冬が終わりを告げる2月中旬~3月中旬は、春の先駆けとして「梅」が咲き誇ります。
「梅」は、「桜」と比べると、どちらかといえば地味な印象ですが、凛とした空気の中に漂う甘い香りは、爽やかな早春を感じさせてくれます。
また、多くの女性は年齢問わず、お花見が好き。暖かい格好をして、デートや散策に繰り出してみてはいかがでしょうか?
そこで今回は、千葉県・茨城県のデートや散策にピッタリな梅見スポット(梅の名所2024)をご紹介します♪
●昭和の森
広大な敷地を誇る千葉市の総合公園・昭和の森。広さはなんと東京ドーム23個分!その一角、2万平方メートルの敷地に広がる梅林では、毎年豊後、枝垂れ、八重寒梅など6種の梅を愛でることができます。
広々と開けた梅林に紅白入り混じって咲く可憐な梅の花とウグイスの鳴き声。まるで和歌のような初春のひと時を、ゆったりと楽しめます。
<見頃>
2月中旬
<所在地>
千葉県千葉市緑区土気町22
<時間>
8時30分~16時30分(4~9月は~17時)
<料金>
無料
<アクセス>
JR外房線「土気駅」南口から千葉中央バス「ブランニューモール行き」で5分、バス停「昭和の森西」で下車して徒歩5分
●青葉の森公園
総面積53.7万平方メートルにも渡って広がるこの公園は、千葉市中央部に残された貴重な樹木や地形そのままを利用して整備された、多目的な総合公園。園内の梅園には玉牡丹、鹿児島紅、唐梅、青軸、緋の袴など33品種約300本、公園全体では1,000本もの梅の木が植樹されています。
豊富な種類の梅の木が混在しているおかげで、花を鑑賞できる期間が長く、1月下旬から3月上旬まで鑑賞できます。
<見頃>
2月上旬~3月上旬
<所在地>
千葉県千葉市中央区青葉町977-1
<時間>
散策自由
<料金>
入園無料
<アクセス>
京成「千葉寺駅」より徒歩8分、車の場合は京葉道路松ケ丘ICから国道16号経由3km5分
●城山公園
房総半島の南に位置する城山公園は、滝沢馬琴の長編小説「南総里見八犬伝」の舞台としても有名な、戦国武将・里見氏の居城跡を整備した公園。
広大な敷地の南端に位置する梅園では、緋梅、八重寒紅、玉牡丹、武蔵野など約200本もあるさまざまな種類の梅の木を観賞することができます。
種類によっては12月下旬から咲き始めるものや、3月中旬まで咲いているものなどもあり、長期間に渡って梅の花を楽しむことができます。
<見頃>
2月上旬
<所在地>
千葉県館山市館山362
<時間>
入園自由(博物館は9時~16時45分、入館は~16時30分)
<料金>
入園無料(館山市立博物館は入館料大人300円、小・中・高校生150円)
<アクセス>
JR内房線「館山駅」東口からJRバス洲の崎方面行き、または日東バス館山航空隊行きで10分、バス停「城山公園前」で下車して徒歩20分
【開花情報】
場所:梅園
木によってばらつきがあります。
見頃の木もあればほぼ咲いていない木もあります。ご質問・お問合せはこちら
城山公園管理事務所 9:00~17:00
電話 0470-22-8854HPはこちらからどうぞhttps://t.co/9ymcrHJJR2#千葉県館山市 #城山公園 #梅園 #開花情報 pic.twitter.com/FdE4NoTa9v
— 館山城・城山公園【公式】 (@tateyamacastle) January 27, 2024
●成田山公園内梅林
不動明王を祀る大本山成田山の、広大な境内の中に位置する成田山公園。毎年春には公園内の梅園で「梅まつり」が開催され、多くの参拝客で賑わいます。
園内には紅白の梅が約500本あり、あたりをゆっくりと散策しながら美しく花をつけた古木の群れを鑑賞できます。
なお、梅林に隣接する特設会場では、参加無料の野点で無料のお茶がふるまわれます。
<見頃>
2月中旬~3月中旬
<梅まつり>
例年2月中旬~3月上旬
<所在地>
千葉県成田市成田1 成田山新勝寺
<時間>
入園自由
<料金>
無料
<アクセス>
京成電鉄「京成成田駅」または、JR成田線「成田駅」より徒歩15分
●阿玉台貝塚梅林
黒部川流域に位置する阿玉代貝塚。縄文時代の生活を知る重要な歴史的資料として、国指定史跡に認定されています。ここには約1,000本にも上る紅白の梅の木が、地元の人たちで構成された「阿玉台史跡保存会」によって植樹されています。
種類も40種と豊富で、整備された散策道を歩きながら、貝層の見学と梅の鑑賞を同時に行うことができます。
<見頃>
2月初旬~3月中旬
<所在地>
千葉県香取市阿玉台
<時間>
散策自由
<料金>
無料
<アクセス>
JR成田線「小見川駅」より車で15分
●坂田城跡梅林
鑑賞用の梅林でなく、近隣の農家が梅の実の収穫用に栽培している梅畑。千葉県最大の梅林で、白加賀、鶯宿など1,200本もの白梅が満開に咲く様子は圧巻。樹齢50年を超える古木の群れが咲き誇り、幻想的な光景を作り上げています。
なお、毎年開催される「梅まつり」では、近隣の農家の人たちによって梅加工品の販売などが行われます。
<見頃>
2月下旬~3月中旬
<梅まつり>
例年2月下旬~3月中旬
<所在地>
千葉県横芝光町坂田
<時間>
9~15時(売店)
<料金>
無料
<アクセス>
JR総武本線「横芝駅」より徒歩25分
●リソル生命の森
広大な敷地にゴルフ場、宿泊施設、各種スポーツ用設備、レストランなどを全て兼ね備えた複合リゾート。敷地内の花木庭苑の中にある梅園には、450本の梅の木が植えられています。
<見頃>
2月中旬~3月上旬
<所在地>
千葉県長柄町上野521-4
<時間>
10~15時
<料金>
無料
<アクセス>
JR外房線「誉田駅」より無料送迎バスで20分
●偕楽園
日本三名園のひとつに数えられる偕楽園。天保13年(1842年)に水戸藩主・徳川斉昭によって造園された由緒ある庭園です。
梅の名所として全国に知られており、八重寒紅、月影、江南所無や白加賀など約100品種、3,000本もの梅が植えられています。
なお、シーズン中には、野点茶会や野外琴の会、ひな流しなどの季節のイベントも。2月下旬から3月いっぱいまで、閉園時間が延長され、夜間の鑑賞もできます。
<見頃>
2月下旬~3月中旬
<所在地>
茨城県水戸市常磐町1-3-3
<時間>
6~19時(10月1日~2月19日は7~18時)
<料金>
入園無料
<アクセス>
JR常磐線「水戸駅」北口から茨城交通バス偕楽園前行きなどで15分、バス停「偕楽園前」で下車して徒歩すぐ
●弘道館
偕楽園と同じく、水戸藩主・徳川斉昭によって天保12年(1841年)に開設された藩校。園内には烈公梅、月影など約800本の梅の木があり、梅の名所として広く知られています。
なお、園内の梅林や遊歩道沿いでは、紅白の花が凛とした佇まいで咲いており、文武両道の由緒ある藩校の歴史を肌に感じることができます。
<見頃>
3月上旬~中旬
<所在地>
茨城県水戸市三の丸1-6-29
<時間>
9~17時(2月20日~9月30日)、9時~16時30分(10月1日~2月19日)
<料金>
大人400円、小・中学生200円、20名以上の団体は大人300円、小・中学生150円
<アクセス>
JR常磐線「水戸駅」北口より徒歩8分
●筑波山梅林
昔から「西の富士、東の筑波」と並び称される筑波山には、種類豊富な植物が群生しており、植物研究が盛んに行われています。その中腹には1,000本あまりの紅白の梅の木が入り混じった梅林があり、麓に広がる田園風景とともに爽やかな春の風景が目を愉しませてくれます。
また、近隣にある筑波山神社でも鹿児島紅梅、開運梅など150本の梅の木を観賞することができます。
<見頃>
2月下旬~3月下旬
<所在地>
茨城県つくば市沼田1688
<時間>
入園自由(梅まつり期間中は休憩所などの施設は~16時)
<料金>
無料
<アクセス>
つくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道)「つくば駅」から直行筑波山シャトルバスで40分、バス停「筑波山神社入口」で下車して徒歩5分
後記
千葉県、茨城県内にある梅見スポットは、都内に比べて規模が大きいところが多いですね。駐車場もしっかり完備しているので、ドライブがてら足を向けてみるのもよさそうです♪
※関東圏の梅の名所はこちら。