PR
スポンサーリンク

東京の雪対策!首都圏での積雪時の注意点と都会が雪に弱い理由とは?

冬が寒いのは当然ですが、急激に気温が下がる日があったり、南岸低気圧の影響でドカ雪が降ることもある昨今…。

たいてい雪が降ると、東京をはじめとした都会は交通網が麻痺し、みんな右往左往してしまうのが定番です。

そこで今回は、なぜ東京(都会)は雪に弱いのか、雪対策と合わせてご紹介します♪

 

<スポンサーリンク>

●都会が雪に弱い理由

数年前の話になりますが、2014年2月15日午前0時頃、首都圏に2度も振った大雪で交通網が麻痺し、東急東横線では衝突事故が発生。この事故の原因は雪の影響だけではないようですが、少なくとも大雪が降らなければ発生しなかった事故でした。

首都圏に限らず、都市部の交通網、特に鉄道は決定的に雪に弱く、少々の降雪でもダイヤに甚大な遅れがでることが多々あります。

でも、日本には雪国と呼ばれる豪雪地域も沢山あって、そこでは冬の間も特にダイヤが乱れることなく、電車は普通に運行しています。いったいなぜ都会の鉄道は、雪国に比べてこんなにも雪に弱いのでしょうか?

都会の鉄道と雪国の鉄道の決定的な違いは、その規模にあります。雪国の地方都市の鉄道は路線が少なく、運行間隔も広く取ってあります。運行数が1時間に1本などということもごく当たり前。運行間隔が広いということは、雪でブレーキが効きにくくなったところで、前方にいる電車に衝突ということにはなりません。

また、前の電車と次の電車の間にラッセル車を走らせて、除雪をすることも可能です。しかも、路線が少ないということは、それだけ融雪装置を設置しなくてはならないポイントが少ない、ということになります。

対して首都圏などの都市部では、地方都市に比べて路線数、運行本数ともに圧倒的に上回っています。首都圏の電車は通常3分に1本の間隔で走行しており、この状態でブレーキの効きが悪くなれば、即、先行車両に追突の危機に陥りかねません。

また、こんなに短い間隔で走行している電車の合間に、除雪のためのラッセル車を走らせることは不可能です。加えて、首都圏を無数に走る線路上には約4,000近くものポイントがあり、この全てに融雪対策を取らなくてはなりません。

確かに首都圏でラッセル車は無理としても、ポイントに融雪装置を付けるくらいはできるのかもしれません。そうすれば、雪で電車の運行本数が減るにしても、まったくマヒしてしまうということはなくなるでしょう。

でも、問題は雪国は冬の間コンスタントに降雪があるのに対し、首都圏では年に数回しか雪が降らないというところです。この年に数回のために、莫大な費用をかけて雪対策を講じ毎年そのメンテナンスを行う、ということがそもそも現実的ではないのです。

結果、年に数回ほぼ1日で終わってしまう大雪のために莫大な出費をするよりも、その1日だけ運行本数を極端に減らしてやり過ごすほうを選ぶ、ということになるのです。納得ですね!

(参考:ハーバー・ビジネス・オンライン)

 

雪だるま

次章では、雪が降った際の注意点などをご紹介します。

 

スポンサーリンク

 

●雪が降ったら気を付けること

<積雪時の外出>

普段から雪に慣れていない人は、雪が降る日には外出を控えるのが一番いいのですが、そうもいかない場合はままあります。雪の日の外出で重要なのは、「転ばないように歩く」「転んでもケガをしない服装で出かける」ことです。

 

まず服装について。

:厚手のニット帽などの帽子をかぶり、転んで頭を打った時に衝撃を吸収できるようにする。防寒にも。

:暖かい服装をする。

:転んだ時に手をつけるよう、両手はポケットなどに入れず出しておくために、手袋をしておく。

:滑り止めのため溝の深い靴を履く。長靴もOK。逆に底のツルツルした革靴や、着地面積の少ないハイヒールはNG。

:両手が空いて、転んだ際にクッションにもなるリュックサックがおススメ。

 

次に歩き方について。

歩幅は小さく重心は前に:重心を後ろにかけてかかとから着地し、大きな歩幅で雪道を歩くと、とても転びやすく危険。重心は前にかけ足の裏全体で着地して、小さい歩幅でゆっくり歩く。

両手は空けておく:転んだ時にすぐ手を付けるよう、両手は常に空けておく。荷物を両手に持ったり、歩きスマホなどはしない。ポケットに手を入れて歩かない。

滑りやすい場所を避ける:道路の凹凸のない面は避ける。横断歩道の白い部分、マンホール、工事中の鉄板の上、往来が激しく雪が踏み固められた場所など。

 

<雪かきグッズ>

普段あまり雪に慣れていないと、家に雪かき道具を常備しているという人はなかなかいないのではないでしょうか。でも、いったん大雪が降ってしまうと、そこから雪かき用の道具一式を買いにいくのは至難の業です。

このまま雪が降り続けたら大変なことになりそう…!と思われるときは、早めに雪かき道具を揃えておきましょう。

雪かきに必要なものといえば、スコップがまず思いつきますね。雪国のサラサラとした粉雪と違って関東圏の都市部の雪は湿気が多くどっしりしています。スコップはプラスチック製の軽いものではなく、金属製のものを用意しましょう。プラスチック製スコップでは、湿気を含んだ雪の重みに耐えきれません。

また、雪の中で作業をしていると、手袋や靴が濡れてきて手足の感覚がなくなってくることがあります。スキー用などの防水手袋や、防水効果のある長靴やブーツも、冷たい雪の中で作業をするのにとても便利です。

【送料無料】雪かきアルミスコップ

 

とはいえ、いざ雪が降ってから、普段からたくさん在庫を確保しているわけではない都会では、スコップはすぐに売り切れてしまいます。となると、スコップ替わりに何で雪かきができるのか…を考えなくてはいけません。

代替品として“まし”なのは、金属製のちりとり。割としっかりしているので、ラッセル風に活用することができます。

また、下の画像のような普通のちりとりでも、金属製なら壊れにくく、そこそこ活用できます。

 

<車の雪対策>

普段雪道の運転に慣れていないのであれば、やはり雪の降る日に車を運転することはできるだけ避けるのが一番です。が、そうもいかない場合もありますよね。

スタッドレスタイヤ、4WDの車であっても油断は禁物です。雪道で最も危険なのは、雪が踏み固められたり、凍ったりしてできるアイスバーンです。アイスバーンの上ではスタッドレスタイヤも4WDも、あまり滑り止めの効果はありません。

雪の日にどうしても車を運転するときは、なんといってもチェーンが一番効果的です。

タイヤチェーンには金属製のものとゴム・ウレタン製のものがあり、金属製のもののほうが滑り止め効果は高いですが、装着時に乗り心地がいいのはゴム・ウレタン製です。

また、チェーンのタイプも色々。金属製ははしご型、亀甲型、リング型。ゴム・ウレタン製ははしご型、ワンタッチ装着型、ネット型などがあります。

ちなみに、装着しやすい、装着時の振動が少ないなど、利便性が高いほど金額も高くなる傾向があります。

なお、チェーンだけでなくジャッキも必須です。きちんと車にジャッキが積まれていることを確認してから出かけましょう。ただし、最近ではジャッキ不要で装着できるチェーンもあるので、手持ちのチェーンの装着方法をしっかり確認しておくことも大切です。

その他、使用済みチェーンを拭くぼろ布や、新聞紙、防水手袋なども車に積んでおくといざというとき便利です。

タイヤチェーン 亀甲型 12mm ジャッキアップ不要 

 

非金属タイヤチェーン ジャッキアップ不要

 

 

後記

東京は雪が降ると途端にダメになりますよね。雪が降って電車が止まった!通勤通学の足が大変!と、ニュースで話題になり、地方(特に雪国の人)からは「ホント、東京って駄目だよね(各地方の方言で)」とバカにされます。

しかし、そもそも根本的に違うことが、よくお分かりいただけたのではないでしょうか。

ちなみに、東京民は雪が降ると「大変だー」「面倒だー」と言いつつ、大きな声では言えませんがめったにないことなので、心の中では秘かにワクワクしているものです。通勤通学の時、誰も踏んでいない新雪を探してシャクッシャクッと踏みつけながら歩くのを楽しみにしていたりします(一部に限る)。

さらに、スッ転びそうになったことを、楽しそうに友だちや同僚に語ったりします(一部に限る)。

ある意味ちょっとしたイベント的なものでもあるのです(一部に限る)。そこら辺をご理解いただければと…(笑)

 

スポンサーリンク