2019年1月6日(日)夜8時からのNHK大河ドラマは、「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」がスタート。
2度目の東京オリンピックを2020年に控えた前年の2019年、日本スポーツの黎明期と1度目の東京オリンピック招致の裏で奮闘した人たちを描いた大河ドラマは、オリンピックムードを盛り上げるにはもってこいのストーリーです。
もちろん、ドラマを彩るのは、そうそうたる顔ぶれの豪華キャスト陣です。
そこで今回は、NHK大河ドラマ「いだてん~オリムピック噺~」の、
・ドラマ概要とあらすじ
・ドラマ相関図
・キャラクター&キャスト情報
などをご紹介します。
●「いだてん」とは?
2019年1月6日(日)夜8時からのNHK大河ドラマは、「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」がスタート。
この「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」は、33年ぶりに近代史を舞台にした大河ドラマ。
初めてオリンピックに参加した男・金栗四三(演・中村勘九郎)と、オリンピックを日本に呼んだ男・田畑政治(演・阿部サダヲ)。
2人の主人公をリレーしながら、知られざるオリンピックの歴史を、五代目古今亭志ん生が語る架空の落語「オリムピック噺」という形式で描きます。
なお、前半は、金栗四三(演・中村勘九郎)と盟友・三島弥彦(演・生田斗真)がストックホルムオリンピックに挑む友情物語を、
後半は、田畑政治(演・阿部サダヲ)が東京オリンピックの招致から開催までの奮闘が、
史実を基にしたフィクションとして描かれます。
<あらすじ>
ストックホルム大会篇
1909年、東京高等師範学校の校長・嘉納治五郎の元に、“オリンピック”の招待状が届き、初の“予選会”が開かれる。短距離走では三島弥彦が、マラソンでは金栗四三が優勝、嘉納団長とともに“世界”に挑むことに。金栗は熊本の“田舎っ子” で高等師範の学生、一方の三島は“子爵家”の超エリート。好対照な2人が繰り広げる友情物語。
1912年「ストックホルム大会」。三島は外国人選手の体格にどぎもを抜かれ、予選敗退。金栗は26キロ地点で日射病により失神の大惨敗。 三島は「短距離では欧米人に一生勝てない」と宣言。競技を諦め銀行マンとして金融界のトップになっていく。一方の金栗は一睡もせず失敗の原因を考え、日誌に書き込む。「四年後を見てくれ」。
帰国した金栗は春野スヤと結婚。温かくもユーモラスな夫婦関係に支えられ、再び壮絶な練習に挑む。だが、悲劇が襲う。第1次大戦で「ベルリン大会」の中止が決まる。絶頂期で夢を奪われた金栗を、嘉納が救う。「夢は後進に託せばいい」。金栗は学校の先生になり、箱根駅伝を創設。多くの弟子を育て、“スポーツ”は日本全国に広がっていく。
出典:NHKより
ベルリン大会篇
1930年、スポーツ大国へと成長した日本は、嘉納を中心に“東京オリンピック” 招致運動を始める。田畑政治が嘉納と行動を共にする。だが、ローマと競合、イタリア首相・ムッソリーニに直談判するも状況は厳しい。さらにIOC会長を日本へ招待するが、2・26 事件が発生。東京には戒厳令がしかれ、招致は最大の危機を迎える。
1936年「ベルリン大会」。開会式前日のIOC 総会で、東京は辛くも勝利。選手団長の田畑は感動に涙した。ヒトラーによる壮大な大会が幕を開け、「前畑頑張れ!」の実況に日本中が熱狂。だが翌年、日中戦争が勃発。軍国化する日本に対し、各国からボイコット運動が起こる。嘉納はカイロ総会で力説。「アジアの平和の実現は、日本の最高の決意である」。執念のスピーチに東京開催が再度承認される。だが、帰路についた嘉納は船中で病死。程なく“東京オリンピック” 返上が発表される。
出典:NHKより
東京大会篇
1959年、田畑らの活躍で、ついに「東京オリンピック」の開催が決定する。だが、それは国を挙げての狂想曲の始まりであった。東龍太郎都知事の号令で“東京大改造”が始まった。慢性化する渋滞。進まない住居立ち退き。東京砂漠と言われた水不足。選手村の場所すら決まらない。相次ぐ危機が、組織委員会事務総長の田畑を襲う。委員会が置かれた“赤坂離宮”のドタバタ劇は終わらない。果たして、ドラマの行方は?
出典:NHKより
<放送概要>
日 程:2019年1月6日(日)~全50回
時 間:日曜日/20時~20時45分(NHK総合)
/18時~18時45分(NHK-BS)
/ 9時~ 9時45分(NHK-BS4K)
再放送:土曜日/13時05分~13時50分(NHK総合)
日曜日/ 8時~ 8時45分(NHK-BS4K)
脚 本:宮藤官九郎
音 楽:大友良英
語 り:ビートたけし
題 字:横尾忠則
●キャラクター&キャスト情報
※出演者の年齢はドラマ放送時点のもの。
◇金栗四三/中村勘九郎
かなくりしそう。日本で初めてオリンピックに参加した男。
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熊本の山奥で育ち、“韋駄天(いだてん)”と呼ばれる。その後、ストックホルムオリンピックの予選会で世界記録を更新し、日本最初のオリンピック選手として1912年のストックホルム大会に参加した。
なお、箱根駅伝を創設し、多くの弟子を育てた「日本マラソンの父」。
★★★
六代目 中村勘九郎さん(なかむらかんくろう・1981年10月31日生・37歳)。
※父は歌舞伎役者の故・中村勘三郎さん、弟は二代目中村七之助さん、妻は女優の前田愛さん、義妹は女優の前田亜季さん。
◇金栗信彦/田口トモロヲ
かなくりのぶひこ。金栗四三の父。
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熊本・玉名の山村で、代々酒蔵を営んでいた。胃が弱く床に伏せがち。病弱な四三を丈夫にしようととある策を思いつく。
★★★
田口トモロヲさん(たぐちトモロヲ・1957年11月30日生・61歳)
◇金栗シエ/宮崎美子
かなくりしえ。金栗四三の母親。
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生まれも育ちも熊本で、畑仕事に汗を流す、たくましくも包容力のある女性。早くに夫を亡くすが、大家族を切り盛りし、進学のための上京をためらう四三を温かく送り出す。
★★★
宮崎美子さん(みやざきよしこ・1958年12月11日生・60歳)
◇金栗実次/中村獅童
かなくりさねつぐ。金栗四三の兄。
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父が病弱なため、金栗家を支えてきた大黒柱。四三に期待を寄せ、家計が苦しいにも関わらず東京に進学させた。
なお、頑固で厳しいが思い込みが激しい一面もあり、時に暴走することも。
★★★
中村獅童さん(なかむらしどう・1972年9月14日生・46歳)
◇金栗スマ/大方斐紗子
かなくりすま。金栗四三の祖母。
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酒蔵の6代目だった夫亡き後、息子の信彦一家と金栗家を守っている。四三がマラソン選手として活躍することを誇りにし、勇ましい歌で四三を鼓舞する。
★★★
大方斐紗子さん(おおかたひさこ・1939年3月9日生・79歳)
◇春野スヤ/綾瀬はるか
はるのすや。金栗四三の妻。
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熊本の医者の娘で、ハイカラなお嬢様。幼なじみの金栗に思いを寄せ、やがて結婚。波瀾万丈の結婚生活ながら、オリンピックに邁進する夫を支え続けた。
★★★
綾瀬はるかさん(あやせはるか・1985年3月24日生・33歳)
◇春野先生/佐戸井けん太
はるのせんせい。金栗四三の妻・スヤの父。
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明治時代には珍しかった西洋医。診療のため村中をまわり、熊本・玉名の人々に慕われた。四三の父の最期も看取った。
★★★
佐戸井けん太さん(さといけんた・1957年5月14日生・61歳)
◇池辺幾江/大竹しのぶ
いけべいくえ。金栗四三の養母。
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金栗家の遠縁の親戚で、隣村いちばんの名家の妻。夫を早くに亡くし女手一つで家業を切り盛りしていたが、金栗がストックホルムオリンピックに参加する際の金策に一役買ったのち、金栗を養子に迎えた。オリンピックを目指す金栗を、物心両面で支えた大恩人。
★★★
大竹しのぶさん(おおたけしのぶ・1957年7月17日生・61歳)
※元夫はお笑い芸人の明石家さんまさん、娘はタレントのIMALUさん。
◇池部重行/髙橋洋
いけべしげゆき。金栗四三の養母の息子。
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池辺幾江の息子で、幾江と庄屋を営んでいる名家の跡取り。
★★★
髙橋洋さん(たかはしよう・1972年9月5日生・46歳)
◇三島弥彦/生田斗真
みしまやひこ。金栗四三の盟友。
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父は元警視総監、兄は日本銀行総裁という、子爵の名家生まれ。東京帝国大学のエリートながら、あらゆるスポーツに秀でており「運動会の覇王」と呼ばれた。
なお、金栗とともに日本最初のオリンピック選手に選ばれるが、短距離では欧米人に勝てないと宣言し競技を離れ、銀行マンとして金融界のトップになっていく。
★★★
生田斗真さん(いくたとうま・1984年10月7日生・34歳)
※弟はフジテレビアナウンサーの生田竜聖さん。
◇三島弥太郎/小澤征悦
みしまやたろう。三島弥彦の兄。
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国際経験豊かな銀行家で、のちに第8代日本銀行総裁となり、子爵を授かった貴族院議員となる。
なお、名家の当主として、スポーツに明け暮れる弥彦には手を焼く。
★★★
小澤征悦さん(おざわゆきよし・1974年6月6日生・44歳)
※父は世界的指揮者の小澤征爾さん、従兄はシンガーソングライターの小沢健二さん。
◇三島和歌子/白石加代子
みしまわかこ。三島弥彦の母。
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薩摩出身の家族・三島家の大奥様。三島家をモデルにした小説「不如帰」では、“恐母”として描かれるが、実際は情け深く涙もろい「女西郷」と呼ばれた。
★★★
白石加代子さん(しらいしかよこ・1941年12月9日生・76歳)
◇シマ/杉咲花
しま。三島家に仕える女中。
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弥彦のよき理解者。オリンピックに挑む金栗と弥彦の姿を見て、スポーツの魅力に引き込まれるが、オリンピックへの女子出場の壁が立ちはだかる。
やがて、日本における女性スポーツの先駆けとなる。
★★★
杉咲花さん(すぎさきはな・1997年10月2日生・21歳)
◇野口源三郎/永山絢斗
のぐちげんざぶろう。東京高等師範学校の後輩。
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金栗とともに、日本初のオリンピック予選のマラソン競技に参加。のちにアントワープオリンピックの主将として出場。
なお、現役引退後は大日本体育協会の理事になり、スポーツを全国へ広める立役者となる。
★★★
永山絢斗さん(ながやまけんと・1989年3月7日生・29歳)。
※兄は俳優の瑛太さん、兄嫁は歌手の木村カエラさん。
◇美川秀信/勝地涼
みかわひでのぶ。東京高等師範学校の同級生。
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金栗とは幼なじみで、熊本の玉名中学校の同級生。東京高等師範学校に合格し、金栗とともに上京するが、やがて落ちこぼれていく。
なお、いつの時代も流行にのりお調子者で、どこか憎めない男。
★★★
勝地涼さん(かつぢりょう・1986年8月20日生・32歳)
※妻は元アイドルの前田敦子さん。
◇可児徳/古舘寛治
かにいさお。東京高等師範学校の助教授。
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嘉納治五郎の下で大日本体育協会を立ち上げや、オリンピック初参加の準備に奔走。また、東京高等師範学校の「徒歩部」部長として、金栗を指導し支える。
なお、真面目な努力家だが、報われない損する性格。
★★★
古舘寛治さん(ふるたちかんじ・1968年3月23日生・50歳)
◇永井道明/杉本哲太
ながいどうめい。東京高等師範学校の教授。
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ヨーロッパから日本に体操を持ち込んだ、日本スポーツ界のパイオニアの1人。東京高等師範学校では、金栗たちの寄宿舎の舎監を務めている。
なお、熱血漢だが、頑固で融通が利かない一面も。
★★★
杉本哲太さん(すぎもとてった・1965年7月21日生・53歳)
◇吉岡信敬/満島真之介
よしおかしんけい。日本最初のスポーツ同好会「天狗倶楽部」のメンバー。
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「天狗倶楽部」の名物男で、三島弥彦と熱い友情で結ばれている。全国各地で熱心な応援活動を繰り広げたことから、“ヤジ将軍”のあだ名がついた。
なお、日本最初の応援団長として、東京の学生の間では有名人。
★★★
満島真之介さん(みつしましんのすけ・1989年5月30日生・29歳)
※姉は女優の満島ひかりさん、妹はモデルの満島みなみさん、弟はプロバスケットボール選手の満島光太郎さん。
◇中沢臨川/近藤公園
なかざわりんせん。日本最初のスポーツ同好会「天狗倶楽部」のメンバー。
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「天狗倶楽部」の頭脳派・工学博士。鉄道会社勤務で、そのツテを最大限に生かし、会社所有の土地に日本最初の本格的な陸上グラウンドを建設するなど、日本最初のオリンピック予選会の実現に貢献。
★★★
近藤公園さん(こんどうこうえん・1978年10月11日生・40歳)
◇押川春浪/武井壮
おしかわしゅんろう。日本最初のスポーツ同好会「天狗倶楽部」の創設者。
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スポーツをこよなく愛し、各種競技に精通。また、人気雑誌「冒険世界」などで主筆を務め、“日本SF小説の祖”。当時の人気は漱石に並ぶほど。
★★★
武井壮さん(たけいそう・1973年5月6日生・45歳)
◇大森兵蔵/竹野内豊
おおもりひょうぞう。ストックホルムオリンピックの日本選手団監督。
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アメリカから日本にバレーボールとバスケットボールを持ち込んだ。欧米のスポーツ事情に精通している。
なお、アメリカ仕込みの物腰がキザな男に映ってしまう。
★★★
竹野内豊さん(たけのうちゆたか・1971年1月2日生・48歳)
◇大森安仁子/シャーロット・ケイト・フォックス
おおもりあにこ。大森兵蔵の妻。
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本名はアニー・バロウズ・シェプリー。アメリカ人の令嬢で画家。ハスキーパーだった兵蔵と大恋愛ののち国際結婚して来日した。
なお、ストックホルムに同行し、金栗と三島にテーブルマナーや英語などを指導する。
★★★
シャーロット・ケイト・フォックスさん(1985年8月14日生・33歳)
◇本庄/山本美月
ほんじょう。女性記者。
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華やかな美貌だが、男っぽいところもある。黎明期のスポーツに関心を持ち、オリンピックに出場する金栗四三や三島弥彦たちを熱心に取材。
★★★
山本美月さん(やまもとみづき・1991年7月18日生・27歳)
◇田島錦治/ベンガル
たじまきんじ。京都帝国大学教授。
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1912年のストックホルムオリンピックの開会式で、人数が少なすぎる日本選手団の体裁を整えるために、留学先のベルリンから呼び出され金栗四三たちと入場行進に加わった。
★★★
ベンガルさん(べんがる・1951年8月17日生・67歳)
◇大隈重信/平泉成
おおくましげのぶ。大物政治家。
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内閣総理大臣などを歴任。早稲田大学の創設者であり、初代総長。スポーツに造詣が深く、日本最初の始球式を務めた。
★★★
平泉成さん(ひらいずみせい・1944年6月2日生・74歳)
◇内田公使/井上肇
うちだこうし。駐スウェーデン公使。
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ストックホルムオリンピックで、勝手がわからず苦労する日本選手団をサポート。
★★★
井上肇さん(いのうえはじめ・1961年3月29日生・57歳)
◇黒坂辛作/ピエール瀧→三宅弘城
くろさかしんさく。「足袋のハリマヤ」店主。
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東京・大塚にある足袋屋の店主。金栗がハリマヤの足袋をはいて長距離走で優勝したことがきっかけとなり、マラソン用足袋の開発に取り組む。
なお、頑固一徹な職人気質だが、金栗の年の離れた盟友となる。
★★★
三宅弘城さん(みやけひろき・1968年1月14日生・51歳)
※当初は、テクノバンド「電気グルーヴ」のメンバー・ピエール瀧さんが同役を務めていましたが、2019年3月12日(火)に麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたため降板(出演シーンはすべて撮り直しとなりました)。
そのため、代役は三宅弘城さんに決定。なお、三宅弘城さんは「いだてん」の脚本家・宮藤官九郎さんが所属するバンド「グループ魂」のドラムを担当。
◇嘉納治五郎/役所広司
かのうじごろう。金栗四三の恩師。
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東京高等師範学校の校長で、講道館柔道の創始者であり、日本スポーツの父。アジア初のIOC委員として、日本のオリンピック初出場に奮闘し、選手団団長として参加。
なお、人並外れた情熱と、ひょうひょうとしたユーモアを併せ持つ大人物。
また、1930年には、田畑政治とともに東京オリンピック招致運動をはじめ、1936年のベルリンオリンピック前日のIOC総会で競合するローマに勝利し、東京オリンピック開催が決定。
しかし、その翌年に日中戦争が勃発し、各国からボイコットされるも、カイロ総会での嘉納治五郎の力説から東京開催が再承認された。
だが、嘉納治五郎は帰路の戦中で病死し、ほどなくして東京オリンピック開催は返上された。
★★★
役所広司さん(やくしょこうじ・1956年1月1日生・63歳)
◇古今亭志ん生/ビートたけし
ここんていしんしょう。昭和の落語の大名人で、「落語の神様」。
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本名は美濃部孝蔵。貧乏でいいかげん、バクチや酒をこよなく愛す、落語の世界を字で行く生活をつづけた男。借金から逃れるため17回の改名と引っ越しを繰り返したなど、真実か噺なのかわからない伝説に包まれている。
※ビートたけしさんは、古今亭志ん生と噺(語り)の兼役。
★★★
ビートたけしさん(びーとたけし・1947年1月18日生・71歳)
◇美濃部孝蔵/森山未來
みのべこうぞう。若き日の古今亭志ん生。
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生粋の江戸っ子で、10歳のころから酒とバクチを覚え、小学校を退学になった悪童。家を勘当され、稼いだ金は「飲む・打つ・買う」に使い果たす…。
だが、運命的な出会いから、落語家を目指すことになる。
★★★
森山未來さん(もりやまみらい・1984年8月20日生・34歳)
◇美濃部りん(おりん)/池波志乃
みのべりん。古今亭志ん生の妻。
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鳴かず飛ばずの志ん生の才能を信じ、内職して極貧生活を支えた。また、おかみさんとして奔放な夫とにぎやかな弟子たちを、ほほえましく見守る。
※池波志乃さんは5代目古今亭志ん生の孫で、今回演じる美濃部りんは、池波志乃さんの祖母です。
★★★
池波志乃さん(いけなみしの・1955年3月12日生・63歳)
※夫は俳優の中尾彬さん。
◇美津子/小泉今日子
みつこ。古今亭志ん生の長女で敏腕マネージャー。
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裏表のない性格で、ストレートな物言い。頼りになるご意見番的存在で、志ん生の弟子・五りんや今松からも慕われている。
★★★
小泉今日子さん(こいずみきょうこ・1966年2月4日生・52歳)
◇今松/荒川良々
いままつ。古今亭志ん生の弟子。
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不器用ながら愛される芸の持ち主。出世は遅いが師匠思い。弟弟子・五りんの面倒をよく見る。ひょうひょうとしながら愛嬌のある、ムードメーカー的存在。
★★★
荒川良々さん(あらかわよしよし・1974年1月18日生・44歳)
◇五りん/神木隆之介
ごりん。古今亭志ん生の弟子。
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断られたにも関わらず、いつの間にか志ん生の自宅に住み込み、弟子となった。その割には、落語に興味を持たず、志ん生に対しての口の利き方も雑で、師匠と思っているのか怪しいフシがある。
★★★
神木隆之介さん(かみきりゅうのすけ・1993年5月19日生・25歳)
◇知恵/川栄李奈
ちえ。五りんの彼女。
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五りんが志ん生のもとへ弟子入り志願した際にも付き添ってきた。物おじしない性格で、目上の人間にも遠慮がない。
★★★
川栄李奈さん(かわえいりな・1995年2月12日生)
◇小梅/橋本愛
こうめ。浅草の遊女。
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浅草十二階を根城にしている遊女。押しの強い、きっぷのいい姉御肌で、孝蔵とともに浅草を破天荒に生き抜いていく。
なお、熊本から上京したばかりの金栗にも声をかけた。
★★★
橋本愛さん(はしもとあい・1996年1月12日生・22歳)
◇清さん/峯田和伸
せいさん。浅草の人力車夫。
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孝蔵とは腐れ縁で、兄貴分として面倒を見る。脚力自慢が高じて、オリンピック予選に潜り込み、金栗四三と知り合った。金栗と孝蔵を結びつけるキーパーソン。
★★★
峯田和伸さん(みねたかずのぶ・1977年12月10日生・41歳)
◇万朝/柄本時生
まんちょう。孝蔵の噺家仲間。
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三遊亭小円朝一座の一員で、ドサ周り先で孝蔵と知り合った。小円朝に反抗的な孝蔵には冷や冷やさせられるも、孝蔵を陰ながら応援し続ける。
なお、一度は落語家を廃業するが、落語への思いは捨てきれない。
★★★
柄本時生さん(えもとときお・1989年10月17日生・29歳)
※父は俳優の柄本明さん、母は女優の故・角替和枝さん、兄は俳優の柄本佑さん、兄嫁は女優の安藤サクラさん。
◇橘家圓喬/松尾スズキ
たちばなやえんきょう。伝説の落語家。
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明治時代の東京で、絶大な人気を誇った落語の名人。孝蔵の際のを見抜き、最初の師匠となった。
なお、普段は物腰が柔らかいものの、芸のこととなると妥協を許さず、先輩であろうと平気で毒舌を吐く。
★★★
松尾スズキさん(まつおすずき・1962年12月15日生・56歳)
◇田畑政治/阿部サダヲ
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たばたまさじ。日本にオリンピックを呼んだ男。水泳をこよなく愛し、地元の浜名湖でコーチに目覚め、政治記者をしながらロス・ベルリンの両大会に総監督として参加し、日本水泳の礎を築いた。
なお、日の丸を目にして涙する日系人の観客をみて、オリンピックに魅了され、1964年の「東京オリンピック」招致を実現した。
★★★
阿部サダヲさん(あべさだを・1970年4月23日生・48歳)
◇田畑うら/根岸季衣
たばたうら。田畑政治の母。
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政治が病弱だったため、長生きを願いに水泳を始めさせた。また、兄の庄吉が急逝した際は、家業の酒蔵を継ぐ覚悟を決めた政治に対し、やりたいことをやるようにと背中を押し、オリンピックの道に進ませた。
★★★
根岸季衣さん(ねぎしとしえ・1954年2月3日生・64歳)
◇平沢和重/星野源
ひらさわかずしげ。外交評論家でジャーナリスト。
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ニューヨーク領事などを歴任後、外務省を退官し、NHKの解説委員として26年間ニュース解説を行う。お茶の間の“マダムキラー”。
なお、かつて嘉納治五郎を氷川丸の船内で看取った人物として、1964年のオリンピック開催地を決めるミュンヘンIOC総会にて、最後のスピーチを任された。
★★★
星野源さん(ほしのげん・1981年1月28日生・37歳)
◇岩田幸彰/松坂桃李
いわたゆきあき。日本オリンピック委員会常任委員。
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1956年のメルボルンオリンピックで、団長の田畑政治から懇願され秘書となった。翌年、日本オリンピック委員会の役員に就任し、東京オリンピック招致に貢献。また、東京オリンピックを成功に導いた立役者でもある。
なお、頭脳明晰で、おしゃれに背広を着こなし、いつもきれいな女性に囲まれている色男。愛称は“岩ちん”。
★★★
松坂桃李さん(まつざかとおり・1988年10月17日生・30歳)
◇東龍太郎/松重豊
あずまりょうたろう。東京都知事。
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スポーツ医学の草分け的存在の医師。日本体育協会会長やIOC委員を務めていたが、田畑政治の熱意に押され東京都知事となった。
なお、1964年の東京オリンピック開催が決定すると、“東京大改造”と銘打ち、首都高速道路をはじめとするインフラ整備に邁進し、オリンピック知事と呼ばれた。
やさしく几帳面で、周囲からも厚く信頼されている男。
★★★
松重豊さん(まつしげゆたか・1963年1月19日生・55歳)
◇岸清一/岩松了
きしせいいち。第2代大日本体育協会会長。
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ストックホルムオリンピック後の、財政難にあえぐ大日本体育協会の立て直しに奔走。嘉納治五郎の亡き後は、その跡を継いで第2代会長に就任。
なお、自信家で厳格な性格ながら涙もろい。学生時代は漕艇選手として活躍。
★★★
岩松了さん(いわまつりょう・1952年3月26日生・66歳)
◇武田千代三郎/永島敏行
たけだちよさぶろう。大日本体育協会副会長。
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内務省の官僚として、秋田・山口・青森などの知事を歴任。大日本体育協会の副会長として、財政の立て直しに貢献した。「駅伝」の名付け親。
★★★
永島敏行さん(ながしまとしゆき・1956年10月21日生・62歳)