたの?久しぶり!と早口で喋る遥だったが、麦秋に「まだ入れる?」と聞かれ、倉持の右手の包帯に気が付き、3人を中へ招き入れた。

「先生、患者さんいいですよね」

遥に聞かれ「ええ、もちろん」と答えた有留章子は、麦秋と目があいその表情はこわばる。

「まだ許してくれないの…」

診察室で対峙する二人。

「まだですよ先生…もっと苦しんでください…一生苦しむべきなんです…ヤクザと関わったものは…私がそうであるように」

麦秋の言葉に、章子は何も言い返せなかった。

麦秋が有留医院に来た目的は、倉持の右手の小指に、足の指を移植して再生する手術をするため。小指の欠損は就職やその後の人生の妨げになってしまうからだ。

倉持は、この指は俺のケジメだと言うが、それではカタギになることと矛盾してしまう。
言い合う麦秋と倉持。

「オペはしません」

章子が立ち上がる。本人の承諾なしに手術はできないからだ…。

 

高架下。立ち話をする三ケ島と藤田。

貴船組に知り合いがいたため、貴船組の構成員として潜伏しているという。

藤田は三ケ島が電話相談室に飛ばされたことを知っていた。

「凄いなぁー、貴船組の情報網は」

しゃがみ込む二人。

「昨日の夜、ガキが生まれた」

藤田の言葉に、顔をほころばせる三ケ島。

そこへ電話が。相手は麦秋。

さぼっていることを言い当てられ、どこかで見ているのか?と、キョロキョロする三ケ島。

「すぐに倉持さんの家へ行ってください」

麦秋に言われ、三ケ島は倉持の家へ向かった。

 

倉持の住むマンション前。

「奥様~奥様~」

スーツケースを持ってずんずん歩いていく倉持の妻・幸子(三浦理恵子)と娘・香音を佐野が呼び止めるが、二人は意に介さず歩いていく。そこへ三ケ島が到着。

どうして家出するのかと三ケ島に言われ、倉持の妻は気色ばんだ。

銀行の口座が使えなくなり、娘の学費さえ引き落とせなくなった。娘は手渡しで学費を学校に渡していたが、そのせいで父親がヤクザだということが友だちにも知られてしまった。

「友だちに隠していたのですか」

親子の後ろに麦秋が立っていた。

「なんで私がこんな目に合わなきゃいけないの!」

香音の言葉に麦秋は言う。

「それは、あなたの父親がヤクザだからです。親がヤクザでも子どもには関係ない、本気でそう思っているのですか」

香音を追い詰める麦秋。幸子は香音の手を取り、歩いていく。その後を三ケ島が追った。

「バクちゃんさ~ん」

佐野が困った声を出す。マンションを見上げると、去っていく妻と娘を見送る倉持の姿があった。

 

幸子と香音を追いかけた三ケ島。

「倉持さんは今、カタギになろうとしてるんです」

何とか家出をとめようと、説得する三ケ島。

「なんとか、待てませんか?」

だが、幸子はうんざりした顔で返した。

「刑事の旦那、あたしたちが今まで、どんな思いできたのか、それをわかって言ってるのか!」

そう言われた三ケ島はまたしても、自分の妻と子が家を出た時のことを思い出してしまい、それ以上何も言えず、幸子と香音を見送ることしかできなかった。

 

倉持の部屋。

ソファにへたり込む倉持。

「今まで随分人を泣かせてきた…それがこうやって返ってくるんやな…」

「いいえ…まだです。まだ、ほとんど返ってきていません」

落ち込む倉持に麦秋は追い打ちをかける。「どういう意味や」色めき立つ倉持に、佐野が割って入った。

「就職先は、倉持さまのお顔が売れちゃってる土木関係以外でお探しします」

佐野の言葉に、今度は麦秋が割って入った。

「それは私の方でします」

佐野は引き下がるしかなかった。

 

永光家。

布団を敷くさくらと遥。さくらの就職先が決まっていないことについて、

「ありえないし」と、遥は言う。

「じゃぁ、就職、バクねぇちゃんに頼んでみる?」

遥の言葉に、傍らで造花を作っていた母・由美子の表情が曇る。

遥は、麦秋が警察で就職を斡旋する仕事をしていると思っているようだった。

「会ったの?バクちゃんに…」

遥は勤めている病院に麦秋が患者を連れてきたことを話した。

仏壇に手を合わせる由美子。遺影には由美子の夫…麦秋の父の写真があった。

警視庁・電話相談室。

「お父さんのために、警察官でいます…お父さんのためにヤクザを減らします…」

ロッカーの中、刑法の本とともに並ぶ父親の遺影に、麦秋は手を合わせた。

 

倉持の就職活動は難航していた。

その原因はやはり、右手の小指の先がないこと。

タクシー会社、明太コロッケの製造会社…もう1週間活動しているが、反応は良くない。

「まただよ、またバクちゃんやってるよ」

麦秋からこの1週間回った会社のリストを受け取った室長。それを見た佐野は、

「こんなところ回ったって、採用されるはずはございませんよ~」と言う。

リストの中には協力企業が一つもないからだ。

暴追センターに登録している会社は元暴力団の就職に理解がある会社。当然、採用される率も高い。だが、麦秋が回っている会社は、わざと断られるために行っているようなものだ、と東条は言う。

「バクちゃんよくこれやるんだよね~」

室長が困った顔で言う。

「なんで?」三ケ島にはわからない。

「それは、バクちゃんさんが、ヤメゴクと言われるゆえんですね~」

その意味は、そのうち分かると佐野は言うが…。

 

有留医院。

倉持は小指の再生手術を受ける決心をした。章子は倉持に待合室で待つように促し、麦秋と二人きりになる。

「あなたの言いなりになるのはこれで最後ですから」

 

警視庁・電話相談室。

倉持の手術が決まったことを話す佐野。料金が高いのではと心配するが、佐野が見せた見積書は、10,228円。あまりの安さにびっくりする室長。

ボランティアも兼ねていることになっているために安いのであった…名目上は。

 

夜勤のため、留置室から毛布を借りに行った麦秋は、トイレから出てきた水原と鉢合わせした。水原は、所轄から組対4課に栄転したのだ。麦秋が教えた倉持一家の土木会社を摘発したおかげで…。

水原はそのことが不本意なせいか、いきりたっている。麦秋に、貸にしておくと言われ、さらに青筋を立てながら、怒鳴り散らし去っていく…。

その様子を偶然見かけた三ケ島は、水原の後を追った。

 

とある居酒屋。

酒を酌み交わす水原と三ケ島。

倉持の会社を摘発したり、個人口座を凍結したり、マンションを追い出されるように仕向けたのは、麦秋なのか?と、水原に確かめる。

しかし、社名公開はそう簡単にはいかないはずだと三ケ島は言うが、

「いつもこうなんっすよ。バクを通すとヤクザの処罰がスムーズに行くんっす…何か大きな力があるんですかねぇ?バクの、バックに」

「ダジャレかいっ」

 

警視庁・電話相談室。

三ケ島は戻ってきて、夜勤を手伝うという。だが、

「こんなことをするためにあなたに来てもらったのではない」と麦秋に言われてしまう。

夜勤を手伝うなら、30分交代で寝ましょう。と、自室代わりに使っている部屋に行こうとする麦秋を、三ケ島は呼び止めた。

なんで倉持を追い込むようなことをするのか。そして、なぜヤクザ全体を恨んでいるのか…。

問いかける三ケ島を無視して、突然、麩菓子を食べ始めた。そして語りだす。

私たちは、カタギの税金でヤクザの足抜けに協力し、仕事まで斡旋している。それなら、今まで犯してきた極悪非道すべてを償わせてから更生させるのが筋だ、と。

だからと言って、やり過ぎじゃないか、と三ケ島は言うが、

「やり過ぎたとしても」

私を責めるカタギはいない。カタギはみんな、どんな手を使ってでもヤクザを懲らしめて欲しい、そう思っているはずです…と。

「そこまでやる必要はないって言ってるんや」

それでも食い下がる三ケ島に麦秋は言う。

「あなたはヤクザに対し、個人的に何かかばいたい理由がありそうですね」

 

有留医院。

倉持の小指の再生手術は上手く行った。そのうち傷は綺麗になくなると言う。指の再生が成功したことを喜んだ三ケ島は、まだ早いという麦秋をよそに、暴追センターの協力企業を回って就職活動をすると麦秋に告げた。

一方、診察室では遥が倉持の指に包帯を巻いていた。そこへ電話が鳴り、章子が受話器を取る。

「…」

有留医院の外に出ると、麦秋と三ケ島、佐野に、倉持が言った。

「あれは嫌がらせの電話だ」

何度か診察に来ている際にも、同じことがあったという。

麦秋は、ヤクザの指の修復に協力している医者だから、疎ましく思うヤクザもいるだろう、と言ったが…。

麦秋と三ケ島、佐野は診察室に戻る。三ケ島が章子に、「俺に相談してくれ」と言うが、章子はそんな電話ではない、と何も話そうとしなかった。

 

別の日。

佐野と三ケ島、麦秋は倉持の面接のため、ビジネスホテルに来ていた。包帯をはずし、再生した右手の小指を見せる倉持。

「これならフロント業務もできますね」

採用が決定し、浮かれる三ケ島。

冷静な麦秋は、倉持にあるものを手渡す。

「安物ですが」

箱を開けるとそこにあったのは金色の時計。

今している腕時計は捨ててください。ヤクザの時間を刻み続けた時計は捨て、これからはカタギの時間を刻んでください。

倉持は素直にそれに従う。

「三ケ島さん、バクさん。あなたたちのご恩は一生忘れません」

倉持の言葉に、すぐさま「忘れてください…」と、倉持一家を足抜けした鈴木に返した同じ言葉を、返す麦秋だった。

 

ところが。

倉持が就職したビジネスホテルのフロントに、明らかにヤクザな男たちが4人。

空いてる部屋を全部、1か月借りたいと言い出す。

「ここは私が」

支配人に代わり、倉持が対応に出た。相手は貴船組の構成員。

「ここは、暴力団風の客はだめなんだよ」

と言う倉持に、「親分さんの方が暴力団風じゃないですか」と返すヤクザ。

思わず拳を振り上げた倉持は、その腕にしている金の時計を見て思いとどまる。

「元ヤクザが働いてるのに、ヤクザの客はダメですかー」

大声で怒鳴るヤクザを見て、エントランスにいた他の客はみな出て行ってしまった。

支配人が麦秋に助けを求めた。

 

警視庁・電話相談室。

支配人の電話を受けた麦秋は、三ケ島、東條、佐野、そして水原を連れてホテルに向かうことに。

 

有留医院。

章子はコンビニに買い物へ出かけていた。受付にいるのは遥。電話が鳴り受話器を取った遥だったが、嫌がらせの電話だと気づき、警察へ連絡すると叫ぶ。だが。

「これから抗議集会を開きます。我々近隣住民に説明してください」

電話は切れ、何のことだかわからない遥は困惑する。ほどなく、病院の外で抗議活動が始まった。

プラカードには「汚れた手で触るな」「犯罪者は出ていけ」などと書かれ、口々に抗議の言葉を叫んでいる。

遥は慌てて麦秋に電話をかけた。

「どうしようお姉ちゃん…」

 

「わかった、すぐ行く」

ホテルに行くのは水原、東條、佐野に任せ、麦秋は三ケ島を無理矢理連れて有留医院に向かった。

 

「汚れた手で我々を診察するな!」

「あなたの治療を断固拒否する!」

多くの住民たちが抗議に参加していた。

到着した麦秋と三ケ島はその様子を少し離れたところで見ている。

遥は麦秋に気づき、麦秋のところに行こうと裏口から病院を出た。

その途中で、コンビニから帰ってきた章子が、抗議の様子を見て立ち尽くしているところを見つける。ほどなく、章子は踵を返すと走り出した。遥はその後を追いかける。

一方、三ケ島は抗議集団の前に立ち、抗議をやめさせようとする。

「有留先生は指を切断じゃなくて繋げている…」

ヤクザの指を繋げて更生に力をかしてる、正義の医者であることを話すが、住民の一人が言う。

「いや、有留章子は犯罪者だ。あの女医は過去に暴力団の指を切断してる。暴力団の言いなりになって、ユビヅメに協力したんだ」

「それも何度も」

「それが正義の医者ですか」

「今更生していれば、過去の罪は帳消しになるんですか」

住民たちの抗議の声は止まらない。

「まったくその通りですね」

麦秋が、警察手帳を見せながら同意の声を上げた。

抗議者たちは警察手帳に怯みながらも言う。

「これは私たち市民による正当な抗議活動です」

「では、善良な一般市民だと言うあなた方を逮捕します」

麦秋は次々と抗議者たちの手に手錠をかけていった…。

…次回へ続く

 

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●小ネタ


それでは、長~いあらすじには書けなかった小ネタをいくつかご紹介します。

 

・倉持組で乱闘を始めたとき、麦秋のズロースが見えた

・電話相談室の外の廊下で、室長がヤンクミ?を見かけてガン見

・三ケ島のスマホの着信音は、中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」

・佐野はよく三ケ島を細い目で見る&さらっと尻を触ったりする

・「いかのおすし」とは、いかない、のらない、おおおきな声でさけぶ、すぐにげる、しらせる、の頭文字を取った標語

・佐野と水原がやたらと三ケ島にくっつきたがる

 


 

いかがでしたでしょうか?

思いのほか長いあらすじになってしまいました(笑)

あくまでもあらすじですので、念のため。

個人的には面白いドラマだと思ったのですが、視聴率は9.1%でした。

同じ時間帯に放送開始したテレビ朝日のキムタク主演「アイムホーム」は16.7%という結果で、大きく離されてしまいましたね。

とはいえ、お話はまだまだこれからも面白くなりそうなので、期待して観るつもりです。

次回以降もあらすじを書くかは…検討中です(笑)

 




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