2016年4月29日(金)からスタートするドラマ「不機嫌な果実」(テレビ朝日)は、言わずと知れた作家・林真理子さんの傑作。2度目のドラマ化となる2016年版は、栗山千明さん主演で、市原隼人や成宮寛貴さんらイケメンが登場します。
そこで今回は、ドラマ「不機嫌な果実」のあらすじやキャスト、主題歌情報をご紹介します♪
※視聴率を追加しました※
●ドラマ「不機嫌な果実」とは?
テレビ朝日の「金曜ナイトドラマ」枠で、2016年4月29日(金)夜11:15からスタートするのは、栗山千明さん主演の「不機嫌な果実」。原作は1990年代に一世を風靡した林真理子氏の同名小説。当時、原作小説の帯に書かれた過激なキャッチコピーが話題をさらいました。
1997年に石田ゆり子さん主演でTVドラマ化、南果歩さん主演で映画化されていますが、それから9年を経てキャストも一新、新しく2016年版として再度のTVドラマ化!
女盛りを自覚しつつも夫に女として見てもらえない主婦が、刹那のときめきを手に入れるためにあっけらかんと不倫に溺れる様を、今や実力派女優としての地位を確立した栗山千明さんが大胆に演じます。主人公の相手役には市原隼人さんと成宮寛貴さん。また夫役の稲垣吾郎さん、友人役の橋本マナミさんなど豪華なキャストが脇を固めます。
<あらすじ>
完璧な男を選んで結婚したはずだった。自分は幸せになるはずだったのに、現実はどうだろうか。女ざかりを迎えている自分に、夫は目もくれようとしない。もしかして自分は選択を間違ったのではないだろうか?
エリートの夫との結婚生活に不満を覚える主婦・麻也子は、あるとき友人のワインバーで偶然、自分が独身時代に不倫をしていた相手の名前を見かけ、再会するべく連絡を取る。以前と変わらぬ手管をもった元恋人との逢瀬に、女としてのときめきと満足感を得て喜ぶ麻也子。
ところが元恋人と割り切った関係を続ける彼女の前に、若く情熱的な音楽評論家の工藤通彦が現れた時、彼女の結婚生活はそれまでとはまったく違った方向へ転がり始める。
<第1話ストーリー>
結婚生活5年の主婦・水越麻也子は、夫の航一に言いようのない不満を抱いていた。適齢期に結婚し、女としての美しさは少しも衰えていない自分に、夫は全く男女の関心を示さないのだ。そのくせ、毎週末にはいそいそと姑の待つ実家へと帰省する始末。
この男のせいで自分の女ざかりは誰にも見られることなく朽ちていってしまうのだ。そんなことを考えるとき、いつも心に浮かぶのは「私は損をしてるんじゃないだろうか?」という不安。
そんな麻也子は、ある日友人が開いたワインバーにあった開店祝いの花の中に、かつての恋人の名前を見つける。一緒にいた友人に焚き付けられたこともあって、独身時代に不倫をしていた相手が気になり始める麻也子。気を取られていたせいか、そのすぐ後に麻也子はその場でピアノ演奏をしていた青年に、ワインをひっかけるという失態を演じてしまう。
麻也子を含む誰もまだ気づいていないが、この青年こそが後に麻也子の結婚生活を大きく変える張本人になるのだった。
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<主題歌>
主題歌は斉藤和義さんの「マディウォーター」です。
通算45枚目となるニューシングルで、ドラマ主題歌として書き下ろされました。
2015年のアルバム制作時にレコーディングした曲と、2016年2月に行われたライブ音源の2曲を含む4曲で6月8日(水)にリリース。
●キャラクター&キャスト紹介
<水越麻也子(みずこしまやこ)/栗山千明>
結婚5年の主婦。自分の美貌には自信を持っており外見の手入れにも余念がないが、夫の航一がめったに自分に関心を示さないことに不満を持っている。常に「自分は損をしている」という想いをくすぶらせており、夫からの不当な扱いへのうっ憤を晴らすために、外の男に目を向け始める。
★★★
栗山千明さん(31)は、モデル活動を経て1999年の映画「死国」で女優デビュー。翌年に出演した映画「バトル・ロワイアル」での演技が注目され、2003年にはハリウッド映画「キル・ビル Vol.1」に出演しました。早くから確かな演技力と圧倒的な存在感で、多数のTVドラマや映画、CM、ドキュメンタリーなど、幅広く活躍しています。
主な出演作品は、TVドラマ「氷の世界」「六番目の小夜子」「ATARU」「アルジャーノンに花束を」、映画「下弦の月~ラスト・クォーター」「スクラップ・ヘブン」「鴨川ホルモー」など。
<工藤通彦(くどうみちひこ)/市原隼人>
若きクラシック音楽評論家。偶然に出会った麻也子に強烈に惹かれ、人妻と知りながらも一途に求愛する情熱的な性格。
★★★
市原隼人さん(29)は、CMへなどへの出演を経て、2001年の映画「リリイ・シュシュのすべて」で本格的に俳優デビュー。2004年はTVドラマ「WATER BOYS2」への主演、映画「偶然にも最悪な少年」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど大きく飛躍しました。以降、TVドラマ「陽だまりの樹」「カラマーゾフの兄弟」、映画DOG×POLICE 純白の絆 」など、多数のTVドラマや映画で主役として活躍しています。
主な出演作品は、TVドラマ「ROOKIES」「猿ロック」「ランナウェイ~愛する君のために」、 映画「「チェケラッチョ!!」「虹の女神」「星ガ丘ワンダーランド」など。
<竹田久美(たけだくみ)/高梨臨>
麻也子の大学時代の友人で、夫の不倫による離婚歴アリ。前夫との経験から不倫に対しては潔癖で嫌悪感を持っている。とはいえ、麻也子たちには言えない秘密を抱えている。
★★★
高梨臨さん(27)は、2005年にアイドルグループとしてデビューするも、しばらく目立った活躍はなく、2008年3月から1年間「めざましテレビ」に出演したほか、映画「GOTH」に出演するなど活動が増え始めます。そして、2012年には映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」で主演。2014年のNHKの朝ドラ「花子とアン」に出演し知名度を上げました。
主な出演作品は、TVドラマ「侍戦隊シンケンジャー」「5→9~私に恋したお坊さん~」「Dr.倫太郎」「ヒガンバナ」、映画「今日、恋をはじめます」「醒めながら見る夢」など。
<野村健吾(のむらけんご)/成宮寛貴>
かつての麻也子の恋人。既婚者でありながら当時独身だった麻也子と付き合っていた、根っからのプレイボーイ。数年ぶりに再開した麻也子を、かつてと変わらぬ手管で誘惑する。
★★★
成宮寛貴さん(33)は、2000年に舞台「滅びかけた人類、その愛の本質とは…」で「平宮博重」として俳優デビュー。翌年には現在の名前に改名して映画「溺れる魚」に出演。以後TVドラマ「ごくせん」、映画「アキハバラ@DEEP」などへ出演しその存在感を増していきます。2005年にはエランドール賞新人賞を受賞。最近では、大人気シリーズ「相棒」で、2012年から3代目相棒として出演し注目を集めました。
主な出演作品は、TVドラマ「オレンジデイズ」「ヤンキー君とメガネちゃん」「怪盗山猫」、映画「ドロップ」「ごくせん THE MOVIE」「暗殺教室~卒業編~」など。
<遠山玲子(とおやまれいこ)/橋本マナミ>
麻也子の大学時代の友人で、既婚。裕福な夫・茂との間に息子をもうけ、自身は主婦モデル・ブロガーとしてセレブな生活を送っている。恋愛に奔放で、スポーツクラブのインストラクターの愛人がいる。
★★★
橋本マナミさん(31)は、1997年に全日本国民的美少女コンテストで演技部門賞を受賞。CMやバラエティ番組への出演のほか、主にグラビアアイドルとして活動し、2001年頃から女優としての活動も始めました。しかしなかなか芽が出ずドラマの端役などをしていましたが、2013年頃に芸名を変えたあたりからグラビアアイドルとして大きくブレイク。現在ではテレビ、舞台、雑誌、DVDなど幅広く活躍しています。
主な出演作品は、TVドラマ「東京トイボックス」「まれ」、映画「闇金ウシジマくん」「オー!ファーザー」など。
<水越航一(みずこしこういち)/稲垣吾郎>
麻也子の夫で大企業のサラリーマン。麻也子に男女の関心は示さないくせに、独占欲は強い。毎週末実家に帰るマザコン。実は麻也子に隠している秘密がある。
★★★
稲垣吾郎さん(42)は、1988年アイドルグループSMAPのメンバーに加入。1989年のTVドラマ「青春家族」で本格的に俳優活動を開始。1991年にSMAPとして歌手デビューも果たし、現在も同部ループのメンバーとして活動しています。TVドラマ「金田一耕助シリーズ」や「Dr.検事モロハシシリーズ」、映画「催眠」など主演作も多く、舞台、CM、ナレーションなどでも活躍しています。
主な出演作品は、TVドラマ「東京大学物語」「ソムリエ」「ブスの瞳に恋してる」、映画「プライベート・レッスン」「十三人の刺客」など。
<遠山茂(とおやましげる)/六角精児>
麻也子の友人・玲子の夫。一級建築士で高収入。在宅仕事のため、家事もこなす良き家庭人。玲子に心底惚れており、玲子を大事にする一方偏執的な一面も持つ。
★★★
六角精児さん(53)は、1982年に高校時代の友人たちとともに劇団「善人会議」を創立。後に劇団「扉座」と改名。2000年から始まったTVドラマ「相棒」で鑑識官役を演じブレイク。2009年には同役でのスピンオフ映画「鑑識・米沢守の事件簿~幻の女房」にて主演もしています。そのほか2005年のTVドラマ「電車男」や、2012年の「カーネーション」などの人気作品で、個性的な演技を見せています。
主な出演作品は、TVドラマ「名古屋行き最終列車」「ルーズヴェルト・ゲーム」「民王」、映画「十三人の刺客」「超高速!参勤交代」など。
<津久井哲史(つくいてつし)/光石研>
麻也子の上司の有名弁護士。秘書の麻也子を度々罵倒するパワハラ男。
★★★
光石研さん(54)は、1978年の映画「博多っ子純情」で主役に抜擢され俳優デビュー。TVドラマ「おしん」「スチュワーデス物語」、映画「男はつらいよシリーズ」などで活躍しました。あくの強い人物から人の好いおじさんまで、さまざまな役を演じ分けることのできる実力派俳優で、デビューからこれまで実に多彩なドラマや映画に、名脇役として出演しています。
主な出演作品は、TVドラマ「ゲゲゲの女房」「ど根性ガエル」「悪党たちは千里を走る」、映画「Helpless」「紀子の食卓」「あぜ道のダンディ」「海賊と呼ばれた男」(2016年公開)など。
<水越綾子(みずこしあやこ)/萬田久子>
麻也子の姑で航一の母親。息子の航一を溺愛している。麻也子がいつまでも子どもを産もうとしないことに不満を持っており、会うたびに麻也子に小言をいう。
★★★
萬田久子さん(57)は、1978年のミス・ユニバース日本代表に選出され、1980年にTVドラマ「なっちゃんの写真館」で女優デビュー。翌年には「夏の別れ」で映画初主演。以降多数のTVドラマ、映画、CM、舞台に出演し、主役脇役を問わず存在感ある演技を見せています。
主な出演作品は、TVドラマ「京都殺人案内」シリーズ、「八丁堀の七人」「嫁はミツボシ。」、映画「八つ墓村」「旭山動物園物語~ペンギンが空をとぶ~」「龍三と七人の子分たち」など。