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TBSドラマ「ヤメゴク」第2話のあらすじをネタバレ!コミック・小説も!

ヤメゴク1-2

大島優子主演のTBSドラマ「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」。

初回視聴率は9.1%と微妙ながらも、ストーリーもキャストも濃く、これからどんどん良さがにじみ出てきそうな予感がします。

第2話は4月23日(木)21時からの放送で、初回と同じく10分拡大版です!

それでは、「ヤメゴク」のあらすじやコミック・小説の情報などをご紹介します♪

 

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●「ヤメゴク」とは?


2015年4月16日(木)から放送開始のTBSドラマ「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」は、櫻井武晴氏によるオリジナル脚本、「ケイゾク」「トリック」「SPEC」などのユニークなバディものを手掛ける堤幸彦氏演出による警察ドラマです。

物語は、警視庁組織犯罪対策課(マル暴)内に実在する、「暴力団離脱者電話相談室」通称“足抜けコール”が舞台となっています。

足抜けコールの仕事は、ヤクザをカタギに戻すこと。

暴力団組織を抜けたいヤクザからコールがあると、その所属していた組織に話をつけ、最終的にはカタギの就職先を斡旋する…というものです。

第1話では、シリアスでありながらも、ちょいちょい小ネタを挟みつつ、ストーリーが進行していきました。

詳しくは第1話のあらすじ(ネタバレ&マジ長いっす…)をご覧ください。

さて、第2話はどんな展開になるのか気になりますね!

 

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●第2話のあらすじ


麦秋が足抜けのサポートをした元・倉持一家の親分・倉持省吾。暴追センター協力企業のビジネスホテルへの就職が決まったものの、早々にヤクザの嫌がらせが始まった。

一方で、倉持の小指の再生手術をした有留医院では嫌がらせの電話頻繁にかかるようになり、ついには抗議集会まで開かれるほどになってしまう。

有留医院に勤める麦秋の妹・遥の連絡を受け、麦秋と三ケ島は有留医院に駆け付けた。病院前には近隣住民たちが集まり、シュプレヒコールを上げている。

有留章子が過去にヤクザの指詰めに協力したことに対する、善良な一般市民の抗議活動だと言う。

麦秋は唐突に、この「善良な一般市民」たちに手錠をかけ始め、病院前は騒然となった…。

 

~ここから第2話~

有留医院前。

麦秋はこの抗議活動の先導者が、元・倉持一家の構成員だと見破っていた。

数人の男たちに、次々と手錠を掛けていく。

抗議の声が上がり、「ちゃんとした警察を呼べ!」と叫ぶ市民たち。

だが、麦秋は鞄からタブレットを取り出すと、登録されているヤクザたちの写真を頭上に掲げ見せつける。

「有留医院を追及したら、関東貴船組に拾ってやるとでも言われたんですか」

麦秋の言葉に、男たちは目を伏せる。

「私たちは知らなかったのよ!」

抗議活動の先導者たちがヤクザとは知らなかったと弁解する女性。

「知らなかったら、脅迫行為をしていいのですか?」

章子が過去に罪を犯していたのは事実だと言い張る女性だったが、麦秋に「警察に告発すれば済む話」とバッサリ切り捨てられる。

「暴力団の力を借りる人は、たとえカタギでも、私は許しません」

麦秋はタブレットで市民たちの写真を撮り始めた。

「みなさまにはのちほど、警察官が事情をうかがいに参ります」

市民たちは怯えながら散り散りに解散していった。

 

ビジネスホテル。

関東貴船組のヤクザたちが、またしても元・倉持一家親分の倉持(でんでん)務めるビジネスホテルに嫌がらせにきていた。

マル暴の水原刑事(岡田浩暉)と電話相談室の東条(庄野崎 謙)が対応に当たるものの、ヤクザたちは丸腰の上、金品を要求したわけでもなく、物を壊したわけでもなく、何の罪にも問えないのだった…。

 

有留医院。

章子は過去、ヤクザの指を切断したことがあると告白する。

不始末を犯したヤクザの指を切断してくれとやってきたヤクザ。章子がそれを断り、警察に電話をしようとすると、無理やりドスでその男の指を切り落とそうとする…。

「断れなかった…」

でも、その状況なら仕方なかったのではないかと、遥が言うが、

「この先生は、もう一度同じことをした」

麦秋に言われ、章子は目を伏せた。

「通報したら、一度やってるから捕まる…そう脅されて…怖かった」

そんな時、麦秋が来た。足の指を手の指に移植する手術を依頼しに。

「ヤクザの指を詰められるなら、移植だってできる」だろうと。

それ以来、章子はヤクザの指詰めを断っている。

それなのになぜ、近所の人たちに過去のことがばれてしまったのか…。

遥と三ケ島が問いかけるものの、章子には原因がわからなかった。

 

警察署前。

麦秋と三ケ島、章子は、警察署の前にいた。そこへ暴追センターの暴追アドバイザー・佐野(勝地 涼)が弁護士を連れてやって来る。

章子は自首することにしたのだ。

「これであなたからも解放されるのよね…」

 

電話相談室。

ビジネスホテルでの一件は、再発防止命令を出すのが精いっぱいだったと、東條が言う。

「ムショ送りや罰金とか賠償とかせめてそのくらいは…」

三ケ島はそう言うが、室長は「今度同じことをしたら」としか言わない。

だが、今度同じことをされたらあのホテルはどうなるのか?

三ケ島の問いに麦秋が答える。

「今度同じことをしたヤクザが、貴船組以外なら、また命令からやり直しです」

 

ビジネスホテル。

フロントにはまたしてもヤクザの姿が…。しかし、以前やってきたヤクザたちとは違う。

対応していた支配人に代わり、倉持がフロントに出た。

「お前ら、どこの組のもんだ」

倉持の問いかけに「どうも、九瀬組のもんです」と、大声で答えるヤクザ。

「九瀬組は関東貴船組とは関係ないだろ…このメガネ野郎」

そう言って思わずそのヤクザのサングラスを取ろうと手を伸ばした倉持だったが、左手の腕時計をみて麦秋の言葉を思いだし、踏みとどまった。

「こわいこわい…えぇ、関東貴船組とは関係ないですよ!」と、エントランスにいる客に向けて、大声で怒鳴る。

 

その様子を、ホテルの外から見ている男がいた。

以前嫌がらせに来ていた、関東貴船組の金繁だった。

「ここで何をしているのですか」

麦秋が金繁に声を掛けるが、たまたま通りかかっただけだと言う。

「あの九瀬組の人たちは、あなたたち貴船組の命令でこんなことを?」

「きっと、次も違う組の人間を嫌がらせに使い、我慢できなくなった倉持さんが暴力をふるうのを待っている…」

足抜けをしてまだ間もない倉持は、法的にはヤクザの「周辺者」という立場になるため、傷害事件を起こせば、ヤクザとして逮捕され、せっかく手にした仕事はやめざるを得なくなる。

「これで何度目かの嫌がらせか知りませんが、彼は決して手を出しません。あくまでも、ああしてホテルマンとして対応しています」

ホテルの中では、支配人と一緒に九瀬組のヤクザたちに頭を下げている倉持の姿があった。

「なぜかわかりますか?それは、彼はあなたたちとは違い、既にカタギだからです」

「あれが、カタギの強さなんです」

麦秋は、瞬きひとつせず金繁を見る。金繁は、ガラス越しに九瀬組に頭を下げる倉持を見つめた。

 

関東貴船組。

「つまらない嫌がらせをさせているそうじゃねぇかよ、うちの若いのに」

組長・橘(遠藤憲一)の言葉に、若頭の水田(金 すんら)が答える。

「うちの若いのじゃなく、九瀬組の若いのです…こいつをうちでかくまう代わりに」

水田が指を差した先には、三ケ島が逃がした藤田喜一郎(坂田 聡)がいた。

 

ビジネスホテル。

「解雇?倉持をクビにするんでっか?」

三ケ島が支配人を問い詰めるが、支配人は泣きそうな顔で答える。

「今日で5回目。それも毎日なんです」

佐野は、その手の嫌がらせはすぐに警察様が駆けつけてくれる…とは言うが、支配人は我慢の限界だと言う。

三ケ島は倉持が歯を食いしばってカタギを貫いてる…と力説するが、「これ以上はご迷惑です」と、麦秋が遮った。「倉持さんは?」

倉持は家に帰したと支配人は言う。

三ケ島は慌ててホテルを飛出し、倉持の家に向かったが、倉持はマンスリーマンションの契約を解約し、姿をくらましてしまっていた。

 

電話相談室。

室長は三ケ島の電話報告を受けていた。ベッタベタな関西弁にしかめっ面で応答していると、佐野と麦秋が戻ってきた。

倉持が姿を消したことを二人に告げると、麦秋はおもむろにパソコンを操作する。

すると、パソコン画面に何やら呑み屋と思しき場所の映像が…。

 

倉持の妻の実家。

三ケ島は、倉持を探しに倉持の妻・幸子(三浦理恵子)の実家を訪れていた。幸子は倉持はもう関係ない人だからここには来ていない、迷惑だから帰れと三ケ島を追い返そうとする。

「オレや娘を巻き込まないで!」

すっかり茨城弁に戻ってしまった幸子がそう言うと、三ケ島は自分の妻が家を出たときのことをまたしても思い出してしまう。

「知ってて、知ってて一緒になったんやないんか…ヤクザと知ってて一緒になったはずやろ」

三ケ島が絞り出すように言うと、

「だからこそ、娘は守らないといけないんだ」

幸子は叫んだ。

三ケ島がさらに追い打ちをかけるように、倉持がいかに頑張っていたか、それでも仕事も家も失ってしまった今、ヤクザだから自業自得と世間が言っても、一度でも愛した妻が同じことを言っていいのかと、幸子に詰め寄った。

「だって…どうすれば…」

幸子は泣き崩れるばかりだった。

 

電話相談室。

デスクに座り、いびきをかく三ケ島。隣のデスクでは麦秋も座ったまま寝ていた。

三ケ島が麦秋の肩に寄り掛かったとたん、麦秋が目を覚ましサッと椅子を引かれたせいで転げ落ちる三ケ島。

一晩中、倉持を探していて、疲れて寝てしまったと言う。

「で、倉持さんは見つかったの?」

出勤してきた室長と佐野。まだ見つかっていないと答えると、

「じゃぁ、これどころじゃないねぇ…」

室長はデスクに1枚の紙を置いた。

「来週発売の週刊誌に、我々暴追センターの枠で取材があるんですよ」

佐野がその紙を三ケ島に渡す。

忙しいなら東条君にやってもらおうかな…と、室長は言うが、三ケ島は自分がやると言う…。

 

「つまり、暴力団を抜けさせるには、市民の受け皿、そして何よりも家族の協力が絶対に必要ということですよね?」

記者が三ケ島に問いかける。

室長・東条・佐野は、三ケ島が取材を受ける様子を遠巻きに眺めているが、どうも危なっかしいと心配している。

何か問題があったら、こちらで責任を取って下さいねと、佐野が室長に念を押す…。

「暴力団を抜けるにあたり、何か困ったことがあれば…」

三ケ島は応接セットのパーテーションに貼ってある、足抜けコールのポスターを指差す。

「おーいにいさん やくざ やめろよ」

電話番号は00123-893-864…「おーいにいさん やくざ やろうよ」とも読めると、記者に突っ込まれるが、「やめろよ」で押し通す三ケ島であった。

 

取材が終わり、倉持からの連絡が来ていないか確認する三ケ島。東条はリダイヤルをするが、携帯は依然つながらない。だが、事件性のない家出では、何もできないのが現状。

三ケ島は心当たりを当たってみると、電話相談室を出て行ってしまったが、その直後、リダイヤルに誰かが出たではないか。

電話に出たのは呑み屋の親父。佐野と麦秋が現場に行ってみると、倉持は昼間っから焼酎をあおっていた。

呑み屋の親父は警察に電話しようとして、掛かってきた倉持の電話に出たのだと言う。

その言葉に、倉持が怒り、テーブルの上の食器を雪崩落とした。

「怖いねぇ…ヤクザみたい」

呑み屋の親父の呟きに、倉持は笑い、別のテーブルの上を物を払い落とす。

佐野がそんな倉持を羽交い絞めにして立たせ、「さぁ、家に帰りましょう」と、店の外へ連れ出したが、倉持に帰る所などなかった。

 

「どうしてマンスリーマンションをご解約なされたのですか」

佐野が問いかける。

「ホテルをおんだされたのと同じ理由だ」

マンスリーマンションにもヤクザが来たのだと言う。警察にも電話した。「ヤクザが昼間は悪かったと、ご丁寧に菓子折りを置いていくからまいってます」と。

「脅迫に当たるかどうか、微妙な線ですね」と、麦秋が言う。

佐野はまた暴追センターと足抜けコールで協力して、仕事を探しましょうと倉持に言うものの、倉持はすっかり荒れてしまっていた。

指をつなげても、結果はこうだ!道端の植木鉢を蹴り飛ばし、地面に倒れ込む。

「元ヤクザを受け入れる社会なんてない。その現実をやっと受けれてもらえましたか」

麦秋は倒れている倉持に、冷たく言い放った。

佐野は倉持を抱き起し、簡易宿泊所に連れて行くことにした。

 

関東貴船組。

「倉持ですが、ホテルを解雇されたあとは行方不明です」

若頭の水田が組長に報告する。

「倉持は一家の頭まで張った男だ。…命ある限り、逃げ出すことは許されねぇんだよ」

組長は窓の外を見ながら言った。

 

電話相談室。

電話がひっきりなしに掛かってきていた。のんきに登場する三ケ島。

「今日はえらい繁盛してるやないかい」

電話に出ながら、佐野が先日取材を受けた週刊誌を三ケ島に差し出す。

「知らぬ、存ぜぬではなく、足抜けした後の暴力団の受け皿になる!」

三ケ島が取材を受けた際に話した、ヤクザの更生には市民や家族の協力が必要だ…ということが、記事には書かれていた。

「映画スターみたいやないけ」

記事を見てご満悦の三ケ島だったが、どうやらひっきりなしに掛かってくる電話は、記事を見た市民からの苦情であった。

三ケ島はなぜ記事を見て苦情が殺到しているのかわからない様子だったが、

身内がヤクザで苦しめられた家族は縁を切るしかなかった…、ヤクザが就職できないのは自業自得だ、ヤクザを更生させるために税金を使うなんて…。

苦情の内容を聞いて、困惑するしかなかった…。

 

人事課・課長室。

「運転免許の試験場ってどういう…」

課長室に呼ばれた三ケ島は八丈島の運転免許試験場に移動することを、課長に告げられる。

もちろん原因はあの週刊誌…。

「人事は明日発令します。これは決定です」

三ケ島に口を挟む余地はなかった。

 

「これでわかりましたか?」

課長室を出た三ケ島に、麦秋が声を掛けた。

「一般市民にヤクザの受け皿になれなんてありえない…」

そもそも、一般市民はヤクザとは関わり合いになりたくない。それ以前に考えたくもない。そのために警察に税金を払ってるんだ…くらいに思っている。

「理解しましたか?」

麦秋に言われても、三ケ島は言葉を返せなかった。

立ち去ろうと背を向ける麦秋。背を向けたまま、口を開く。

「人事ならひっくり返してあげますよ?」

「お前になにができ…」

三ケ島は「人事のお偉いさんと何かある」という佐野の言葉を思い出した。また、水原の「麦秋の後ろには何か大きな力があるんですかね…」という言葉も思い出す。

「お前やったら、警察の人事覆るんかい」

「だとしたら、どうします?」

「人事を覆してくれ」

その言葉に振り返る麦秋。

「これだけのお願いをするのなら、しっかりと頭を下げるのがカタギです」

麦秋に言われ、三ケ島は膝に手を当てて頭を下げた。だが、麦秋に「しっかりと」と念を押され、床に正座をして頭を下げた。

「もっとです」

三ケ島は意を決し、自慢のリーゼントがつぶれるのも構わず、床に額を擦り付けた。

「お願いします」

三ケ島は土下座したまま言った。

「その覚悟、いただきました。刑事を続けてください」

頭を上げる三ケ島。リーゼントが乱れている。

「では行きましょう。最後の仕上げです」

歩き出す麦秋。三ケ島は慌てて立ち上がると、リーゼントを治しにトイレへ走った。

 

東京都中央労働センター。

日雇い仕事を求めて、男たちが群がっている。その多くは中年以降…高齢者ばかり。

麦秋は三ケ島を連れ、センターの建物へと向かった。階段には、倉持がワンカップを片手に座り込んでいる。

三ケ島は、倉持がなんでここにいるのがわかったのか、麦秋に聞いたが、

「昼間からお酒ですか」

麦秋は三ケ島の問いかけを無視し、

「いいご身分ですね」

倉持に鋭い言葉を投げた。

「飲まんとやっとれんがや」

倉持と一緒にいた男が、倉持の代わりに答える。

「もう2日も仕事してないんでね」

倉持が言う。労働センターで仕事を紹介してもらえるが、日雇いの受付は朝5時から。佐野に紹介された簡易宿泊所に居ては、到底間に合わない。3分で高齢者の仕事はなくなってしまう。仕事にありつくためには、労働センターに泊まって、朝早くから並ぶ必要があるのだと。

「寝床より仕事…」

労働センターの敷地内には、ビニールシートの小屋などが立ち並んでいた。倉持は見よう見まねで作った段ボールハウスで寝泊まりしていた。

「倉持さん、今から足抜けコールに戻ろう」

また一緒に面接行けるよう対策を考えよう…三ケ島がそう言った途端、倉持の目に怒りが浮かび、手にしていたワンカップを壁に叩きつけた。

「戻る?」

また面接に行って、頭下げて、嫌なこと言われて…。

「わかってるよ。天罰なんだよな?今までの…人生の」

倉持はたまらず叫んだ。

「もっと苦しんでください。あなたが苦しめてきた人たちの分まで苦しんでください。苦しんで苦しんで、そうしてあなたはカタギに這いあがっていくんです」

麦秋の言葉に、倉持は何も言えなかった。

「以上で、あなたの足抜け成立いたしました」

麦秋はそのまま立ち去っていく。

「倉持さん、明日も仕事なかったら、足抜けコールに電話や」

三ケ島の言葉に、倉持は手を振った。

「俺の足抜け、もう終わったんだろ」

「これは俺の個人的な頼みや」

三ケ島は、何でもいいから困ったら俺に連絡しろと、携帯電話の番号を書いた名刺を、倉持の胸ポケットにねじ込んだ。

倉持は無言でその場を離れた。

 

「おい、待てこら」

麦秋に追いついた三ケ島。

「やっとわかったで。お前がヤメゴクと呼ばれてるわけがな」

麦秋が振り向く。

「ヤクザをやめさす極道…ようゆうたもんや」

「ご存知ですか?極道とは、ヤクザを美化した言葉です。私を極道と呼ぶことは絶対に許しません」

「俺にはお前もさほど変わらんように見えるけどな」

 

翌朝。労働センター。

日雇いの仕事を得ようと、受付に並ぶ男たち。倉持もその列に並んでいる。

幸いなことに、倉持はギリギリ仕事にありつくことができた。

仕事に出かけようとしたところ、センターに住み着いている1人が、ヤクザ風の男が倉持を訪ねて来たと告げる。

怪訝な顔をする倉持…。

 

倉持は公衆トイレを清掃していた。そこへ…ビジネスホテルの支配人が現れる。

「ここにいると、労働センターで聞いてね」

倉持は昼休憩。ベンチに座りカップラーメンを食べていた。その隣に支配人も座っている。

「どうだろう。私の知り合いに引っ越しの会社をやっている人がいてね…あなたのことを話したら…」

「え?」

支配人はニコニコとうなずいた。

 

電話相談室。

応接セットでは、佐野がフリフリのエプロンをして、室長・東条・三ケ島にお好み焼きを振舞っていた。

一方、麦秋はデスクに向い、タブレットを見ていた。タブレットを鞄にしまい、どこかへ出かける…。

 

ビジネスホテルの裏口。

キョロキョロとあたりを見回し中へ入っていく支配人。物陰から突然、麦秋が現れ、声を出して驚く。

「支配人、勝手に倉持さんに会いましたね。倉持さんに、新たな職でも斡旋しましたか」

麦秋の言葉に、しぶしぶ答える支配人。

「明日からでも勤められる職場を紹介しました」

「あなたにお願いしたのは、倉持さんを雇ってもらい、解雇してもらう。それだけのはずです」

「寝覚めが悪いんですよ。あなたがヤクザにどんな恨みがあるのか私は知らない。しかし、懸命に人生をやり直そうとしている人をクビにして、ぐっすり眠れるはずがない」

三ケ島は物陰から二人の会話を盗み聞きしていた…。

 

引っ越し作業の現場。

引っ越し作業にいそしむ倉持。そこへ、関東貴船組の金繁がやってきた。

倉持が、また嫌がらせか?と聞くものの、金繁はどんなに挑発しても手を出さなかった倉持に感服し参ったという。

こんな俺でもカタギになれますか?と聞いてきた。

「40分後に休憩だ。話はそれからだ」

 

昼休憩の時間。道端に座り込む二人。金繁は橘組長に絶縁を申し出たという。

「足抜け料を払う約束を、若頭としました…毎月50万」

「それで済むはずねぇし、カタギになってから50万なんて無理だよ」

倉持は「足抜けコールにいい警官がいる、困ったらいつでも連絡せいって、変な関西弁でそう言ってくれる人だ。お前が本気なら、必ず力になってくれる人だ」と、三ケ島の名刺を金繁に渡した。

「ありがとうございます」

泣きそうな顔で礼を言い、その場を去った金繁。と、突然、黒いワゴン車がやってきて、倉持をさらって行ってしまった。

金繁は、慌ててもらったばかりの三ケ島の名刺を見て、電話をかけた。

 

電話相談室。

金繁の電話を受けた三ケ島。金繁曰く、倉持を連れ去ったのは関東貴船組以外考えられないと言う。すぐさま関東貴船組に乗り込もうとする三ケ島だったが、

「そこに倉持さんはいませんよ。ヤクザはあなたほどバカではありません」

「どこにおんのや」

「さぁ、どこでしょう…ここは」

麦秋はタブレットに目を落とす。

「ここってなんや…」

三ケ島・室長・東条・佐野が麦秋のタブレットを覗き込む…。

そこには、倉持の右手が映っていた。

「お前がプレゼントしたあの時計、隠しカメラが仕込んであったんか!!」

タブレットに、倉持を連れ去った男の顔が映る。

「室長、倉持さんを拉致った奴らがわかりました。居場所の特定お願いします」

 

とある建物の中。

両手をロープで縛られた倉持が、殴られ、口から血を流していた。

「じゃぁ、もう一度言いますね、元親分さん」

犯人は、ビジネスホテルに嫌がらせに来た九瀬組の若い連中だった。

倒れている倉持に、「毎月足抜け料100万円」をカタギの仕事で無理なら、犯罪に手を染めてでも支払えと言う。

「あなたにぴったりの仕事を斡旋しますよ…もしくは、あなたの奥さんと娘さんに…」

九瀬組の男は倉持の妻と娘の隠し撮り写真を見せ、いやらしく笑った。そして、

「親分からの伝言です。ヤクザを簡単に抜けられると思うな。一家の頭まで張ったんなら尚更だ!」と、倉持に怒鳴る。

「わかった…」倉持が足抜け料を承諾しようとしたが、声が小さいからもっと大きな声を出させてあげる…と、倉持を痛めつけるよう若い連中に指示する。

うずくまる倉持に複数の蹴りが飛ぶ。痛さで呻く倉持。

「足抜け料を…」

「なに???」

その時、ドアを蹴破って麦秋が入ってきた。その後ろから三ケ島も続く。

「ま、待てや、お前、そんなカッコよく登場するなや。応援が来てから…」

麦秋はうろたえる三ケ島を意に介さず、カバンからタブレットを取り出した。

「すべて録画しました。あなたたちの犯罪の証拠です」

と言い、画面を見せつける。

九瀬組の男が近づいてくると、タブレットを持つ麦秋の右手首をつかんだ。

「良かったです。先に手を出していただけて」

麦秋は左手でタブレットを取ると、目にもとまらぬ速さで九瀬組の男の喉に一撃を入れ叩きのめした。床に倒れ、喉を抑えて苦しがる男…。

麦秋はタブレットを三ケ島に手渡した。

「監禁、暴行、脅迫の現行犯で逮捕いたします」

いきりたった男たちが近づいてくる。

「その場合、使用者責任として、あなたがたの組長も逮捕することになりますが、よろしいですね」

麦秋は喉を抑えて倒れ込んでいる九瀬組の男に目をやった。男は「いいから証拠を奪え」と男たちに命令する。

三ケ島に駆け寄る男たちを、捕まえ、叩きのめす麦秋。

ズロースが見えるのもお構いなしに応戦する麦秋。

「お前一体なんやねん…」

三ケ島の顔には驚きが、九瀬組の男の顔には怯えが走る。

鉄パイプを手に暴れまわる麦秋。

全員をぶちのめしたところで、倒れている男たちを見て「いない…」と、目を見開く。

「関東貴船組が一人もいない」

 

関東貴船組。

「九瀬組の会長が捕まったらしいな」

組長・橘の言葉に、若頭・水田がうなずく。

「ええ。使用者責任というやつで。万一のことを考えて、うちの若い衆じゃなく、九瀬組の連中にやらせておきました」

今回の場合、服役しても短期間で帰ってこれる。戻ってきたら、関東貴船組で面倒見る。その件で話は付いている。

「よろしくお願いします」

藤田が頭を下げた。

 

とある病院。

金繁が慌てて階段を駆け上がっていく。倉持のことが心配で駆けつけてきたのだ。

病室の外で、三ケ島と佐野に頭を下げる。ビジネスホテルの嫌がらせの件で、三ケ島とは面識があった。

「その節は申し訳ありませんでした」

大声で謝るが、三ケ島に病院だから静かにしろと注意される。

「本気ですか?」

物陰から、幽霊のように現れた麦秋。

「暴力団をやめたいって」

金繁は神妙な顔でうなずく。

「それでは、関東貴船組の金繁さん。あなたの足抜けお引き受けいたします…」

佐野と麦秋が声をそろえて言った。

佐野はパフパフラッパを2回鳴らした…。

「静かにせんかいッ!」

 

病室に佐野と麦秋と三ケ島が入ろうとした時、金繁が慌てて三ケ島を引き留めた。

「あの人の声、覚えています」

あの人とは、麦秋のことだった。

 

病室には、水原刑事がいた。

「あそこに倒れていた九瀬組の連中…この親父が一人で全員を殴り倒した。そういってきかねぇんだ」

ベッドに横たわる倉持を指差し、わなわなと震えながら麦秋を問いただす。

「その通りです」

麦秋の言葉に、「嘘をつくんじゃねぇ…だから女は好かねぇ…」

と、声を震わせる水原刑事。

「私は女を代表しておりません。いいですか、相手は多数のヤクザ。彼は監禁されそうになったカタギ。どちらを逮捕すべきか、あなたにもお分かりですよね」

「てめぇの筋書きにはなれてるよ」

顔を強張らせ、病室を出ていく水原刑事。三ケ島とすれ違い、その表情が一瞬緩む。そしてなぜか、佐野と目が合うと眼を飛ばしあう…。

「就職が決まりました…」

倉持は三ケ島に言った。

指を繋いだのも、足抜けコールに相談したのも決して間違いじゃなかった、と。

嬉しさを隠せない三ケ島。ベッドのサイドテーブルに置いてあった、麦秋が隠しカメラを仕掛けた腕時計を手に取る。

「すんません…壊してしまいました…」

倉持が申し訳なさそうに言った。

麦秋が「直しておきます」と、その時計を取ろうとしたが、三ケ島は時計を渡さなかった。

「俺が直す」

そう、麦秋に告げる。

「今度は、俺からの就職祝いや」

倉持は頭を下げた。

 

病院の外。

「倉持さんを監視するための時計が、倉持さんを助けて、九瀬組を逮捕する証拠も取った。すべてはお前のシナリオ通りやったんかい」

倉持がビジネスホテルに就職が決まった時も、引越し屋に就職が決まった時も、関東貴船組に密告の電話があったという。それも女の声で。

「お前やな」

三ケ島は言う。

「はい」

麦秋はあっさり認めた。

「倉持さんの居場所を貴船組に告げれば、倉持さんを拉致るとか何か行動を起こすはず…それを証拠に残せばきっと…」

だが、一歩間違えたら倉持は命を落としていたかもしれない。そう三ケ島に問い詰められた麦秋だが、もともと倉持は命がけの野蛮な世界にいた。一歩間違えてもそれが何か?と悪びれる風もなく言い切った。

「そんなことより残念です」

麦秋は、倉持を囮に使った証拠で、関東貴船組組長・橘を使用者責任で逮捕したかったのだ。

「まさか、無関係の九瀬組を使ってくるとは…さすが関東貴船組。そう簡単にはいきませんね…」

麦秋は薄らと不気味な笑みを浮かべた…。

 

関東貴船組。

加湿器で喉を潤す橘。九瀬組の連中が出所したら、消滅した倉持一家の補充ということで、組に入ることになっていた。

「倉持一家の上納金はいくらだったんだよ」

「月550万です」

若頭の水田が答える。

その分の上納金が消えたなら、それも補充できるのかと、水田に聞く橘。

「既に新しいシノギができる客分を迎えております」

「さすがだな。どんなシノギだ」

薄暗い部屋。数字が羅列されたディスプレイがいくつも並んでいる。株価…為替…。キーボードを叩く指が止まり、スマートフォンを手に取った。

「成果は上がっています…ご期待ください」

「しかし…。倉持一家に九瀬組。いっぺんに二つの組が消えたわけか…」

橘が呟く。そこへ、スマートフォンを持った組員が入ってきた。水田が受取り、画面を目で追う。

「親父…その二つの組を潰したのは同じ警官らしいです」

「なに?」

橘が振り向く。

「間違いありません。新たに迎えたその客分、サツのネタに詳しい奴でして、そいつの情報です」

「それが本当なら、あってみたいもんだな…そんなことやってのける警官に」

 

病院前。

佐野が車で迎えに来ていた。

倉持はケガをして休んでいたため、職場には本当のことを告げていた。もしかしたら、またクビになるかもしれない。今後もまた、関東貴船組の奴らが来るかもしれない。そう麦秋に言われても、倉持は覚悟していると答えた。

「その時は必ず連絡してください」

麦秋の言葉に頷く倉持。

「足抜けコールまでな」

三ケ島が倉持の妻・幸子を連れて姿を見せた。

「やっぱり、あんたのこと、放っておけなかった」

娘はまだ茨城にいると言う。ここには連れて来れなかった。

「でも、あの子は、私が必ず説得する」

幸子は、倉持と一緒になるとき、倉持となら地獄でも一緒に歩けると思った。倉持が家族のためにこんなに変わったのだから、自分たちも変わる必要がある…と。

感動した三ケ島はこみ上げる涙をぬぐった。佐野がハンカチを差し出す。

涙をぬぐった三ケ島は、ポケットから修理した時計を出した。幸子に渡し、倉持の腕に付けてあげるよう促す。その時計に、隠しカメラは付いていなかった。

「バクさん、三ケ島さん、このご恩は一生忘れません…」

倉持の言葉に、「忘れてください」という麦秋。

警察のこともヤクザのことも忘れ、まっとうなカタギになって行くんです…そう言って、その場を後にした。

 

「彼とまた一緒に歩いて、あの奥さんと娘さんが幸せになれるはずがありません」

バッサリと切り捨てる麦秋。

「誰かと一緒に歩くからこそ、幸せはやってくんのや」

三ケ島が切り返すも、

「あなたのきれいごとは絶対に認められません」

麦秋は相変わらず抑揚のない声音で返す。

「俺もお前の後ろ暗いやり方は絶対に認められんな…そやけどなんでそこまでヤクザ憎むねん…お前にここまでさせる恨みって一体なんや」

三ケ島の問に麦秋は答えた。

「個人的な恨みがあるのはヤクザだけじゃありません…私は、ある二人の人生を全力で否定したいんです」

「否定…いや、殺しても殺したりない…」

瞬きひとつせず、虚空の先の何かを凝視するかのような麦秋であった…。

 

●小ネタ


・倉持(でんでん)が採用されたビジネスホテルの支配人は、「3年B組金八先生」第2シーズンに出演していた性格の悪い優等生「平尾久之」(藤田秀世・50歳)。

・倉持が食べていたカップラーメンが麺幅5cmのラーメン。商品名は「極太」。

・段ボールに書いてあった、「孝三・ガチナグリ」の意味が気になる…。

 

●「ヤメゴク」がノベライズ&コミカライズ


「ヤメゴク」のノベライズ本が、3ヵ月連続で刊行されることが決定しました!

執筆を担当するのは、「SPEC」シリーズのノベライズも担当した「豊田美加」さんです。

文章になると、ドラマとはまた別の楽しみがありますよね。

 

ヤメゴク (1) (日本文学)
KADOKAWA/角川書店 (2015-04-25)
売り上げランキング: 57,083

「ヤメゴク1」の発売日は4月25日。

「ヤメゴク2」は5月25日発売予定。

「ヤメゴク3」は6月25日発売予定となっています。

 

また、早速コミック版も発売されます。

作画は、映画「偉大なる、しゅららぼん」の漫画作画や、「帝王」の作画を担当した「関口太郎」さんです。

発売日は5月16日予定となっています。

 

ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~ (1) (カドカワコミックス・エース)
関口太郎
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いかがでしたでしょうか?

第2話のあらすじをご紹介しました。長いですが、あくまでもあらすじです!

ちなみに、第2話では小ネタが少なかったです。いや…見逃したのかな(^^;)

電話相談室の先の廊下を、キョンシーみたいに手を伸ばした女の人が歩いて行ったけど、あれが誰だか、何なのか、気になるっちゃ気になるけど、たぶん何でもないんかな?

さて、最近のテレビ局の傾向でしょうか。

放送終了後、期間限定でオンデマンド放送を無料で見ることができるドラマが増えていますね。

「ヤメゴク」も公式サイトにて最新話を7日間無料配信中のため、見逃しても1週間は取り返しがつきます(笑)

また、今後もその予定なのか、また、全ての系列局が該当するかは不明ですが、放送前日の深夜に前回の再放送もやっていましたので、まぁまぁ、観るチャンスはたくさんありそうです。

とりあえず、また次回も長いあらすじに挑戦する…予定ではあります(笑)

 

「ヤメゴク」の関連記事はこちら

大島優子主演「ヤメゴク」第1話のキャストやあらすじをネタバレ!

 

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