2016年10月3日(月)から放送開始のNHK後期連続テレビ小説「べっぴんさん」。
ヒロインの芳根京子さんを取り巻く数多くの登場人物が、物語を盛り上げてくれます。
そこで今回は、「べっぴんさん」のキャラクター(登場人物)とキャスト(出演者)その②をご紹介します♪
※その①はこちらから。
NHK朝の連ドラ「べっぴんさん」のキャスト(出演者)一覧その①
※あらすじや放送時間はこちらから。
芳根京子主演NHK朝の連ドラ「べっぴんさん」あらすじと放送時間は?
●近江坂東家
<坂東トク子/中村玉緒>
ばんどうとくこ。五十八の母で、すみれとゆりの祖母。跡継ぎの長男を重んじる風習から、兄に得意先を譲り故郷を離れた五十八に対し負い目を持っている。そのせいか、五十八とはなの結婚には協力した。戦中は疎開してきたすみれたちを温かく迎い入れる。
★★★
中村玉緒さん(なかむらたまお・1939年7月12日生)は、父は歌舞伎俳優の二代目中村鴈治郎、兄は歌舞伎役者の四代目坂田藤十郎という歌舞伎一家。家柄のおかげか、1953年に松竹の映画に初出演を果たします。しかしその1作以来お呼びがかからず、親戚で大映の重役もしていた俳優・長谷川一夫さんに口利きを頼み、翌年大映に入社しました。
主役こそ演じることはなかったものの、当時の銀幕スターで幼なじみの市川雷蔵さん、山本富士子さん、若尾文子さんらの脇役として多数の映画に出演しています。また、1960年代半ばからはTVドラマの脇役として数多くの作品に出演しています。
私生活では、1962年の大映時代に俳優・勝新太郎さんと結婚。第1子の長女と第2子の長男が誕生しました。ただ、勝さんと2人の子どもについてはトラブルも多く、ワイドショーをにぎわせることもたびたびでした。
なお、玉緒さんは1990年代半ばごろからバラエティ番組にも多数出演するようになりました。その理由が、喉頭癌で入院している勝さんが、玉緒さんの出演しているバラエティ番組を観るのが唯一の楽しみにしていたからとのこと。
主な出演作品は、TVドラマ「おばはん刑事!流石姫子シリーズ」(テレ朝)、「すずらん」(NHK)、「さくら署の女たち」(テレ朝)、「てっぱん」(NHK)ほか。
映画「悪魔が来りて笛を吹く」、「橋のない川」、「犬神家の一族」、「忍たま乱太郎」、「瀬戸内海賊物語」ほか。
<坂東長太郎/本田博太郎>
ばんどうちょうたろう。すみれの父・五十八の兄で、すみれとゆりの伯父。坂東家の長男で、母が支えてきた商売の基盤を受け継いだが、商売は不得手。経営が厳しくなった際は五十八の商売の得意先を譲り受け持ちこたえた。戦中は疎開してきたすみれたちを受け入れる。
★★★
本田博太郎さん(ほんだひろたろう・1951年2月8日生)は、高校卒業後に上京し、文学座演劇研究所を経て劇団青俳に所属しました。1979年に蜷川幸雄さん演出の舞台で主演の代役を務め、脚光を浴びることに。
次第に映画やTVドラマへの出演で知名度をあげ、悪役からコミカルな役まで、幅広く演じられる名脇役としての地位を確立しています。
主な出演作品は、TVドラマ「君の手がささやいている」(テレ朝)、「セーラー服と機関銃」(TBS)、「その男、副所長」(テレ朝)、「龍馬伝」(NHK)、「うぬぼれ刑事」(TBS) 、「医龍」(フジ)、「ヤング ブラック・ジャック」(日テレ)、「ペテロの葬列」(TBS)、「花燃ゆ」(NHK) 「伝七捕物帳」(NHK-BS)ほか。
映画「男たちの大和/YAMATO」、「大奥」、「それでもボクはやってない」、「陰日向に咲く」、「奇跡のリンゴ」、「予告犯」ほか。
<坂東節子/山村紅葉>
ばんどうせつこ。長太郎の妻。長男の嫁として家中を取り仕切っている。疎開してきたすみれたちには厳しい態度で接するが、息子の肇と孫の慶一は溺愛している。出征中の肇の帰りが待ち遠しい。
★★★
山村紅葉さん(やまむらもみじ・1960年10月27日生)は、ミステリー作家の山村美紗氏を母に持ち、母の本が原作のTVドラマで女優デビューしました。ただし、女優活動は学生時代までと決めており、大学卒業後は女優を引退。国税庁国税専門官の試験に合格し、国税調査官として大阪国税局に勤務。26歳の時に結婚し国税調査官は退職しましたが、ドラマ出演のオファーが殺到し、女優活動を再開することに。
主に母が原作の2時間ドラマを中心に出演。2016年時点でその本数は500を超えており、「2時間ドラマの裏女王」と呼ばれています。最近はバラエティ番組「痛快TVスカッとジャパン」(フジ)の再現ドラマの中で、迷惑な中年女性を演じる”モンスター○○シリーズ”に登場しており、話題となっています。
主な出演作品は、TVドラマ「舞妓さんは名探偵!シリーズ」(テレ朝)、「赤い霊柩車シリーズ」(フジ)、「十津川警部シリーズ」(TBS)、「こちら本池上署」(TBS)、「おみやさん」(テレ朝)、「ハクション大魔王」(フジ)、「夫婦善哉」(NHK)ほか。
映画「新・極道の妻たち」、「寒椿」、「特命係長 只野仁 最後の劇場版」ほか。
<坂東静子/三倉茉奈>
ばんどうしずこ。長太郎の息子・肇の妻。出征中の夫の帰りを待ちながら、節子を手伝う。疎開してきたすみれたちに対し、複雑な感情を抱く。
★★★
三倉茉奈さん(みくらまな・1986年2月23日生)は、ともに芸能活動している双子の姉の方。
5歳から子役として芸能活動を開始し、5年後の1996年にNHK連続テレビ小説「ふたりっ子」で妹とドラマデビューしました。ドラマではヒロインの幼少期を演じ大反響となり、予定にはなかったもののドラマ終盤にヒロインの娘役として再登場しています。
「ふたりっ子」で人気を獲得して以降、ドラマや舞台、バラエティ番組などに多数出演。2007年からはユニット名「茉奈佳奈(まなかな)」で歌手活動も開始しました。
ちなみに、茉奈さんと佳奈さんの見分け方は、左目の下にほくろがある方が佳奈さんとのこと。なお、佳奈さんは2012年末に大学時代に知り合った一般男性と入籍し、2014年10月に第1子の女児を、2016年4月に第2子の男児が誕生しています。
そのため、最近では茉奈さん単独でドラマや舞台、バラエティ番組などに出演する機会も増えているようです。
主な出演作品は、TVドラマ「双子探偵」(NHK)、「だんだん」(NHK)「SP~警視庁警護課シリーズ」(テレ朝)、「空飛ぶ広報室」(TBS)、「隠蔽捜査」(TBS)、「永久就職試験」(日テレ)ほか。
映画「ラブレター」、「GSワンダーランド」ほか。
舞台「アルプスの少女ハイジ」、「女ねずみ小僧」、「ハンナとハンナ」、「オンディーヌを求めて」ほか。
●すみれと出会う人々
<田中紀夫/永山絢斗>
たなかのりお。すみれの幼なじみで、すみれと結婚し坂東家に婿入りし、坂東営業部に入社。無口だが、心の中ではすみれや家族を大切に思っている。
★★★
永山絢斗さん(ながやまけんと・1989年3月7日生)は、2007年にTVドラマ「おじいさん先生」で俳優デビューしました。
2008年には「フレフレ少女」で映画デビュー。2010年に「ソフトボーイ」で映画初主演し、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、知名度をあげました。
以来、徐々に露出を増やし、TVドラマや映画などでその存在感を発揮しています。
私生活では、2016年5月に女優・満島ひかりさんとの交際が報じられ話題に。なお、実の兄は俳優の瑛太さん、義姉は歌手の木村カエラさんです。
主な出演作品は、TVドラマ「アタシんちの男子」(フジ)、「おひさま」(NHK)、「アスコーマーチ」(テレ朝)、「ガラスの家」(NHK)、「ごめんね青春!」(TBS)、「BS時代劇 一路」(NHK-BS)、「重版出来!」(TBS)ほか。
映画「罪とか罰とか」、「悪人」、「みなさん、さようなら」、「藁の楯」、「アンフェア the end」ほか。
※幼少期/玉山詩
★★★
玉山詩さん(たまやまうた・2002年9月1日生)は、5歳の時に吉本新喜劇の「第1回茂造の孫オーディション」で選ばれ、子役デビューしました。以来、「茂造シリーズ」の舞台には出演し続けています。
2011年からはテレビドラマなどにも出演しています。
主な出演作品は、TVドラマ「妻は、くノ一」(NHK-BS)、「一路」(NHK-BS)、「ちかえもん」(NHK)ほか。
映画「円卓こっこ、ひと夏のイマジン」など。
<小沢勝二/田中要次>
おざわかつじ。商船会社に勤めており、良子とお見合い結婚する。長男・龍一に恵まれたものの、出征することになる。
★★★
田中要次さん(たなかようじ・1963年8月8日生)は、1982年に国鉄長野鉄道管理局に就職し、民営化後はJR東海に勤務。
1989年に趣味の映画館通いがきっかけで、親交のあった山川直人監督のオファーでミュージックビデオに出演。俳優を志すようになり、翌年JR東海を退職し上京しました。
1991年に照明助手として竹中直人監督映画「無能の人」に参加。竹中さんの目に留まりエキストラとして同作品に出演しました。
その後も、俳優業と合わせて映画に関わるスタッフとして多くの映像製作に参加していましたが、トラックで事故を起こして以来、俳優業に専念することに。
2001年にTVドラマ「HERO」(フジ)にバーテンダー役で出演し「あるよ!」のセリフが話題になり一気に知名度をあげました。
以来、バラエティ番組にも出演するなど活躍の場を広げ、個性派俳優としての地位を確立しています。
主な出演作品は、「真夜中は別の顔」(NHK)、「かまいたちの夜」(TBS)、「スカイハイシリーズ」(テレ朝)、「太閤記 サルと呼ばれた男」(フジ)、「危険なアネキ」(フジ)、「サラリーマンNEO」(NHK)、「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」(日テレ)、「婚カツ!」(フジ)、「ゲゲゲの女房」(NHK) 、「花燃ゆ」(NHK)、「純と愛」(NHK)、「レディ・ジョーカー」(WOWOW)、「聖女」(NHK)、「ウロボロス~この愛こそ、正義。」(TBS)、「不便な便利屋」(テレ東)、「ふれなばおちん」(NHK-BS)ほか。
映画「鉄道員(ぽっぽや)」、「菊次郎の夏」、「千里眼」、「五条霊戦記 GO JOE」、「サトラレ」、「OUT」、「呪怨」、「ホテルビーナス」、「妖怪大戦争」、「罪とか罰とか」、「極道めし」、「陽だまりの彼女」、「エヴェレスト 神々の山嶺」ほか。
<村田昭一/平岡祐太>
むらたしょういち。銀行勤務。君枝と恋愛結婚し、長男・健太郎に恵まれたものの、出征することになる。
★★★
平岡祐太さん(ひらおかゆうた・1984年9月1日生)は、2002年に第15回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞、2003年 のTVドラマ「ライオン先生」で俳優デビューしました。
2004年には映画「スウィングガールズ」での演技が評価され、第28回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞。以来、TVドラマを中心に数多くの作品に出演しています。
主な出演作品は、TVドラマ「危険なアネキ」(フジ)、「たったひとつの恋」(日テレ)、「モンスターペアレント」(フジ)、「ゴッドハンド輝」(TBS)、「龍馬伝」(NHK)、「未来日記」(フジ)、「スペシャリスト」(テレ朝)、「家族狩り」(TBS)、「ディア・シスター」(フジ)ほか。
映画「いま、会いにゆきます」、「NANA」、「幸福な食卓」、「真夏のオリオン」、「キッズ・リターン 再会の時」ほか。
<村田琴子/いしのようこ>
むらたことこ。昭一の母。病弱な君枝を温かく支えつつ、昭一の帰りを待ち続ける。
★★★
いしのようこさん(1968年2月20日生)は、1985年にアイドル歌手としてデビューしました。同期は中山美穂さん、斉藤由貴さん、南野陽子さん、井森美幸さんなど。
TVドラマやバラエティ番組を中心に活動。なかでもバラエティ番組「志村けんのだいじょぶだぁ」(フジ)でのコントで人気を獲得。
また、Vシネマ「ミナミの帝王」シリーズでは、13作目~34作目まで出演しており、代表作の1つとなっています。
なお、姉は現在も女優として活動している石野真子さんです。
主な出演作品は、TVドラマ「セーラー服通り」(TBS)、「どうぶつ通り夢ランド」(テレ朝)、「番茶も出花」(TBS)、「てるてる家族」(NHK)、「こちら本池上署」(TBS)、「赤い糸の女」(東海テレビ)、「鴨川食堂」(NHK)ほか。
映画「首都消失」、「夜逃げ屋本舗」、「ストロベリーショートケイクス」、「ソフトボーイ」ほか。
<岩佐栄輔/松下優也>
いわさえいすけ。潔の友人。闇市で潔と再会し、坂東営業部の再興をともに目指す。戦争で亡くした妹とすみれを重ね、すみれを支える存在になる。
★★★
松下優也さん(まつしたゆうや・1990年5月24日生)は、小学6年生の時に音楽の道を志すようになり、ボーカル&ダンススクールに入学しボーカルを学びました。その後、高校には進学せず、音楽の勉強に専念。
2005年に音楽プロデューサー・Jin Nakamura氏に見いだされ、デビューに向けて準備をはじめ、2008年にエピックレコーズと契約し、「foolish foolish」でデビュー。シングル16枚、アルバム3枚をリリースしています。
なお、ソロ活動は2014年12月で無期限休止とし、2015年3月からはボーカル&ダンスグループ「X4」として活動を再開し、同年10月に「Killing Me」でメジャーデビューしました。
松下さんは音楽活動と並行し、俳優として舞台を中心に活躍しています。
主な出演作品は、TVドラマ「カルテット」(毎日放送)、「私のホストちゃんS」ほか。
舞台「ミュージカル 黒執事」、「ダンブリングFINAL」、「ミュージカル 花より男子」、「暁のヨナ」ほか。
<田中五郎/堀内正美>
たなかごろう。紀夫の父で、貴族院議員。坂東家とは良い関係を築いている。
★★★
堀内正美さん(ほりうちまさみ・1950年3月22日生)は、父が映画監督、叔父は日本でのモダンバレエの創始という、アーティスト一家に誕生。
自身は舞台演出を志望し、桐朋学園芸術短期大学で劇作・演出を学んだものの、在学中にTBSのプロデューサーにスカウトされ、1973年にTVドラマ「わが愛」で俳優デビューしました。
翌年出演したNHK連続テレビ小説「鳩子の海」で、ヒロインの憧れの人を演じたことで一躍知名度をあげました。
以来、TVドラマや映画に多数出演しており、個性的な演技で特撮作品や時代劇でも活躍しています。
主な出演作品は、「赤いシリーズ」(TBS)、「必殺シリーズ」(テレ朝)、「水戸黄門シリーズ」(TBS)、「3年B組金八先生」(TBS)、「元禄繚乱」(NHK)、「純と愛」(NHK)、「軍師官兵衛」(NHK)、「アイムホーム」(テレ朝)ほか。
映画「俺の空」、「屋根裏の散歩者」、「姑獲鳥の夏」、「ヅラ刑事」、「テニスの王子さま」、「ホームカミング」、「地球防衛未亡人」ほか。
<高西悦子/滝裕可里>
たかにしえつこ。すみれの女学校の同級生。クラスメイトからは「悦子様」と呼ばれる特別な存在だが、すみれたち手芸倶楽部の3人を意識している。
★★★
滝裕可里さん(たきゆかり・1987年10月14日生)は、小学生から中学生にかけてボーカル&ダンススクールに通いレッスンを受けました。
13歳の時に現事務所(ライジングプロダクション)にスカウトされ、2001年に映画デビューを果たします。同年、ファッション雑誌「ラブベリー」創刊時から専属モデルとして活躍し2005年に卒業しました。
現在は女優として、TVドラマや映画を中心に活動しています。
主な出演作品は、TVドラマ「瞳」(NHK)、「ギネ 産婦人科の女たち」(日テレ)、「クローンベイビー」(TBS)、「夜のせんせい」(TBS)、「新ウルトラマン列伝」(テレ東)ほか。
映画「Star Light」、「天使がくれたもの」、「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」、「呪怨-ザ・ファイナル-」、「団地」ほか。
※その①はこちらから。
NHK朝の連ドラ「べっぴんさん」のキャスト(出演者)一覧その①