2018年9月1日(土)夜8時15分からの、NHK「土曜ドラマ」枠にて、高橋克典さん主演ドラマ「不惑のスクラム」が放送開始。
“不惑”と言われる40代以上の中年男性たちが、さまざまな問題を抱えながらも、ラグビーを通じて心を通わせ、明日を生き抜こうとする姿を描くハートフルドラマです。
そこで今回は、高橋克典さん主演ドラマ「不惑のスクラム」の、
・ドラマ概要
・不惑とは?
・あらすじ
・原作
・キャラクター&キャスト情報
などをご紹介します。
●「不惑のスクラム」とは?
2018年9月1日(土)夜8時15分からのNHK土曜ドラマ枠では、高橋克典さん主演ドラマ「不惑のスクラム」がスタート。
“不惑”という言葉からは、40歳以上の中年世代が、“スクラム”からはラグビーが連想されるのではないでしょうか。
タイトルはまさに直球で、不惑世代の中年男性×ラグビーがテーマのドラマです。
折しも、2019年には「ラグビーワールドカップ」が日本で開催決定。9月からラグビーシーズンにも突入のため、ラグビー熱が上向きのタイミングにはピッタリかもしれません。
さて、このドラマ「不惑のスクラム」では、主人公の丸山良平(47)を高橋克典さんが演じます。なお、高橋克典さんは10代の頃にラグビーをプレイした経験があり、ラグビードラマに出演するのは念願だったとか。
また、丸山が偶然出会う“週末ラガーマン”たちのリーダーを演じるのは、萩原健一さんことショーケンです。
その他、ドラマの登場人物たちは40歳以上の中年ラガーマンで、平均年齢は55歳。まさに不惑世代真っただ中…。
そんな不惑世代の彼らは、それぞれが年相応に、家庭のこと、仕事のこと、健康のこと、過去の過ち…など、さまざまな問題を抱えています。
どこにでもいる等身大の中年男性たちばかりですが、“週末ラガーマン”として、泥まみれになってラグビーボールを追いかける彼らの姿。
そして、彼らに背中を押されながら、主人公が別れた家族と再会するまでを描いた、不惑世代には必見のハートフルドラマです。
<不惑とは?>
「不惑」といえば、すぐに思い浮かぶのが“四十にして惑わず”というフレーズではないでしょうか。
これは、孔子の論語「為政第二」にある、孔子が晩年を振り返って言った言葉とされています。多くの人が中学生の頃に習った記憶があるかもしれません。
とはいえ、薄っすらとしか覚えていない、あるいは、間違って記憶していることもありますので、再確認のためにも、ここで正しい言葉をご紹介します。
子曰く、吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(みみしたが)う。七十にして心の欲する所に従えども矩(のり)を踰えず(こえず)
孔子・論語「為政第二」より
つまり、
30歳→独り立ち
40歳→道理が明らかになり、自分の生き方に迷わなくなった
50歳→自分の天命を理解
60歳→人の意見に素直に耳を傾けることができるようになった
70歳→思うように生きても人の道から外れることはなくなった
ということです。
確かに、子どもの頃(論語を習った頃)は、あまり深い意味がわからなくとも、40歳を過ぎるとなんとなく理解できる、あるいは実感している…なんて方も多いかもしれません。
一方で、「四十にして不惑」なんて言いながらも、惑いまくりで右往左往しながら生きている人だってたくさんいるわけで…。
人の生き方なんてさまざまですが、孔子の言葉のような人生は、ある意味で1つの理想形なのかもしれません。
ちなみに、「四十にして迷わず」は誤りなので、誤用にはくれぐれもご注意ください。
<あらすじ>
死に場所を探して河川敷を歩いていた丸川良平47)の背中に、ラグビーボールが当たる。ボールを追ってきた初老の男に、無理やり連れていかれた先で行われていたのは、40歳以上の選手による“不惑ラグビー”。そこには、年代もバラバラな大人たちの、泥まみれの姿があった。
アツ苦しい男たちのおせっかいで、生きる側に腰を落ち着けてしまった丸川は、ラグビーを通じて、仲間と心を通わせる。やがて、丸川と、丸川の抱える秘密をきっかけに、チームメイトたちも己の人生を見つめ直していき――。
出典:NHK公式サイトより
<原作>
原作は、作家・安藤裕介さんによる同名小説「不惑のスクラム」。2016年3月にKADOKAWAより刊行されました。
<放送概要>
日 程:2018年9月1日(土)~<全7回>
時 間:20時15分~20時43分
放 送:NHK総合
脚 本:桜井剛「マルモのおきて」ほか
音 楽:岩代太郎
演 出:東山充裕、鈴木航
主題歌:「天使のはしご」
●キャラクター&キャスト情報
※出演者の年齢はドラマ放送時点のもの
※画像は公式サイトより
<丸川良平/高橋克典>
まるかわりょうへい。傷害致死事件を起こしたことで、刑務所に服役していた元ラガーマン。出所後、死に場所を探して河川敷にいた際に、不惑ラグビーチーム「大阪淀川ヤンチャーズ」の宇多津に出会い、仲間入りをすることに。
なお、事件を起こしたことで妻とは離婚した。娘もいるが、出所後も会えないままだが…。
ポジションはフルバック。
出典:公式サイトより
高橋克典さん(たかはしかつのり・1964年12月15日生・53歳)
<宇多津貞夫/萩原健一>
うたつさだお。「大阪淀川ヤンチャーズ」の創設者。終戦後、ラグビーの指導をしていた父の影響でラグビーを始めた。性格は穏やかで包容力があり、不思議なカリスマ性を持っている。
なお、チームメイトからはウタさんと呼ばれている。
ポジションはフルバック。
出典:公式サイトより
萩原健一さん(はぎわらけんいち・1950年7月26日生・68歳)
<陣野進/渡辺いっけい>
じんのすすむ。チームのムードメーカー的存在だが、会社では隅に追いやられ、部下からいびられている。
なお、13年前に妻が男と蒸発し、娘と2人暮らしだが、娘との間の微妙な空気に悩んでいる。
ポジションはロック。
出典:公式サイトより
渡辺いっけいさん(わたなべいっけい・1962年10月27日生・55歳)
<金田順三/村田雄浩>
かねだじゅんぞう。ヤンチャーズの鬼キャプテンで、市役所の建築課に勤務している。15年前に妻を亡くしているが、その直後に宇多津と出会いチーム入りした。
なお、勝ちにこだわる性格で、チームメイトを厳しく指導する。
ポジションはナンバー8。
出典:公式サイトより
村田雄浩さん(むらたたけひろ・1960年3月18日生・58歳)
<緒方真一郎/徳井優>
おがたしんいちろう。14年前に試合の人数合わせのため、上司だった宇多津に声をかけられてチームに参加。主務を担当。
なお、妻と2人で年老いた母の介護をしている。
ポジションはスクラムハーフ。
出典:公式サイトより
徳井優さん(とくいゆう・1959年9月28日生・58歳)
<川端弘明/上杉祥三>
かわばたひろあき。還暦を超えているが、血の気が多く年齢を感じさせない。生粋の大阪下町育ちで、宴会では盛り上げ役。職業は医者。
ポジションはウィング。
出典:公式サイトより
上杉祥三さん(うえすぎしょうぞう・1955年12月14日生・62歳)
<麦田理/松尾諭>
むぎたおさむ。新聞社勤務で議論好き。そのせいか、チームメイトと衝突することもしばしば。
なお、丸川が起こした事件の記事を発見し、みんなの前で丸川の過去を暴露する。
ポジションはセンター。
出典:公式サイトより
松尾諭さん(まつおさとる・1975年12月7日生・42歳)
<二階堂謙信/高橋光臣>
にかいどうけんしん。オフィス機器会社のエンジニアだったが、望まない管理職となり苦悩する。
なお、俊足ながらトライを決めた経験がなく、丸川に相談する。
ポジションはウィング。
出典:公式サイトより
高橋光臣さん(たかはしみつおみ・1982年3月10日生・36歳)
<柴尾和弘/増田修一朗>
しばおかかずひろ。ガソリンスタンドの雇われ店長。丸川が過去に起こした事件が明らかになると、麦田とともにチームを離れる。
ポジションはスタンドオフ。
出典:公式サイトより
増田修一朗さん(ますだしゅういちろう・1980年12月4日生・37歳)
<梅塚英吾/竹中直人>
うめづかえいご。「茶臼山ラクーンズ」に所属していた元ラガーマン。「ヤンチャーズ」との試合中に宇多津から受けたタックルで大けがをし、車いす生活となった。
なお、体調を崩して入院している宇多津を見舞い、ヤンチャーズ宛ての遺書を預かる。
出典:公式サイトより
竹中直人さん(たけなかおなおと・1956年3月20日生・62歳)
<宇多津登紀子/夏木マリ>
うたつときこ。宇多津の妻で、ラグビーの試合や練習に精を出す宇多津を、献身的にサポート。また、宇多津を慕う「大阪淀川ヤンチャーズ」のメンバーのことも気にかけている。
出典:公式サイトより
夏木マリさん(なつきまり・1952年5月2日生・66歳)
<坂巻由理/戸田菜穂>
さかまきゆり。丸川の元妻。高校時代はラグビー部でマネージャーを務めていた。
なお、“形だけだ”という言葉を信じ、丸川が事件を起こした後に離婚。娘の華と今でも大阪に住み続けている。
出典:公式サイトより
戸田菜穂さん(とだなほ・1974年3月13日生・44歳)
<陣野美緒/中村ゆりか>
じんのみお。陣野の一人娘で、高校ではチアリーディング部に所属している。
なお、気を遣ってくる父に対し、わだかまりを抱えている。
出典:公式サイトより
中村ゆりかさん(なかむらゆりか・1997年3月4日生・21歳)
※出演者の年齢はドラマ放送時点のもの。