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MGCマラソングランドチャンピオンシップ(女子)の結果は？／パリ五輪マラソン代表選手

2024.01.28

2024年8月開催の「パリ2024オリンピック」。

マラソンはオリンピックのなかでも人気種目の1つで、その日本代表選手に選ばれるのが誰なのかに、注目が集まっています。

そんなマラソン日本代表選手の選考は、長い道のりです。

まずは第一関門のMGCシリーズにて、MGC出場権を獲得しなくてはなりません。MGC出場権を獲得して初めて、マラソン日本代表選手を選考する、2023年10月開催のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)に出場することができるのです。

そして、MGCにて2枠が決定し、残り1枠は、MGCファイナルチャレンジの結果で決まります。

そこで今回は、
・パリ五輪の代表選手選考の流れ
・MGCの開催概要
・MGC出場選手一覧(女子)
・MGCの結果
・MGCファイナルチャレンジ

などをご紹介します。

※男子については、こちらの記事をご覧ください。
MGC出場選手(男子)の結果は？

 

＜スポンサーリンク＞

●MGC

◇パリ五輪の代表選手選考の流れ

2024年8月1日～11日開催の「パリ2024オリンピック」。

パリオリンピックマラソン日本代表選手は3名選出されますが、3枠のうち2枠は、

MGCの優勝者と2位の選手が代表となります。

そして、残り1枠は、MGCファイナルチャレンジの対象レースにて、

派遣設定記録(女子／2時間21分41秒)

を突破した、MGC出場資格保有者の最上位選手が代表となります。

※ただし、設定記録を突破しなかった場合は、MGC3位の選手が3枠目の日本代表選手に選出。

 

なお、補欠選手については、

★MGCファイナルチャレンジの設定記録を突破した選手が出た場合

→MGC3位・4位の選手が補欠に

★MGC3位が代表となった場合

→MGC4位・5位の選手が補欠に

選出されます。

 

◇MGCとは？

MGCとは、マイルグランドチャンピオンシップの略で、2024年開催のパリ五輪マラソン日本代表選手を決定する大会です。

このMGCに出場するには、第1期(2021年11月～2022年3月)、第2期(2022年4月～2023年3月)に行われた各大会において、大会ごとに設定された記録をクリアした場合に得られる出場権を獲得する必要があります。

第1期 MGC対象の大会

第41回大阪国際女子マラソン
東京マラソン2021
名古屋ウィメンズマラソン2022
第10回大阪マラソン・77回びわ湖毎日マラソン統合大会

第2期 MGC対象の大会

北海道マラソン2022
第42回大阪国際女子マラソン
東京マラソン2023
名古屋ウィメンズマラソン2023
大阪マラソン2023

なお、この大会以外でも、下記のワイルドカードで出場権を獲得するという場合もあります。

 

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◇MGCの開催概要

大会名称
マラソングランドチャンピオンシップ
兼 パリ2024オリンピック日本代表選考競技会
兼 第107回日本陸上競技選手権大会

開催日程
2023年10月15日(日)

女子スタート時間
8時10分

テレビ放送
2023年10月15日(日)7時45分～
※NHK総合にて全国放送

コース
国立競技場スタート
↓
富久町
↓
水道橋
↓
神保町
↓
須田町
↓
上野広小路（第一折り返し）
↓
日本橋
↓
銀座
↓
日比谷
↓
内幸町（第二折り返し）
↓
須田町
↓
小川町（第三折り返し）
↓
上野広小路（第四折り返し）
↓
内幸町（第五折り返し）
↓
須田町
↓
神保町
↓
大手町・内堀通り（第六折り返し）
↓
水道橋
↓
富久町
↓
国立競技場フィニッシュ

※コースマップはこちら

 

◇MGC出場選手一覧

ここでは、MGCに出場する選手(27人)をご紹介します。

・松田瑞生

所属：ダイハツ
自己ベスト：2:20:52
出場権獲得大会と記録：
第41回大阪国際女子マラソン大会
1位(2:20:52)
※右脛骨の骨膜炎のため欠場

・上杉真穂

所属：スターツ
自己ベスト：2:22:29
出場権獲得大会と記録：
第41回大阪国際女子マラソン大会
2位(2:22:29)

・松下菜摘

所属：天満屋
自己ベスト：2:23:05
出場権獲得大会と記録：
第41回大阪国際女子マラソン大会
3位(2:23:05)

・谷本観月

所属：天満屋
自己ベスト：2:23:11
出場権獲得大会と記録：
第41回大阪国際女子マラソン大会
4位(2:23:11)

・阿部有香里

所属：京セラ
自己ベスト：2:24:02
出場権獲得大会と記録：
第41回大阪国際女子マラソン大会
5位(2:24:02)

・佐藤早也伽

所属：積水化学
自己ベスト：2:22:13
出場権獲得大会と記録：
第41回大阪国際女子マラソン大会
6位(2:24:47)
※コンディション不良のため欠場

・一山麻緒

所属：資生堂
自己ベスト：2:20:29
出場権獲得大会と記録：
東京マラソン2021
日本人1位(2:21:02)

・森田香織

所属：パナソニック
自己ベスト：2:26:31
出場権獲得大会と記録：
東京マラソン2021
日本人3位(2:27:38)

・安藤友香

所属：ワコール
自己ベスト：2:21:36
出場権獲得大会と記録：
名古屋ウィメンズマラソン2022
日本人1位(2:22:22)

・細田あい

所属：エディオン
自己ベスト：2:21:42
出場権獲得大会と記録：
名古屋ウィメンズマラソン2022
日本人2位(2:24:26)

・鈴木優花

所属：第一生命グループ
自己ベスト：2:25:02
出場権獲得大会と記録：
名古屋ウィメンズマラソン2022
日本人3位(2:25:02)

・福良郁美

所属：大塚製薬
自己ベスト：2:25:15
出場権獲得大会と記録：
名古屋ウィメンズマラソン2022
日本人4位(2:25:15)

・太田琴菜

所属：JP日本郵政G
自己ベスト：2:25:56
出場権獲得大会と記録：
名古屋ウィメンズマラソン2022
日本人5位(2:25:56)

・竹本香奈子

所属：ダイハツ
自己ベスト：2:26:23
出場権獲得大会と記録：
名古屋ウィメンズマラソン2022
日本人6位(2:26:23)

・岩出玲亜

所属：デンソー
自己ベスト：2:23:52
出場権獲得大会と記録：
名古屋ウィメンズマラソン2022
日本人8位(2:27:03)
※ワイルドカード

・川内理江

所属：大塚製薬
自己ベスト：2:25:35
出場権獲得大会と記録：
名古屋ウィメンズマラソン2022
日本人10位(2:27:52)
※ワイルドカード

・和久夢来

所属：ユニバーサル
自己ベスト：2:25:58
出場権獲得大会と記録：
JMCランキング(シリーズⅠ)7位
※シリーズⅠポイントランキング上位8名は、MGC出場権を獲得

・山口遥

所属：AC･KITA
自己ベスト：2:26:35
出場権獲得大会と記録：
北海道マラソン2022
日本人1位(2:29:52)

・加世田梨花

所属：ダイハツ
自己ベスト：2:21:55
出場権獲得大会と記録：
ベルリンマラソン2022
7位(2:21:55)
※ワイルドカード

・鈴木亜由子

所属：JP日本郵政G
自己ベスト：2:21:52
出場権獲得大会と記録：
ベルリンマラソン2022
8位(2:22:02)
※ワイルドカード

・吉川侑美

所属：ユニクロ
自己ベスト：2:25:20
出場権獲得大会と記録：
第42回大阪国際女子マラソン大会
日本人3位(2:25:20)

・前田彩里

所属：ダイハツ
自己ベスト：2:22:48
出場権獲得大会と記録：
第42回大阪国際女子マラソン大会
日本人4位(2:25:24)

・池田千晴

所属：日立
自己ベスト：2:25:59
出場権獲得大会と記録：
第42回大阪国際女子マラソン大会
日本人5位(2:25:59)

・大東優奈

所属：天満屋
自己ベスト：2:26:09
出場権獲得大会と記録：
第42回大阪国際女子マラソン大会
日本人6位(2:26:09)

・渡邉桃子

所属：天満屋
自己ベスト：2:23:08
出場権獲得大会と記録：
大阪マラソン2023
日本人1位(2:23:08)
※右第2中足 骨疲労骨折のため欠場

・市田美咲

所属：エディオン
自己ベスト：2:25:51
出場権獲得大会と記録：
大阪マラソン2023
日本人2位(2:25:51)

・前田穂南

所属：天満屋
自己ベスト：2:22:32
出場権獲得大会と記録：
名古屋ウィメンズマラソン2023
日本人2位(2:22:32)

＜出場辞退＞
・大西ひかり

所属：JP日本郵政G
出場権獲得大会と記録：
ベルリンマラソン2022
19位(2:25:54)　
※ワイルドカード

・新谷仁美

所属：積水化学
出場権獲得大会と記録：
東京マラソン2021
日本人2位(2:21:17)

 

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◇MGCの結果は？

※ここでは、2023年10月15日(日)開催の、MGCの結果をご紹介します。

1位／2:24:09 鈴木優香
2位／2:24:43 一山麻緒
3位／2:24:50 細田あい
4位／2:25:29 加世田梨花
5位／2:25:57 松下菜摘
6位／2:26:40 谷本観月
7位／2:27:02 前田穂南
8位／2:27:14 池田千晴

1位の鈴木優香選手、2位の一山麻緒選手がパリ五輪内定！

 

●MGCファイナルチャレンジ

◇ファイナルチャレンジとは？

MGCファイナルチャレンジは、東京五輪マラソン日本代表3枠目を決めるレースで、対象レースは2レースです。

なお、派遣設定記録は女子／2時間21分41秒です。

対象レース

・第43回大阪国際女子マラソン
日程：2024年1月28日

・名古屋ウィメンズマラソン2024
日程：2024年3月10日

 

◇大阪国際女子マラソンの結果は？

※ここでは、MGCファイナルチャレンジも兼ねている「第43回大阪国際女子マラソン」の結果をご紹介します。

1位／2:18:51 ウォルケネシュ・エデサ
2位／2:18:59 前田穂南
3位／2:23:07 松田瑞生
4位／2:23:36 ステラ・チェサン
5位／2:24:43 佐藤早也伽
6位／2:24:56 カタリナ・スタインラック
7位／2:25:10 松下菜摘
8位／2:25:16 大東優奈

2位の前田穂南選手は、19年ぶりに日本記録更新！オリンピックへの切符は、名古屋ウィメンズ次第！？

※日本記録保持者
→野口みずき／2時間19分12秒(2005年)

 

◇名古屋ウィメンズマラソンの結果は？

※ここでは、MGCファイナルチャレンジも兼ねている「名古屋ウィメンズマラソン2024」の結果をご紹介します。

 

1位／安藤友香
　　タイム 2:21:18

2位／ユニスチェビチー・チュンバ
　　タイム 2:21:25

3位／鈴木亜由子
　　タイム 2:21:33

4位／加世田梨花
　　タイム 2:22:11

5位／夏雨雨
　　タイム 2:25:45

6位／デルバインレリン・メリンガー
　　タイム 2:26:09

7位／大西ひかり
　　タイム 2:26:12

8位／大森菜月
　　タイム 2:26:54

9位／カミール・フレンチ
　　タイム 2:28:23

10位／ジョバンナ・エピス
　　タイム 2:28:24

11位／李芷萱
　　タイム 2:28:49

12位／朝比奈亜妃乃
　　タイム 2:28:59

13位／光恒悠里
　　タイム 2:29:49

14位／中村優希
　　タイム 2:30:31

15位／渡邉桃子
　　タイム 2:30:43

16位／竹山楓菜
　　タイム 2:31:52

17位／棚池穂乃香
　　タイム 2:32:11

18位／永友優雅
　　タイム 2:33:46

19位／唐沢ゆり
　　タイム 2:36:55

20位／李井芬
　　タイム 2:38:19

 

※パリ五輪3枠目は、大阪国際女子マラソンで2位の前田穂南選手に決定しました。

 

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