3月19日(土)に最終回を迎えるドラマ「怪盗山猫」(日テレ)。第8話では、仲間だと思っていた勝村(成宮寛貴)が殺し屋のカメレオンと判明し、山猫は銃弾に倒れ、第9話では2人の関わりが判明。また、真央と里佳子もカメレオンによって…。
そこで今回は、山猫と勝村の過去や真央と里佳子の生存の可能性に迫ってみます♪
●山猫は生きていた!?
第8話で、勝村の銃弾に倒れた山猫(亀梨和也)。しかし、予想通りと言うべきか、血糊を仕込んだ防弾ベストを着ていたため即死はまぬがれました。ただ、勝村もそれを見越していたのか、防弾ベストが護っていない脇腹に銃弾を撃ち込むといういやらしさ。
個人的には、勝村が山猫を銃撃するのはフェイクではないかと思っていましたが、違った模様。勝村は殺しを楽しむタイプ…しかも、大事に育てた花が大きく咲いた時に「クシャッ」とするのが快感…つまりは、仲間になって心が通じた相手を殺す快感を楽しむヤバい奴だったわけです。
もちろん、こんなことくらいで死ぬような山猫ではありません。屋敷に突入してきた刑事のさくら(菜々緒)に、撃ったのは勝村であることを告げ、自分を屋敷から連れ出すように言って意識を喪失。さくらは山猫を自宅にかくまい、手当てをすることに…。
一方で、勝村は結城天命に確実に山猫を仕留めることを念押しされ、かつ、山猫の仲間である真央と里佳子をも始末するよう命令を受けます。この時の勝村は、ほんのり嬉しそうな表情を見せ、ふつふつとわき上がるヤバさを感じたわけですが…。
●山猫の誕生秘話と勝村のルーツは?
山猫をかくまっているさくらの自宅ポストに、勝村から「怪盗山猫の真実」なる原稿が届けられていました。それには、山猫のルーツが分かる驚愕の真実が…!
それは20年前、海外政府が日本人のスパイを養成しようと計画。結城天命に協力を仰ぎ、身寄りのない子どもたちを20名集めた。そのうちの1人が山猫。スパイの訓練は厳しいもので、1人、また1人と脱落して行く。
そして、脱落した子どものうちの1人が勝村。だが、勝村は脱落したものの、射撃や格闘の成績は良く、秘かに殺し屋として育てられていた。結城天命の子飼いとして…。
ちなみに、山猫がいつも持ってる「武士道」の本。それを渡したのは20年前の関本。関本は当時公安に所属しており、結城天命の側近でもあった。そして、子どもたちを外国の密航船に乗せて送り出す任務に就いていた。その際、車に乗って様子を見ている結城天命に向かって行った山猫を排除し、「武士道」の本を渡す。意味が分かるような歳になったらまた会おうと告げ、山猫を送り出したわけです。
それから5年後、スパイ養成所を出た山猫はさらに5年の実践を経てスパイとなった。残ったのはわずか3人。なかでも山猫は優秀で、海外政府のスパイとして活躍。さらに5年後、本の暗号を解いていた山猫は関本とイギリスで再会。結城天命の本当の狙いは、二重スパイ…つまり海外政府の懐に日本人スパイを送り込むことが目的だった。以来、山猫は関本…ひいては結城天命の命令で海外政府に流す情報を日本にも流した。
さらに2年後、欧米諸国が旧日本軍の隠し財産を狙っており、山猫はその情報を得るためフィリピンに行く予定だった。ところが、関本はその隠し財産が、結城天命の屋敷に運び込まれていると山猫に告げた。そして、そのことを隠ぺいし、ニセの情報を流すと同時に福と書かれた金貨を置いてくるよう山猫は命じられる。
だが、山猫はその工作場面で捕まった。山猫には海外政府から二重スパイの嫌疑がかけられており、結城天命はそれを察知し山猫を切った。最初から、山猫を騙す計画だったわけだ。
結城天命に裏切られた山猫は、フィリピンで処刑されることに。しかし、逃げ出すことに成功し、結城天命に復讐するため日本へ渡った。裏切った関本と対峙した山猫。そこで結城天命は死んだと告げられ、関本から「結城天命によって骨抜きにされた日本を取り返そう」と持ちかけられる。こうして、怪盗山猫が誕生した…というわけでした。
●真央と里佳子は生きている!?
アジトにやってきた勝村は、これから始末する真央と里佳子にさまざまなことを語りました。
・山猫はもうじき死ぬこと
・自分が結城天命の命令で動く殺し屋のカメレオンであること
・山猫と自分が同じスパイ養成所にいたこと
・自分は脱落し生き残った山猫に対しコンプレックスを感じていたこと
・知り過ぎた細田(塚地武雅)を殺したこと
・セシリアを殺そうとしてそれをかばった門松達郎(加藤諒)を殺したこと
勝村は真央と里佳子を縛り上げ、部屋に灯油を撒いた…。里佳子に「あんたのコアは」と聞かれ「殺しかな」と返した勝村は、火をつけたライターを放り投げその場を後にする。
真央は必死にロープを解くも、火の回りは早くもう逃げられない。里佳子は「あたしのコアはあんただった」と、母親のように真央を抱きしめた…。
翌日、ホテルの一室でニュースを見ている勝村。テレビにはアジトのビルが全焼したというニュースが流れ、画面に映る真央と里佳子の写真を見てほくそ笑む勝村だった…。
その後、ホテルをチェックアウトした勝村に、謎の女・セシリア(中村静香)が拳銃を突きつけ、人気のないところに連れ出した。セシリア…赤松杏里の正体は、山猫と同じスパイになった3人のうち1人の妹だったのだ。家族に会うため任務を放棄したセシリアの姉を、勝村が殺した。セシリアはその復讐のために暗躍していた…。だが、セシリアは勝村に銃弾を撃ち込まれ息絶えた。
一方で留置場に入れられていた関本を山猫が救出。ひと悶着ありながらも、助けに来たいつもの黒いバンが!…しかし運転していたのは、以前登場した真央をいじめていたギャルで、真央と里佳子の姿はなかった…。
しかし!真央と里佳子は本当に火事で死んだのでしょうか!?
勝村が見ていたニュース。その声は里佳子の声を加工したものに聞こえなくもない…。ギリギリのところでセシリアが2人を助け、真央と里佳子は逃げ出すことに成功した可能性だって十分にあります。
それに、次週の予告編で、真央と里佳子が火の中で抱き合うシーンにかぶせるように、「あんたたちがちょっとうらやましかった」という女性の声。これはセシリアの声かも…!?
さらに、公式サイトの最終回のストーリーには、「勝村と死闘を繰り広げる山猫。屋敷の奥深く、目指す場所へたどり着いた山猫の前に、思いがけない真実が待っていた…!」とあり、思いがけない真実が、真央と里佳子が生きていた…という可能性もあります…。
いや、これは「結城天命が実は知っている人物だった」とか、「関本がまた裏切る」とかの方がしっくりくるかな…?さすがにもう裏切らないか!!
ということで、真央と里佳子は生きている…と結論付けたいと思います(希望的観測+根拠薄っ!)。そして、思いがけない真実が明るみになる。これが一体何なのかが、気になるわけですが…まさか、結城天命との対決は映画で!とか言って、映画化を発表したらそれはそれで面白いかも(笑)
※最終回※
えーっと…最終回は上記予想が割と当たりました(笑)
真央と里佳子はセシリアが助けて無事でしたね。テレビで流れたニュースも、大方の予想通り真央がハッキングしたわけで。で、最後の映画化はさすがにありませんでしたが、関本が裏切るとは…。それにしても、最後の最後、アジトに戻った真央と、遠くから聞こえてくる山猫の音痴な歌声で終わりましたが、姿見せてもよかったジャン?と思ったの人は多かったのではないでしょうか。
後記
勝村のイカレタ人殺しの表情は、さすが成宮寛貴!って感じの第9話。いよいよ3月19日に最終回を迎える訳ですが…もしかして、3人残ったスパイ…1人は山猫、1人はセシリアの姉、もう1人の男は誰なのか触れられていませんでしたが、実は関本の協力者だった…なんて展開で、真央と里佳子を助けたとかそんな展開はないかな?…ないか(笑)←ありませんでした!