東海テレビ制作(フジテレビ系列で放送)の「愛の嵐」「真珠婦人」「牡丹と薔薇」をはじめとする、愛と憎しみの渦巻くドロドロの「昼ドラ」枠が長い歴史に幕を下ろしました。4月からは昼ドラが土曜夜の「土ドラ」になってとしてスタートします。
そこで今回は、土ドラ第1弾となるユースケ・サンタマリアさん主演の「火の粉」について、あらすじやキャスト、原作、主題歌などの情報をご紹介します♪
●ドラマ「火の粉」とは?
出典:公式サイトより
1964年5月から51年半にわたり放送されてきた、東海テレビ制作(フジテレビ系列にて放送)の「昼の帯ドラマ」(昼ドラ)が、その長い歴史に幕を閉じました。「嵐シリーズ」や「真珠婦人」「牡丹と薔薇」など、いろいろな意味で話題となった作品を世に多く輩出した「昼ドラ」枠は、土曜夜の「土ドラ」としてスタートします。
その「土ドラ」第1弾は、2016年4月2日(土)夜11時40分から始まる、サスペンス・ストーリー「火の粉」。原作は、雫井脩介氏による同名の小説「火の粉 (幻冬舎文庫)」です。
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同作は、2005年に「土曜ワイド劇場」(テレビ朝日)で2時間ドラマとして放送されていますが、2度目の今回は東海テレビ制作による連続ドラマ(全9回予定)。主演は9年ぶりの連ドラ主演となるユースケ・サンタマリアさん、脇を固める俳優陣には伊武雅刀さん、優香さん、佐藤隆太さんなど演技派俳優たちが名を連ねています。
親切そうに笑う隣人は、心に狂気を秘めた危険人物だった…?無防備に日々を暮らすごく普通の家族が突然他人の狂気に巻き込まれ翻弄されていく、手に汗握るサスペンスです。
<あらすじ>
梶間勲は大学で教鞭をとる元裁判官。かつて裁判官だったころに、一家殺害容疑で起訴された武内という男に、証拠不十分で無罪の判決を下したことがあった。ある日、なんとその武内が梶間とその家族の住む家の隣に引っ越してきた…。
武内は昔梶間に救ってもらったお礼をしたいと、人の好さそうな笑顔で梶間とその家族になにくれとなく親切を繰り返す。人当たりのよい武内に、梶間の家族は次第に心を開いていく。ところが、竹内が梶間家に出入りするようになってから、不吉な事件が相次いて発生。梶間家の嫁・雪見はそのことを不審に思い始めるのだが…。
<主題歌>
鈴木雅之/「Melancholia」
ドラマ主題歌は鈴木さんのソロデビュー30周年記念の新曲で、作詞・作曲は松任谷由実さんが担当。2016年5月4日(水)配信。
●キャラクター&キャスト紹介
<武内真伍(たけうちしんご・44歳)/ユースケ・サンタマリア>
梶間家の隣に引っ越してきた男。人当たりがよく親切だが、過去に一家殺害事件の容疑者として起訴され、当時の担当裁判官だった梶間によって無罪判決を下された経緯がある。
★★★
ユースケ・サンタマリアさん(45)は、1994年にバンド「BINGO BONGO」のメンバーとしてデビュー。当時からMCや司会の才能が抜きんでており、単独名でバラエティ番組の司会などもしていたところ関係者の目に留まり、1997年に人気TVドラマ「踊る大捜査線」へ出演。以降も同作品の続編などに出演。またTVドラマ「眠れる森」や映画「冷静と情熱の間」などの話題作にも多数出演。個性派俳優としての地位を確立しています。
主な出演作品は、TVドラマ「花村大介」「アルジャーノンに花束を」「探偵の探偵」、映画「交渉人 真下正義」「UDON」「キサラギ」など。
<梶間雪見(かじまゆきみ・30歳)/優香>
梶間勲の息子・俊郎の妻。隣人の竹内の親切行為を不気味に感じている。
★★★
優香さん(35)は、1997年にグラビアアイドルとしてデビュー。雑誌やCM、テレビ番組の司会などを経て、2000年からは本格的に女優活動を開始。2004年の大河ドラマ「新選組!」ではヒロインに抜擢され、女優としての地位を確立しました。また、バラエティ番組にも多数出演するなど、活躍を見せています。
主な出演作品は、TVドラマ「新美味しんぼ」シリーズ、「臨床犯罪学者 火村英生の推理」、映画「黒執事」「輪廻」「ギャラクシー街道」など。
<梶間尋恵(かじまひろえ・58歳)/朝加真由美>
梶間勲の妻で、俊郎の母。専業主婦一筋で家族への愛情に満ちた良き母。
★★★
朝加真由美さん(60)は、1973年のTVドラマ「ウルトラマンタロウ」で女優デビュー。その後劇団青年座に所属し、舞台で活動しました。1990年代ごろから「ひまわり」や「LOVE&PEACE」など、TVドラマにも頻繁に出演するようになり、現在に至るまで多くのドラマに出演し続けています。
主な出演作品は、TVドラマ「Dr.コトー診療所」「曲げられない女」「僕とスターの99日」、映画「純」など。
<梶間俊郎(かじまとしろう・35歳)/大倉孝二>
梶間勲の息子で雪見の夫。お坊ちゃん育ちで仕事続かない。現在就職活動中。
★★★
大倉孝二さん(41)は、1995年に劇団ナイロン100℃に入団。舞台に出演しながらTVドラマや映画でも活動し、2002年の映画「ピンポン」ではその独特の演技で注目を集めました。近年ではバラエティ番組にも出演するなど、活躍の場を広げています。
主な出演作品は、TVドラマ「ぼくの魔法使い」「新撰組!」「ラスト・プレゼント」「エイジハラスメント」、映画「クリスマス・クリスマス」「舞妓haaaan!!!」「陽だまりの彼女」など。
<梶間まどか(かじままどか・5歳)/庄野凛>
雪見と俊郎の娘。武内になついている。
★★★
庄野凛さん(4)は、子役として活動中。主な出演作は、TVドラマ「偽装の夫婦」など。
<関孝之助(せきこうのすけ・40歳)/迫田孝也>
一家殺害事件で武内の弁護を担当し、無罪に導いた。
★★★
迫田孝也さん(38)は、2002年にアサヒ飲料・ワンダ モーニングショットのCMで俳優デビュー。以降多数のCMやTVドラマ、映画に出演しています。映画「ザ・マジックアワー」を始め、舞台「桜の園」「酒と涙とジキルとハイド」など三谷幸喜氏の作品にたびたび出演しており、同氏が脚本を手掛ける大河ドラマ「真田丸」にも出演しています。
主な出演作品は、TVドラマ「相棒スペシャル」「ザ・クイズショウ」「LOVE理論」、映画「恋愛白書」「清須会議」など。
<佐々木琴音(ささきことね・28歳)/木南晴夏>
2歳の息子がいるシングルマザー。雪見の友人。
★★★
木南晴夏さん(きなみはるか・30)は、2002年からバラエティ番組に出演しはじめ、またアイドルとしての活動も開始。2004年から2005年にかけてバラエティ番組「不幸の法則」に再現ビデオの女優として出演し知名度をあげました。2009年の映画「20世紀少年」では、原作のキャラクターに似ていることから話題に。以降も多数のTVドラマや映画に出演しています。
主な出演作品は、TVドラマ「風のハルカ」「銭ゲバ」「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」「マッサン」、映画「君が踊る、夏」「エイプリールフールズ」「闇金ウシジマくん Part2」など。
<池本亨(いけもとりょう・37歳)/佐藤隆太>
武内を追う新聞記者。
★★★
佐藤隆太さん(36)は、1999年に舞台「BOYS TIME」で俳優デビュー。2000年のTVドラマ「池袋ウエストゲートパーク」で知名度をあげ、初主演作となった2008年の「ROOKIES」と2010年の「まっすぐな男」の影響から、「真面目で情熱的な男」のイメージが定着しました。実際は真っすぐ男子からチャラ男まで、幅のある演技力に定評がある実力派俳優です。
主な出演作品は、「木更津キャッツアイ」「海猿 UMIZARU EVOLUTION」、「ナオミとカナコ」、映画「絶対恐怖 Booth ブース」「ダメジン」「漫才ギャング」「天地明察」など。
<梶間勲(かじまいさお・60歳)/伊武雅刀>
梶間家の家長であり、大学で法律学を教える元裁判官。裁判官現役時代に、一家殺害容疑で起訴された武内に無罪判決を下した経緯がある。
★★★
伊武雅刀さん(66)は、1967年にTVドラマ「高校生時代」で俳優デビュー。以後、劇団に入団し舞台で活躍しまし。また声の良さからラジオ番組や、アニメの声優などとしても活動しています。その演技力には早くから定評があり、コメディからシリアスな人間ドラマ、さえないおじさんからから腹黒い悪人まで、さまざまな役柄を多種多様な作品で演じています。
主な出演作品は、TVドラマ「ひらり」「風林火山」「白い巨塔」「ドクターX」「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」、映画「太陽の帝国」「カンゾー先生」「藁の楯」「幕末高校生」など。