2014年3月、2夜連続で放送されたTBSの大型スペシャルドラマ「LEADERS(リーダーズ)」。
同作は、トヨタ自動車の創業者・豊田喜一郎氏をモデルに、モノづくりに人生を賭けた人々の生きざまを描いたオリジナル作品です。
その「LEADERS」の続編となる「LEADERS2」が、2017年3月26日(日)にスペシャルドラマとして放送されます。前作では明かされなかった新たな真実にスポットをあてたストーリーです。
そこで今回は、「LEADERS2」の放送日やあらすじと出演者について、続編に先駆けディレクターズカットが放送される「LEADERS」とあわせてご紹介します♪
目次
●「LEADERS」とは?
TBS系列にて2014年3月22日・23日に二夜連続、約5時間にわたって放送された大型スペシャルドラマ「LEADERS(リーダーズ)」。
トヨタ自動車の創業者・豊田喜一郎氏をモデルにした本作は、第二次世界大戦前後という激動の時代に、国産自動車開発に挑んだ「トヨタ自動車の創業期」を描いたドラマです。
なお、史実を基にしつつも、登場人物や会社名は架空のものとなっており、史実とは異なる部分もあることなどから「フィクション」とされています。とはいえ、知る人からすれば「ほぼ史実」だとか…。
さて、主人公の愛知佐一郎を演じたのは佐藤浩市さん、その妻・愛知晴子を山口智子さんが演じました。また、香川照之さん、吉田栄作さん、宮沢りえさんなどの豪華キャストが出演し、そちらも話題になりました。
ちなみに、「LEADERS」の視聴率は、
・関東地区…前編13.7%、後編15.4%
・名古屋地区…前編20.3%、後編22.2%
という結果に。さすが、トヨタ自動車が全面的に協力しただけあって、ドラマのモデルとなった愛知県(名古屋地区)では、関東地区に比べて高視聴率となっています。
<「LEADERS」あらすじ>
第二次世界大戦前、主人公の愛知佐一郎(演・佐藤浩市)は、父・愛知佐助が発明した自動織機を製造する「愛知自動織機」の常務を務めていた。
自動織機の特許権譲渡契約のため、アメリカへ赴いた佐一郎。そこで目にしたのは、欧米先進国の自動車産業における「圧倒的技術力」。
これに感銘を受けた佐一郎は、「国産自動車産業を育てたい」という夢を抱くようになり、「日本にも車の時代が来る」と確信した佐一郎は、国産自動車の開発に乗り出すことを決意する。
そして、「愛知自動織機」の工員から必要な技術者を集め、持ち帰った外国車を分解し再度組み立てることを繰り返し、部品ひとつひとつを学ぶ。
さまざまな壁にぶち当たりながらも、国産自動車開発に邁進する佐一郎とその仲間たち。しかし、5年の歳月を費やし、ついに乗用車を完成させた頃には、戦争が目前に迫っていた。
「アイチ自動車」を設立した佐一郎。戦争中は自動車生産が許可制になったため、軍用トラックの生産で苦難を乗り越えた。だが、戦後に待ち受けていたのは大不況。
資金難、人員整理、佐一郎の病…など、次々と苦難や苦境が佐一郎たちに降りかかる。しかし、佐一郎とその部下や仲間たちは諦めることなく突き進んでいくのだった。
<再編集版の放送日>
「LEADERS2」の放送に先駆け、2017年3月20日(月・祝)、約5時間の内容を4時間に再編集した「LEADERS ディレクターズカット(仮)」が、19時から放送されます。
「LEADERS2」の世界観をより理解するためにも、前作のスペシャルエディションは見逃せません!
※一部放送されない地域もあります。
<完全小説化>
「LEADERS」「LEADERS2」を完全小説化した「LEADERS(リーダーズ)~国産自動車に賭けた熱い男たちの物語~」が、2017年3月12日に発売。
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●「LEADERS2」とは?
前作から約3年、続編となる「LEADERS2」が、2017年3月26日(日)21時から放送。前作では「国産自動車開発の世界」が描かれましたが、続編では「販売の世界」がストーリーの主軸として展開。
“自動車の品質向上”にこだわる製造チームと、“販売の品質向上”を目指す販売チーム。反目し合いながらも「国産自動車を世界中に走らせる」という同じ夢を目指す…。
「アイチ自動車」を支え続ける男たちの、苦悩と情熱に満ちた熱い人間ドラマです!
<「LEADERS2」あらすじ>
関東大震災から10年後、物資輸送網の断絶を経験した日本では、自動車需要が急速に加熱。日本の自動車市場には、欧州勢、アメリカのフォード、GMがしのぎを削る「外国車販売の時代」となっていた。
愛知のGM車販売店「日の出モータース」の支配人・山崎亘(演・内野聖陽)は、アメリカ流の販売方針に異議を唱え、改善を訴えてきた。しかし、本部は一販売店の意見に耳を傾けることはない。
そんなある日、山崎は鈴鹿峠で立ち往生しているシボレーを修理する男・愛知佐一郎(演・佐藤浩市)と出会った。後に、「アイチ自動車」の販売店第一号となり、佐一郎を支え続けることになる山崎にとっては、これが運命の出会いだった。
●キャラクター&キャスト一覧
※前作の「LEADERS」に登場→①
※続編の「LEADERS2」に登場→②
※モデルが判明している企業や登場人物は記載しています。
<愛知佐一郎/佐藤浩市>
あいちさいちろう。①②
「愛知自動織機社」を創業した愛知佐助の息子で、国産自動車開発に取り組み「アイチ自動車」を創業。
※モデル→豊田喜一郎氏
出典:公式サイトより
<山崎亘/内野聖陽>
やまざきわたる。①→岡田浩暉、②→内野聖陽
ゼネラルモーターズ(GM)車販売店「日の出モータース」の支配人。佐一郎と出会ったことで、「アイチ自動車販売」に移籍する。
※モデル→愛知トヨタ自動車初代社長・山口昇氏
出典:公式サイトより
<日下部誠/東出昌大>
くさかべまこと。②
「日の出モータース」の若き営業マン。
出典:公式サイトより
<北川隆二/吉田栄作>
きたがわりゅうじ。①②
「アイチ自動車」の労働組合委員長。
出典:公式サイトより
<近藤利郎/萩原聖人>
こんどうとしろう。①②
「アイチ自動車」の取締役経理部長。
出典:公式サイトより
<三宅光男/高橋和也>
みやけみつお。①②
「アイチ自動車」の取締役総務部長。
出典:公式サイトより
<太田耐介/緋田康人>
おおたたいすけ。①②
「アイチ自動車」の拳母工場長兼製造担当常務。
出典:公式サイトより
<神田征太郎/神保悟志>
かんだせいたろう。①②
「アイチ自動車」の販売担当常務。
※モデル→神谷正太郎氏
出典:公式サイトより
<島原清吉/えりなかずき>
しまばらせいきち。①②
「アイチ自動車」草創期の職人。
出典:公式サイトより
<酒田健太郎/郷ひろみ>
さかたけんたろう。②
GM販売店「酒田ガレージ」社長。山崎亘とはライバル関係で、ことごとく対立する。
出典:公式サイトより
<菊間武二郎/大泉洋>
きくまたけじろう。②
「若草自動車販売」の社員。後に「アイチ自動車」へ移籍する。
出典:公式サイトより
<飯田キヨ/菅野美穂>
いいだきよ。②
山崎亘がたびたび訪れるかっぽう料亭「成田亭」の若きおかみ。
出典:公式サイトより
<愛知晴子/山口智子>
あいちはるこ。①②
愛知佐一郎の妻。
出典:公式サイトより
<その他>
・石山又造(いしやままたぞう)
/橋爪功…①②
「愛知自動織機」社長で、後に「アイチ自動車」副社長。
※モデル→石田退三氏
・大島磯吉(おおしまいそきち)
/山崎努…②
「大島プレス工業」社長で、後に協愛会会長。
・浅田常務(あさだじょうむ)
/尾上菊之助…②
「アイチ自動車」のライバル会社「若草自動車」の若き常務。
・高瀬善造(たかせぜんぞう)
/須田邦裕…①②
「アイチ自動車」の労働組合副委員長。
・島原美鈴(しまばらみすず)
/前田敦子…①②
島原清吉の妻。戦後、労組事務員として勤める。
・財部登(たからべのぼる)
/中村橋之助…①
日銀総裁。佐一郎とは東大時代の同級生。
※モデル→一万田尚登氏
・山梨良夫(やまなしよしお)
/香川照之…①
日銀名古屋支店長で、日銀総裁の秘書。
※モデル→高梨壮夫氏
・東山雪乃(ひがしやまゆきの)
/宮沢りえ…①
佐一郎が東大時代に通った食堂の看板娘。
・愛知正二(あいちしょうじ)
/椎名桔平…①
佐一郎の甥で、アイチ自動車の開発担当常務。
・愛知洋一郎(あいちよういちろう)
/溝端淳平…①
佐一郎の息子。
※モデル→豊田章一郎氏
・隈沢和志(くまざわかずし)
/市川右近…①
東京帝国大学工学部教授。
※モデル→隈部一雄氏
・西尾成次(にしおなりつぐ)
/伊東四朗…①
上海愛知紡績(モデル→トヨタ紡織の前身・豊田紡織)支配人。佐一郎の父と交流がある。
※モデル→西川秋次氏
・児島正彦(こじままさひこ)
/吹越満…①
西国銀行(モデル→住友銀行)名古屋支店長。
※モデル→小川秀彦氏(後に、プリンス自動車社長就任)
・加藤喬(かとうきょう)
/金田明夫…①
三河銀行(モデル→東海銀行)頭取。
・志村武史(しむらたけふみ)
/冨家規政…①
松坂銀行(モデル→帝国銀行→三井銀行)名古屋支店長。
・前川有造(まえかわゆうぞう)
/でんでん…②
・石坂吉則(いしざかよしのり)
/筧利夫…②
・長谷部鉱二(はせべこうじ)
/佐土井けん太…②
・江田功(えだいさお)
/松尾貴史…②
・藤木剛(ふじきたけし)
/矢島健一…②
・瀧本勝一(たきもとしょういち)
/上杉洋三…②
・上杉健介(うえすぎけんすけ)
/小須田康人…②