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本屋大賞2019/ノミネート10作品発表!各あらすじ&大賞受賞作は?

「2019年本屋大賞」の10作品が、2019年1月22日(火)に発表されました。これは、全国の書店員が「売りたい本」を投票で選び、大賞を決めるものです。

本の好みは人それぞれですが、本を読みたいけど何を読みたいかわからない…そんな人には「本屋大賞」のノミネート作品はおすすめかもしれません。

そこで今回は、「2019年本屋大賞」にノミネートされた10作品のあらすじと、大賞受賞作をご紹介します♪

※大賞受賞作は2019年4月9日(火)に発表されます!

 

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●本屋大賞2019/ノミネート10作品


2019年1月22日(火)、「本屋大賞2019」のノミネート10作品が発表されました。ノミネート対象となるのは、2017年12月1日~2018年11月30日の間に刊行された日本の小説が対象となります。

ちなみに、ノミネートされた作品は書店員が自分で読んで「面白かった」「自分の店で売りたい」と思った本を選び、投票したものです。

常日頃から本に囲まれ親しんでいる書店員が「読者の目」で選んでいるため、ノミネートされた作品は「一読の価値あり」と保証されたようなものといえるかもしれません。

実際、本屋大賞にノミネートされた作品は、ドラマ化・マンガ化・映画化など、映像作品となる場合も多く、今後の展開が楽しみでもあります。

それでは、ノミネート10作品+あらすじをご紹介します。

※2019年4月9日(火)に発表された本屋大賞2019は、「そして、バトンは渡された」/瀬尾まいこ・著でした。

<愛なき世界>


三浦しをん(著)/中央公論新社

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洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物の研究に一途な大学院生・本村紗英に恋をした。

しかし彼女は、三度の飯よりシロイヌナズナの研究が大好き。つまり、恋のライバルは草…!

殺し屋のような風貌の教授、イモを愛する老教授、サボテンを栽培しまくる同級生など、個性豊かな仲間たちに支えられ、地味な研究に情熱を燃やす本村に、陽太は恋の光合成を起こせるのか…?

 

<ある男>


平野啓一郎(著)/文藝春秋

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かつての依頼者・里枝から「ある男」についての相談を受けた弁護士の城戸。

その奇妙な相談とは、事故で亡くなった再婚相手の“大祐”が、全くの別人だったということ。

子どもも生まれ、幸せな家庭を築いていたはずなのに、夫は一体何者だったのか…?

 

<さざなみのよる>


木皿泉(著)/河出書房新社

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43歳で亡くなった、小国ナスミ。

短くも濃厚なナスミの人生に関わった、家族や友人の視点で描かれた短編集。

 

<そして、バトンは渡された>


瀬尾まいこ(著)/文藝春秋

※2019年本屋大賞受賞

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「私には父親が3人、母親が2人いて、家族の形態は、17年間で7回変わった。でも、全然不幸ではないのだ。」

17歳の女子高生・森宮優子は血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も名字が変わった。

境遇は不幸かもしれないが、いつも愛されてきた彼女は決して不幸ではない…。

家族の形態や愛情とは何かを考えさせられる感動作。

 

<熱帯>


森見登美彦(著)/文藝春秋

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汝にかかわりなきことを語るなかれ――。そんな謎めいた警句から始まる一冊の本『熱帯』。
この本に惹かれ、探し求める作家の森見登美彦氏はある日、奇妙な催し「沈黙読書会」でこの本の秘密を知る女性と出会う。そこで彼女が口にしたセリフ「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」、この言葉の真意とは?
秘密を解き明かすべく集結した「学団」メンバーに神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと「部屋の中の部屋」……。
幻の本をめぐる冒険はいつしか妄想の大海原を駆けめぐり、謎の源流へ!

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<ひと>


小野寺史宜(著)/祥伝社

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交通事故で父を亡くし、母は学食で働きながら一人っ子の“僕”を大学に進学させてくれた…。

その母が急死し、二十歳の秋にたった一人になってしまった柏木聖輔。

全財産は150万円。奨学金を返せる自信はないため、大学は中退した。仕事を探さなければと思いながらも動き出せない日々。

そんなある日、商店街の総菜屋で、最後に残ったコロッケを、見知らぬおばあさんに譲ったことで、見えなくなった未来に光が射した…!

 

<ひとつむぎの手>


知念実希人(著)/新潮社

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若き心臓外科医・平良祐介。医局の最高権力者である赤石教授から、個性的な3人の研修医の指導を指示された。

彼らを入局させれば、念願だった心臓外科医への道が開ける。しかし、失敗すれば…。

さらに、赤石教授が論文データを捏造したと告発する怪文書が出回り、犯人探しまで命じられてしまった。

研修医の指導をしながらも、怪文書の犯人探しをするうちに、予想もしなかった事態へと発展し…。

 

<火のないところに煙は>


芦沢央(著)/新潮社

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「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の「私」は、かつての凄惨な体験を振り返る。解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。「私」は、事件を小説として発表することで情報を集めようとするが―。予測不可能な展開とどんでん返しの波状攻撃にあなたも必ず騙される。一気読み不可避、寝不足必至!!読み始めたら引き返せない、戦慄の暗黒ミステリ!

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<フーガはユーガ>


伊坂幸太郎(著)/実業之日本社

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常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。

あらすじは秘密、ヒントを少し。 双子/誕生日/瞬間移動 1年ぶりの新作は、ちょっと不思議で、なんだか切ない。

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※伊坂幸太郎ファンにはたまらない一冊(ただし、評価は賛否別れますが…)。なお、過去作品のキャラクターもちょっとだけ登場していたりしますヨ!

 

<ベルリンは晴れているか>


深緑野分(著)/筑摩書房

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1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4ヵ国統治下におかれたベルリン。ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅立つ。しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり――ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。

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※大賞受賞作の発表は、2019年4月9日(火)です。どの作品が選ばれるのでしょうか…!

 

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●参考:本屋大賞2018


※ここでは、参考までに前回(2018年)のノミネート10作品と各あらすじをご紹介します。

※2018年4月10日(火)に発表された本屋大賞2018は、「かがみの孤城」/辻村深月・著でした。

<AX アックス>


伊坂幸太郎(著)/KADOKAWA

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超一流の殺し屋「兜」。だが、一人息子の克己も呆れるほど、家では妻に頭があがらない恐妻家。そんな「兜」が物騒な仕事をしていることを、家族は知る由もない。

克己が生まれたころから、「兜」は殺し屋を辞めたいと考えはじめる。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたが…。

極上のエンタメ小説家・伊坂幸太郎が放つ、「グラスホッパー」「マリアビートル」に連なる<殺し屋シリーズ>最新作です!

 

<かがみの孤城>


辻村深月(著)/ポプラ社

※2018年本屋大賞受賞

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学校での居場所をなくし、不登校となって閉じこもっていた主人公・こころ。ある日突然、部屋の鏡が光りはじめ、鏡をくぐり抜けた先には城のような不思議な建物があった。

そこには、こころのような境遇の中学生が7人集められており、それぞれが秘めた願いを叶えるため、隠された鍵を探すこととなった。なお、城に滞在が許されているのは9時から17時。猶予は1年…。

7人はなぜこの城に集められたのか。孤城の秘密が明かされるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。

大人も子どもも、生きづらさを感じているすべての人におすすめ!著者最高傑作のファンタジーミステリーです。

 

<キラキラ共和国>


小川糸(著)/幻冬舎

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夫からの詫び状、文豪・川端康成からの葉書、大切な人への最後の手紙…。さまざまな思いを文字にして伝える代書屋「ツバキ文具店」は、店主の鳩子ともども、今日も大繁盛。

本作「キラキラ共和国」は、本屋大賞2017で4位となった「ツバキ文具店」の続編。結婚した鳩子の新生活を中心に描かれた、新しい家族の物語です。

 

<崩れる脳を抱きしめて>


知念実希人(著)/実業之日本社

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広島から神奈川の病院へ実習に来た研修医・碓氷は、脳腫瘍を患うユカリと出会った。外の世界に怯えるユカリ。過去に苛まれる碓氷。次第に心を通わせる二人だったが、実習を終えて広島に帰った碓氷のもとに、ユカリの死の知らせが届き…。

ユカリの足跡を追い、横浜山手をさまよう碓氷。彼女はなぜ死んだのか、それとも幻だったのか?明かされる衝撃の真実とは…!?

ラストのどんでん返しに注目の、恋愛ミステリーです。

 

<屍人荘の殺人>


今村昌弘(著)/東京創元社

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神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長・明智恭介は、同じ大学の探偵少女・剣崎比留子とともに、曰くつきの映画研究会夏合宿に参加した。

そして、合宿一日目の夜…。肝試しに出かけた映研メンバーは、想像しえなかった事態に遭遇し、ペンションに立て籠もりを余儀なくされた。

一夜明け、映研メンバーの1人が、密室で惨殺死体となって発見されて…!?

第27回鮎川哲也賞受賞の、本格ミステリーです。

 

<騙し絵の牙>


塩田武士(著)/KADOKAWA

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大手出版社で雑誌編集長を務める速水は、その言動に誰もが惹かれてしまう魅力的な男。だが、上司から廃刊を匂わされたことで、速水の異常な“執念”が浮かび上がり…。

本屋大賞2017で3位に選ばれた「罪の声」の作者・塩田武士さんの最新作「騙し絵の牙」は、俳優・大泉洋さんを「あてがき」した、出版業界にメスを入れる社会派長編小説です。

 

<たゆたえども沈まず>


原田マハ(著)/幻冬舎

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1886年、売れない画家・ゴッホは、放浪の末にパリにいる画商の弟・テオの家に転がり込んでいた。

そんな2人の前に、流暢なフランス語を操り、パリの美術界で浮世絵を売りさばいていた日本人・林忠正が現れ、運命が動き出す…。

本屋大賞2017で6位に選ばれた「暗幕のゲルニカ」の作者・原田マハさんによるアート小説の最高傑作です。

 

<盤上の向日葵>


柚月裕子(著)/中央公論新社

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埼玉県の山中で発見された身元不明の白骨死体。傍らには、名匠作の伝説の将棋駒が埋められていた。

それから4ヶ月後。叩き上げの刑事・石破と、かつてはプロ棋士を目指していた新米刑事・佐野。2人は、山形県天童市に降り立ち、日本中が注目している、若手棋士同士が対決する、昇竜戦会場へ向かった。その先に待つ、壮絶な結末とは…?

渾身の将棋ミステリーです。

 

<百貨の魔法>


村山早紀(著)/ポプラ社

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閉店が噂される星野百貨店。

エレベーターガール、新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャー、テナントのスタッフ、創業者の一族…。

彼らはそれぞれの立場から、街の人々に愛されてきたデパートを守るため、売り場に立ち続ける。

そんな、百貨店で働く人たちと、館内に住むと噂される「白猫」が織りなす物語。

本屋大賞2017で5位に選ばれた「桜風堂ものがたり」の作者・村山早紀さんによる、優しい大人のファンタジー作品です。

 

<星の子>


今村夏子(著)/朝日新聞社

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中学3年生の林ちひろ。両親は、出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で「あやしい宗教」にのめり込む。

そして、信仰は少しずつ、家族を崩壊させていく…。

第39回野間文芸新人賞受賞作。第157回芥川賞候補作となった話題作です。

 

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●参考:本屋大賞2017


※ここでは、参考までに前回(2017年)のノミネート10作品と各あらすじをご紹介します。

※2017年4月11日(火)に発表された本屋大賞2017は、「蜜蜂と遠雷」/恩田陸・著でした。

<i>


西加奈子(著)/ポプラ社

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入学式の翌日に数学教師が言った言葉が、主人公・ワイルド曽田アイに衝撃を与えた。

「この世界にアイは存在しません」

それは、目に見えない数の概念を意味する「i」のことだったが、主人公には別の思いが去来する…。

赤ん坊の時にシリアからニューヨークに渡り養子となったアイは、父親の転勤のため日本で暮らすことになった。両親に愛され、裕福で恵まれた生活を送るアイ。

しかし、シリアから養子に来たという境遇が、幸福に暮らすことへの罪悪感が膨らんでしまい…。

生い立ちゆえに抱えた葛藤をどう乗り越えていくのか…アイの生まれてから現在までの人生を巡る物語です。

 

<暗幕のゲルニカ>


原田マハ(著)/新潮社

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ニューヨーク・国連本部のロビーには、ピカソの名画「ゲルニカ」のタペストリーが飾られていた。この「ゲルニカ」が2003年のある日、忽然と姿を消してしまった。

“反戦のシンボル”として広く知られる「ゲルニカ」は、1937年のパリ万博・スペイン館に展示するために制作された縦350cm・横780cmの巨大な作品。

誰が「ゲルニカ」を隠したのか…。現代のニューヨークでその謎を追いかける主人公と、「ゲルニカ」の制作過程を記録したとされるピカソの愛人。2人の女性の視点から、「ゲルニカ」がたどった数奇な運命が綴られたアートミステリー小説です。

 

<桜風堂ものがたり>


村山早紀(著)/PHP研究所

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古い百貨店にある「銀河堂書店」に勤める主人公・月原一整(つきはらいっせい)。人とのコミュニケーションは極力避けるタイプだが「埋もれていた名作を見つける天才」と評判がよかった。

ある日、店内で万引き事件が起こった。月原は犯人の少年を追いかけ、犯人が車にひかれてしまう。このことがきっかけで、月原は責任を取る形で10年勤めた「銀河堂書店」を退職することに…。

そんな月原は、以前から小さな町にある「桜風堂書店」のブログのファンだったが、更新が途切れていたため、思い切って訪ねることにした。「桜風堂書店」で月原を待ち受けるものとは…?

リアルな書店員の思いや熱意を感じられる、お仕事系の小説です。

 

<コーヒーが冷めないうちに>


川口俊和(著)/サンマーク出版

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とある街の古い喫茶店には、不思議な都市伝説があった。それは、「その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れる」というもの。

しかし、いくつかの面倒くさいルールがある。例えば、「過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者にには会えない」とか、「過去に戻っても現実は変わらない」とか、「過去に戻れるのは、コーヒーが冷めてしまうまでの間だけ」とか…。

不思議な喫茶店で起こった4つの物語が納められた本作。最後に4つの話の登場人物が、共通して変わったモノが明らかになりますが、それは一体…?

 

<コンビニ人間>


村田沙耶香(著)/文藝春秋

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36歳で独身、年齢=彼氏いない歴の主人公・小倉恵子は、大学卒業後からコンビニのアルバイトをはじめ、18年目のベテラン。

そして、コンビニのことを愛してやまない“コンビニ人間”だ。清潔なコンビニの風景や「いらっしゃいませ」の掛け声は、恵子の毎日に安らかな眠りをもたらしてくれる。

恵子がコンビニにのめり込むようになったのは、新人時代に見出した「やりがい」。そして、初めて「世界の部品になることができた」という思い。恵子にとって正常な部品になれたことは「普通」でいられる時間だった。

だからこそ、周りから不思議がられても、完璧なマニュアルの存在するコンビニが安らぎの場でもあった。

そんなある日、婚活目的で入ってきた30代半ばのの新入り男性が、恵子のコンビニ的な生き方を「恥ずかしくないのか」と批判してきて…。

芥川賞を受賞した本作は、「普通」とは何なのかを考えさせられるリアリズム小説です。

 

<ツバキ文具店>


小川糸(著)/幻冬舎

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20代後半の主人公の鳩子は、亡き祖母から鎌倉の小高い山のふもとにある「ツバキ文具店」と、代書屋の仕事を受け継いだ。

もともとは、昔はお殿様に代わって代筆をするなど、江戸時代から続く由緒正しい代書屋で、鳩子で11代目になる。

現代では、祝儀袋の名前書き、離婚の報告、絶縁状、借金のお断りまで、「文字に関するもの」ならなんでも引き受けるようになったが…。

そんな代書屋の鳩子が、文字を通じて問題を抱えた人々を救済すると同時に、自身も亡き祖母との確執という呪縛から解き放たれていく物語です。

※本作をドラマ化した「ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~」については、こちらの記事からご覧ください。

多部未華子主演ドラマ「ツバキ文具店」

 

<罪の声>


塩田武士(著)/講談社

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1984年、日本中を震撼させた「グリコ森永事件」が発生した。「かい人21面相」を名乗る犯人が、江崎グリコの社長を誘拐した事件に端を発し、青酸カリ入りの菓子をバラまくと脅迫。特徴的だったのが、身代金を要求する電話に、子どもの声が使われていたことだった。

本作は、この「グリコ森永事件」をモデルにしたフィクション。そして主人公の1人は、事件の31年後に企画された新聞社の特集企画に駆り出された文化部の記者。

そしてもう1人の主人公は、父親の遺品の中から古びたカセットテープと、黒革のノートを発見した男性。男性は、そのテープが件の事件の「身代金取引」の録音テープであり、自分が幼い頃の声であることに気づく…。

男性は自分の父親が事件に加担したのかを知るため、独自に事件を調べ始める。一方で、事件について調査する文化部の記者。2人の手がかりがつながる時、衝撃の真実があぶり出される…。

「グリコ森永事件」を知っていても知らなくても楽しめる、フィクションとノンフィクションが融合した作品です。

 

<みかづき>


森絵都(著)/集英社

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昭和36年、小学校の用務員室で生徒の補習をしていた吾郎は、生徒の母・千明に誘われ学習塾を立ち上げることになった。

やがて吾郎は女手一つで娘を育てていた千秋と結婚し、2人の子どもも生まれた。ベビーブームと経済成長を後ろ盾に、学習塾は軌道に乗っていく。

しかし、それぞれが築いてきた教育論は反発し合う。理想の教育とは何なのか、公教育とは、学習塾とは…?本作は、人生を教育に捧げた、塾講師たちの物語です。

※本作をドラマ化した「みかづき」については、こちらの記事からご覧ください。

高橋一生×永作博美W主演ドラマ「みかづき」

 

<蜜蜂と遠雷>


恩田陸(著)/幻冬舎

※2017年本屋大賞受賞

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3年ごとに開催される「芳ヶ江国際ピアノコンクール」は、世界最高峰のピアノコンクールで優勝するというジンクスがあった。

「芳ヶ江国際ピアノコンクール」に出場し、優勝を目指す新たな才能を持つ4人の若者がいた。

1人は、養蜂家の父と各地を転々としながら、ピアノを持たない15歳の少年。

1人は、天才少女として名を馳せ、CDデビューしながらも、13歳の時に母が死去してからピアノが弾けなかった20歳の女性。

1人は、音大出身で楽器店に勤める28歳のサラリーマン。

1人は、優勝候補と目される名門音楽院に在籍する19歳の青年。

彼ら以外にも多くの天才たちが参加するコンクール。1次予選から3次予選、本選を勝ち進み、勝利を手にするのは誰なのか…?

直木賞を受賞した本作は、ピアノコンクールを舞台にした青春群像小説です。

 

<夜行>


森見登美彦(著)/小学館

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京都で学生時代を過ごした6人の仲間。だが、10年前に鞍馬の火祭りを訪れた時、そのうちの1人が姿を消してしまった。

10年ぶりに集まった5人は、それぞれ旅先での不思議な体験を語り出す。全員が、岸田道生という画家の描いた作品「夜行」に出会っていたことを知る…。

怪談とファンタジーがないまぜとなった、静謐なホラー小説です。

 

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