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世界の手取り給与ランキング2018/OECD加盟35カ国で日本の順位は?

2018年5月23日、経済に関するさまざまなデータを可視化することで有名な、米・経済情報サイト「howmuch.net(ハウマッチドットネット)」が、手取り(税引き後)給与ランキングを発表しました。

なお、データはOECD(経済協力開発機構)発表のものを利用しており、ランキングはOECD加盟35カ国が対象です。

そこで今回は、OECD解明35カ国の、

・手取り(税引き後)給与ランキング
・(税引き前の)総額給与ランキング
・所得税率ランキング
・社会保障等ランキング

などをご紹介します。

 

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●世界のお給料事情は?

ほとんどの人が大好きで、首を長ーくして待ち望んでいる、月に1度(人によっては違う)のお楽しみがお給料日ですよね?

頑張って働いた結果として貰える大事な大事なお給料。もちろん、できるだけ多く貰いたいものです!(切実)。

さて、このみんな大好きお給料。日本国内であれば、求人雑誌などの情報から、あるいは家族や友人・知人などから聞いたりして、ある程度はほかの人がどのくらい貰っているのかわかります。

しかし、これが、こと世界となると、正直よくわからないのではないでしょうか。興味があれば別ですが…。

ということで、この世界のお給料事情について、米・経済情報サイト「howmuch.net(ハウマッチドットネット)」が面白いランキングを発表しました。

それが、世界35カ国の手取り給与ランキングです。

世界35カ国…と聞いてピンとくる人もいるかもしれませんが、これはOECD(経済協力開発機構)に加盟している国の数。

つまり、「howmuch.net(ハウマッチドットネット)」が発表したランキングは、OECDのデータを利用したものというわけです。

※ランキングには「OECDの平均」も含まれているため36位まであります。

※データの出典:howmuch.net

 

<手取り給与ランキング>

※手取り給与ランキングは、各国の平均給与から“所得税”と“社会保障等の負担”を除いた金額=税引き後の給与です。

※給与は1年間の合計=年収です。

※日本円は1ドル110円で計算しています。

手取り給与ランキングの1位はスイスで、日本円にして約647万円でした。2位にルクセンブルグ、3位にアイスランドと続き、4位には韓国がランクイン。

なお、日本は8位で約452万円。OECD35カ国中で8位と考えると、良い方なのかどうなのか、なんとも言い難いですね。

 

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<給与総額ランキング>

※給与総額ランキングは、“所得税”と“社会保障等の負担”を引かない金額=税引き前の総支給額です。

※給与総額は記載していません。知りたい場合は、手取り額+(手取り額×(所得税率+社会保障等)%)で計算してみてください。

給与総額ランキングでは、手取り給与ランキングと同じくスイスが1位、2位にルクセンブルク、3位にアイスランドとなりました。

なお、日本の給与総額は13位。手取り給与ランキングが8位で、給与総額が13位なのは、税率の合計が22.3%と他国と比べれば比較的低めの方だからです(体感では高いんですけどね…)。

 

<税率ランキング>

※税率ランキングは、“所得税”と“社会保障等の負担”を合計したものです。

1位はベルギーで40.5%、2位はドイツで39.9%、3位はデンマークで36.1%です。恐ろしく高い税率に感じてしまいますが、これらの国は社会保障制度がかなり手厚く整備されており、いわゆる「福祉国家」と呼ばれています。

なお、日本は27位とOECD35カ国の中では税率が低い方の国に分類されます。とはいえ、何度も言いますがやはり体感では高く感じて仕方ありません…。

 

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<所得税率ランキング>

※こちらは所得税ランキングです。

日本は33位で7.9%です。この数字はあくまでも平均化したものなわけですが、こうしてみると確かに低いのかもしれません。だからと言って、これ以上税率をあげられるのはキツイのですが…。

 

<社会保障等率ランキング>

※こちらは社会保障等の負担ランキングです。

日本は所得税の33位とは一転し、14.4%と9位にランクイン。高齢化に伴う医療費や年金支給額の増大が、社会保障等の負担額を押し上げているのが現状です。

また、少子化が進んでいることを鑑みても、今後もまだまだあがるんでしょうね…。保障が手厚ければまだよいものを、20年後、30年後、本当に年金が貰えるのか…心配です!

 

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