2018年4月19日(木)夜10時から、ディーン・フジオカさん主演ドラマ「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」が放送開始(フジテレビ)。
冤罪で地獄に叩き落されたディーン・フジオカさん扮する主人公が、脱獄し巨万の富を手に入れて別人となり、自分を陥れた3人の男たちに復讐するため舞い戻る…。
ドラマタイトルそのままの、アレクサンドル・デュマによる原作「モンテ・クリスト伯」を、現代版にアレンジしてドラマ化です!
そこで今回は、「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」の、
・ドラマ概要
・あらすじ
・キャラクター&キャスト情報
・誰にどんな復讐をするのか
などについてご紹介します♪
●「モンテクリスト伯」とは?
2018年4月19日(木)夜10時からのフジテレビ木10ドラマ枠にて、ディーン・フジオカさん主演ドラマ「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」が放送開始。
主人公を演じるのは、ディーン・フジオカさん。主人公を陥れたことで、15年の時を経て復讐されることになる3人の仇敵は、大倉忠義さん、新井浩文さん、高橋克典さん演じます。
なお、ドラマタイトルからもわかるように、原作はタイトルそのまま、フランスの作家であるアレクサンドル・デュマによる小説です。
原作の「モンテ・クリスト伯」は、1844年から1846年にかけて、フランスの大手新聞に連載・出版されました。日本では明治時代に翻訳したものが広まり、「巌窟王」の名で長く親しまれてきたので、ご存知の方も多いかもしれません。
その主軸となるストーリーは、
「無実の罪で投獄され、長い年月を獄中で過ごした主人公が、その後脱獄して巨万の富を手に入れ、自らを陥れた者たちに復讐する」
というもの。
もしかしたら「よくありがちなストーリー」と思う方がいるかもしれませんが、「モンテ・クリスト伯」が元祖といっても差し支えないでしょう。
緻密に計算され張り巡らされた伏線と、その伏線を予想を上回る形で回収していく物語の構成は、その後さまざまな物語がならい、取り入れていった手法です。
ちなみに、細部は違えど、数多くの映画、ドラマ、舞台、漫画などの作品が「モンテ・クリスト伯」を原作として作られてきました。今回、ディーン・フジオカさん主演による新たなドラマも、「モンテ・クリスト伯」作品群に名を連ねることになりますね!
果たして、その評価はどんなものとなるのでしょうか。そして、「モンテ・クリスト伯」のドラマ作品として、後世に名を残すことはできるのでしょうか!?
<あらすじ>
2003年の小さな漁師町。目黒すみれ(演・山本美月)との結婚が決まった紫門暖(演・ディーン)は、幸せの絶頂にいた。
だが、目黒すみれを奪おうとする恋敵の南条幸男(演・大倉忠義)、出世を妬む同僚の神楽静(演・新井浩文)、とある事情を抱えた警察官の入間公平(演・高橋克典)らによって、異国の地の監獄に送られてしまった。
無実の罪で15年もの間、異国の地の牢獄に閉じ込められた紫門暖。婚約者との未来をも奪われたが、思わぬ幸運により牢獄生活から逃れ、巨万の富を手に入れた。
復讐のため、別人となって舞い戻る紫門暖。知力と財力を駆使し、かつて自分を陥れた3人の男たちに、大胆に、そして緻密で華麗な復讐劇を繰り広げていく。
しかし、仇敵に制裁を下していくたびに、両親と葛藤する紫門暖。次第に人生と人間性を取り戻していくが…。
復讐を軸に描かれるヒューマンストーリーと、一人の女性を一途に愛するラブストーリーが描かれる「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」。復讐の先には、果たして何があるのか…?
<放送概要>
日 程:2018年4月19日(木)~
時 間:22時~
脚 本:黒岩勉
「サムライ先生」「僕のヤバイ妻」ほか
主題歌:ディーン・フジオカ「Echo」
原 作:アレクサンドル・デュマ
※名作を漫画で読んでしまうのも1つの手です。
モンテ・クリスト伯 (まんがで読破) [ アレクサンドル・デュマ ]
●キャラクター&キャスト情報
※出演者の年齢はドラマ放送時点のもの
※画像は公式サイトより
2003年
<紫門暖/ディーン・フジオカ>
さいもんだん。水産業者「守尾漁業」の船員。
漁師だった父の死後、高校生の時に「浜浦町」に母と移住してきた。この町で先輩(神楽清)、後輩(南条幸男)、婚約者(目黒すみれ)と出会う。
高校卒業後は母の知り合いだった地元の水産業者・守尾漁業に就職。遠洋漁業に出て船員としての頭角を現すと、社長に見込まれ船長を支える立場になる。
婚約者との結婚式の日取りも決まり、順風満帆に見えたが、遠洋漁業の帰路で激しい嵐に遭遇したことで、その人生が一変した。
出典:公式サイトより
ディーン・フジオカさん(1980年8月19日生・37歳)
<目黒すみれ/山本美月>
めぐろすみれ。浜浦町出身、喫茶店「シンドバッド」経営。
高校2年生の時に両親が交通事故で他界したため、両親が経営していた喫茶店を引き継いだ。紫門暖とは店で知り合い、ほどなくして交際がスタートし、結婚を約束した。だが、遠洋に出ていた暖の乗る船が遭難したという情報を受け取り…。
出典:公式サイトより
山本美月さん(やまもとみづき・1991年7月18日生・26歳)
<南条幸男/大倉忠義>
なんじょうゆきお。浜浦町出身、売れない役者。
紫門暖とは親友・後輩の関係で、その婚約者の目黒すみれとはともに育った幼馴染。すみれには恋愛感情を持っていたが、彼女が暖に惹かれるようになると、2人を応援する立場に回った。
だが、心のうちは嫉妬に埋め尽くされており、仕事で認められ、愛する女性も手に入れた暖に対し、憎悪に近い感情を抱くようになる。ほんの小さな出来心から、廉を葬ることに加担してしまい…。
★★★
大倉忠義さん(おおくらただよし・1985年5月16日生・32歳)
<神楽清/新井浩文>
かぐらきよし。浜浦町出身、守尾漁業の船員。
暖とは高校時代の先輩後輩の間柄。「カグ兄」と呼ばれ慕われている。頭脳も体力も秀でており、リーダー格だったが、暖が移住してきてからはその座を譲ってきた。
今は勤続10年の優秀な漁師ながらも、怪我で漁に出られない日々が続いている中、社内で頭角を現してきた暖が高い評価を受けていることに焦りを感じる。そして、暖を失墜させるため、暖への嫉妬を抱える幸男を利用することを思いつき…。
出典:公式サイトより
新井浩文さん(あらいひろふみ・1979年1月18日生・39歳)
<入間公平/高橋克典>
いるまこうへい。警視庁公安部外亊第三課参事官。
将来を期待されたキレ者として知られ、順風満帆に見える人生を歩んでいるかに見える。だが、父が事件を起こして家族を捨て、そのせいで苦しい生活を余儀なくされた過去がある。そんな父への憎悪が、立身出世への意欲をかきたてる理由となった。
東大進学、在学中に国家公務員試験合格。優秀なキャリア候補生として警察官人生をスタート。しかし、20代のころにある禁断の関係を持った人物と大きな罪を犯した。このことが起因となって暖と出会い、過去と対峙することになり…。
出典:公式サイトより
高橋克典さん(たかはしかつのり・1964年12月15日生・53歳)
<入間貞吉/伊武雅刀>
いるまさだきち。金融ファンド「TIファンドマネジメント」代表。
巨大ファンドに成長させたが、1980年代にとある不正取引の経済事件を起こし、家族を捨て海外へ。やがて復活し、アジア地域全体および南米でも資産運用事業を手掛け、世界的にも名が知られる人物に。
だが、再びある事件の中心人物となり、多くの人を巻き込むことに…。
出典:公式サイトより
伊武雅刀さん(いぶまさとう・1949年3月28日生・69歳)
<守尾英一朗/木下ほうか>
もりおえいいちろう。浜浦町の港を拠点とした「守尾漁業」の社長。遠洋漁業でマグロとカツオを漁獲している。
所有船は1隻のみの、家族経営的な小さな会社。外国人労働者も積極的に雇い、社員たちを家族のように愛する情に厚い男。暖にとっては自分を育て信じてくれた恩人。
出典:公式サイトより
木下ほうかさん(きのしたほうか・1964年1月24日生・54歳)
<寺角類/渋川清彦>
てらかどるい。浜浦町出身、地上げ屋。
南条と神楽の先輩で、地元では有名な不良。高校卒業後は詐欺まがいのアルバイトをするなど、楽をして金を稼ぐことばかりを追い求めている。
今は暖の実家を狙っている地元不動産会社の指示で、地上げ屋に近いことをしている。
出典:公式サイトより
渋川清彦さん(しぶかわきよひこ・1974年7月2日生・43歳)
<柴門恵/風吹ジュン>
しもんめぐみ。暖の母。夫の死後、女手一つで暖を育ててきた。夫と旧知の仲だった守尾英一朗に頼み込み、暖を雇ってもらうなど、暖を献身的に支える。
出典:公式サイトより
風吹ジュンさん(ふぶきじゅん・1952年5月12日生・65歳)
2018年
<神楽留美/稲森いずみ>
かぐらるみ。神楽清の妻。ホステスや愛人など経験し、酸いも甘いも知り尽くしてきた女性。夫の清は金と権力にしか興味がないため、愛情を注いでもらえず孤独な日々を送る。その虚無感を埋めるため、金で男をはべらすも、心は満たされない。
さらに、暖の出現により、葬り去った暗い過去が徐々に暴かれ、運命の歯車が狂っていく…。
★★★
稲森いずみさん(いなもりいずみ・1972年3月19日生・46歳)
<守尾信一朗/高杉真宙>
もりおしんいちろう。守尾漁業社長の一人息子。職員全員からかわいがられ、のちに会社を継ぐこととなる。真面目で心優しく、明るい素直な人物。暖にとっては弟のような存在。
なお、信一朗は事故がきっかけで、若くして父の代理で社長を務めることになる。経営難で誰の援助も得られず、負債を抱えた会社を支えようと孤独に健気に戦っている。
また、仇敵ともいえる入間の娘・未蘭と運命的な出会いを果たし、悲恋に落ちてしまう…。
★★★
高杉真宙さん(たかすぎまひろ・1996年7月4日生・21歳)
<安堂完治/葉山奨之>
あんどうかんじ。アパレルブランドを立ち上げる夢に燃えた青年実業家。出資者を募るため、魅力的な笑顔と巧みな会話術で富裕層に近づく。人を欺くこともいとわない、黒い裏の顔も持ち合わせている。
なお、暖の復讐相手・入間公平と大きな接点を持っており、暖が復讐の切り札として安堂を利用する中、自身の壮絶な生い立ちと、背負っている深い業に翻弄される。
★★★
葉山奨之さん(はやましょうの・1995年12月19日生・22歳)
<入間瑛理奈/山口紗弥加>
いるまえりな。入間公平の後妻。
表向きは警察官僚の良き妻。しかしその実、自分の欲のためにとんでもない目論みを持った恐ろしい悪女。
★★★
山口紗弥加さん(やまぐちさやか・1989年2月14日生・38歳)
<入間未蘭/岸井ゆきの>
いるまみらん。入間公平の娘。実母は中学生の時に他界。母が死に際に言った「お父さんは弱い人だから、あなたが支えてあげて」という言葉に囚われており、厳格で子離れできない父親のため、従順な娘であろうとする。また、継母や義理の弟含め、他者に気を遣う人生を送ってきた。
そんな中、守尾信一朗と運命的な出会いを果たすが…。
★★★
岸井ゆきのさん(きしいゆきの・1992年2月11日生・26歳)
<江田愛梨/桜井ユキ>
えだあいり。俳優として成功した南条幸男のマネージャー。秘めた暗い過去が、暖の復讐に絡んでいく。
★★★
桜井ユキさん(さくらいゆき・1987年2月10日生・31歳)
<土屋慈/三浦誠己>
つちやしげる。復讐鬼として別人となった暖の、忠実な秘書。衝撃的な過去を持つ。
★★★
三浦誠己さん(みうらまさき・1975年11月16日生・42歳)
<ファリア真海/田中泯>
ファリアしんかい。謎多き人物。暖が無実の罪で投獄された独房の、隣の地下牢に収監されていた。長きにわたる獄中生活の中、自信の持てるすべての知恵を暖に授け、復讐へと向かう暖の、第2の人生を導く。暖にとっては“師”であり“父”でもある。
★★★
田中泯さん(たなかみん・1945年3月10日生・73歳)
※年齢はドラマ放送時点のもの。
●誰にどんな復讐をする(ネタバレ)?
ディーン・フジオカさん扮する主人公の紫門暖。結婚を目前にして、3人の男たちの手により無実の罪で投獄され、復讐の鬼と化して彼らの目の前に別人として舞い戻ってきます。
知力と財力を手にした復讐鬼は、果たして誰にどんな手口で復讐するのでしょうか?
ここでは、どれほど華麗な手口で復讐が果たされるのかを最終回まで追いかけていきます。
ほぼ、各話のあらすじがネタバレになってますので、閲覧にはご注意ください。
第1話
…第1話では、明るく誠実な男・暖が登場。漁師として働き、平和に平凡に暮らしていた。ところが、遠洋に出て遭難し、外国人船長が死亡してしまう。だが、星を見てなんとか町に戻ってくることに成功する暖。ただ、死亡した外国人船長から、生前預かっていた1枚の手紙があり、これを目的の人物に届けようとしたことが、後々大変なことになる。
というのも、無事に帰ってきた暖は、仕事でも社長から信頼され船長を任されることとなり、すみれとの結婚も決まり、我が世の春を謳歌する。ところが、それを妬む神楽と幸男の嘘と、公安の入間の介入により、ラデル共和国のテロ組織(ククメット)の協力者に仕立てられてしまう。そして、結婚式当日に無実の罪で逮捕され、入間の策略によりラデル共和国に連れていかれ投獄されてしまう。
※預かっていた手紙の宛先は、入間の父で投資会社社長の入間貞吉。貞吉はククメットの協力者だった。しかし、公安の入間は暖から預かった手紙を書き換え、宛名を貞吉から暖に書き換えるという所業にでる。そして、暖はラデル共和国に引き渡され、その裏でラデル共和国に人質として捕まっていた公安の人間と交換となった。つまり、入間は自分の父親を助けるためと、人質になっている公安の人間を助けるため、何の罪もない暖をハメた…ということです。
第2話
…第2話では、えげつない拷問を受ける暖の姿が…。そして、牢獄での死人のような暮らしをしている暖のもとに、地下牢の床から1人の男が顔を出す。その男の名は「ファリア真海」。脱獄するため何年も苦労しながら脱獄するための穴を掘っていた。やがて暖は脱獄用の穴掘りに協力することとなり、自分をハメたやつらに復讐するため、生きる目的を得る。真海からさまざまな知識と教養を学ぶ暖。なお、後に、真海はラデル共和国の元大統領であることを暖に話し、膨大な隠し財産があることを教えた。
ついに脱獄できる場所まで掘り進めた矢先、真海の命が尽きようとていた。そして…。暖は真海の遺体と入れ替わり、重りを付けられ海の底に沈められる。だが、命からがら重りを外し、海底から脱出することに成功した。
暖は決死の思いで故郷にたどり着いた。だが、実家は姿を消し、母は惨めな死に方をしたと知る。暖が最後にあった頃はまだ小学生だった社長の息子・信一朗にたまたま助けられた暖。そして世話になった水産会社の社長が入院中だということや、幸男とすみれ、神楽、入間らの今の様子を知る。復讐に燃える暖。真海の隠し財産を手にするため、密航。隠し財産を保管している海外の銀行へと向かい、真海から教わっていた暗証番号の入力に成功し、財産を手にした。これ以降、暖は「モンテ・クリスト・真海」と改名し、世界屈指の投資家となった。
ついに、モンテ・クリスト伯となった暖。守屋社長の葬儀で、久しぶりに神楽と幸男に再会したものの、誰もモンテ・クリスト伯が暖だと気づかない…(あんなに同じ顔なのに…)。こりゃぁ、復讐もはかどりそう…かな?(ホントに誰も気づかないのかな…)。
第3話
…第3話でついに復讐がスタート。第3話では、さまざまな裏工作をして、幸男夫婦、神楽夫婦、入間夫婦をモンテ・クリスト伯が別荘に招待することに成功。ただし、幸男の妻・すみれだけは、料理研究家の仕事をしなくてはならないよう仕向け、別荘に来られないよう画策。
そして、地獄のパーティー?では、神楽の妻・留美と入間の間にあった秘密が発覚。その秘密とは、モンテ・クリスト伯が購入した別荘で、昔、留美が密かに入間との間の子を出産。しかし、子どもは段ボールに入れて遺棄していた…。ところが、当時偶然空き巣に入ったモンテ・クリスト伯の秘書・土屋がその様子を見ており、何を埋めたのか確認したら赤ん坊が…!かすかに泣いた赤ん坊を、どうすることもできずに電話ボックスに置いて逃げた…ということを土屋がモンテ・クリスト伯に告白。とはいえ、モンテ・クリスト伯はすべてを知っていた模様で、それを踏まえて土屋を雇っている様子。
なお、幸男のマネージャー・江田愛梨は、モンテ・クリスト伯の協力者。幸男の娘を助けるきっかけをつくったのは江田→モンテ・クリスト伯が救助。入間の妻がアナフィラキシーショックを起こしたのは江田の仕業→モンテ・クリスト伯救助。別荘は神楽から購入→契約書にサインするのにモンテ・クリスト伯が神楽にあう。それらの接点を活用し、3組の夫婦を別荘のパーティーに誘った…という顛末でした。
さて、あの時の赤ん坊はおそらく生きていて、次回には大人になって登場するとみられます。たぶん、安堂完治(演・葉山奨之)だろうな…。
第4話
…第4話では、神楽の妻・留美がターゲット。留美はモンテ・クリスト伯の差し金で、安堂完治(演・葉山奨之)と出会うことに…。安堂はアパレルブランド展開のために出資者を募っている、という若者。留美は安堂が気に入り、神楽に出資を頼むが、あっさり断られる。そして、これまたモンテ・クリスト伯の差し金で、夜のお供のメンズルートから儲かる仮想通貨の話を聞き、安堂のために自分で出資金を作ろうとするも失敗(もちろん、失敗するようにモンテ・クリスト伯が暴落を仕掛けた)。
大金を溶かしてしまった留美。頼れるところもないため、入間に300万円を借りた。だが、入間に金を借りたことも、仮想通貨で大金を溶かしたことも、さらに夜のお供のメンズがいることも知っている神楽。神楽は留美が返した札束を叩き返し、昔の愛人から貢いでもらった金は好きに使えばいいと吐き捨てた。
泣きながら札束を持って家を出た留美は、安堂にその金を渡す。留美の異変に気付いた安堂。そして2人は手を握り合い、夜の街へ…。そしてベッドを共にすることに…!
あぁ、なんてことでしょう。視聴者は察しています。安堂が留美の息子だということを。でも、留美は安堂が自分の息子だとは知りません。おそらく、安堂も留美が母親だとは知らないでしょう。
でも、モンテ・クリスト伯は密かに2人のDNA鑑定をしており、親子だということを知っています。むしろ知っていて近づけたんでしょうけど…。
いや、なんてえげつない復讐!でもまだ復讐はほんの序章ですね…。
第5話
…第5話のターゲットは、入間公平。モンテ・クリスト伯は公平の娘・未蘭の婚約者で、外務省マレーシア駐在の出口を自宅に呼び、入間家が貞吉の遺産相続でもめていることを吹き込んだ。さらに冗談めかして「貞吉を殺して欲しい」と言い出す。駄目押しに、「貞吉は過去に人を殺している(公平の最初の妻で、未蘭の実の母)」とも…。
一方、結婚したくない未蘭の心を察し、貞吉は未蘭が結婚したら、遺産はすべて寄付すると遺言書を書き換えた。これで結婚を逃れることができると安堵した未蘭。しかし、入間はそれでも出口と未蘭を結婚させると言い出し、出口もそれを了承する。
だが、出口が事の成り行きを話すと、モンテ・クリスト伯は悪魔の囁きをした。結婚前に貞吉を殺してしまえばいい…と。
実行の日。入間夫妻はモンテ・クリスト伯の家に夕食でお呼ばれ。入間家では出口と未蘭が2人の時を過ごす。そこに信一朗がダボハゼを届けに訪れ、未蘭が対応に出た。このチャンスに、出口は貞吉を亡きものとする…。
しかし、戻った未蘭が目にしたのは、倒れている出口の姿。毒を飲み死んでいたのだ。身動き一つできないはずの貞吉は、ただそれを眺めているばかり…。
なお、出口が死んだ原因の毒薬は、入間の最初の妻が死んだ時のと同じもの。
翌朝、明らかに毒薬が入ってそうな赤いビンを眺めながら鼻歌を歌う公平の後妻・瑛理奈。出口を殺したのも、公平の最初の妻を殺したのも、すべて瑛理奈の仕業だったのだ。瑛理奈が殺しに手を染めたのは、自分の息子に遺産を相続させるため。
モンテ・クリスト伯は、真の殺人者を目覚めさせてしまったのだった。
さて、物語も盛り上がってきましたね!第6話では幸男に復讐の魔の手が伸び、第7話では…。ということで、これ以降はここでのネタバレは自粛します。本編を逃さず見るか、FODオンデマンドでどうぞ♪
※2019年2月1日、新井浩文さんが自宅にて女性に乱暴した容疑で逮捕されました。本人も容疑を認めています。このことで、FODオンデマンドでは、新井浩文さんが出演している作品は配信停止。そのため、「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」も配信停止です。