クリスマスが終われば、あっという間にお正月です。お正月になったら…そう!初詣に行きましょう。
そこで今回はどこへ初詣に行ったらよいのか、参拝のマナーやおすすめの服装と合わせてご紹介します♪
●初詣はどこへ行く?
初詣はどこの寺社仏閣へ行ったら良いのでしょうか。基本は地域の守り神である「氏神様」の所へ行くのが一般的です。簡単に言えば、家の一番近くの神社が、地域の氏神様にあたります。また、自分の家が檀家となっている寺(菩提寺)がある場合は、そちらに詣でるのがよいでしょう。
また、詣でる日については、関東なら松の内の7日まで、関西なら小正月の15日までとされています。遅くとも旧正月までには詣でるようにします。
なお、氏神神社、菩提寺以外の参拝先はどこへ行っても問題ありません。八百万の神様はそんなに心が狭くないので、毎年同じところに詣でなければいけないということもありません。ただし、喪中の人は初詣に行くのは避けましょう。
こだわる人は、その年の恵方の方角にある寺社仏閣に詣でるの良いかもしれません。ちなみに、2016年(平成28年)の恵方は、「南南東やや右」です。節分に食べる恵方巻きもこの方向を向いて食べます。
さて、氏神神社や菩提寺以外の参拝は、どこへ詣でるのがよいのでしょうか。判断材料の1つとして、ご利益別神社の系統をご紹介します。
<御利益別神社の系統>
・寺
寺は、神社とは違い仏教の仏や如来、菩薩等を祀っています。初詣は神社に行くという考え方が一般的ですが、神様でも仏様でも年の初めにご挨拶するものなので、実際にはどちらでも問題ありません。
・神宮
「天皇家とゆかりのある神社」で、広大無辺なご利益をいただけると言われています。お願いの内容に関して特に縛りはありません。
・天満宮、天神
学問の神様「菅原道真公」を祀った神社のため、学業祈願にご利益があります。
・八幡宮
武運をつかさどる神として有名な応神天皇を祀っています。代表的なご利益は勝利祈願や出世開運ですが、他の神様も合わせて祀られている場合もあるため、その他のご利益もあるようです。
・稲荷
五穀を司る神様を祀った神社で、商売繁盛、五穀豊穣などにご利益があります。
[s_ad]
<神社での参拝マナー>
まず、鳥居から先は聖域なので、鳥居をくぐる前に衣服を整え、軽く会釈しなければなりません。参道の中央は神様が通ると言われているので、左右どちらかに寄って歩きましょう。
参拝前には、手水舎(てみずや)で身を清めます。この時、口をすすぐ際に、柄杓に直接口をつけてはいけません。手のひらに水を受け、口をすすぎましょう。
なお、参拝の際、お賽銭を遠くから投げ入れる人が多いですが、お賽銭は投げずにそっと入れるようにしましょう。鈴がある場合は、お賽銭を入れてから鈴を鳴らします。
そして、「二礼二拍手一礼」をします。手順は以下の通りです。
①拝殿・本殿を向き、深く2回お辞儀をします。
②胸の高さで左手を右手より数㎝上に出して合わせ、2回柏手をしたあと指先をそろえます。このときに、神様に自分の名前と住所、次いで神様への感謝の言葉、祈願の言葉を唱えます。
③願いを聞いてもらった感謝の気持ちを込めて、1回深くお辞儀をします。
※神様も忙しいので、ちゃんと自分の名前を住所を伝えないと、どこの誰だかわからなくてお願い事を聞いてくれない…という説があります。
ちなみに、神社によっては特殊な拝礼作法がある場合があるため、それぞれの神社にある案内看板をチェックすると良いでしょう。
<お寺での参拝マナー>
お寺に入る際は、山門の前で一礼してから中に入りましょう。献香できるお寺であればロウソクとお線香を上げますが、先の参拝者の灯明から火を受けるのは縁起が悪いので、してはいけません。
また、お寺の参拝では、神社とは違い柏手を打ってはいけません。ただし、神仏習合の名残で、お寺であっても神社と同じ作法の場合もあるため、こちらも案内看板で確認するのが無難です。
[s_ad]
●初詣デートでの服装は?
大晦日、彼氏と一緒にカウントダウンイベントを一緒に過ごした後に初詣へ行きますか?それとも、大晦日は家族と過ごし、新年が明けてから彼氏と初詣へというパターンも多いですよね。
さて、初詣はどんな服装で出かけたらよいのでしょうか?ここでは、初詣デートでの服装のポイントをご紹介します。
<寒さ対策とおしゃれを両立したコーデを!>
まずは、真冬に外を歩き回るわけですから、暖かい服装にする必要があります。かといって、ぶくぶくに着ぶくれしていてはガッカリされてしまうかもしれません。
見た目をスマートに見せつつ防寒するためには、インナーが重要です。ヒートテックなどの、薄地で肌にフィットする機能性インナーを選びましょう。
また、寒さ対策でポイントとなるのは、首、手首、足首の「3つの首」。マフラーや厚手の靴下を使用して、暖めるようにしましょう。
なお、丈の短いスカートなどは避けたほうが無難です。寒いのも理由の1つですが、神社やお寺などの神聖な場所では、露出の多い服装はふさわしくないからです。
また、ピンヒールなどの歩きづらい靴も避けましょう。参道や境内は歩きづらく、転んでしまっては縁起が悪いです。さらに、ピンヒールで他人の足を踏んでしまうとトラブルになりかねないので、靴を選ぶ際は注意しましょう。
<着物で好感度アップ!?>
やはり初詣といえば、美しい着物ですよね!カップルだったら、普段あまり見る機会のない彼女の着物姿に、魅力を感じるに違いありません。着る側としても、あまり着る機会が無いだけに気が引き締まります。
しかし、着物で注意したいのは、行動範囲が狭まってしまうということ。階段や砂利道の多い境内は草履では歩きづらく、着なれていない女性ではすぐに疲れてしまいます。
初詣デートをスムーズに進めるためにも、普段通りには行動できないことを、事前に相手に伝えておくようにしましょう。
着物でもしっかり防寒が必要です。着物用の機能性インナーもおすすめです。
また、若い女性の着物には、ふわふわのファーショール(マラボー)がつきものなイメージもあります。とはいえ、成人式を過ぎた女性は白いマラボーはちょっと抵抗があるものです。そんな時は、色味の入ったショールもおすすめ。
着物だけじゃなく、ドレスにも似合うデザインです。もちろん、秋冬ののファッションにも活用できそうですね。
[s_ad]