情報誌「日経トレンディ」2020年12月号(11月4日発売)が、2020年のヒット商品ベスト30を発表!
2020年の今年も、さまざまな商品がヒットしました。2020年のヒット商品を知ることで、流行りの傾向を理解し、いち早く実生活に取り入れれば、より快適で楽しい暮らしが実現できるのではないでしょうか?
そこで今回は、日経トレンディ2020年12月号が発表した、
・ヒット商品2020ベスト30
・2020年今年の顔
・2021年来年の顔
をご紹介します。
※過去のヒット商品もあわせてまとめています。
※「ヒット予測2021」についてはこちらの記事をご覧ください。
ヒット予測2021/日経トレンディ発表の予測はいくつ流行る?
※日経MJ発表の「ヒット商品番付2020」についてはこちらの記事をご覧ください。
目次
●ヒット商品2020ベスト30
ここでは、「日経トレンディ」2020年12月号発表の、「ヒット商品2020」ベスト30にをご紹介します。詳細は順次追記します。
※リンク先(楽天)の商品情報は2020年11月時点のものです。すでに販売が終了している場合がありますのでご了承ください。
◇1位~10位
<1位>
鬼滅の刃
近年稀にみる未曽有の大ヒットとなった「鬼滅の刃」。吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)氏による漫画作品で、「週刊少年ジャンプ」にて連載されました(2016年~2020年・全205話・コミックス既刊22巻)。
この「鬼滅の刃」、人気の火付け役となったのは、2019年4月~9月に放送されたアニメで、その続編にあたる映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は、2020年10月16日に公開されるやわずか10日間で歴代最速の興行収入100億円突破、公開から17日間で157億突破で歴代10位にランクインするなど、その勢いは止まりません。
そんな空前の「鬼滅の刃」ブームに乗っかり、さまざまな企業がコラボ商品やキャンペーンを展開。コロナ禍で落ち込んだエンタメ界だけでなく、多角的な消費を刺激し、社会現象と化しています。
※鬼滅の刃コラボは、こちらでまとめています。
鬼滅の刃コラボ一覧
<2位>
マスク消費
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、急激に消費が増えたマスク。2020年初めごろはマスクの買い占めなどがあり、マスクの入手が困難な時期もありました。
しかし、需要拡大を受けた各企業のマスク増産体制も整い、ユニクロ・AOKI・アンダーアーマーなどの衣料系だけでなく、シャープもマスクの製造に乗り出すなど、異業種のマスクも大きな話題に。
またマスク関連商品も続々登場。マスクケース、マスク用スプレー、マスク洗濯グッズ…。マスクの着用が日常となった昨今に役立つ、関連商品にも、ヒットの波が押し寄せています。
<3位>
あつまれ どうぶつの森
2020年3月20日に発売したニンテンドースイッチのゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」(略して“あつ森”)。
コロナ禍のステイホームも相まって、あつ森にハマる人が続出し、約3か月で国内累計販売500万を突破するなど、異例のヒットとなりました。
あつ森がヒットした理由の1つとして、コロナ禍におけるコミュニケーションツールとしての成長があるようで、あつ森の中でリモート会議をしたり、デートをしたり、友だちと集まったり…という点もあるようです。
<4位>
Zoom
「Zoom」とは、ビデオ会議システムのことで、他社のビデオ会議システムと比べ大人数でつないでも途切れにくいという特徴から、コロナ禍によってテレワークをせざるを得なくなった企業などが続々導入しました。
あわせて、Zoomを使うためのウェブカメラやWi-Fiルータが品薄となったり、リングライト、肩掛けスピーカー、個室テントなど、Zoom関連商品にも注目が集まりました。
また、各自が自宅に居ながらオンラインで飲み会をする「Zoom飲み会」も流行しました。
<5位>
檸檬堂
ここ数年、さまざまな新商品が発売され、拡大を続けるレモンサワー市場。なかでも日本コカ・コーラが手掛ける国内初のアルコール飲料「檸檬堂」が、上半期422万ケース以上を販売し、人気ブランドとしてトップの座に。
<6位>
AirPods Pro
「AirPods Pro」とは、Appleの完全ワイヤレスイヤホン。従来のAirPodsシリーズとは異なり、耳穴にぴったりとはまる“密閉型”のため、より遮音性が向上し、ノイズキャンセリング性能は世界でもトップクラスとか。
また、iPhoneとの相性が良いため、iPhoneユーザーの多い日本では人気となり、発売直後は入手困難な状態が続いていました。
なお、Zoomなどでのオンライン会議システムで、「AirPods Pro」をヘッドセット代わりに利用する人も多く、コロナ禍で通勤中に利用する機会が減っても、自宅で利用する機会が増え、結果、2020年1月~9月の完全ワイヤレスイヤホン市場におけるシェアは24.3%とトップとなっています。
<7位>
モバイルオーダー
コロナ禍において、生活様式にも多くの変化があった2020年。外食はしたい、されどもコロナ感染が不安…という人々は、テイクアウトを積極的に利用するように。
しかし、テイクアウトといえど、混雑した店内で長時間並ぶのも心配…という層に受けたのが、「モバイルオーダー」です。
この「モバイルオーダー」とは、公式アプリなどから事前に購入したいメニューを注文し、アプリで決済まで済ませ、指定の時間に店舗に出向き、商品を受け取る…といシステム。
マクドナルド、ケンタッキー・フライド・チキン、吉野家、すき家など、大手ファストフードチェーン店などが導入しています。
<8位>
Shupatto
2020年7月1日から、レジ袋の有料化が義務付けられました。これに伴いエコバック需要が増加。
さまざまなタイプのエコバックが登場していますが、なかでも2015年11月に発売された「Shupatto(シュパット)」(マーナ)は、その名の通りコンパクトなサイズからシュパッと広げて大きくなるうえ、折りたたむのも簡単。
その簡便さが受けたのか、2020年4月時点では累計330万個だったのが、2020年8月にはシリーズ累計700万個を突破…と、春から夏にかけてのわずかな期間で、発売からの約4年半分を一気に売り切ってしまうほどの人気となりました。
<9位>
今日から俺は!!劇場版
2018年10月期、日テレにて放送されたドラマ「今日から俺は!!」。賀来賢人さんが主演の同作は、いまさらツッパリかよ…という予想を反して視聴率も好調で大きな話題となりました。
そんな「今日から俺は!!」の劇場版が、2020年7月17日から公開され、9月14日時点で興行収入50億円を突破しました。
<10位>
ゴキブリムエンダー
キンチョーが2020年2月に発売した「ゴキブリムエンダー」は、スプレータイプのゴキブリ駆除剤ですが、直接Gに向けて噴霧するのではなく、部屋の空間にプッシュ!
すると、殺虫成分が隅まで行きわたり、Gを追い出し駆除するという“くん煙剤”に近いタイプです。
CMで「煙じゃないのに 煙の効きめ」と訴求し、手軽さをアピールしたのも受け、くん煙剤市場に上積みする形で約3割のシェアを獲得しています。
◇11位~20位
<11位>
サントリー緑茶 伊右衛門
鮮やかな緑色が特徴の「サントリー緑茶 伊右衛門」。緑茶といいながらも、茶色いお茶が多い緑茶飲料ですが、映える“色”をアピールしたことで売れ行きが好調。シリーズ年間5500万ケースを超える勢いです。
<12位>
愛の不時着
韓国の令嬢と北朝鮮の将校の恋愛を描いたNetfilixのオリジナル作品「愛の不時着」は、コロナ禍におけるステイホームで老若男女を熱狂させ、Netfilixの有料会員を1年で300万人から500万人に増加させたと推測されています。
<13位>
リングフィット アドベンチャー
ニンテンドースイッチで楽しめるフィットネスゲーム「リングフィット アドベンチャー」。
新垣結衣さんのCMでもお馴染みの同商品は、ステイホーム期間に家で手軽に運動不足を解消できるとして人気が高まり、通年で品薄状態が続いています。
<14位>
食べチョク/ポケットマルシェ
コロナ禍で思うような外出ができなくなり、せめて何か美味しいものを…と考えたユーザーが、アプリで生産者を選び注文できる「産直EC」を活用。
数ある産直ECのなかでも、登録生産者数や出品数を大幅に増やしているのが「食べチョク」と「ポケットマルシェ」です。
どちらも生産者を審査で厳選していることや、生産者と直接メッセージのやりとりができることなどが、消費者の安心感につながっているとみられています。


<15位>
popIn Aladdin2
天井に取り付けるLED照明付きプロジェクター「popIn Aladdin」。障害物をよけて斜め方向に投影することができる機能を強化した「popIn Aladdin 2」が、2020年4月に発売され注文が殺到。累計6万台を突破する人気となっています。
<16位>
スマホ証券
スマホで手軽に株取引ができる「スマホ証券」。なかでも「LINE証券」は、2019年8月のサービス開始から1年で31万口座を突破。また、「SBIネオモバイル証券」も2019年4月のサービス開始から1年半で約42万口座に達しています。
どちらも口座開設者は20~30代の割合が50%以上となっており、1株数百円の少額から購入できることや、LINEポイントやTポイントも利用できることが、初心者や若年層の利用を後押ししたようです。

<17位>
ファブリーズ W消臭 トイレ用消臭剤+抗菌
トイレの壁に染み付いたにおいを防ぐ従来品の機能に、床の菌の増殖を防ぐ“24時間抗菌”効果をプラスした「ファブリーズ W消臭 トイレ用消臭剤+抗菌」は、2020年4月に全国発売され、P&Gのシェアを10%台から30%超に引き上げました。
<18位>
note
記事や動画などのコンテンツ配信プラットフォーム「note」。
有料コンテンツなどを簡単に販売できることなどから、利用するクリエーターも続々と増え、それにつられて読者も増え、さらにクリエーターが増える…という好循環で、2020年の利用者数は6300万人を突破。
好循環に拍車をかけたのは、コロナ禍でのステイホーム。外出自粛によって時間を持て余した人が、クリエーターに転換した…という場合も。
<19位>
オンライン診療
コロナ禍で病院へ行くのが不安な患者を助けるため、2020年4月、時限的に「オンライン診療」が解禁されました。
たとえば「CLINICS(クリニクス)」などの映像付きオンライン受信システムを使えば、初心でも保険証を送る必要がなく、予約も決済もアプリ上で完結。遠方の病院を受診することもでき、薬は郵便で届く仕組みもあります。
「オンライン診療」げ現状時限的ではあるものの、2020年10月には恒久化に向けた検討が進められており、やがては一般的な受診スタイルとなるかもしれません。
<20位>
J01
“JO1”は、2019年9月からGYAO!で配信がスタートしたオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」の合格者11人で結成されたグループ。
2020年3月にリリースしたデビューシングルは、初週売上を32.7万枚と、過去10年間にデビューした男性アイドルグループで3位と、ジャニーズ系に匹敵しており、日本の男性アイドル界に新風を吹き込みました。
なお、2020年11月25日にはファーストアルバムリリース。
◇21位~30位
<21位>
MIYASHITA PARK
三井不動産が開発し、2020年7月28日に開業した「MIYASHITA PARK」は、公園×商業施設×ホテルからなる施設です。
1~3階は商業施設で、4階の屋上は渋谷駅から原宿駅へと続く線路沿いにあった「渋谷区立宮下公園」が、立体型都市公園制度を活用して移設されたもの。
公園を核とした再開発が渋谷の風景を変え、新たな人波も誕生しました。
<22位>
ペルチェ素子クーラー
猛暑対策グッズがさまざま登場する中、2020年の夏に話題となったのが、“ペルチェ素子”なる冷却デバイスを利用したソニーの「レオンポケット」や、サンコーの「ネッククーラーNEO」です。
仕組みについては難しいので割愛するとして、要するに、(ネッククーラーNEOの場合)電源を入れると冷たくなる冷却板を首にあてることで身体が涼しくなる…というシロモノ(暑がりなので今年の夏はよく使いました)。
猛暑の中、屋外で仕事をする人が熱中症対策で買い求め、発売した4月から10月までで20万台超えの人気に。
<23位>
ライズ/ロッキー
街乗りにもレジャーにも重宝し、広い車内空間とコストパフォーマンスの高さから、コロナ禍でも人気のコンパクトSUV。
なかでも2020年を代表するのがトヨタ自動車「ライズ」と、ダイハツ工業「ロッキー」。この2台は兄弟車で、ダイハツが開発・製造しており、トヨタにOEMでライズを供給。発売した2019年11月から11か月でライズは約11万台、ロッキーは3.4万台を売り上げています。
<24位>
無観客ライブ配信
新型コロナウイルス感染拡大の影響から、大勢の観客が集まるライブは軒並み中止となり、かわって登場したのが「無観客ライブ配信」です。
ライブの公演自粛が始まった当初は無料配信が多かったのもの、有料ライブ配信も続々登場。2020年6月に行われたサザンオールスターズの無観客ライブは、約18万人が3600円のチケットを購入し、視聴者数は推定50万人を記録したとみられています。
なお、配信プラットフォームが乱立するなか、2019年に電子チケット販売プラットフォームとしてスタートし、2020年3月にライブ配信サービスを開始した「ZAIKO」は、9月までに3000本以上のライブを配信し、チケット売上だけで20億円以上をアーティストやイベント事業者に還元しています。
<25位>
ポータブル電源
「ポータブル電源」は、モバイルバッテリーを大型化し、家電製品でも数時間は稼働できるようにした装置です。
毎年のように台風などの災害に見舞われる昨今、さらにキャンプ人気も相まって、「防災とキャンプ」の一石二鳥から、ポータブル電源の需要が高まったとみられ、大容量の高額商品も人気に。
<26位>
ウーノ 男子コスメ
2020年はメンズコスメ市場が伸びを見せ、なかでも肌色補正用クリーム「ウーノ フェイスカラークリエイター」は累計84万個を突破。
また、スキンケアクリーム「ウーノ バイタルクリームパーフェクション」は累計出荷数116万個を達成。
テレワークでオンライン会議が増え、自分の顔を見る機会が増えた男性が、肌を整える必要性を感じたため、メンズコスメ市場が伸びたのではないかと分析されています。
<27位>
スフレ・プリン
スフレとプリンが合体した、ハイブリットスイーツ「スフレプリン」。ふわしゅわ食感のチーズスフレを、プリンの上に丸ごと乗せたファミリーマートの同商品は、2020年1月~9月で1300万個以上、約36億円を売り上げました。
もともと2018年の発売当初は「ふわとろ」食感を前面にアピール。さらに2020年になってからは音受けを狙い「ふわしゅわ」をアピール。これにASMR好きなYouTuberたちが反応し、SNSで話題を呼び、巣ごもりご褒美需要とあわせて売り上げ増加へ。
<28位>
ロキソニンS外用薬シリーズ
これまでは薬剤師に限られていた販売が、第2類医薬品に移行したことで登録販売者でも扱えるようになり、販売できる時間やドラッグストアが急増した「ロキソニンS外用薬シリーズ」。
第2類医薬品に移行した2020年8月25日以降はさらに売り上げが伸び、販路拡大やCM効果も相まってか、9月は前年同月比211%を記録。3億円前後で推移していた市場は、7.2億円へと成長しました。
<29位>
プレミアムルームウエア
コロナ禍でステイホーム。どうせ自宅で過ごすなら、より快適に過ごしたい…という需要からルームウェアが好調に。
ルームウエア専門ブランド「ジェラード ピケ」では2020年5月からネット通販を強化し、ピーナッツとのコラボ商品は1日で1億円を売り上げ、2020年8月期のブランド全体の売り上げは、176億円と過去最高を達成。
また、高級パジャマブランド「Foo Tokyo」では、5万円以上するパジャマを自分用に購入する人が続出し、前年比売り上げは4倍に。
<30位>
GoToトラベル
新型コロナウイルス感染拡大の影響から急激に落ち込んだ観光業を盛り上げるため、宿泊または日帰りの国内旅行代金総額の1/2相当額を国が支援するというもの。
なお、1人1泊2万円、日帰りなら1万円が上限となるため、高級ホテルや高級旅館が人気に。
◇選考基準
「2020年のヒット商品ベスト30」のランキング選考基準は、
・2019年10月~2020年9月の間に発表、発売された商品やサービスを対象に、ヒットの度合いを評価
・評価項目は、「売れ行き」「新規性」「影響力」など
・期間前に発表、発売されたものでも、期間内著しくヒットしたものは対象
・昨年すでにヒットしていた商品は原則対象外
◇今年の顔・来年の顔
日経トレンディの「ヒット商品ベスト30」の発表とあわせて恒例となっているのが、日経トレンディが選ぶ「今年の顔」「来年の顔」。
「2020年今年の顔」に選ばれたのは、フリーアナウンサーの田中みな実さんです。
また、「2021年来年の顔」に選ばれたのは、俳優の北村匠海さんです。
【#2020年ヒット商品ベスト30 】
これにて発表会終了です✨
ゲストの #田中みな実 さん、#北村匠海 さんありがとうございました😊https://t.co/UeBoetklCk pic.twitter.com/bc7uuin6PN— 日経クロストレンド (@NIKKEIxTREND) November 3, 2020
●ヒット商品2019ベスト30
ここでは、「日経トレンディ」2019年12月号発表の、「ヒット商品2019」ベスト30にをご紹介します。
※リンク先(楽天)の商品情報は2019年11月時点のものです。すでに販売が終了している場合がありますのでご了承ください。
◇1位~10位
<1位>
ワークマン
従来は、職人向けの作業服のイメージが強かった「ワークマン」ですが、2018年9月より一般客向けの「ワークマンプラス」を展開。
この「ワークマンプラス」は、アウトドアショップを思わせる内外装を施した店舗で、プロ仕様のカジュアルウエアなどの主力商品を、激安価格で販売しています。
プロ仕様の高機能商品が激安価格で手に入るとあって、一般客だけでなく、今まで見向きもしなかった女性客(ワークマン女子)の取り込みにも成功。わずか1年で“ポストユニクロ”の地位へと転身しました。
ちなみに、「ワークマンプラス」で取り扱っている商品は、新たに開発したものではなく、ワークマンで取り扱っていたアイテムの中から、一般客向けのものを選出し、照明・内外装・陳列方法などの“見せ方”を変えただけというから驚きです!
<2位>
タピオカ
2018年に第3次タピオカブームが訪れましたが、2019年はタピオカの消費量がさらに4.5倍にまで拡大を見せ、一過性とは言えないムーブメントを引き起こしました。
若い世代を中心に“タピる”“タピ活”などの言葉が流行し、タピオカドリンクを販売している人気店には長蛇の列ができるなど、その勢いはとどまるところを知りません。
加えて、大手飲食チェーンや飲料メーカーもタピオカドリンクの販売を開始し、コンビニなどでも手軽に手に入れることができるようになりました。グミやキャンディーなどの関連商品も登場しています。
2020年もタピオカブームが継続し、国民食として定番となるのかに注目です。
<3位>
PayPay
2018年10月にスタートした「PayPay」は、乱立するスマホ決済サービス…いわゆる“○○ペイ”としては後発ながらも、決済額20%を還元する“100億円キャンペーン”で強烈なインパクトを与えました。
そして、キャンペーンは第2弾、第3弾と続き、TVCMや広告をド派手に打ちまくり、結果「PayPay」は多くのユーザーを獲得しています。
キャッシュレス化を推し進めたい国が、2019年10月の消費増税に伴いスタートさせた「キャッシュレス・消費者還元事業」。“○○ペイ”の乱立はこの事業に備えるための動きの1つでしたが、後発の「PayPay」がスマホ決済の利用者拡大に一役買った立役者ともいえそうです。
<4位>
ラグビーW杯2019日本大会
大きな盛り上がりを見せた「ラグビーW杯2019日本大会」。日本チームは予選プールで4戦全勝という歴史的な快進撃を見せ、日本初となる決勝トーナメントに進出。南アフリカと対戦し敗北となったものの、ベスト8という記録を残しました。
日本チームが勝ち進むなか、日本中が熱狂の渦に巻き込まれていき、日本戦のテレビ視聴率は爆上げしました。
また、いわゆる「にわか」ファンを歓迎する風潮で、ラグビーに対する興味や注目も上昇。ビール片手に、ラグビー観戦で盛り上がる1か月となりました。
<5位>
令和&さよなら平成
2019年5月、202年ぶりとなる譲位が行われ、元号が“平成”から“令和”に改元されました。
今回は、“昭和”から“平成”に改元された時と異なり、天皇陛下がご健在のまま代替わりしたため、日本中が祝賀ムード一色となりました。
また、「天皇の即位の日」である2019年5月1日は2019年限定の祝日となり、GWが10連休に。空前の大型連休の出現で、海外旅行者が過去最多を記録。
また、改元に伴い平成に関するグッズと、令和に関するグッズの販売が増加し、“平成最後””令和初”と銘打ったキャンペーンやイベントなども行われ、多くの消費行動を生み出しました。
<6位>
ボヘミアン・ラプソディ
「ボヘミアン・ラプソディ」は、1970年代に活躍したイギリスのロックバンド“クイーン”を描いた伝記的映画です。
同作が日本で公開されたのは、2018年11月。瞬く間に人気に火が付き、日本での初週の興行収入は4億円台に。2019年5月には130億円を突破しました。
なお、リアルタイムでクイーンを好きだった中高年だけでなく、クイーンを知らない若い世代にも口コミが広がり、観客動員数が増加。
また、関連CDも売り上げを伸ばし、2019年9月には163万枚を達成しています。
<7位>
Netflix
定額制インターネット動画配信サービスが定着してきた昨今、人気のある海外勢のサービスで筆頭の「Amazonプライム・ビデオ」のほか、「Hulu」「DAZN」などがしのぎを削っています。
そんな中、会員数を伸ばしてきているのが、「Netflix」です。同社が2019年9月に行った報道向けイベントでは、日本市場で約300万人の有料会員がいると発言(ちなみにWOWOWの有料会員数は約288万人)。
なお、フラーによる動向調査によると、2019年9月のアプリ利用動向前年比は、Amazonプライム・ビデオで190%、Huluで167%、DAZNで167%。一方のNetflixは288%と、ライバルを上回る伸びを見せています。
Netflixの会員数増をけん引したのは、日本独自で制作したオリジナル作品の配信。なかでも2019年8月に配信がスタートした、山田孝之さん主演の「全裸監督」は、Netflixのアジア全体でベスト10に入るヒット作品となり、会員数増加に拍車をかけたとみられています。
Netflixに限らず、Amazonプライム・ビデオ、Huluなどもオリジナル映像作品を配信しています。その強みは、地上波ではできない、挑戦的なオリジナル映像作品の配信が可能なこと。
Amazonプライム・ビデオに次いで2番手に躍り出たNetflixが、どこまで王者に肉薄するのか注目です。
<8位>
米須玄師
若い世代を中心に支持を集めているミュージシャン・米津玄師さん。2017年には菅田将暉さんとのコラボ楽曲をリリースし注目を集め、2018年1月期放送のTBSドラマ「アンナチュラル」の主題歌に起用された楽曲「Lemon」が大ヒットを記録。
また、同年末のNHK紅白歌合戦では、自身の故郷・徳島県内にある大塚国際美術館からの生中継で「Lemon」を歌唱。荘厳な世界観で歌う米津玄師さんの姿が日本中に知れ渡り、ファン層を広げる結果となりました。
一方で、2018年には米津玄師さんがプロデュースした小中学生ユニット・Foorinの「パプリカ」が、Youtubeの再生回数1億回を超えるなど大きな話題に。
さらに、2019年7月期に放送されたTBSドラマ「ノーサイド・ゲーム」の主題歌に起用された「馬と鹿」は、CDセールス初週40万枚を記録。同ドラマがラグビーチームのストーリーだっただけに、ラグビーW杯日本大会の情報を伝える番組では頻繁にBGMに使われ、多くの人に耳に記憶されました。
紅白歌合戦にも出場し、国民的歌手の地位を確立した米津玄師さん。今後の活躍も見逃せません。
<9位>
ルックプラス バスタブクレンジング
浴室掃除は何かと面倒。腰が痛い、膝が痛い時なんかはとくに、浴槽などをこするためにかがむのはなかなかにしんどかったりします。
ところが、この「ルックプラス バスタブクレンジング」は、“こすらず洗える”のが特徴で、使い方は簡単。浴槽の全面にミスト状になる洗剤をプシューッと吹きかけ、60秒待った後にシャワーで流すだけ。
テレビCMでは、とにかく「バスタブはこすらない」を重点的にアピール。試しに使ってみようという需要を掘り起こし、2018年9月の発売後、1年間で2,200万本が売れるという快挙を達成。
ちなみに、バスタブをこすらず洗えるなんて、にわかには信じられないうたい文句でしたが、実際に使ってみたところ、洗剤がミスト状に噴き出すため、バスタブ全面に洗剤を吹きかけるのが簡単。そのまま待ってシャワーで流すだけで、バスタブはきれいになりました(個人的には香りがちょっときつかったので、十分な換気が必要かと…)。
<10位>
ハンディーファン
2019年も猛暑に見舞われた日本。暑さ対策として若い世代を中心に流行したのが「ハンディーファン」です。
しかも、ただの暑さ対策グッズとしての人気だけではなく、若い女性などがハンディーファンの画像をInstagramなどのSNSに投稿。新たなファッションアイテムとしての地位を確立しました。
なかでも、フランフランが販売した「フレ 2WAY ハンディファン」は6色で約90万台を出荷。
また、首にかけるタイプのハンズフリー商品も登場し、ロフトでは全店で約3万個が売れるヒット商品となっています。
◇11位~20位
<11位>
ウーバーイーツ
デリバリーと言えば、ピザや寿司などの宅配専門店や、出前に対応している近所のお蕎麦屋さんやラーメン屋さん…というのが定番でした。
これを覆し、デリバリーに対応していない飲食店に“配送網”を提供したのが「ウーバーイーツ」です。
この「ウーバーイーツ」では、登録している配達パートナーがデリバリーしてくれます。配達パートナーは専業の場合もあれば、自分のスキマ時間を活用し、副業として従事している場合も。
自宅だけでなく、オフィスはもちろん、花見をしている公園にも届けてくれるため、その利便性の高さから大いに活用するユーザーも増加。
なお、ウーバーイーツが対応しているのは、東京、千葉、名古屋、大阪をはじめとする11都市で、2019年10月時点の登録店舗数は全国で1万4,000店超です。
<12位>
こだわり酒場のレモンサワー
2018年2月に発売された「こだわり酒場のレモンサワーの素」。
ブームが続いているレモンサワー市場で、サントリーが2018年2月に「こだわり酒場のレモンサワーの素」を発売。炭酸水を注ぐだけでレモンサワーが作れることから、38万ケースを超える人気に。
そして、2019年はすぐに飲める「こだわり酒場のレモンサワー缶」と業務用コンクも発売。これが好調で、当初の年間計画210万ケースから2度の上方修正を経て、年間計画は800万ケースと成長。
また、居酒屋での取り扱い計画は、3万店から5万店へと拡大するなど、好調な市場で1ブランドがリードする形となっています。
<13位>
バスチー(バスク風チーズケーキ)
バスチー(バスク風チーズケーキ)とは、ローソンが2019年3月から発売を始めたコンビニスイーツ。発売3日で100万個を突破する人気を博した。9月15日時点では8月に発売した「プレミアムバスチー」もあわせて2,450万個を販売。
なお、このバスチー(バスク風チーズケーキ)は、2019年に流行るスイーツにとして2018年末~2019年初めに話題となった、スペインのバスク地方で食べられているチーズケーキです。
東京に専門店ができ、注目を集め始めていた時点で、いち早くコンビニスイーツとしてローソンが販売し、一気に全国に広まりました。
ちなみに、2019年9月には山崎製パンが、2019年10月からはセブンイレブンもバスクチーズケーキに参入しています。
<14位>
天気の子
新海誠監督の新作映画「天気の子」が、2019年7月に全国359館で公開されました。
興行収入250億円の大ヒット映画「君の名は。」が公開されてから3年。新海誠監督の新作映画には、期待が持たれていましたが、その期待に十分応える内容となったのか、2019年10月下旬時点の興行収入は約136億円。1,000万人超の観客動員数を記録。
新海誠監督は、宮崎駿さん以来の、2作連続で100億円越えを果たした監督となりました。
<15位>
大粒ラムネ
「勉強中の集中力アップにラムネが効果的」という口コミが、2014年頃からSNSで広まり、森永ラムネが販売数を少しずつ伸ばしていた…という背景から、森永製菓は仕事中に食べる大人向けラムネを企画。
紆余曲折を経て、通常のラムネ粒を1.5倍に拡大した大粒ラムネを販売し、売り上げを2倍近く上積みすることに成功。
<16位>
オキュラス Go&クエスト
VR(仮想現実)といえば、ゲーム機やパソコンが必須な上に、別途VR機器が必要で、初期費用が高額となっていました。また、ケーブルで繋がれていることから、動きに制限ができるという大きなデメリットも。
これを覆したのが、2018年5月に発売された「オキュラスGo」。必要なのは、VR機器単体だけで高画質なのに2万円台とお手頃価格。
さらに、2019年5月には、動きが緻密に終える高機能を持つ「オキュラスクエスト」が5万円台という破格の安さで販売され、Amazonに予約が殺到。VR市場の約4割超を「オキュラスGo&クエスト」が占める形となっています(BCN調べ)。
<17位>
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
2018年12月に発売された、「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」。発売から20年目、シリーズ通算5作目となる本作は、過去の作品に登場したファイター全てが収録されているほか、100種類を超えるステージが用意されているなど、スマブラシリーズの集大成。発売前から話題となっており、大ヒットは約束されていたようなもの。
その結果は、2018年10月1日~2019年9月29日の国内ゲームソフト売上ランキング(ファミ通調べ)によると、約328万本で第1位でした。
<18位>
悪魔のおにぎり
健康志向が主流となりつつある昨今、その真逆を行くのが「悪魔のおにぎり」。というのも、悪魔のおにぎりに入っている具材は“天かす”。味付けは“天つゆ”だからです。つまり、脂質・糖質の塊…。
ところが、この「悪魔のおにぎり」は、ローソンが2018年10月に販売を開始し、13日で累計265万個を販売。2019年9月末時点では、期間限定フレーバーも含めて5,600万個を突破する人気を博しています。
ちなみに、この「悪魔のおにぎり」ですが、もともとは南極観測隊が夜食に食べていたもの。2018年6月にテレビ番組で紹介されたのが始まり。ここからSNSで話題となり、マネする人が続出。トレンドに素早いローソンが、いち早く商品化して爆当たりしました。
なお、ローソン以外の企業でも、“悪魔”を連想させる商品が発売されています。
<19位>
マシュマロパンプス
2018年8月、ジーユーが低価格にもかかわらず履いても足が痛くならない機能性パンプス「マシュマロパンプス」を発売。
元々は、2017年に発売した商品に寄せられた「足が痛い」という声から、機能性パンプスを開発。爪先・中敷き・かかとにクッションを配置したもので、カラーバリエーションは8色、1990円~という低価格。
結果、長時間ヒールを履くのを苦痛に感じていた女性たちに支持され、発売から約1年で累計170万足を売り上げる異例の大ヒットを記録しました。
<20位>
おしりたんてい
見た目はおしりながら、紳士的な振舞いをするキャラクターが主人公の絵本・児童書「おしりたんてい」は、未就学児や小学校低学年を中心に人気となっています。
この「おしりたんてい」は、2018年5月からNHKにて不定期のアニメが放送され、12月にはレギュラー化、2019年4月には映画化もされました。
また、書籍の18年度シリーズ累計発行部数は600マン部を突破。さらに2019年8月末までの5か月間でさらに100万部を売り上げるなど、異例のヒットを記録。
書籍がヒットした理由としては、ユニークなキャラクターと紳士的な振舞いだけでなく、読者参加型の謎解き。主人公が“たんてい”なだけに、ストーリーは事件を解決していく推理もの。
ここに、間違い探し、迷路、簡単な計算など、主人公と一緒に問題を解いていく仕掛けが施されており、子どもたちのみならず保護者にも受け入れられ人気となっています。
◇21位~30位
<21位>
ドラゴンクエストウォーク
2019年9月に配信された、スマホ向け位置情報ゲーム「ドラクエウォーク」。実際に歩きながら、ドラゴンクエストの世界を冒険できるアプリゲームです。
人気のある老舗タイトルだけに、約1か月で800万ダウンロードを突破しました。

<22位>
ムーミンバレーパーク
2019年3月、埼玉県飯能市にある宮沢湖畔にオープンした「ムーミンバレーパーク」。
決して立地が良いとはいえないながらも、併設する商業施設「メッツァビレッジ」と合わせ、7月までに100万人が来場しました。
なお、「ムーミンバレーパーク」は、アトラクションを最小限にし、湖畔の大自然をゆったり楽しめる、テーマパークとは逆張りの戦略。ムーミンファンはもとより、シニア層にも人気となっています。
<23位>
誤発進防止装置
2019年4月、東京・池袋で高齢男性による自動車暴走事故が発生。母子2人が亡くなる痛ましい事故となりました。
この事故の原因は、加害者の高齢男性がアクセルとブレーキを踏み間違えたことによるものとみられています。
池袋暴走事故が発生する以前より、高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違え事故は多発していましたが、同事故がきっかけとなり、踏み間違え事故を回避する方法の1つとして、車に後付けタイプの誤発進防止装置を取り付ける需要が激増。
オートバックスセブンによると、3月までの半年間は、全店合わせて月平均30台程度でしたが、8月は100倍の3,900台に。
また、トヨタやダイハツが提供するメーカー純正の後付けタイプの誤発進抑制装置も注目されています。
<24位>
スターバックス リザーブ
ロースタリー 東京
2019年2月末、東京・中目黒にオープンした「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」。スタバ初の焙煎所(ロースタリー)を併設した店舗で、店内は4階建ての吹き抜け。テラス席やラウンジ席もあり、1階席のメインバーでは、生豆を焙煎し、1杯のコーヒーができるまでの過程が見学できます。
ちなみに、コーヒーだけでなくコーヒーを使った限定カクテルなども楽しめます。通常のスタバよりも高価格帯ながらも、客足は途絶えず、新しいスタバを体験できる“聖地”化に成功しました。
<25位>
液体ミルク
赤ちゃんにミルクをあげる際、日本では粉ミルクが主流です。これがなかなかに煩雑な手間が必要で、お湯を沸かし、粉ミルクを溶かし、人肌に冷まし…と、いくつもの工程が必要です。もちろん、哺乳瓶の煮沸も忘れてはいけません。
大変なのは外出時。赤ちゃんを連れたお母さんは、赤ちゃんがお腹を空かせば、外出先でもミルクを与えなくてはなりません。自宅ならいざ知らず、外出先で粉ミルクを溶かして…という作業は大変です。
ところが、海外では液体ミルクが普及しています。この「液体ミルク」は、缶や紙パックに入っており、哺乳瓶に移すだけですぐに授乳することができるスグレモノです。
そして、2018年の省令改正により、この「液体ミルク」が日本でも解禁されました。業界最大手の明治と5番手の江崎グリコが開発に着手し、2019年3月上旬に江崎グリコが「アイクレオ 赤ちゃんミルク」を発売。次いで4月末には明治が「ほほえみらくらくミルク」を発売し、好評を博しています。
<26位>
新ペットボトル紅茶
2018年はペットボトルコーヒーが爆売れしましたが、2019年は「ペットボトル紅茶」を各社が販売し、女性客のニーズを捉え売れ行きが好調。
まずは2019年3月に発売した「クラフトボスTEA ノンシュガー」と、7月発売の「クラフトボスミルクTEA」は、9月までに計460万ケースを出荷しています(飲料総研調べ)。
また、午後の紅茶ブランドから3月に登場した「午後の紅茶 ザ・マイスターズ ミルクティー」は210万ケースを出荷(飲料総研調べ)。
8月には「TEAs’ TEA 生オレンジティー」が発売され、1か月で80万ケースを出荷しています。
<27位>
スタディサプリ
多くの人の生活必需品となったスマートフォン。このスマホが、近頃では自学自習の新定番に。
オンライン学習サービス「スタディサプリ」は、月額980円(税別)で、有名講師の授業が受け放題。アプリ上で授業が閲覧できるため、地理的・経済的な理由で塾に通えない“塾難民”を中心に、口コミで認知が広がり、2019年6月末時点で有料会員数70万人を突破しています。

また、会員数増に一役買ったのが、「スタディサプリ English」。英語の勉強がしたくても時間が取れないビジネスパーソンのニーズにマッチし、「スタディサプリ English」は2018年1月時点で250万ダウンロードでしたが、2019年9月には500マンダウンロードを超える人気となっています。

<28位>
ポケトル
超小型のステンレスボトル「ポケトル」は、保温・保冷機能があるステンレスボトルですが、高さ14cm程度でポケットサイズ。その内容量は120mlと少量です。
しかし、この少量サイズが、とくに量を飲まなくなる40代以上の女性からの支持を得ました。中には、コーヒーとお茶など、違う飲み物を入れたものを2本持ち歩く…なんて人もいるようです。
<29位>
即食高プロテインフード
筋肉を増やすために欠かせないのが“たんぱく質”。従来は、プロテインの粉と水をシェーカーで混ぜるのが一般的でしたが、手間がかかるのが難点でした。
そこで、手軽にたんぱく質(プロテイン)をとれる“プロテインバー”が人気に。なかでも「1本満足バー プロテイン」が爆売れ。7月の発売後は、生産が追い付かず、入手困難となり、一時販売を休止していました。
また、新田真剣佑さんがCMに出演していた「ザバス ミルクプロテイン」も、“ゴクゴク飲める本格プロテイン”と認知度が高まり、好調な売り上げを記録しています。
<30位>
アタックZERO
花王が2019年4月に発売した「アタックZERO」が、発売5か月半で5,200万本出荷と好調。洗浄力の高さ、パンプッシュボトルなどの訴求のほか、若手イケメン俳優5人を起用したことも話題となりました。
◇選考基準
「2019年のヒット商品ベスト30」のランキング選考基準は、
・2018年10月~2019年9月の間に発表、発売された商品やサービスを対象に、ヒットの度合いを評価
・評価項目は、「売れ行き」「新規性」「影響力」など
・期間前に発表、発売されたものでも、期間内著しくヒットしたものは対象
・昨年すでにヒットしていた商品は原則対象外
◇今年の顔・来年の顔
日経トレンディの「ヒット商品ベスト30」の発表とあわせて恒例となっているのが、日経トレンディが選ぶ「今年の顔」「来年の顔」。
「2019年今年の顔」に選ばれたのは、俳優の横浜流星さんと、モデルで女優の中条あやみさんの2人です。
また、「2020年来年の顔」に選ばれたのは、俳優の杉野遥亮さんと、女優の森七菜さんです。
【#2019年ヒット商品ベスト30】
今年のヒット商品を、今年の顔に選出された横浜流星さん、中条あゆみさん、来年の顔に選出された、杉野遥亮さん、森七菜さんと一緒に発表しました!まとめは以下の記事からご覧ください!#日経トレンディ#日経クロストレンドhttps://t.co/g6sW1VKggy pic.twitter.com/1ruyxP6HsC
— 日経クロストレンド (@NIKKEIxTREND) November 1, 2019
●参考:ヒット商品2018ベスト30
ここでは参考までに、「日経トレンディ」2018年12月号発表の、「ヒット商品2018」ベスト30をご紹介します。
※リンク先(楽天)の商品情報は2018年12月時点のものです。すでに販売が終了している場合がありますのでご了承ください。
◇1位~10位
<1位>
安室奈美恵
2017年9月に1年後の引退を電撃発表した安室奈美恵さん。そこからスタートした1年におよぶ「引退プロジェクト」では、音楽史にいくつもの金字塔を打ち立てました。
・ラストツアー(アジアツアー含む)は国内ソロアーティスト史上最多の約80萬人を動員
・2017年11月発売のベストアルバム「Finally」は、237.7万枚を売り上げ
・ラストツアーのライブDVD/BDは2018年8月の発売1か月で170万枚超えで歴代1位
なお、安室奈美恵さんの引退がもたらした経済効果は、ベストアルバム、ラストツアーDVD/BD、ライブチケット、特別展覧会などで350億円。
さらに、(ライブツアーなどの)移動費や宿泊費、グッズなどを含めると、500億円を凌ぐ勢いとみられています。
平成最強歌姫の引退に、日本中が感謝と応援で沸いた1年でした。
Finally (3CD+Blu-ray+スマプラ) [ 安室奈美恵 ]
<2位>
ドライブレコーダー
2017年10月、あおり運転が原因による痛ましい事故が発生。自分がしっかり運転していたとしても、他人から受ける故意な悪意や嫌がらせなどには対処できないことから、防犯カメラの役割を果たしてくれるドライブレコーダー(ドラレコ)に対する需要が高まりました。
なお、先の事故報道以降は、前年同期比約2倍の346万台以上が出荷。あおり運転の危険性が周知されたこともあり、前方だけでなく後方も撮影できるタイプや、360度カメラなど、より高機能の高いタイプも売れています。
こちらは前後撮影タイプ。【ランキング1位】ドライブレコーダー コムテック 日本製
こちらは全方位タイプ。ドライブレコーダー コムテック HDR360G 360°カメラ 日本製
とはいえ、ドラレコはあくまで事故などのトラブルを撮影する機器のため、事故を防げるわけではありません。そこで、“ドラレコ搭載車”であることを知らせるステッカーなどの購入も増加。
あおり運転などで絡んでくるやからは、ドラレコがついていることを知ると、ビビッて逃げる場合もあるため、ステッカーは効果的な抑止力になるとみられます。
<3位>
ペットボトルコーヒー
2017年に新発売されたサントリーの「クラフトボス」。品切れが続出するほどの大ヒットとなりました。これに続けとばかりに、飲料各社もペットボトルコーヒー市場に参入した1年でした。
とはいえ、やはり先駆者のクラフトボスが出荷数もけた違いで、1月~9月に2,020万ケースを出荷しました。
サントリー BOSS クラフトボス ラテ 500ml 24本(1ケース)
次いで、日本コカ・コーラの「ジョージア ジャパン クラフトマン」が590万ケースを出荷。3番手につけているのは伊藤園の「タリーズコーヒースムーズ」。
その他のメーカーからも追随商品が出るとみられており、ペットボトルコーヒー市場はまだまだ盛り上がりを見せそうです。
<4位>
ZOZO
4位にランクインしたのは「ZOZO」。スマホで体系データを取得できる「ZOZOスーツ」を無料で配布したり、その「ZOZOスーツ」のデータを基に注文できるオーダーメイドブランド「ZOZO」を立ち上げました。
一方で、女優との熱愛や月旅行など、プライベートでも大きな話題を振りまく前澤友作社長の存在など、さまざまな面で「ZOZO」がヒットした…といえるのかもしれません。
ちなみに、2018年10月31日、前澤社長は「将来的にはZOZOスーツ」はなくしていく方向で考えていることを明らかにし、「ZOZOスーツがなくてもPBを購入できるようになる」と発表しました。
というのも、「ZOZOスーツがこれまで集めたデータの機械学習などを活用し、最適サイズを予測する新技術」に力を入れていくとのこと…。
何を言っているのかよくわかりませんが、おそらく企業秘密の新技術で何かをするんでしょうね…きっと。
<5位>
グーグルホーム&アマゾンエコー
スマートスピーカーを搭載した家電が次々に登場していますが、その頂点に立つ…といっても過言ではないのが、「グーグルホーム」と「アマゾンエコー」の2強です。
グーグルホームは
「OK、グーグル、電気をつけて」
アマゾンエコーは
「アレクサ、掃除して」
なんて声をかけることで、ネットにつながるさまざまな家電などを操作することができます(もちろん、対応している機器でないと反応しません)。
なお、2017年10月に先陣を切って発売された「グーグルホーム」。11月には「アマゾンエコーが」完全招待制で発売。当初はなかなか手に入らないことから、消費者の渇望感をあおる形となりましたが、ここ最近は普通に手に入るようになっています。
確かに、手が離せなときに、声だけで家電を操作してくれるのは助かりますよね。とくに小さい子どもがいて手が離せないシーンが多い家庭なら、便利なことこの上ありません。
病気で寝込んでいるときなんかも、声で電気をつけてくれる・消してくれるだけでもありがたいし…。
もう間もなく、家電は声で操作するのが主流の時代がくる…かも?
Echo Dot (エコードット) 第3世代 (Newモデル) – スマートスピーカー with Alexa
<6位>
漫画 君たちはどう生きるか
2017年10月、日テレの「世界一受けたい授業」で紹介されたことがきっかけで話題に上り、翌週の10月28日に宮崎駿さんの新作映画タイトルが「君たちはどう生きるか」であると判明…。
そこからどんどん火が付き、2018年3月には200万部を突破。
さらに、漫画と同時発売の小説版は50万部、岩波文庫版(1982年刊行)も増刷になるなど、原作にもヒットの波が押し寄せました。
<7位>
aibo
2017年11月、AI搭載の犬型ロボット「aibo」(ソニー)が、12年ぶりに復活。本体価格が税別で19万8,000円、クラウドサービス利用料などが月額2,980円必要ながら、初回予約分は即完売。その後も数量限定販売が続き、なかなか手に入らない状況が続きました。
ペットが欲しいけど、最後まで面倒が見れないかもしれないと考えるペット好き高齢者や、先代のaiboから長くユーザーだった人などが多く買い求めたとみられています。
なお、現在は、ソニーストアオンラインや、全国のソニーストア直営店にて購入することができるようになっています。
aiboの公式サイトはこちら。
<8位>
ケーブル バイト
iPhoneの充電ケーブルって、意外と断線しやすいですよね…。わが家では、断線しにくい強めのケーブルを別で購入しましたが、イマドキはケーブルを保護する「ケーブル バイト」なるグッズが販売されています。
もともと発売されたのは2017年6月。当初は鳴かず飛ばずだったものの、9月にTwitterに投稿された画像から火が付き、気づけば2018年8月で500万個の大台を突破。連結もかわいいと、まとめ買いも続出しているそうです。
<9位>
本麒麟
江口洋介さんが出演しているCMでお馴染み、キリンビールの第3のビール「本麒麟」。2018年3月に発売され、3か月で1億本を突破し、年間で1,000万ケースの出荷を達成する見込みとのこと。
<10位>
NONIO
2017年8月に発売され、好調な売り上げを維持しているライオン「NONIO」。マウスウォッシュ市場にはリステリンやGUMなどの強豪がひしめく中、機能面よりも対人関係に対する訴求をしたことが若者層に刺さり支持されました。
なお、購入者のうち約7割が女性、6割以上がマウスウォッシュの新規ユーザーとのこと。
スタイリッシュなパッケージや、ローラさんを起用したCMも消費者のハートを射止めた模様。
ノニオ マウスウォッシュ ノンアルコール ライトハーブミント(600mL)
◇11位~20位
<11位>
名探偵コナン ゼロの執行人
人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版シリーズは、2013年以来の興行収入記録を更新し続けています。しかし、2018年に公開された「ゼロの執行人」は、前年比20億円近くプラスの87億円を突破。2018年の映画市場で2位につけました。
これほどまでに人気となった理由の1つが、ミステリアスなイケメンキャラ「安室透」の存在です。
この「安室透」は若い女性を中心にファンが多く、なかでも熱狂的なファンは「安室の女」を自称しており、映画「名探偵コナン ゼロの執行人」の興行収入を100億円に到達させようという「100億円の男運動」が自然発生。何度も映画館に足を運ぶファンが続出し、大ヒットを記録したわけです。
名探偵コナン 安室透 完成品フィギュア(再販)[ユニオンクリエイティブ]《12月予約》
<12位>
L.O.L.サプライズ!
1個1,680円のカプセルトイ「L.O.L.サプライズ」(タカラトミー)は、中身がわからないワクワク感が満載。カプセルごとに異なるドールや服・靴があり、第1弾だけで全28種類。
着せ替えられるコレクション性も人気となったほか、渡辺直美さんを起用したYouTube動画も販促に貢献。
結果、2018年7月から累計出荷個数は約3か月で100万個に到達。
ちなみに、タカラトミーは2017年に「生まれて!ウーモ」が大ヒット。「L.O.L.サプライズ」は「生まれて!ウーモ」に続くヒットに育っています。
<13位>
無糖・強炭酸
猛暑だった今年の夏、爽快感の強い無糖の強炭酸水が人気になりました。炭酸でリフレッシュしたいものの、甘い物は避けたい…という健康志向の人にも支持され、市場はじょじょに拡大。これをけん引してきたのは、アサヒ飲料の「ウィルキンソン」。
そこへ2018年に参入してきたのが、サントリー食品インターナショナルの「南アルプススパークリング」、日本コカ・コーラ「カナダドライ ザ・タンサン」。3社が1月~9月に出荷した合計は、2,500万ケースに急拡大しました。
<14位>
コウペンちゃん
Twitterの投稿イラストとして誕生した「コウペンちゃん」は、なんでも褒めてくれる二人称の“肯定”ペンギン。
これが、疲れた大人の女性に刺さり、2017年4月のキャラクター誕生からわずか1年半で市場規模が50億円へと驚異のスピード出世を果たしました。
<15位>
東京ミッドタウン日比谷
「映画みたいな街が生まれる」をキャッチフレーズに、2018年3月29日に誕生した、三井住友不動産の新ランドマーク「東京ミッドタウン日比谷」。
地上35階、地下4階の大半はオフィスで、商業テナントは低層の60店にすぎないものの、店舗の半数以上がグルメ。
しかも、上層階に高級レストラン街…というわけではなく、フードホールを地下1階に設け、そこから商業フロア全階に特別感ある飲食店を積み重ねる…というもの。
上質ながら超高級ではなく、自分へのご褒美に立ち寄りたくなるグルメ。大人の街・日比谷のイメージにはまり、来場者数は半年で年間目標の1,200万人に到達しました。
公式サイトはこちら。
<16位>
チョコミント
好きな人はたまらない、苦手な人にはその良さがわからない…。肯定派・否定派に二分される「チョコミント」が、2018年は大ブームに。その要因の1つは猛暑。程よい刺激と清涼感で市場が拡大。
また、愛好家の呼び名「チョコミン党」が“#森永チョコミン党”としてSNSで拡散したことも、ヒットの要因とみられます。
なお、チョコミント食品は、アイスクリームをはじめ、菓子、パン、豆乳など多岐にわたりました。
キッコーマン 豆乳飲料 チョコミント 200ml紙パック×18本入
<17位>
明治エッセル スーパーカップスイーツ
コンビニアイスが極上デザートに昇華した「明治エッセル スーパーカップ スイーツ」シリーズ。
2016年12月に「苺ショートケーキ」が発売されると売れすぎで発売休止。生産体制が整った翌2017年10月から再販がスタートし、「ティラミス」「アップルタルト」などの新商品も続々投入。
結果、2017年10月から2018年8月までの150円以上のノベルティアイスカテゴリーで売り上げ1位を獲得し、スーパーカップブランド全体の売り上げを底上げしました。
明治エッセルスーパーカップSweet’s 苺ショートケーキ 172ml×24個入り
<18位>
エプソン チームラボ ボーダレス
2018年6月21日、東京・お台場に誕生したのは、ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」と、森ビル、エプソンがタッグを組んだ“世界初のデジタルアートミュージアム”「エプソン チームラボ ボーダレス」。
総面積1万㎡、プロジェクター470台の圧倒的スケールで繰り広げられるデジタルアートは、予約制で人数制限があるにもかかわらず、オープンから3か月を待たずに来場者数50万人を突破しています。
その魅力は、部屋と部屋の境界を軽々と超えた、まさに“ボーダレス”なプロジェクションマッピングが描き出す世界の没入感にあるようです。
公式サイトはこちら。
<19位>
お椀で食べるカップヌードル
シニア世帯をターゲットに、2017年9月に発売された「お椀で食べるカップヌードル」シリーズ。
麵の量が通常の半分以下で、「ちょっとだけ食べたい」欲求にハマりました。しかも、カップごと食卓に出すのは気が引けるものの、お椀に入れて食卓に出せるため、罪悪感もなくなり、夕食のあと一品として重宝。
また、シニア層だけでなく、小腹を満たすのにも最適。
なお、カップヌードルだけでなく、チキンラーメン、どん兵衛、出前一丁などもラインナップ。結果、発売から1年で4,000万食を達成しています。
<20位>
肩掛けスピーカー
耳をふさがず、肩に掛けて使うスピーカーは、テレビの音を大きくしなくても、肩に掛けたスピーカーから臨場感たっぷりの音が楽しめます。
なお、ソニーが2017年10月に発売したの「ウェアラブルネックスピーカー」が先駆けでしたが、当初はそれほど注目度が高くありませんでした。
ところが、翌2018年3月にテレ朝の「アメトーーク」で家電芸人が「ウェアラブルネックスピーカー」を紹介し、瞬く間に市場から姿を消しました。
このため、3月下旬には受注が休止となり、9月の受注再開までの5か月間は品薄状態が続きましたが、現在は入手しやすくなっています。
◇21位~30位
<21位>
プリントス
2017年12月発売されたタカラトミーの「プリントス」。スマホの画像をフィルムに現像し、インスタントカメラで撮影したような風合いに印刷できるプリンターです。
なお、電池もインクも不要で、折りたためばコンパクトなことから、旅行先で使えると女性を中心に人気に。
タカラトミー スマホ用プリンター プリントス チェキフィルム40枚セット
<22位>
タピオカミルクティー
タピオカブームといえば、1990年代にほんの一瞬ありましたが、2018年は台湾発のティーカフェ「Gong cha」や「THE ALLEY」などのがけん引。
再ブレイクの要因は、ベースのドリンクやトッピングのカスタマイズが豊富なことや、持っているだけでオシャレな印象を持たせる効果、SNS映えなどとみられています。
<23位>
PUBG・荒野行動
「PUBG」は2017年12月に発売されたPCゲーム。フィールドに100人のプレイヤーが降り立ち、落ちている武器や装備を駆使して生き残りを目指すという“殺伐系バトルロワイヤルゲーム”。全世界のユーザー数は4億人を突破。
そして「荒野行動」は“殺伐系バトルロワイヤルゲーム”のスマホのアプリゲーム。若者を中心に人気を博し、累計ダウンロード数は1,000万を突破。
<24位>
ポケトーク
2017年12月発売されたソースネクストの「ポケトーク」。63言語対応の音声翻訳機。2017年10月に予約開始後、わずか11日で初回生産台数が完売。2018年4月までは入手困難な状況が続きました。
海外旅行にももちろん大活躍ですが、語学学習にも使われており、小売りや飲食などの法人からも多数の問い合わせがあるほど人気に。
2020年の東京五輪を控え、さらなる外国人観光客増加に対応するには、かなり力強い助っ人になりそう。
POCKETALK(ポケトーク)携帯型通訳機 グローバル通信(2年)付き ゴールド
<25位>
乃木坂46写真集
「1万部売れたら成功」と言われる写真集ですが、業界の常識を覆すメガヒットを連発しているのが、乃木坂46の写真集です。2018年の上半期写真集の売り上げランキングでは、10位以内に5作品が乃木坂46メンバーのものです。
ヒットの要因はいくつかあるようですが、その1つが“メンバーの仲の良さ”。
2018年6月に発売された「乃木撮」は、発売から4か月で31万部を突破。メンバーの仲の良さが垣間見え、“日本で一番かわいい楽屋”と言われる乃木坂46の舞台裏を映した内容が好評を博しました。
<26位>
サバ缶
テレビの健康情報番組では、さまざまな食材が“健康に良い”と紹介されますが、2018年に大ブレイクしたのは「サバ缶」です。
「サバ缶」は2017年にもテレビで取り上げられて話題となり、品薄になるなど社会現象となりましたが、2018年も「サバ缶」ブームは続いており、2018年8月時点で「マグロの油漬け」を抜いて約228億円市場にまで拡大しています。
岩手県産 サヴァ缶 3種アソートセット(各2缶入*3種)送料無料
また、サバ缶のレシピ本も多数発売されています。
<27位>
花椒
激辛ブームのその先に生まれた“シビ辛ブーム”。つまり、しびれるように辛い!というもの。そして、“シビ辛”を求めて食べ歩く「マー活」も流行。
この“シビ辛”を作り出してくれる調味料が「花椒(かしょう・ホワジャオ)」。ギャバンやヱスビー食品の単体スパイスも前年同期比1.5倍の伸びを見せているとのこと。
また、花椒を使用した加工食品やお菓子なども発売され、ヒットを連発。カップヌードル「贅沢肉盛り担々麺」は、計画比157%を達成。「シビれカラムーチョ」も期待以上の売り上げを記録した模様。
日清 カップヌードル 肉食リッチ 贅沢肉盛り担々麺 1ケース(12個入)
ちなみに、ぐるなびが発表した2018年の鍋のトレンドは「しびれ鍋」に決定しました。詳細はこちらの記事をご覧ください。
今年の鍋のトレンドは?ぐるなび&楽天市場鍋のトレンド2018
<28位>
カシヤマ・ザ・スマートテーラー
アパレルの大手・オンワードホールディングスの子会社が2017年10月に立ち上げた「カシヤマ・ザ・スマートテーラー」は、老舗が手掛けたオーダースーツの専門。
初回のみ採寸が必要なものの、データが記録されるため2回目からはスマホで注文が可能。また、商品を工場から直接自宅へ配送するため、納期が最短で1週間に短縮…。なのに価格は税別3万円からと安価なため、オーダースーツが身近に。
なお、2018年3月から2019年2月までの1年間で、売り上げ見込みは5万3,000着・約36億円とのこと。
公式サイトはこちら。
<29位>
スタディプランナー
1日ごとの勉強の目標や成果を書き込むための学習記録帳「スタディプランナー」は、いろは出版が2018年3月に発売。まだ受験本番シーズンを迎えていないにもかかわらず、発売以降計画の11倍強となる10万部を突破しました。
人気となった背景にあるのは、勉強専用のSNSアカウント#勉強垢が日韓の受験生の間で流行っていること。彼らは、勉強中の画像や進捗をSNSで共有しています。
となれば、“インスタ映え”するに越したことはなく、カラフルに可愛くデコれる「スタディプランナー」が韓国で流行っているのに目を付けたいろは出版が、いち早く成功を手にしました。
STUDY PLANNER AURORA ([バラエティ])
続いたコクヨは2018年6月に「キャンパススタディプランナー」を発売し、3か月で当初売り上げ目標257%を達成。
コクヨ キャンパス スタディプランナー B5 デイリー罫ガーリー
<30位>
カメラを止めるな
制作費は約300万円と超低予算、出演者も監督も無名。2018年6月にわずか2館の上映から始まった映画「カメラを止めるな」は、2018年10月下旬時点で累計340館が上映し、4か月で興行収入約28億円を突破しました。
なぜここまで大ヒットとなったのか…。それは、「ネタばれはできない」けど、「この映画の面白さを誰かと分かち合いたい」…と思った初期の映画鑑賞者たちが、仲間を増やすために口コミで“伝道”したこと。
ゾンビ映画だけに、続々と感染者が増え、大ヒットへと発展したわけです。
◇選考基準
「2018年のヒット商品ベスト30」のランキング選考基準は、
・2017年10月~2018年9月の間に発表、発売された商品やサービスを対象に、ヒットの度合いを評価
・評価項目は、「売れ行き」「新規性」「影響力」など
・期間前に発表、発売されたものでも、期間内著しくヒットしたものは対象
・昨年すでにヒットしていた商品は原則対象外
◇今年の顔・来年の顔
日経トレンディの「ヒット商品ベスト30」の発表とあわせて恒例となっているのが、日経トレンディが選ぶ「今年の顔」「来年の顔」。
「2018年今年の顔」に選ばれたのは、俳優の田中圭さん、乃木坂46の白石麻衣さんの2人です。
また、「2019年来年の顔」には、俳優の中村倫也さんが選ばれました。
田中圭さんだけ違う雑誌をお持ちのように見えますが、実はあれも日経トレンディ12月号です……ファンの皆さんには既に有名かな(1号) #日経トレンディ2018年ヒット商品ベスト30 #日経トレンディ #日経トレンディヒット予測2019 pic.twitter.com/bowplb6hvC
— 日経トレンディ (@Nikkei_TRENDY) 2018年11月1日
ちなみに、前回の「2017年今年の顔」に選ばれたのは、俳優の竹内涼真さん、女優の高梨臨さん、ANZEN漫才のみやぞんさんの3人。
「2018年来年の顔」に選ばれたのは、元NHKうたのお兄さん・横山だいすけさんでした。
●参考:ヒット商品2018上半期
ここでは参考までに、「日経トレンディ」2018年7月号発表の、「2018年の上半期ヒット商品」より、食品・飲料・白物家電・デジタル家電・玩具・日用品・コスメなどを項目別にご紹介します。
※リンク先(楽天)の商品情報は2018年7月時点のものです。すでに販売が終了している場合がありますのでご了承ください。
◇食品
カレーといえば家庭の味ともいわしめるほど、手作りするのが一般的でした。しかし、その一般的も様変わりしつつあります。
というのも、2017年のカレールウ購入金額を、レトルトカレー購入金額が初めて上回ったのです。
その要因は、共働き世帯の増加により、調理時間を短縮したいというニーズや、1世帯の人数が少ないこと、家族の生活時間が異なることなどから、それぞれが好きなレトルトカレーを選ぶ…という時代に突入した、というわけです。
ここでは、スーパーのレトルトカレーランキングをご紹介します。
<1位>
咖喱屋カレー中辛
200g(ハウス食品)
シェア4.5%、前年比90%
<2位>←人気
プロクオリティ ビーフカレー中辛
4袋680g(ハウス食品)
シェア4.4%、前年比145%
ハウス食品 プロ クオリティー ビーフカレー中辛 170g×4
<3位>
レストラン仕様カレー
170g×4 (日本ハム)
シェア2.6%、前年比93%
<4位>
咖喱屋カレー辛口
200g(ハウス食品)
シェア2.3%、前年比87%
<5位>
ホテル・シェフ仕様 特製ビーフカレー中辛
4袋680g(エスビー食品)
シェア2.1%、前年比107%
<6位>
銀座カリー中辛
180g(明治)
シェア2.0%、前年比96%
<7位>
咖喱屋カレーハヤシ
200g(ハウス食品)
シェア1.9%、前年比96%
<7位>←人気
プロクオリティ ビーフカレー辛口
4袋680g(ハウス食品)
シェア1.9%、前年比165%
ハウス食品 プロ クオリティー ビーフカレー辛口 170g×4
<9位>←人気
ボンカレーゴールド中辛
180g(大塚食品)
シェア1.8%、前年比110%
<9位>
カレー曜日中辛
230g(ヱスビー食品)
シェア1.8%、前年比104%
※2017年5月~2018年4月。KSP-POS調べ。
その他の食品
・K&Kたまごかけごはん専用コンビーフ
…2017年8月から発売。コンビーフの新しい食べ方を提案。SNSでも話題に。
寺岡家のたまごにかけるお醤油 300ml + K&K たまごかけごはん専用コンビーフ 80g セット × 6缶
・明治エッセルスーパーカップスイーツ
…2017年10月から再発売。アイスとクッキー、果肉入りフルーツソースを重ねた“ケーキのようなアイス”が人気。発売後すぐに販売を一時休止せざるを得ないほどの激売れ。
・オハヨー乳業 ブリュレ
…2017年10月再発売。アイスを独自の製法で焼き、キャラメリゼの食感を再現し人気に。2017年4月発売時は予定販売数を瞬く間に上回り、10日で販売休止。2017年10月に関東、2018年3月に関西・中部で販売を再開。
・ネスレ日本 キットカットショコラトリー サブリムルビー
…2018年1月発売。天然ピンク色のルビーチョコレートを、世界で初めて商品化。2018年2月のバレンタインで話題になりましたが、2019年2月のバレンタインでもさらに盛り上がりそうな気配。
【メーカー直販】キットカット ショコラトリー サブリム ルビー モレゾン2種セット
・江崎グリコ ビスコ 焼きショコラ、発酵バター仕立て、シンバイオティクス
…2018年2月発売(焼きショコラ)。85周年のビスコが、過去最高の売上を達成する見込み。その理由は、大人向けの新商品が好調のため。
・日清食品 お椀で食べるカップヌードル
…2017年9月発売。カップヌードルのミニサイズをお椀で食べるシリーズ。“少しだけ食べたい”“もう1品追加したい”時にちょうどいいサイズが支持された。なお、2017年度はシリーズ全体の計画比178%達成。
◇飲料
2017年にペットボトルコーヒー「クラフトボス」が大ヒットしたことから、各社続々とペットボトルコーヒーを販売。
ここでは、首都圏のコンビニPOS調べの紅茶・コーヒー飲料新商品売上本数ランキングをご紹介します。
<1位>
タリーズコーヒー スムーステイストラテ 500ml(伊藤園)
<2位>
UCC BLACK COLD BREW PET 500ml(UCC上島珈琲)
<3位>
タリーズコーヒー バリスタズラテ 無糖カフェラテ(伊藤園)
<4位>
キリン ファイア 香るモカブレンド(キリンビバレッジ)
<5位>
ジョージア ジャパン クラフトマン カフェラテ(コカ・コーラシステム)
<6位>
紅茶花伝 クラフティ― 贅沢しぼり オレンジティー(コカ・コーラシステム)
<7位>
ワンダ TEA COFFEE カフェラテ×焙じ茶(アサヒ飲料)
<8位>
ワンダ極 特濃カフェオレ370g(アサヒ飲料)
<9位>
キリン 午後の紅茶 おいしい無糖(キリンビバレッジ)
<10位>
ジョージア ジャパン クラフトマン ブラック(コカ・コーラシステム)
※2017年10月~2018年4月。POSBANK調べ。
その他の飲料
・炭酸水をじか飲み
…刺激が強い無糖炭酸をお酒などで割るのではなく、じか飲みする人が増加。ウィルキンソン一人勝ち状態だったところに、新しく参入した強炭酸の新商品も好調。
「カナダドライ・タンサン・ストロング」(コカ・コーラシステム)
「ウィルキンソン タンサン ドライ」(アサヒ飲料)
「サントリー 南アルプス スパークリング」(サントリー)
・“新しい地図”効果でヒット
…2018年2月にリニューアルした、ノンアルコールビールの「オールフリー」(サントリー)。CMに
稲垣吾郎さんと香取慎吾さんを起用したことで売り上げも好調で、2月~4月の販売は前年同月比116%。
・凍らせるコカ・コーラ
…2018年4月発売。コカ・コーラをフローズン飲料にした新商品「コカ・コーラ フローズンレモン」が売れ行き好調で、4月発売直後に夏までの製造予定分をすでに出荷という爆発的売れ行き。シャリシャリ食感が斬新で夏の需要に期待大だが、品薄は解消されるのか…!?
◇白物家電
生活をより便利で快適にしてくれる白物家電。まずは、ビッグカメラの炊飯器売り上げランキングから。
炊飯器なんてごはんが炊ければいい…なんて時代はもう昔のこと。グレードの良い炊飯器は、目からうろこレベルで本当にご飯が美味しくなるので、お米好きならGETすべし!
<1位>
Wおどり炊き SR-SPX107(パナソニック)
<2位>
極め炊き NW‐AT10(象印)
象印【ZOJIRUSHI】5.5合 圧力IH炊飯ジャー 極め炊き NW-AT10-BZ(プライムブラック)
<3位>←人気
バーミキュラ ライスポット RP23(愛知ドビー)
<4位>
可変圧力 おどり炊き SR-PA107(パナソニック)
※こちらは2018年7月発売の最新機種です。
<5位>
炊きたて JPC-A101(タイガー魔法瓶)
タイガー 5.5合炊き 炊飯器 圧力IH炊飯ジャーJPC-A101-WH ホワイトグレー
<6位>
極め炊き NP-VJ10(象印)
<7位>
極め炊き NW-JS10(象印)
<8位>
炊きたて JPH-A100(タイガー魔法瓶)
<9位>
本炭釜 NJ-VW108(三菱電機)
三菱 5.5合炊き IHジャー炊飯器 本炭釜シリーズ 厚さ10mm NJ-VW108-W
<10位>
極め炊き NP-BG10(象印)
※2018年4月16日~5月15日。ビッグカメラの炊飯器販売台数より。
その他の白物家電
・サンコー 糖質カット炊飯器
…2018年1月発売。米の糖質が溶け出た重湯を捨てる独自機構を備えたことで、いつものお米をそのまま炊くだけで糖質を3割以上もカットできるスグレモノ。2017年12月の先行予約で注文が殺到したのも納得です。
・ツインバード工業 2ドア冷凍冷蔵庫 ハーフ&ハーフ
…2017年10月発売。一般的な冷蔵庫に比べ、冷凍室の割合が大幅に高めの冷蔵庫。冷凍食品のニーズ急伸や、単身・2人世帯に支持されたことで当初計画の1.5倍ベースで売れている。
・貝印ほか 低温調理器
…2017年11月発売(BONIQ・葉山社中)。低温で湯せんして加熱する新たな調理法としてトレンドになっているのが「低温調理法」です。この低温調理法を手軽に実現できる低温調理器が急拡大。
・パナソニック ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX9800
…2017年10月発売。業界初となる、液体洗剤や柔軟剤の自動投入機能を備えた最新の洗濯乾燥機。洗濯の手間が劇的に省けるうえ、スマホアプリを使えば外出先から運転予約も可能。洗濯を少しでも効率よく済ませたい…。そんな忙しい世帯には待ち望んだ洗濯機かも!?
◇デジタル家電
進化したデジタル家電のなかでも、2018年上半期にヒットしているのは、声で応答してくれるスマートスピーカーです。スマートスピーカーの普及にあわせ、既存家電をネットワーク経由で操作するIoT機器も好調。
また、新感覚の「ながら聴き」が可能なアイテムもヒットしています。
・Google Google Home
…2017年10月発売。6人まで声を識別することができるワイヤレススピーカー。
・Amazon Amazon Echo
…2017年11月販売。当初は招待制で販売開始だったが、2018年4月からは家電量販店でも販売開始。なお、現在は600を超える音声サービス(スキル)があり、賢さアップ。
・ソニー ウェアラブルネックスピーカー
…2017年10月発売。肩掛けタイプのスピーカーで、低音が振動として再生されるため臨場感バツグン。2018年3月に「アメトーク」で紹介されて以降、品薄状態が続いている。
・フォーカルポイント AfterShokz TREKZ AIR
…2017年10月発売。骨を振動させることで音を響かせる骨伝導ヘッドフォン。軽量なため、ジョギングやサイクリングなどでの利用を中心に売れ行き好調。
骨伝導 Bluetooth ワイヤレスヘッドホン AfterShokz TREKZ AIR
・ambie wireless earcuffs
…2018年4月発売。耳穴をふさがずに装着できることから人気。
ambie wireless earcuffs(アンビー ワイヤレスイヤカフ)/Toypu Brown
・ソニー aibo
…2018年1月発売。2006年に製造が終了したaibo(アイボ)が、12年ぶりに復活。本体価格は19万8,000円(税別)、3年間で9万円(税別)のクラウドサービス利用料が必要ですが、約3カ月で1万1,111台を売り上げた。現在手に入れることができる手段は、ソニーストアオンラインでの抽選販売のみ。
◇玩具
2018年上半期は、手作りとデジタルが融合した玩具がヒット。まずは、キディランド原宿店売上数ランキングから。
<1位>
ベイブレードバースト各種(タカラトミー)
<2位>
テラリウムコレクション各種(リーメント)
<3位>
たまごっち各種(新発見、ぐでたまごっち、たまごっちmix)(バンダイ)
<4位>
電動動物各種(イワヤ)
<5位>
ポップンステップシリーズ各種(タカラトミーアーツ)
<6位>
HEX BUGシリーズ各種(ドリームブロッサム)
<7位>
いたずらバンク各種(シャイン)
<8位>
カードキャプターさくら玩具各種(タカラトミー)
<9位>
うまれて!ウーモ各種(タカラトミー)
<10位>
ポカポンゲーム各種(ミニオンズ、スター・ウォーズ、マーベル)
その他の玩具
・任天堂 Nintendo Labo
…段ボールでピアノや釣りざおなど数種類の玩具を組み立て、完成後はNintendo Switchでゲームとして遊べる。手作りとデジタルの融合が支持され、5月中旬までで累計18万5,000本以上を売り上げている(ファミ通調べ)。
Nintendo Labo Toy-Con 01 + 02(Variety Kit : Robot Kit)+ デコるセット
・タカラトミー シンカリオン
…2015年9月発売。プラレールの新幹線が変形するアニメ「シンカリオン」の好調を受け、ロングセラーヒット。
・バンダイ カプキャラ ヒロインドール
…2018年3月発売。ケースも人形のパーツになるカプセルレスの玩具。発売後10万個が即売した。なお、8月に新機軸を搭載したカプセルレス商品が発売予定(新機軸って、1000%スケールのダンゴムシフィギュアのことじゃない…よね?)
ディズニープリンセス カプキャラ ヒロインドール 〜シンデレラ・ベル・白雪姫〜
・タカラトミー ウ―ニーズ
…2017年8月発売。ポンプで膨らませた風船をくっつけて、動物などを作ることができる玩具。発売から35万個出荷しており、女児だけでなく男児にも人気。
◇日用品
・ライオン NONIO
…2017年8月発売。歯周病予防の訴求がありがちなマウスウォッシュにもかかわらず、口臭予防機能を全面にプロモーション。対人関係が上手くいくイメージで若者から支持され、計画の1.7倍のヒットとなった。
NONIO(ノニオ) マウスウォッシュ クリアハーブミント 600ml
・マーナ エコカラット
…2018年2月発売。珪藻土の約5倍もの高い吸・放湿性のある、建材メーカーのリクシルが開発した多孔質セラミックの壁材。この材質を利用し、ボトル乾燥スティックを開発。食器やボトルにスティックを入れておくだけで、ボトル内部の乾燥が短時間で済むことからヒット。
マーナ 多孔質セラミック エコカラット ボトル乾燥スティック
・エステー 洗浄力 モコ泡わ トイレクリーナー
…2017年12月発売。洗浄力の高い泡のため、ブラシでこすらず掃除ができる。年間販売目標の60万個を3か月で売り切るヒットに。
・小林製薬 ナイトミン鼻呼吸テープ
…2017年4月発売。睡眠時の口呼吸を防ぐことで睡眠の質が上がることを訴求し、シニア層から支持された。販売から半年で2億円を売り上げ、1年間で予想の8倍を売り上げるほどのヒットに。
・オークローンマーケティング トゥルースリーパーセブンスピロー
…2017年10月発売。横幅がベッドと同じ、縦の長さは背中まである。そんな常識外れの枕が人気に。体圧を分散してくれるので、睡眠の質を高めてくれるといううたい文句が現代人の心に刺さった模様。
・大日本除虫菊 コックローチ脱皮缶
…2018年2月発売。ゴキブリ用殺虫剤のパッケージに描かれているイラストを見るのも嫌。そんな多くの消費者の声にこたえ、店頭では他の商品と間違えないためにゴキブリが描かれたパッケージで販売し、家に帰ったらはがすことができる。そんな脱皮缶が支持され、前年比2倍の出荷に。
◇コスメ
さまざまな商品がヒットするコスメ市場。2018年上半期にヒットしたのはこちら。
・コーセー ヴィセ リシェ クリスタルデュオ リップスティック
…一塗りでグラデーションが作れる口紅。SNS映えするデザインだけでなく、女性誌とコラボしたウェブ限定PR動画も再生数100万回を超えるほどの話題に。発売から4カ月で100万本達成はコーセー史上最速とのこと。
コーセー ヴィセ リシェ クリスタルデュオ リップスティック
・イミュ オペラ リップティント
…2016年10月発売。発売から1年半で累計300万本突破のロングセラーヒット。5番コーラルピンクが花嫁カラーとしてInstagramで話題に。新色画出ると品薄傾向。
・花王 リーゼ フォーメン ウォータリーホイップ
…2017年10月発売。ポンプを押すと中の液剤が泡になって出てくる。水を使わず髪に馴染ませられるため、寝ぐせ直しとスタイリングが同時にできると支持され、4月までに100万本売り上げた。
花王リーゼフォーメン ウォータリーホイップ 知的スタイル 本体 200ml
・ホットクレンジング
…温かくなる温感ジェルを使ったクレンジングがブレイク中。毛穴が開き、奥の汚れまで落とすほか、温かくなるジェルが心地よいとして人気に。ブームの立役者、マナラのホットクレンジングゲルは、2006年発売から2018年2月までで900万本突破。
【ポイント10倍】マナラ ホットクレンジングゲル 200g+30g
・エテュセ オイルブロックベース
…2018年3月発売。はけで小鼻などに塗ると、テカリを抑えられる部分用化粧下地。毛穴を一塗りで消してくれることから、「修正液」と書かれたパッケージも支持された。
・ミニコスメ
…さまざまな流行を取り入れたいけど使いきれないと消費者に刺さったのが「使い切れる」サイズのミニコスメ。カネボウの“メディアミニリップ”や、資生堂の“インテグレート プチクレヨンアイシャドーミニセット”など。
23位の誤発信防止装置は誤発進防止装置の間違いではないでしょうか?
ご指摘ありがとうございます。変換ミスです…修正しました!
炊飯器が「おしどり炊き」になってますが「おどり炊き」です。
おしどりって!wwwww
いやいや、これはもうしわけありません。おしどり炊きだと全然別物になってしまいますね…(汗)さっそく修正いたしました。