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盗難車ランキング2022/盗まれやすい車種は?リレーアタック対策も!

2022年3月16日(水)、一般社団法人日本損害保険協会が、第23回「自動車盗難事故実態調査結果」を発表しました。

同調査は、自動車盗難防止対策の一環として行われているもので、車種別の盗難状況(盗まれやすい車種)をランキング形式で発表しています。

そこで今回は、一般社団法人日本損害保険協会が発表した、

・盗まれやすい車種ランキング

とあわせて、

・自動車盗難に関するデータ
・自動車盗難手口「リレーアタック」対策

などをご紹介します。

 

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●盗まれやすい車種は?

◇2021年調査

2022年3月16日(水)、一般社団法人日本損害保険協会が、第23回目となる「自動車盗難事故実態調査結果」を発表しました。

同調査では、調査期間内に調査対象となる損害保険会社21社が、

全国で発生した自動車本体盗難事故および車上ねらい事故により、車両保険金の支払いを行った事案

について調査したものです。

※車両本体の盗難の調査総数は2,425、車上ねらいの調査総数は931件

出典:日本損害保険協会

 

<調査概要>

調査期間
2021年1月1日~12月31日
※第23回からは毎年1月1日から12月31日までが調査期間

調査対象18社(損保協会非会員会社含む)
あいおいニッセイ同和損保、アクサダイレクト、イーデザイン損保、AIG損保、SBI損保、au損保、共栄火災、セコム損保、セゾン自動車火災、ソニー損保、損保ジャパン、大同火災、東京海上日動、日新火災、三井住友海上、三井ダイレクト損保、楽天損保、チャブ保険、チューリッヒ、JA共済連、こくみん共済coop(全労済)

 

<盗難車ランキングワースト10>

調査期間内の車両本体盗難総数2,425件のうち、車両盗難被害にあった車種ワースト10をご紹介します。

1位/ランドクルーザー(331件)
2位/プリウス(266件)
3位/レクサスLX(156件)
4位/アルファード(138件)
5位/クラウン(81件)
6位/ハイエース(78件)
7位/レクサスRX(58件)
8位/ヴェルファイア(41件)
9位/レクサスLS(36件)
9位/ハリアー(36件)

 

<盗難発生時間帯>

車両本体盗難の調査総数2,425件の、時間帯別の盗難発生件数はこちら。

日中(9時~17時)  /704件
夜間(17時~22時)  /210件
深夜~朝(22時~9時)/1,338件
不明         /2,425件

盗難が発生する時間帯は、圧倒的に深夜~朝にかけてが多くなっています。

 

総じて、自動車盗難の危険性が高まるのは、深夜~朝にかけて、ランドクルーザー・プリウス・レクサスなどが、盗難被害に遭いやすいということになります。

とはいえ、結局はタイミングが悪ければ(犯罪者の目にとまってしまえば)、駐車している場所・時間・車種に限らず、盗難被害に遭う可能性があります。

大切な車をみすみす犯罪者に盗まれてしまわないよう、くれぐれも注意を怠らず、盗難対策は万全にしたいですね(切実)!

 

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●「リレーアタック」対策

近頃頻繁に耳にするようになった「リレーアタック」。これは自動車窃盗の最新手口と言われているもので、

スマートキーから発信する微弱電波を受信

特殊な装置で増幅

車のそばで待機している仲間に送信

ドアを開け車を奪う

という、リレー方式で車を盗み出す方法です。

メーカー・車種によっては、電波送信のON/OFFが可能なスマートキーもあるようですが、多くのスマートキーはつねに微弱電波を出し続けているとのこと。

つまり、家でも外出先でも、いつでもどこでも微弱電波を傍受される可能性があると…いわれています。

スマートキーは便利ですが、まさかそんな弱点があり、その弱点を突いてくる窃盗団が現れるとは実に世知辛い世の中です。

とはいえ、各メーカーも「リレーアタック」対策として、スマートキーから微弱電波が送信されないような設定ができるようになっている車種もあります。

では、「リレーアタック」対策がされていない車種に乗っているユーザーはどうすればよいのでしょうか。

 

<自宅にあるもので>

とにかく今すぐ何とかしたい!という場合は、多く方の自宅にあるであろう、アルミホイルを使えば簡単に対策が取れます。

その対策とは、スマートキーをアルミホイルで包んでしまえばよいのです。

というのも、アルミホイルは電波を通さないため、スマートキーをアルミホイルで包んでしまえば、微弱電波を遮断することができるのです。

なお、自宅にはスマートキーのスペアもあると思いますが、そちらもアルミホイルで包んでおく必要があります。

また、蓋つきのリキ缶やアルミ缶も電波を通さないので、蓋つきのブリキ缶やアルミ缶にスマートキーを保管しておく方法もおすすめです。

※スチール缶やガラス瓶では電波遮断効果がありませんのでご注意ください。効果があるのは蓋つきのブリキ缶やアルミ缶です!

 

<対策グッズ>

アルミホイルやブリキ缶を使えば、簡単に「リレーアタック」対策をすることできる…。

でも、何が悲しくてスマートキーをアルミホイルで包んだり、ブリキ缶に入れて持ち歩かなければいかないのか…とお怒りの方もいるのではないでしょうか。

もっとオシャレでいたい!という方には、多少の出費はありますが、専用の「リレーアタック」対策のスマートキーケースをいくつかご紹介します(リンク先は楽天市場です)。

こちらはオシャレなレザー仕様。

リレーアタックガードポーチ2 レザー仕様


鮮やかなパステルカラーも!

リレーアタック対策キーケース 


リビングなどに置くボックスタイプも。

リレーアタック防止 電波遮断ボックス

なお、100円ショップなどで販売している携帯灰皿も、中に金属箔が入っているためリレーアタック対策になります。

電波遮断ケースに入れておけば、ブリキ缶に入れる必要はないと思いますが、心配性の方は、外出先でスマートキーを持ち歩く時は電波遮断ケースに入れ、自宅に帰ったらケースのままブリキ缶に入れれば安心もひとしおです。

ブリキ缶が手元にない!という方は、100円ショップがおすすめです。結構オシャレなデザインのブリキ缶があります。

※ただし、スチール缶と間違えないようにご注意ください!


最後に、最悪、リレーアタックでドアロックを解除されてしまったとしても、こちらのようなハンドルロックをしていれば、物理的に愛車を守ることができます。

頑丈な“鋼”ハンドルロック

 

ここでご紹介した対策は「リレーアタック」に対してのもので、盗難(最後に紹介しているハンドルロックを除く)、いたずら防止には太刀打ちできませんのでご注意ください。

 

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●参考:過去の盗まれやすい車種ランキング

◇2020年11月調査

ここでは参考までに、第22回(2020年11月調査)の「自動車盗難事故実態調査結果」をご紹介します。

※車両本体の盗難の調査総数は158件、車上ねらいの調査総数は121件

<調査概要>

調査期間
2020年11月1日~11月30日
※毎月11月の1ヶ月間が調査期間(2019年のみ2月の1ヶ月が調査対象)

調査対象18社(損保協会非会員会社含む)
あいおいニッセイ同和損保、アクサダイレクト、イーデザイン損保、AIG損保、SBI損保、共栄火災、セコム損保、セゾン自動車火災、ソニー損保、損保ジャパン、大同火災、東京海上日動、日新火災、三井住友海上、三井ダイレクト損保、楽天損保、チャブ保険、チューリッヒ

 

<盗難車ランキングワースト10>

調査期間内の車両本体盗難総数158件のうち、車両盗難被害にあった車種ワースト11をご紹介します。

1位/ランドクルーザー(25件)
2位/プリウス(22件)
2位/レクサスLX(22件)
4位/レクサスLS(12件)
5位/クラウン(9件)
6位/アルファード(5件)
6位/レクサスIS(5件)
6位/レクサスRX(5件)
9位/ハリアー(4件)
9位/スカイライン(4件)
11位/ヴェルファイア(3件)
11位/ハイエース(3件)
11位/マーク(3件)

 

<盗難発生場所>

車両本体盗難の調査総数158件のうち、盗難発生場所内訳はこちら。

自宅(屋内)/8件
自宅(屋外)/59件
契約駐車場(屋内)/0件
契約駐車場(屋外)/64件
コンビニ―・スーパーの駐車場/3件
通勤先駐車場/5件
空き地/0件
路上/5件
その他/14件

盗難発生件数が多いのは、屋外にある自宅駐車場、次いで屋外の契約駐車場です。

 

<盗難発生時間帯>

車両本体盗難の調査総数158件の、時間帯別の盗難発生件数はこちら。

日中(9時~17時)  /20件
夜間(17時~22時)  /17件
深夜~朝(22時~9時)/105件
不明         /16件

盗難が発生する時間帯は、圧倒的に深夜~朝にかけてが多くなっています。

 

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◇2020年2月調査

ここでは参考までに、第21回(2020年2月調査)の「自動車盗難事故実態調査結果」をご紹介します。

※車両本体の盗難の調査総数は232件、車上ねらいの調査総数は224件

<調査概要>

調査期間
2020年2月1日~2月29日
※過去3年分(2016年~2018年)は11月の1ヶ月が調査期間でした

調査対象18社(損保協会非会員会社含む)
あいおいニッセイ同和損保、アクサ損保、イーデザイン損保、SBI損保、共栄火災、セコム損害保険、セゾン自動車火災、ソニー損保、損保ジャパン日本興亜、大同火災、東京海上日動、日新火災、三井住友海上、三井ダイレクト損保、楽天損保、AIG、チャブ保険、チューリッヒ

 

<盗難車ランキングワースト11>

調査期間内の車両本体盗難総数232件のうち、車両盗難被害にあった車種ワースト11をご紹介します。

1位/ランドクルーザー(42件)
2位/プリウス(39件)
3位/レクサスLX(25件)
4位/アルファード(19件)
5位/レクサスLS(14件)
6位/ヴェルファイア(10件)
7位/レクサスRX(7件)
7位/ハイエース(7件)
9位/ヴェゼル(6件)
10位/レクサスGS(4件)
11位/クラウン(3件)
11位/インプレッサ(3件)
11位/エルフ(3件)
11位/ハリアー(3件)

 

<盗難発生場所>

車両本体盗難の調査総数232件のうち、盗難発生場所内訳はこちら。

自宅(屋内)/19件
自宅(屋外)/119件
契約駐車場(屋内)/7件
契約駐車場(屋外)/53件
コンビニ―・スーパーの駐車場/3件
通勤先駐車場/11件
空き地/0件
路上/3件
その他/17件

盗難発生件数が多いのは、屋外にある自宅駐車場、次いで屋外の契約駐車場です。

 

<盗難発生時間帯>

車両本体盗難の調査総数232件の、時間帯別の盗難発生件数はこちら。

日中(9時~17時)  /33件
夜間(17時~22時)  /16件
深夜~朝(22時~9時)/163件
不明         /20件

盗難が発生する時間帯は、圧倒的に深夜~朝にかけてが多くなっています。

 

◇2018年11月調査

ここでは参考までに、第20回(2018年11月調査)の「自動車盗難事故実態調査結果」をご紹介します。

※車両本体の盗難の調査総数は277件、車上ねらいの調査総数は364件

<調査概要>

調査期間
2018年11月1日~11月30日

調査対象17社(損保協会非会員会社含む)
あいおいニッセイ同和損保、アクサ損保、イーデザイン損保、SBI損保、共栄火災、セコム損害保険、セゾン自動車火災、ソニー損保、損保ジャパン日本興亜、東京海上日動、日新火災、三井住友海上、三井ダイレクト損保、楽天損保、AIG、チャブ保険、チューリッヒ

 

<盗難車ランキングワースト14>

調査期間内の車両本体盗難総数277件のうち、車両盗難被害にあった車種ワースト14をご紹介します。

1位/レクサス(66件)
2位/プリウス(41件)
3位/ランドクルーザー(35件)
4位/ハイエース(17件)
5位/アクア(14件)
6位/アルファード(8件)
7位/カローラ(7件)
7位/ハリアー(7件)
9位/ヴェゼル(5件)
9位/フォワード(5件)
9位/レンジャー(5件)
12位/スカイライン(4件)
12位/レガシィ(4件)
14位/インプレッサ(3件)
14位/ヴェルファイア(3件)
14位/エブリィ(3件)
14件/クラウン(3件)
14位/マーク(3件)

 

<盗難発生場所>

車両本体盗難の調査総数277件のうち、盗難発生場所内訳はこちら。

自宅(屋内)/11件
自宅(屋外)/134件
契約駐車場(屋内)/1件
契約駐車場(屋外)/81件
コンビニ―・スーパーの駐車場/3件
通勤先駐車場/11件
空き地/2件
路上/1件
その他/33件

盗難発生件数が多いのは、屋外にある自宅駐車場、次いで屋外の契約駐車場です。

 

<盗難発生時間帯>

時間帯別の盗難発生件数はこちら。

日中(9時~17時)  /28件
夜間(17時~22時)  /24件
深夜~朝(22時~9時)/210件

盗難が発生する時間帯は、圧倒的に深夜~朝にかけてが多くなっています。

 

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●参考:自動車盗難に関するデータ

※ここでは参考までに、官民合同プロジェクト「STOP THE自動車盗難」による2020年版の自動車盗難に関する気になるデータをいくつかご紹介します。

出典:STOP THE 自動車盗難

<車種別盗難台数ワースト5>

1位/トヨタ・プリウス(517台)
2位/トヨタ・ランドクルーザー(395台)
3位/トヨタ・レクサスLX(286台)
4位/トヨタ・レクサスLS(218台)
5位/トヨタ・クラウン(202台)

※盗難未遂などは含まれないため、以下に紹介する自動車盗難認知件数とは異なります。

 

<自動車盗難認知件数>

2020年の「自動車盗難認知件数」は、5,210件(前年より1,933件減少)。そのうち、

キーなし盗難(盗難時キーを抜いていた)
3,903件(前年より1,439件減少)

キーあり盗難(盗難時キーを付けたまま)
1,307件(前年より494件減少)

でした。

※自動車盗難認知件数は車両本体の盗難で、部品盗・車上ねらいは含まれていません。

キーを抜き忘れて盗難にあうのは、残念ながら不注意ですが、キーをしていたにも関わらず盗難されるのは、非常に悔しく許せません!

 

<駐車場別盗難認知件数>

自動車盗難認知件数5,210件のうち、盗難された駐車場の内訳はこちら。

一般住宅/1,915件(前年より545件減少)
駐車場 /1,598件(前年より1,128件減少)
道路上 / 218件(前年より101件減少)
その他 /1,479件(前年より159件減少)

自動車盗難が発生するのは、駐車場での場合が依然として多い状況。とはいえ、一般住宅での盗難件数も前回より増えているので、結局はどこに駐車していても安心はできない…ということになります。

 

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