目次
●2018年の課題図書
※ここでは参考までに、2018年の課題図書をご紹介します。
※リンク先の情報は、2021年4月4日時点のものです。すでに取り扱いが終了している場合もあるので、その際はご了承ください。
※最新の「夏休みの課題図書」はこちら。
※過去の「夏休みの課題図書」はこちら。
<小学校低学年の部(1・2年生)>
ルラルさんのだいくしごと/1,296円/ポプラ社/作:いとうひろし
あらすじ
ルラルさんのだいくしごとのうでまえは、なかなかのもの。やねのしゅうりだって、おてのものです。ところが、おもわぬことがおきてしまい…!?
きみ、なにがすき?/1,296円/あかね書房/作:はせがわさとみ
あらすじ
森の奥にすむあなぐまは、庭でともだちの好きなものをつくって喜ばせたいと考えていました。ところが、思いついたものはもうみんなが持っていて、何を作ればいいかわからなくなったあなぐまは、かんしゃくを起こしてしまいます。
そんなあなぐまに優しい言葉をかけたのは、はりねずみでした…。
誰かにわかってもらえることが嬉しくなるお話です。
なずずこのっぺ?/1,728円/フレーベル館/作:カーソン・エリス、訳:アーサー・ビナード
あらすじ
ひとつの花の芽をめぐる、昆虫たちの日常を描いた物語。誰も読んだことのないオリジナル言語「昆虫語」でつづっています。
がっこうだってどきどきしてる /1,512円/WAVE出版/文:アダム・レックス、絵:クリスチャン・ロビンソン、訳:なかがわちひろ
あらすじ
はじめてのクラスや新しい学校に行くとき、子どもたちはドキドキしてちょっと不安を感じているもの。でも、学校だって不安と心配でドキドキしていたとしたら!?
主人公は、生まれたばかりの学校。子どもたちといっしょに学校が楽しいと思えるようになるまでを描いた物語です。
<小学校中学年の部(3・4年生)>
レイナが島にやってきた!/1,512円/理論社/作:長崎夏海、絵:いちかわなつこ
あらすじ
4年生の優愛は、同じ学年の女の子・レイナが転校してくると知って楽しみにしていました。ところが、レイナはちょっと変わった女の子。ガジュマルの木に登って歌ったり…。
南の島で新しい生活を始めたレイナと、島の子どもたちのステキな出会いの物語です。
森のおくから むかし、カナダであったほんとうのはなし/1,512円/ゴブリン書房/作:レベッカ・ボンド、訳:もりうちすみこ
あらすじ
深い森に囲まれた、湖のほとりに住んでいたアントニオ。ある夏、おそろしい山火事がおき、必死に生きのびようとした人間も動物も、湖ににげました。そんなアントニオの目の前で、思いもよらないことがおきて…。
今から100年前ほどまえ、カナダで本当にあったお話です。
最後のオオカミ /1,296円/文研出版/作:マイケル・モーパーゴ、訳:はらるい、絵:黒須高嶺
あらすじ
孫娘からパソコンの使い方を教わったマイケル・マクロード。インターネットで自分の家系を調べた彼は、遠い親戚からのメールで、ひいひいひいひいひいおじいさんのロビー・マクロードが残した遺言書を見せてもらった。
それは「最後のオオカミ」という回顧録で、戦争時代をともに孤児として生き抜いた少年とオオカミの物語だった…。
すごいね!みんなの通学路 /1,620円/西村書店/文:ローズマリー・マカーニー、訳:西田佳子
あらすじ
世界のさまざまな場所で生活する子どもたちの、通学路風景を紹介したオールカラーの写真絵本です。
<小学校高学年の部(5・6年生)>
奮闘するたすく/1,512円/講談社/著:まはら三桃
あらすじ
近頃、佑のおじいちゃんの様子がおかしい。自宅の近くで道に迷ったり、やかんをコンロにかけっぱなしにしたり、お風呂の水が廊下まであふれてるのに立ち尽くしたり…。
おじいちゃんが認知症だとわかった佑。しぶるおじいちゃんをなだめすかし、佑はデイサービスに連れていくことになった。しかも、夏休みの自由研究で、デイサービスで見たことや聞いたことをレポートにして提出することになってしまった。
友だちの一平と一緒に、ケアハウス「こもれび」に通うことになった佑は、介護される人と介護する人、それぞれの気持ちに気づいていく。
こんぴら狗 /1,620円/くもん出版/作:今井恭子、画:いぬんこ
あらすじ
江戸時代、伊勢参り(伊勢・今の三重県)や金毘羅参り(讃岐・今の香川県)は庶民の憧れでしたが、自分ではなかなか旅には行けないため、代わりに飼い犬をお参りに行かせるという風習がありました。
この代理でお参りに行く犬のことを「こんぴら狗」といいます。
物語の主人公は、雑種犬のムツキ。捨てられ弱り果てていたところを、弥生に拾われた飼われることに。しかし、今度は弥生が病でふせってしまいます。
弥生の治療祈願のため、ムツキは「こんぴら狗」となり、江戸から金毘羅参りに向かいます。出会いと別れ、波乱に満ちたムツキの旅は果たして…?
ぼくとベルさん 友だちは発明王/1,512円/著:フィリップ・ロイ、訳:櫛田理絵
あらすじ
1900年代のカナダを舞台に、読み書きが苦手な少年・エディと、電話を発明したアレクサンダー・グラハム・ベル氏との交流を描く歴史フィクションです。
クニマスは生きていた!/1,620円/汐文社/著:池田まき子
あらすじ
秋田県仙北市にある日本一深い湖・田沢湖は、その高い透明度から「神秘の湖」と呼ばれていました。ところが、1940年にダム湖となるため玉川の酸性水が導入され、魚が住めない「死の湖」になってしまったのです。
このとき、田沢湖にしか生息しないクニマスも、姿を消してしまいました。
しかし、70年後の2010年12月、絶滅したと思われていたクニマスが、山梨県の西湖で生き延びていたことが報道されました。
なぜクニマスは西湖に姿を現したのか…?最後のクニマス漁師だった親子の姿を通して描いた物語です。
<中学生の部>
一〇五度 /1,512円/あすなろ書房/著:佐藤まどか
あらすじ
都内の中高一貫校に編入した主人公・真(しん)は中学3年生。スラックスをはいた女子・梨々(りり)と出会い、中学生としては前代未聞の「全国学生チェアデザインコンペ」に挑戦することに…。
自分の進むべき道を見出そうとする少年の姿を描く物語です。
太陽と月の大地 /1,728円/福音館書店/著:コンチャ・ロペス=ナルバエス、訳:宇野和美、画:松本里美
あらすじ
舞台は16世紀のスペイン。キリスト教徒の伯爵令嬢・マリアと、伯爵家に長年仕えるイスラム教徒の家に生まれ、マリアとの友情をはぐくんできた少年エルナンド。いつしか二人の間には恋が芽生えるが、両家の人々は異なる宗教と民族間の対立に巻き込まれ…。
宗教や民族の違いによって引き裂かれた人々が、運命に翻弄される様を描いた歴史小説です。
千年の田んぼ 国境の島に、古代の謎を追いかけて/1,620円/旬報社/著:石井里葎子
あらすじ
山口県にある海に囲まれた見島には、15ヘクタールもの広大な水田が広がり、100を超える小さなため池が点在していた。
この島を訪れた著者は、この水田が7世紀ごろの聖徳太子の時代、中央政府の手によって作られた「条里田」(碁盤の目のように四角く区切られた田んぼ)ではないかと考えるように…。
隣接するたくさんの古墳。奇跡の田んぼ・条里田。著者が古代の謎を解き明かしながら、日本人と稲作の深い関わりに迫るノンフィクションです。
<高等学校の部>
わたしがいどんだ戦い 1939年/1,728円/評論社/作:キンバリー・ブルベイカー・ブラッドリー、訳:大作道子
あらすじ
1939年、2度目の世界大戦さなかのロンドンに暮らす足の悪いエイダ。歩けさえすれば弟といっしょに疎開できると、けんめいに歩く練習をしていた。
自分らしく生きるために戦う少女と、彼女を見守る村人たちを描く物語です。
車いす犬ラッキー 捨てられた命と生きる/1,620円/毎日新聞社/著:小林照幸
あらすじ
鹿児島県・徳之島に暮らす初老の男性は、車いすの犬「ラッキー」の介護をしながら暮らしています。そんな初老の男性を主人公に、伝統や自然と人間模様などを織り交ぜながら、犬と人との交流を描いたノンフィクションです。
いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて/1,728円/著:フランシーヌ・クリストフ、訳:河野万里子
あらすじ
第2次世界大戦中、6歳でナチスのホロコーストを体験し生きのびた、フランス人女性の手記です。
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