映画・ドラマ・音楽

TBSドラマ「ヤメゴク」第3話のあらすじをネタバレ!視聴率大爆死!?

ヤメゴク1-2

大島優子主演のTBSドラマ「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」。

第2話では、大島優子演じる麦秋の“後ろ暗いやり口”が徐々に露見してきました。

麦秋の真意はどこにあるのか、これから益々気になる展開となりそうです。

…が、視聴率はどうにもダダ下がり!?

それでは、4月30日(木)21時から放送する第3話のあらすじをなどをご紹介します♪

 

<スポンサーリンク>

●視聴率大爆死!?


第2話も初回と同じく10分拡大での放送でしたが、視聴率は初回からどーんと下げてしまい、なんと6.7%という結果に。  

いくら裏番組がキムタク主演の「アイムホーム」とはいえ、この結果はどういう事なのでしょうか?

脚本はヒットドラマを量産してきた堤幸彦氏によるもので、高視聴率は約束されたもの…のはずなのに、何がいけなかったのか…。

 

密かに囁かれているのが、大島優子に主演はまだ早かったのではないか?ということ。

影のあるヒロイン役は、元AKB48だったアイドルの初主演にしては荷が重かったのでは…と言われています。

 

そう言われれば、大島さんにはまだまだアイドルの印象が強く、女優としての代表作はほとんどありません。そこへきて、麦秋のようなアクの強い役柄に対し、イメージと違う…役に合っていない…という評判も聞こえてきているのも事実です。

 

とは言え、小柄ながらもアクションシーンもソツなくこなし、演技もそれほど悪いとは感じません。むしろ大島優子のAKB時代を知らない人からしたら、元アイドルという肩書に不釣り合いな役柄は特に気にならないとも思えますね。

 

何はともあれ、まだまだ先は長いですし(打ち切りにさえならなければ!?)、外野の声は無視して、ストーリー重視のドラマをお願いしたいですね!

 

<スポンサーリンク>

 

●第3話のあらすじ


とある町の理容店。黒塗りの車が横付けされる。車のフロントグラスには、○に貴の文字が…。

「おぉ…またよろしゅうたのむぜ」

「あぁ…はい…」

理容店の店主は困惑しながらも渋々応じるしかなかった。

 

ホバークラフト株式会社。

理容店の目の前にある会社では、おそろいの緋色のジャンパーを着た従業員と、先ほどの理髪店前に車を止めた、黒いスーツの男たちがいた。

そこへ、寿司屋がすし桶を持って配達に来ている。

寿司はホバークラフト社の取引先である「内島工務店」からの差し入れ。

代金はすでに受け取っているというのに、黒いスーツの男は「ごちそうする」と言ってしまったと言って、寿司屋に1万円を無理矢理渡した。

寿司屋は今度サービスすると言って、逃げるようにその場を走り去る。

 

警視庁・電話相談室。通称足抜けコール。

電話が鳴り、受話器を取ろうとした麦秋だったが、内線電話と知り伸ばした手を戻した。仕方なく、室長が受話器を取る。

応接セットのソファでは、フリフリのエプロンをつけた暴追アドバイザー・佐野が、パンケーキを焼いていた。

「バクちゃんさんもパンケーキいかがですか~?」

「パンケーキを待つ独身男の輪に加わりたくありません」

すげない麦秋の言葉に、「おっしゃるよね~」と、佐野は引き下がった。

と、電話応対していた室長が、電話をオンフックにした。相手の声が全員に聞こえるようになる。

「実は、娘の恋人が暴力団員なんです」

その男を、暴力団から抜けさせたいと、電話の相手は言った。

足抜けコール?でもなぜ内線から…?

「警視庁内部からの依頼人ということでございますよね?」

 

電話の相手が、電話相談室にやってきた。とある警察官の妻で、忘れ物を届けに警視庁を訪れたと言う。

「そしたら、主人が部屋にいなくて、チャンスだと思って…」

夫である警察官の執務室から電話を掛けたと言う。内線だと通話記録に残らないと聞いたから…。

「ということは、ご主人は警視庁の人?」

東条がなぜだかやたらとニヤニヤしながら聞いた。相変わらずティッシュが手放せない。

「で、奥様が足抜け希望者では…ございませんですよねぇー」

佐野がお茶を出しながら言った。

とある警察官の妻の娘の恋人が、その筋の方…つまりはヤクザと言うことだった。

「話を元に戻すと…、ご主人の所属はどちらですか?」

東条のニヤけ顔は変わらない。

「それは…勘弁してください」

とある警察官の妻は、「主人には内緒でお願いします」と頭を下げた。

足抜けコールは秘密厳守ではあるが、警察内部の記録には残る。そう室長が言うと、とある警察官の妻は、狼狽し「なかったことでお願いします」と立ち上がった。慌てて立ち去ろうとするも…。

「手遅れです」

麦秋が鋭い声を投げた。

「あなたのご主人が警察官なら…あなたの名前から、ご主人の名や所属を調べることは簡単です」

「簡単じゃないって!そうとう上の人じゃないとできないよ!」

東条は言うが、「いいえ、私にはできます」と麦秋は言った。

「何か大きな力が…バクのバックに…」

三ケ島の脳裏に、水原の言葉が浮かんだ。

恋人がヤクザなら娘を説得してはどうかと、佐野が言う。「親が言い聞かせたらいい話や!」と、三ケ島も賛同した。だが、娘は母親の言う事を聞かないらしい…。

「そのヤクザの名前は?」

麦秋に聞かれとある警察官の妻が答える。

「娘の恋人の名前は村崎亮。関東貴船組の構成員です」

その言葉に、麦秋が立ち上がった。

「関東貴船組の村崎亮さんの足抜け、お引き…」

麦秋が言い終わる前に、室長の待ったがかかる。

「確認なんですけど、その村崎亮という貴船組の構成員には、暴力団を抜ける意思はあるんですか?」

東条が駆け寄り問いかけた。

「わかりません、会ったことないんで」

その言葉に、室長・東条・佐野の3人が、「あーっ!」と落胆の声を上げた。

足抜け希望者本人の依頼でないと引き受けられないと室長が言う。だが、麦秋は、書類上は本人の依頼にすれば、奥さんやご主人の名は出さなくて済むかもしれないと言い出す。

「本当ですか?そのパターンでお願いします」

「そんなパターンありません、規則違反だから」

室長が麦秋に言うが、「私が勝手にしたことにしてください」と麦秋。

「ということで奥さん、あなたの娘さんの恋人の足抜け、お引き受けいたします」

「えぇーー」

「えぇ?」

「えー」

「え?」

 

電話相談室。

麦秋が部屋替わりに使っている一室には、麦秋の寝床…段ボールハウスがあり、ズロースが2枚干してあった。部屋を出てカーテンを閉める麦秋。留置室のトレーナー上下を着ている。

「気になったんで調べてみたで、村崎亮を」

三ケ島が書類を手に駆け込んできた。

村崎亮は、関東貴船組のフロント企業の一つ、ホバークラフトに勤める構成員。表向きはオフィスや店舗を作る工務店で、村崎の肩書はデザイナー。だが恐らく、デザイン料を取るための名前だけのデザイナーだと思われる。

実質、設計や施工はカタギの工務店にさせてるらしい。その主な取引先は、内島工務店で、社長は内島英俊(石井愃一)。

ホバークラフトはそこから仲介料を取った上で、自分たちが作った店からも、「おしぼり代」「マット代」「生花料」などの名目で、「みかじめ料」を取り、それをシノギにしているのだ…。

「三ケ島刑事、情報収集能力がハンパなく高いですね」

「これでも、組対4課のデカやったからのぅ」

得意げにリーゼントを撫で上げる三ケ島だったが、「嫌味ですよ」と麦秋は書類を突き返す。

麦秋はタブレットを操作すると、「あの奥さんのご主人です」と、三ケ島に画面を見せた。

「風見徹…おぉッ!こ、これは俺らの上司やないか!」

警視庁・組織犯罪対策部部長・風見徹(小木茂光)は今年いっぱい何事もなく勤め上げれば、来年は警察庁に戻り、局長クラスで迎えられ、いずれは警視総監という説も強いエース中のエースであった。

麦秋がこれだけの情報を得ていることに、疑問を抱く三ケ島。

「やっぱり、なんかの特別なルートがあるってことか」

だが、麦秋は何も言わず、デスクの下の段ボール箱から「大麩豪」を出して齧りついた。

「明日からホバークラフトを追い詰めます。そして、外濠から埋めて、村崎亮を足抜けさせます」

だが、三ケ島は娘の目を覚まさせればいい。「簡単や簡単」と言って、ソファに横になった。

 

とある街角。

三ケ島は風見徹の娘・愛(古畑奈和)に、「こんなヤクザと恋人でえぇんかい!」と詰め寄るが、「もちろん恋人じゃ嫌、高校卒業したら結婚する」と言い出す愛。

恋人の亮は、普段は普通の人にしか見えない。何より、亮がヤクザでもヤクザじゃなくてもどっちでもいい…彼の才能に惚れたのだからと、まったく聞く耳を持たなかった。

 

とある公園。

「僕は、今の会社にいるからデザインの仕事ができるんです」

村崎亮(弓削智久)に話を聞きに来た三ケ島と佐野。

亮曰く、学校を出た後、何社も回ったが、今の会社以外は全部落ちたと言う。

佐野が、暴追センターに就職可能な工務店が何件かあるとファイルを出したが、その中にデザイナーで採用してくれるところがあるかと聞く村崎。

「ございませんですねぇ…」

「僕はデザインで食べていきたいんです」

「お前、そう言うてる間にヤクザにされたんやでぇ。みてみぃ」

三ケ島は、暴力団の構成員として警察に登録されている村崎の書類を見せた。

「ご自分の夢もお大事ですが…」

恋人はどうするのかと佐野に言われ、村崎は「愛ちゃんのことは愛しています」と声を荒げた。愛が18歳になったら、結婚するのに親の許可入らない。なにより、自分がヤクザでも構わないと言っている…と言う。

三ケ島はもう少し現実を見ろ。人の人生を左右する大事なことだ…と村崎を諭すものの、村崎は仕事があると言ってその場を後にした。

 

警視庁舎人警察署。

「ごめんなさいね。私の逮捕であなたの仕事まで奪ってしまって」

麦秋の妹・遥(本田翼)が面会に来ていた。透明な仕切りの向こうに有留章子がいる。

「私、次の病院決まったんです…姉の紹介で」

屈託なく言う遥。姉の紹介と聞いて章子は「あのお姉さんの紹介?」と聞き返す。

「はい!すごくいい病院を見つけてくれました!」と笑顔で答える遥。

「そう…」

章子は何かを考え込んでいた…。

 

内島工務店。

麦秋が社長の内島にタブレットの画面を見せた。

「これらのお店、作ったのはホバークラフトという会社になっていますが、実際に施工したのはこちらの会社ですね」

「同業者から仕事を請け負ったら、罪になるんですか?」

内島が硬い表情で答える。

「ええ。暴力団と知りながら請け負ったら」

麦秋の言葉に、内島は暴力団とは知らなかったと返す。

「ホバークラフトは月に一度、親会社の関東貴船組と会合をしています。そこへ毎回、寿司が出前されるそうです。その寿司代、いつもあなたが支払っているそうですね」

ホバークラフトが関東貴船組のフロント企業と知って仕事を請け負っていた…

「そうですね?」

麦秋に畳み掛けられ、内島は泣きそうな顔になりながら「すいません」と頭を下げた。

「暴排条例違反になります。こちらの会社名を公表します」

「え?」

「社名が公表されれば、顧客や取引先との信頼関係が壊れ、銀行の融資もストップするかもしれません」

「そんな…」

内島社長が今にも泣きだしそうになった時、室長と東条、佐野の3人が現れた。

「こんなことだろうと思ったよ」

室長が警察手帳を内島に見せる。

「いきなり社名の公表なんて、まだ無理。そんな乱暴なことできません!」

と、麦秋に向かって言うが、「私ならできます」と言われ、天を仰いだ。

「その、私ならっていうのやめてくれる?」

イラついた表情で返す室長。

「暴排条例違反の取引事実を報告書にしてくれれば、まだ公表しませんから」

室長は一転して柔らかな物腰で、内島に語りかけた。

麦秋は呆れた顔をしたが何も言わない。

「それで、その暴力団企業との関係をやめれば、勧告の処分も今なら免除できると思います」

「免除ですか?」

東条の説明に、内島が前のめりになった。

「め・ん・じょ・で、ございますぅ」

佐野の言葉に内島の表情が明るくなる。

「わかりました!手を切ります」

内島が笑顔で答えたが、「できますか?」麦秋が立ち上がり低い声で言った。

「で、できますよ!」

怯みつつも声を荒げる内島。

「万一関係が続くようだったら、勧告書を出します。それでもまだ続くようなら、社名の公表です」

麦秋はカバンから書類を出した。ホバークラフトとの関係を断ち切るという誓約書である。

「こちらに、一筆頂戴いたします」

内島は慌てて誓約書にサインをした。

 

ホバークラフト社。

「誓約書を書いた!?」

緋色のジャンパーを来た従業員が、大声で怒鳴った。

「警察に脅されて…こちらとの取引についても、こういう報告書をださなくてはいけなくなって…申し訳ないんですがもう…」

内島が怯えながら書類を出したが、先の従業員が握りつぶして投げた。

「お前はうちのおかげでどんだけえぇ思いしたんじゃ!」

そう怒鳴ると、内島の肩を掴んだ。

「やめろ!」

ホバークラフトの社長・渡辺大樹(宇梶剛士)がソファから立ち上がり、まるめられた書類を開くと、内島の前に置いた。

「報告書は出したらいい…うちもできるだけ協力しますよ」

「社長…すいません」

涙ぐむ内島だったが、「だからこれからはもっとうまくやりましょうよ」と渡辺に言われ、「えっ?」と聞き返した。

「今更うちから手を引くって言うなら、今度は俺から警察に通報しますよ」

「まだまだ深い付き合いがあるってね」

「うちとおたくは一蓮托生だ…一緒にお縄、頂戴しましょうよ」

渡辺の言葉に、内島は驚愕するしかなかった。

 

警視庁・エントランス。

受付に呼び出された水原刑事の元へ、内島が酷く狼狽した顔で走り寄ってきた。

「水原さん、助けてください」

「えぇと、誰だっけ?」

水原が若干怯えながら、内島を制止した。

 

電話相談室。

水原が肩を怒らせてやってきた。

「内島社長はな!俺が所轄時代に、何度も助けた真面目な経営者だ!」

割れんばかりの大声で怒鳴る水原。喫煙所にいた三ケ島が何事かとやってくる。

「てめぇ、ホバークラフト潰すって息巻いてるらしいな…」

水原が麦秋の前に立った。「ええ」麦秋が答える。

「おおそりゃいい。だがそのために、カタギの内島社長がてめぇに脅されるのが理解できねぇ」

「理解できない?バカですか」

麦秋が切って捨てる。

「ホバークラフトを経済的に孤立させるためです。そのために、ホバークラフトに利益供与しているカタギを脅し、ヤクザとの付き合いをやめさせる」

「そんなことしたら!そのカタギがヤクザに脅されるだろ」

水原がいきり立つも、麦秋は冷静に返す。

「だから脅される前に、摘発しようとしたんです」

そう言って、ギロリと視線を室長に向けた。

「内島社長を逮捕して、こっちに拘束していれば、ヤクザに脅されることはなかったはずです」

視線の先の室長・東条・佐野の3人は、分が悪そうに顔を背ける。

「まてまてまて、そりゃ、カタギを逮捕する話になってるがな」

三ケ島が割って入るが、「私はヤクザだけでなく、ヤクザに利益供与しているカタギも絶対に許しません」と、麦秋は言う。

「それは十分に理解できます。で、ございますが、ございますがですよ?」

佐野が喋りながら麦秋の傍へ歩いてくる。

「いくらなんでもかんでもやり過ぎじゃございません…えっと個人的には思いますよね」

麦秋に睨まれてトーンダウンする佐野であったが、東條、室長が佐野の意見に賛同する声を上げた。

「俺もお前のやり方には納得でけへんなぁ…だいたい、村崎、ヤクザやめる気あらへんがな」

三ケ島の言葉に、麦秋は「そうですか」と言うと、居住スペースの中へ入り、コートを羽織ると、カバンを手に出て行ってしまった。

「バクちゃんさん…追っかけた方がいいんじゃございません?」

 

とあるキャバクラのエントランス。

「こういうマットやこういう花を、ホバークラフトから購入していますね…帳簿を調べればわかるんですよ」

麦秋が指を差す。対応に出たのは和服姿の女…キャバクラの経営者だった。

「ホバークラフトさんは、お店を作ってもらった工務店さんです…それが悪いんですか」

和服の女は答える。

「先日、酔って暴れた客がいて、警察を呼んでいますね…」

 

麦秋はキャバ嬢の1人から話を聞いていた。キャバ嬢はその時逮捕された客の嫌がらせにあい、困った末にホバークラフトにトラブルの解決を依頼したと言う…。

 

「その客に確認したところ、この男に脅されたそうです」

麦秋は和服の女にタブレットを差し出す。画面には、ホバークラフト社の社員・角田満(菅原卓麿)の画像があった。

「この店に出入りしてますね」

和服の女は目を伏せた。「黙秘されるなら、客に聴取します」麦秋は言うと、フロアに入ろうとしたが、和服の女に止められる。

「それは困ります」

「ではお認めになりますね…暴力団の資金源になることを知りながら、店の工事を依頼した。そして、こういった物を購入している…」

和服の女は引きつりながら「認めたらどうなるんですか?」と、麦秋に聞いた。

「暴排条例違反になります」

 

「寿司を出前しただけで?」

麦秋は、ホバークラフト社に出前していた寿司屋も追い詰める。

「暴力団と知りながら、何度も寿司を配達し、あまつさえチップまで貰った…立派な親密交際者です」

 

「あそこで貴船組の会合があるたびに、駐車を許していたのも、立派な利益供与です」

麦秋はホバークラフト社の目の前にある理容店の店主に告げた。

「勝手に駐車していくんですよ?」

店主は言うが、「いいえ、あなたはそれを黙認していた」と返す麦秋。

「客の証言も取れています」

麦秋の言葉に店主は「じゃぁ、どうすればよかったんですか!」と聞いた。

「ヤクザ相手に、ダメだって言えばよかったんですか?」

「わかってるじゃないですか」

麦秋は言う。「もしくは警察に通報です。それが暴排条例です」

 

「なんで私がこんな目に…」

頭を抱えたキャバ嬢に冷たく言い放つ麦秋。

 

「自らの無関心と無責任が生んだこの災難をなんというか知っていますか?自業自得というんです」

 

同じ言葉を、和服姿のキャバクラ経営者にも言った…。

「そんな、酷い…」

和服の女はその場で泣き崩れる。その時、三ケ島と佐野がやって来た。

「何があった?」

泣き崩れる和服の女を見て、抱き起す三ケ島。

騒ぎを聞きつけ、フロアから顔を出すキャバ嬢や客たち…。

「ヤクザとの取引を報告書でいただきます」意に介さず続ける麦秋。「そして、こちらにも…」と言うと、誓約書を突きつけた。

 

「おまえ、いくらなんでもやり過ぎやろう」

夜の街を歩く麦秋・三ケ島・佐野。

「ここまでしないとヤクザはなくなりません」

結局、カタギがヤクザの矢面に立つことになる。そう言う三ケ島に、「暴排条例とはそういう法律です」と、麦秋はこともなげに言う。

「全然ちゃうわい」

三ケ島が呆れて言うが、「いいえ」麦秋が立ち止まり振り返る。

「第一条で、市民の責務を明らかにするための条例だとうたっています。つまり、ヤクザではない一般市民に、ヤクザを排除する責任があると言っているんです」

そんなあほな…と三ケ島は言うが、「確かに、そういう側面は否めないのが事実です」と佐野が答えた。

「ヤクザとの付き合いをやめさすのは、カタギを守るためだろう」

「やめると宣言すれば、たいていのヤクザは黙ってはいません」

その際は、それ専用の警察の人員が守るだろうと三ケ島は言うが、その人員だけでヤクザとの付き合いをやめると言ったカタギを全員守れるのか…と麦秋は畳み掛ける。24時間、365日…。

「それができなければ、カタギをヤクザの矢面に立たせるということです」

「それでも、ヤクザの矢面に立つのは、カタギやのうて、俺ら警察であるべきやろ」

非現実的な寝言は寝てから呟けと吐き捨てる麦秋は、関東貴船組に利益供与している企業を今夜中にあと10件は回る…といい、歩き出した。

 

関東貴船組・組長橘の屋敷。

「わけがわかりません。今朝になって突然です」

ホバークラフト社の社長・渡辺が、組長の橘を前に言った。その後ろに控えている角田が続ける。

「取引先だけじゃねぇ。いつも出前を取っていた寿司屋やそば屋までもう出前できねぇって言い出して…」

「そんな無茶苦茶な摘発するってのは一体どんなデカなんだよ」

橘が渡辺に聞いた。

「黒い服の女の警官だったそうです」

渡辺の言葉に、藤田が「あぁ!」と、声を上げる。

「俺がいた九瀬組を壊滅させたのも、黒い服の小柄な女だったそうです」

藤田が橘に告げた。

「だとすると、倉持一家を潰したのも、同じ警官のはずです」

若頭の水田が言う。

「その警官に、なんでお前らが集中攻撃を受けるんだ」

橘の言葉に、渡辺は首を振るが、角田が口を開いた。

「もしかしたら、村崎のせいかもしれません…」

村崎は警察に足抜けを進められたと言っていたと、角田が言う。

「付き合っている女が、警察のお偉いさんの娘だとかで…」

「バカが!今すぐそいつを呼べ」

水田が怒鳴り声を上げたが、橘がそれを止める。

「意外に面白いことになるかもしれねぇぞ」

そう言うと、ゆっくりと茶を啜った。

 

朝・風見徹の自宅。

出勤前の風見は、朝食をとっていた。そこへ電話が鳴り、妻が受話器を取る。妻の不穏な様子に、風見が電話をオンフックにした。

「俺が誰かは問題じゃない。問題は警察官僚の娘が、ヤクザと親密交際者だってことだ」

「そしてこんなことが警察に知れたら、あなたのご主人の大事な大事なキャリアが一瞬で終わってしまうことだ」

 

風見の自宅に呼ばれた麦秋と三ケ島が、録音された音声を聞いていた。

「やっぱり君たちか、我が家の個人情報を漏らしたのは」

風見に言われ、風見の妻から依頼を受けて…と弁解する三ケ島だったが、

「バカな妻が、バカな依頼をしたようだね」

風見の言葉に、三ケ島は口ごもった。

「録音の続きを聞かせてください。相手の要求はなんですか」

麦秋はに言われ、風見は仕方なく録音の続きを再生した。

「要求は一つ。俺たちのシノギを妨害するのをやめろ…黒い服の女の警官がしているような妨害だ」

再生が終わると、風見が「君たちはこの件から手を引くように」と言った。立ち上がり、二人に帰るよう促す。だが。

「暴力団の嫌がらせに、屈するというわけですか」

麦秋が言った。

「これは君たちの仕事ではないし、君たちとは関係のないことだ」

風見の言葉に麦秋は、自分が村崎を足抜けさせると反論する。

だが風見は、村崎が足抜けしたとしても、娘が元ヤクザと交際した段階で、自分のキャリアはおしまいだと言う。だが、このままでは二人の交際は終わらない…。

「男が逮捕されれば、さすがに終わるだろう…」

 

電話相談室。

水原がボイスレコーダーを再生していた。

「これまでのデザイン料の未払い分、金利も付けて625万円、一括で支払え」

聞えてくる声は、ホバークラフト社長の渡辺らしいと、水原は言う。

「こんな脅迫電話が内島社長のところへあったんですか?」

東条の問いに、水原は「…という設定だ」と言った。

そして、こういう脅迫電話がありましたという、という調書を内ポケットから取り出す。

「なんやお前、ちゃんと説明せぇや」

訳がわからない一同。三ケ島が水原にせっつく。

水原が言うには、ボイスレコーダーの音声は、風見の自宅に掛かって来た脅迫電話の声紋を使って、科捜研が勝手に作った「証拠」だと。

「でっちあげやないか!」

三ケ島の言葉に水原は、「でっちあげの逮捕に行ってまいります」と、泣き笑いの顔で敬礼をした。

「なんでそれをうちに教えてくれるの?」

室長に言われ、水原は笑いながら「上の命令じゃなきゃしたくねぇからですよ」と言った。

「それに…ホバークラフトの社長が逮捕されたら、村崎って奴を足抜けさせるチャンスでしょ」

「いいじゃないですか。使用者責任で貴船組の組長・橘勲を逮捕するチャンスでもあります」

麦秋が言うが、「それはしねぇみたいだ」と水原が返す。

「逮捕された連中が取り調べで、部長の家の事情を吐かねえように…保険として取っておかなきゃいけない」

水原は吐き捨てた。

「とにかく、これで借りは返した」

水原はそう言うと電話相談室を出ようとしたが、「待てや」と、三ケ島が呼び止めた。

「デカがでっちあげ捜査なんかしらた、終わりやぞ…」

三ケ島に言われ、水原は顔をくちゃくちゃにしながら出て行った。

 

人事課・課長室。

「その、オリジナルの音声が、科捜研にあるはずです」

麦秋の言葉に、人事課課長の谷川が立ちあがった。

「また、どんな強引なことをするのですか」

「成果を上げている限り、内容については、私に一任しているはず」

「増長しますねぇ…」

「ただ、本気である。それだけです」

 

関東貴船組・組長橘の屋敷。

水田が手にしているボイスレコーダーから、渡辺の声とされる脅迫電話の内容が流れる。

渡辺は「こんな電話は内島社長にはしてません」と言い切る。

「本当です!」渡辺の弁解に、水田は「わかってる」と言って、胸ポケットから別のレコーダーを出した。

先ほど聞こえてきた渡辺の声と同じ言葉を、別の声が喋っていた。

「これが、オリジナルの音声だそうです」

水田がレコーダーをテーブルに置く。

「まったく違う声じゃねぇか」

橘の言葉に水田は、第三者の声を渡辺の声に科捜研が加工したと説明する。

「千一よ…」

橘はなぜこのオリジナルの音声を水田が手に入れたのか訊いた。水田曰く、最近うちに来た客分が持ってきたネタだという。

「サツの動きに詳しいって奴か…」と、橘が言う。

水田は返事をすると、渡辺に向かって、「明日お前の会社にサツが来る。偽造した証拠ででっち上げ逮捕する」と告げた。

逃げた方がいいのかと狼狽する渡辺だったが、せっかくこれだけのネタが揃っている…有効に使おうよ…と、水田がほくそ笑んだ。

「あの…頭」

そこへ、藤田が口を挟んだ。

「何をするにしても、一応保険はかけておいた方が…」

と、囁いた。

 

ホバークラフト社。

「動くな!」

水原をはじめ、複数の刑事たちが事務所に姿を現した。

テーブルの上に立ち上がり、「警察です」と声を上げる。

従業員たちが怒声を上げ色めき立ったが、水原が「恐喝未遂の疑いで任意同行願います」と言うと、押し黙った。

だが、「社長は?」と聞いても、事務所にその姿はなかった。

 

公衆電話。

風見に電話を掛ける渡辺。「その声は…」と慌てる風見。

「あんたに勝手に声を使われたもんです。そのでっちあげ捜査で忙しいところ悪いんだけど…サシで話しません?どうでしょう」

渡辺の手には科捜研が加工したオリジナルの音源があった。

「私を誰だと思ってるんだ。そんな誘いに乗ると思うのか」

風見は突っぱねたが、渡辺は電話越しに、例のオリジナル音源を聴かせた。

「お前それをどこで!」

狼狽した風見が立ち上がる。風見は、渡辺の誘いを受けざるを得なくなった…。

 

電話相談室前の喫煙室。

タバコを吸う三ケ島と話をするために、麦秋はマスク着用で喫煙室にいた。廊下にはタバコを吸いたい刑事たちが待たされている。

「お前一体何を言うとんの?俺の立場はどうなんの」

三ケ島は周りを見回しながら言った。タバコを吸いたそうな刑事たちがたくさんおり、独り占めしている形の三ケ島は身の置き場がない。

「組対部長の意に反する行動を取れば、自分の立場がどうなるかという、あなたの保身に関する質問ですか?」

麦秋はマスクをずらし嫌味たらしく言うと、またマスクを戻した。おもむろに、三ケ島が吸いかけたタバコをもぎ取ると、

「ヤクザの矢面に立つのは、我々警察であるべき。あの言葉は嘘ですか?」と強い眼差しで言った。

三ケ島は言い返す言葉もなく、バツの悪そうな顔をした。

 

警視庁・エントランス。

急ぎ足で歩く風見に、わざとぶつかる三ケ島。風見の手から財布と上着が落ちた。

「何やってるんだよこんなところで!」

と、風見に言われ、「えーーーっ」とびっくりする三ケ島。

「警視庁のデカが警視庁にいて悪いんですか…」と呟く。

落ちた財布と上着を、麦秋が拾って渡した。

「風見部長は、どちらへ行くんですか」

「どこだっていいだろう」

麦秋の手から財布と上着を奪うように取ると、風見は歩いていく。

「たった一人で、運転手も付けずに行くようなところ。そういうところへ行くのですね」

風見は返事をせず、上着を着ると外へ出て行った。

 

ホバークラフト社。

ソファに座り、テーブルの上にボイスレコーダーを置き、例のオリジナルの音声を流す渡辺。その向かいには風見の姿があった。

どう聞いても自分の声ではないのに、これを証拠に内島社長から調書を取り、マル暴の刑事たちをここへ踏み込ませた。明らかな違法捜査だ…と、言う渡辺。

「何が言いたい」

風見は厳しい顔で渡辺を見る。

「あんたを脅すネタが2つになった。これと…あんたの娘さんが、あろうことかうちの構成員と付き合ってることな」

風見は目を伏せた。二人の様子をドアの影から村崎が覗いている。

「何が望みだ」

渡辺が立ち上がり、風見の隣に行く。

「うちのケツもちがヤクザを取り締まる警察のトップだったら、こんなに心強いことはねぇ。そうなったらこの2つのネタ、永遠に葬ってあげますよ」

風見の目が落ち着きなく動く。渡辺は懐からボイスレコーダーを取り出し、風見に返事をするよう促した。

「答えはノーやー」

ドアを開け、入ってきたのは三ケ島と麦秋だった。

「君たち!」

風見が叫ぶ。麦秋は何も言わず、風見の懐から財布を抜き取ると、その中から、カード型のボイスレコーダーを取り出した。

「今ここでお前がした脅迫行為が、バッチリ録音されている」

三ケ島が得意げに言う。

「…まだかいぃ」

麦秋が操作に手間取ったものの、先ほど風見を脅していた渡辺の声が再生された。

「今度はでっち上げじゃない。動かぬ証拠です」

麦秋の言葉に、渡辺が剣呑な表情を浮かべた。パーテーションが倒れ、隠れていたホバークラフトの従業員…ヤクザたちが、手に手に得物を持って現れる。

小さな悲鳴を上げ、風見が立ち上がる。

「うそや、おった…」

三ケ島はうろたえ、ドア付近へと移動する。

「よこせっ!」

角田が麦秋の右手を掴んだ。

「良かったです。先に手を出していただけて」

そう言われた角田の顔に怯えが走る。麦秋は取られた右手を引き、角田の腹に蹴りを入れ、カバンで殴り倒した。

「暴対法違反で逮捕します。ちなみにその場合、使用者責任で、あなた方の組長も逮捕することになりますが、よろしいですね」

麦秋は渡辺を睨みつける。

「いやいやいや、この段階で橘の使用者責任は無理だ」

風見が麦秋に言った。

「部長、助けに来たのに何でそんな水を差す…」

三ケ島が突っ込むが、「でしたら、彼を逮捕し、取り調べで組長の関与を吐かせれば済む話です」と麦秋が言う。

「逃げろ早く!」

渡辺が、怒鳴り、角田は慌てて立ち上がり逃げ出そうとする。

「三ケ島刑事!」麦秋が声をかけるが、三ケ島は「怖いから無理や…」と言って物陰に隠れた。麦秋は駆け寄り、扉の外へ出ようとした角田の背中に、とび蹴りを喰らわせた。

事務所内のヤクザたちが一瞬唖然とするが、声を上げて麦秋に向かって行った。

麦秋は扉の脇にあったカーテンレールを使って応戦する。物陰に隠れていた三ケ島は、うろたえる部長を呼び、二人で麦秋の立ち回りを見守る。

小者たちを倒し終わると、その様子を座ってみていた渡辺がおもむろに立ち上がり、落ちていた木刀を手にした。

一瞬見つめあったのち、渡辺が木刀を振りかざす。麦秋の持つカーテンレールが弾かれ、手から落ちた。麦秋はすぐさま落ちていたバットを拾い上げ、渡辺に一撃を喰らわす。

渡辺の木刀を華麗にかわし、渡辺の腹にバットを叩きこむと、渡辺は後ろに倒れ込んだ。

「こんな大事にして…一体どうするつもりだ」

物陰から立ち上がった風見は、当たりの惨劇を見てうろたえた。

「…しれたこと。彼らを逮捕します。そしてその、使用者責任で、橘勲組長を逮捕します」

関東貴船組・組長橘の屋敷。

雨の降る中、傘を差した麦秋と三ケ島が、橘の元を訪れた。

応対したのは若頭の水田。三ケ島が関東貴船組のフロント企業、ホバークラフトが摘発されたことを告げると、水田は悠々と、「あぁ…ありましたね。そんな会社が」と答える。

「せやろ。逮捕じゃ!組長ださんかいッ!」

三ケ島が凄むが、ドアを開けて入ってきたのは、藤田だった。

「ホバークラフトは、すでにうちとは無関係です」

そう言うと、一枚の書類を差し出した。そこには「履歴事項全部証明書」と書かれている。要するに、ホバークラフトを内島工務店に譲渡した…ということが書かれている書類であった。

「なんやて」

事態を理解した三ケ島が声を上げると、藤田が言う。

「内島工務店はあなた方がご存知の通り、我々とは何の関係もないカタギの会社」

「うちの組長とは何の関係もありません…お帰りください」

水田が言葉を継いだ。

仕方なく引き下がる麦秋と三ケ島。傘を差し歩く麦秋が、門のところでふと立ち止まる。

後ろを振り返り、上を見上げた。そこには、2階の窓から麦秋を見下ろす橘の姿があった。

「なるほどな。黒い服の小柄な警官だ」

呟いた橘に、水田は「その警官の名刺です」と言って、麦秋の名刺を差し出した。

「組織対策第3課、永光麦秋…」

「ご存知の警官でしたか?」という水田の言葉にもう一度窓の外を見た橘だったが、そこにはもう麦秋の姿はなかった。

 

電話相談室。

「まったくか…」

リーゼントを掻きながら呟く三ケ島。

ソファには見慣れない刑事が座っており、ホバークラフトも内島工務店も、すでに貴船組とは見事なまでに全く関係がなくなったことを一同に告げる。

そこへ、東條と佐野が戻ってきた。立ち去ろうとしたその刑事が、佐野を呼び止める。

「佐野…そうかお前、マル暴に異動したんだったなぁ…大変だろう」

「正確には、暴追センターに出向です」

「えっ…まぁ、腐らずがんばれよ…」

その刑事はそそくさと出て行った。佐野が薄い顔で微笑む。

三ケ島が佐野に知り合いか、と聞いた。

「佐野君、少し前まで刑事部の捜査2課に居たんだよ」

と、室長が答える。

「じゃ、今の捜査2課の人?」と、東條が言う。

三ケ島は指を差しながら佐野に向かって歩いていき、

「エリート部署から、警察OBで成り立っている暴追センターに飛ばされるとは、お前一体何やったんや」と問い詰めた。

「別に。よくある人事異動です」

と、あっさり答えた佐野だったが、

「あるかいッ!そんな人事異動…なにがあったんや…?」

と突っ込みを入れた。

「三ケ島刑事…あなたも組対4課から飛ばされてきた、まれにみるダメな例のはずです」

麦秋に逆に突っ込まれてしまった。

「それより大丈夫なんですか?」

佐野が話を変えた。

「組対部長の目の前で、フロント企業のヤクザを逮捕したって聞きましたけど」

「おかげで部長の家の事情も、でっちあげ捜査も人事に伝わっちゃった…」

室長が困った顔で言った。

 

とある公園。

「というわけで、愛ちゃんのお父さんは、地方の最果て署の署長になりました」

佐野が村崎に、風見の人事異動が書かれた新聞を見せた。

「あなたのせいです」

麦秋が言う。

「でも、うちはカタギの会社になったんですよね」

と、村崎が言うが、

「いえ、フロント企業に戻るのは時間の問題です」

麦秋が抑揚のない声で言う。

「そんな会社、もう辞めませんか?」

佐野が優しく諭すように言った。

「僕はデザインの仕事がしたいんです」

村崎は言うと顔を背けた。

そこへ、三ケ島が愛を連れてやってくる。

「それで幸せになれるんかい…この子、幸せになれるんかい」

「なれるよ!」

愛が村崎に駆け寄る。愛は、村崎がヤクザでも関係ない。村崎の書くデザインが、才能が好きになったと言う。

「そのおかげで、あなたの親は犠牲になりました」

麦秋の言葉に、「あれはでも…」と口ごもる愛。

「愛ちゃんごめん…」立ち上がる村崎。

「刑事さん、僕カタギになります…僕をカタギにしてください」

村崎はカタギになる決意をし、三ケ島に頭を下げた。

「ようゆうた。それでこそ男や」

三ケ島の顔から笑みがこぼれる。

「では、関東貴船組の村崎亮さん…」

麦秋の言葉に、佐野と三ケ島も続いた。

「あなたの足抜けお引き受けいたします」

「よぉーーーー」

佐野は上着の中から拍子木を取り出し、打ち鳴らした。

 

後日。とある公園。

三ケ島と麦秋、愛が、佐野と村崎が来るのを待っていた。

再就職が決まったお祝いに、足抜けコールの非公認ゆるキャラ「やめたん」のぬいぐるみを貰った村崎。可愛いと言う愛に、「じゃぁこれ、就職祝い」と言って差し出した。

「三ケ島さん、バクさん、これから僕、彼女のために身を粉にして働きます」

村崎が嬉しそうに言う。

「デザイン画描いたらまた見せてね」と、ぬいぐるみを抱えた愛が言った。

「いや、もう描かないよ。まずは営業からって言われてるけど、そのうち資材調達や施工管理なんかも任せてもらえるかもしれない」

デザインは…?と愛に聞かれ、村崎は諦めたと答えた。もともと僕に才能なんてないし…と。

「これからは愛ちゃんのためだけに働く。だから、愛ちゃんが高校を卒業したら、僕と一緒になってください」

村崎が愛にプロポーズをした…瞬間、愛のビンタが飛んだ。

和やかな雰囲気が一変する。

「僕にはデザインしかない。一生デザイナーとして生きていくって言ったじゃない。私は、亮ちゃんの才能が好きだったの。デザイナーでなくなった亮ちゃんなんて魅力ゼロ…さよなら」

そう吐き捨てると、愛は走って行ってしまった。

「愛ちゃん…愛ちゃん…」

追いかけようとする村崎を、麦秋が遮る。

「無駄です。女が一度ああなったら、おしまいです」

「そんな…」

何のためにカタギになったんだ…村崎はその場で泣き崩れた。

「苦しんでください…苦しんで苦しんで、そうしてそこからあなたはカタギに這いあがって行くんです」

麦秋は言うとその場を後にした。

「キメ台詞いうて、颯爽と去るなよ」

三ケ島が麦秋の背に言葉を投げた。

「ちゅうわけや…あと頼んだで」

三ケ島も立ち去る。

泣き崩れる村崎と、あたふたする佐野、置き去りにされた「やめたん」が、公園に取り残された。

 

「お前、こうなること、わかっとったんか」

麦秋に追いついた三ケ島が言う。

「さすがヤメゴク。ヤクザをやめさす極道や」

その言葉に、「私を極道と呼ぶことは許さないと言ったはずです」と返す麦秋。

「ほんまに憎んでるんやな、ヤクザを」

「言ったはずです。私が憎んでいるのはヤクザだけじゃないと…ヤクザに利益供与するカタギです」

「そやけどな…カタギがそんなんなるには、それ相応の理由みたいなもんがあるんとちゃうか」

三ケ島のその言葉に、麦秋の足が止まった。

「母も、同じような言い訳をしました」

「母?」

「はい、母です」

「お前が憎んでるカタギって…」

三ケ島にみなまで言わせず、麦秋は足早に去っていった。

 

<スポンサーリンク>

 

●第3話のゲスト


渡辺大樹(わたなべだいき) /宇梶剛士

…関東貴船組のフロント企業であるホバークラフトの社長を務めるヤクザ

 

風見 徹(かざみとおおる) /小木茂光

…組織対策課部長。将来の警視総監候補と言われるエース

 

内島英俊(うちしまひでとし)/石井愃一

…ホバークラフトがヤクザと知ってて仕事を請け負っている工務店の社長

 

角田 満(かくたみつる)  /菅原卓麿

…ホバークラフトの社員(=ヤクザ)

 

村崎 亮(むらさきりょう) /弓削智久

…風見の娘と付き合っている。デザイナーがしたくてホバークラフトで働いているうちに、ヤクザにされてしまった。

 

風見 愛(かざみあい)   /古畑奈和(SKE48)

…風見の娘。亮の描くデザイン画が好き。

 

<スポンサーリンク>

 


 

いかがでしたでしょうか?

第3話で、ついに麦秋と橘が遠目からではありますが、顔を合わせることとなりました。

どうやら橘は麦秋の事を知っている様子!?

予告を見る限りでは、橘と麦秋と麦秋の母親の関係が次週の第4話で判明しそうですね。

また、暴追アドバイザーの佐野の過去も、ちらっと判明しました。捜査2課のエリートがなぜ、暴追センターに出向したのか?この謎も気になるところです。

ちなみに、第3話ではこれといった小ネタがありませんでした。見逃したのか、見逃すほど小さかったのか。

もう遊びの小ネタはなくなったんですかね…?それどころじゃないのかな(笑)

 

「ヤメゴク」の関連記事はこちら

TBSドラマ「ヤメゴク」第2話のあらすじをネタバレ!コミック・小説も!

大島優子主演「ヤメゴク」第1話のキャストやあらすじをネタバレ!

 




  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

ピックアップ記事

  1. 秋ドラマ2017一覧/10月期ドラマをまとめて紹介!キャスト&あらすじは?
  2. サーティーワンの値段とメニューやカロリーは?新作とキャンペーン情報も!
  3. 嵐メンバーが主演で主題歌も嵐の連続ドラマ&映画一覧!最新版♪
  4. 冬ドラマ2018一覧/1月期ドラマをまとめて紹介!キャスト&あらすじは?
  5. 郵便料金が2017年6月より値上げ!定形外郵便・ゆうメールの新料金とゆうパックの…

関連記事

  1. 映画・ドラマ・音楽

    TBSドラマ「ヤメゴク」第6話のあらすじをネタバレ!「Thinking Dogs」デビュー!

    大島優子主演のTBSドラマ「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

最近の記事

読んでほしい記事

アーカイブ

2017年10月
« 9月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

おすすめまとめ記事

ピックアップ記事

  1. 映画・ドラマ・音楽

    ゴールデングローブ賞2017/ノミネート作品一覧&受賞結果は?
  2. ライフハック

    今年の漢字2017/歴代一覧と今年の予想!発表はいつ?応募方法は?
  3. 芸能・エンタメ

    好きな夫婦・嫌いな夫婦ランキング2016/週刊文春アンケート結果
  4. 芸能・エンタメ

    好きな嫌いなキャスター&コメンテーターランキング2017【文春版】
  5. 統計・ランキング

    理想の上司2017/新入社員が選ぶ理想の上司はウッチャンと水卜ちゃん!
PAGE TOP