累計5,000万部超を販売した大ヒット漫画「シティーハンター」。その続編的位置付けのリメイク作品「エンジェル・ハート」が、2015年に日本テレビ系列にて実写ドラマ化されました。
ネットでは、冴羽獠を演じるのは誰か!?と、話題になっていましたが、見事はまり役ともいえる上川隆也さんが好演。その他のキャストも比較的好印象な面々が起用されました。
あれから数年…。
なんと、「シティー・ハンター」の新作長編アニメ映画が、約20年ぶりに公開されることが決定!
そこで今回は、上川隆也さん主演の実写化ドラマ「エンジェル・ハート」の情報とあわせて、
・映画「劇場版シティー・ハンター」最新情報
・「シティーハンター」関連映像作品の視聴方法
などをご紹介します。
●「劇場版シティーハンター」公開決定!
1980年代を席巻した、伝説のアニメ「シティーハンター」が、約20年ぶりに新作アニメ映画として帰ってきます!その名も、
「劇場版シティーハンター」です!
まずは、テレビアニメ版のエンディングテーマ曲・TM NETWORKの「GET WILD」が流れる中、懐かしの面々の姿が…!
この特報を観て興奮している中高年が、かなり多いのではないでしょうか!?えぇ、私ですが(笑)
しかも、特報をご覧になればお分かりかと思いますが、登場しているメインキャラクター4人の声は、テレビアニメ版のキャスト陣が再集結!
冴羽獠 …声・神谷明さん
槇村香 …声・伊倉一恵さん
海坊主 …声・玄田哲章さん
野上冴子…声・一龍齋春水さん(麻上洋子)
美樹 …声・小山茉美さん
これは非常に完成が楽しみになってきました!
なお、「劇場版シティーハンター」の映画公開は2019年2月8日です。
●関連映像作品の視聴方法
「シティーハンター」関連作品は、テレビアニメを中心に、アニメ映画、実写映画、実写ドラマなどが制作されています。
ここでは、「シティーハンター」関連の映像作品が、お得に視聴できる動画配信サービスをご紹介します。
<U-NEXT>
・アニメ「シティーハンター1」
・アニメ「シティーハンター2」
・アニメ「シティーハンター’91」
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※なお、上記「シティーハンター」関連作品は見放題対象作品のため、月額料金以外かかりません。
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●実写ドラマ「エンジェル・ハート」
作者・北条司氏による漫画およびアニメ「シティーハンター」。その続編でありリメイクともいえる作品「エンジェル・ハート」が、2015年10月に実写ドラマ化されました。
「シティーハンター」といえば、1985年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が開始され、既刊全35巻、アニメは4期まで制作。日本国内では実写化されていませんが、海外ではジャッキー・チェンが冴羽獠を演じた映画版が公開されています。
※公認されている「シティーハンター」の実写ドラマ化作品は、2011年から放送された韓国ドラマ「シティーハンターin Seoul」があります。
さて、「エンジェル・ハート」は「シティーハンター」の連載終了から10年後、2001年~2010年まで「週刊コミックバンチ」(新潮社)で連載され、既刊全33巻。「エンジェル・ハート 2ndシーズン」が2010年~2017年まで「月刊コミックゼノン」(徳間書店)にて連載され完結。既刊16巻です。
ちなみに、「エンジェル・ハート」は「シティーハンター」の続編的位置付けですが、実はパラレルワールドを描いています。登場人物などの設定は引き継がれたものと変更されたものがあり、冴羽獠や冴子、海坊主などは若干老けた設定です。
あらすじをざっくりご紹介すると…。
主人公は、本作で新しく登場した香瑩(シャンイン)。元・台湾マフィアのボスの娘で、部下の策略により母を殺され自身は殺し屋として育てられた。彼女のコードネームは「グラス・ハート」。
香瑩は暗殺命令をこなしていくたびに心を蝕まれ、ついには自ら命を絶つためビルの屋上から飛び降り、心臓を鉄柵で刺し貫いた…。
それより少し前。冴羽獠のパートナー(本作では恋人として描かれている)の槇村香が、突然の交通事故で命を落した。香はドナー登録していたため心臓が摘出されたものの、マフィアの手によって心臓は奪われ、香瑩に移植されることになる。
ところが、あり得ないことに、死んだはずの香の意識は香瑩のなかで生き続け、香の意識に導かれるように、香瑩は冴羽獠と出会う。その後、冴羽獠が香瑩の身元を引き受け、義理の娘として生活をともにし、仕事面でも冴羽獠のパートナーとして活躍する…。
設定にいくつかの変更を加えたパラレルワールド…とはいえ、やっと冴羽獠と香が結ばれる…と思いきやの事故死ですから、これはなかなかファンにとっては受け入れがたいものでした。
とはいえ、「エンジェル・ハート」という世界にとっては、それも必要な事であり、義理ではあるものの冴羽獠と香に娘ができ、作者が目指した「家族愛」が丁寧に描かれる結果となったようです。
「エンジェル・ハート」の実写ドラマは2015年10月期より、日本テレビ系列の日曜10時半枠にて放送されました。いろんな意味で話題となった、実写版「デスノート」の後番組ですね。
日テレは数々の漫画やアニメ作品を実写ドラマ化している実績がありますが、必ずしもそれらがすべて成功しているとは言えません。
制作費やキャスティング、放送期間などの兼ね合いもあるのか、はたまた、制作陣のプライドか…原作に忠実に作らず、妙なオリジナル要素を加味したり、キャラクター設定を視聴者が望まぬ方向に変更したり…と、近頃は特に評判がよくないことが多いようです。
とはいえ、批判などがネットで話題になる、いわゆる「炎上商法」のお陰か、批判ではあるもののネット民が勝手に宣伝してくれるとあって、視聴率はまぁ悪くはなく、日テレは炎上商法にホクホクな面も…!?
もちろん、「エンジェル・ハート」も実写ドラマ化決定が発表され、話題になりました。そして、ネットでは、冴羽獠を演じるのは誰か、予想に花が咲いたのも記憶に新しいかもしれません。
イメージに合わない俳優なら、批判続出だったでしょう。ですが、冴羽獠を演じたのは上川隆也さんだったため、おおむね好意的な見方で終始しました。
なお、好評の裏には、演技力の高い上川さんというキャスティングと合わせて、上川さんの冴羽獠スタイルが似合っていることや、上川さん自身がアニメ好きのオタクという評判も関係しているようです。
ちなみに、ネットでは香の存在がなかったことにされるのではないか…という懸念の声も聞かれましたが、物語は「冴羽獠と香にピンチが訪れるところから描かれた」ため、香は重要な役どころとしてしっかり登場しました。
また、ハードボイルドな仕掛けやサスペンス要素に加え、人間愛や家族愛なども盛り込まれ、全9話の平均視聴率は9.29%という結果となりました。
※当時としては視聴率はあまり振るわなかった…と言わざるを得ない結果でしたが、現在(2018年8月時点)の同ドラマ枠の視聴率を鑑みると、決して悪くない数字だったといえるかもしれません。
●キャラクター紹介&キャスト情報
<冴羽獠(さえばりょう)>
前作から引き続き、プロの始末屋(スイーパー)を生業とする。
ドラマ版キャスト/上川隆也(かみかわたかや)
<香瑩(シャンイン)>
殺し屋として育てられたが、殺すことに嫌気がさし自殺する。しかし、香の心臓を移植され一命を取り留める。
ドラマ版キャスト/三吉彩花(みよしあやか)
<香>
交通事故で死亡し、移植用に摘出された心臓をマフィアに奪われ香瑩に移植されたことで、香瑩の意識の中で生き続けている。
ドラマ版キャスト/相武紗希(あいぶさき)
<ファルコン(海坊主)>
元傭兵のスイーパー。失明したため引退し、喫茶店のマスターをしている。
ドラマ版キャスト/ブラザー・トム
※原作「シティーハンター」では海坊主は日本人ですが、原作「エンジェル・ハート」では、海坊主は黒人のファルコンです。
<野上冴子(のがみさえこ)>
前作では警視庁の警部補だったが、本作では新宿西警察署長に出世している。未だに独身。
ドラマ版キャスト/高島礼子(たかしまれいこ)