日本の夏の暑さは、年々増しているような気がする今日この頃…。今年も例年通り暑い…!
「夏は暑いもの!」なんて言ったって、あまりに暑すぎる日々は体に堪えます。それに、屋外の作業を余儀なくされる人、夏コミなどで炎天下で並ばなくてはいけない人、屋内でもエアコンが使えない環境下の人…などにとって、暑さ対策は欠かせません。
そんな屋外の暑さ対策、熱中症対策グッズの極みともいえるのが「空調服」なんです。
そこで今回は、着るエアコン「ファン付き空調服」の詳細をご紹介します!
●着るエアコン「空調服」
「空調服」という言葉を聞いたことがありますか?なかなか耳慣れない言葉ですが、これは株式会社空調服が開発したもので、平たくいえば「着るエアコン」、かっこよくいえば「ウェアラブルエアコン」です。
どんな仕組みかというと、空調服には小型ファンが付いており、服の中に外気を取り入れることで汗を素早く気化させます。汗が気化することで「気化熱」が奪われるため体は冷え、温かい空気はファンの効果で襟元や袖口から排出されるのです。
人間は体が熱くなると脳が指令して汗を出し、その気化熱で体温をコントロールする「生理クーラー」機能が備わっています。空調服を着ることによって、人間の持つ「生理クーラー」機能をサポートし、快適な温度を維持できるわけです。
…とまぁ、小難しい話は抜きにして、要するに「空調服」を着ることで、暑い炎天下や高温の室内でも快適に涼しく過ごすことができるんです。
<その他のメリット>
・無駄な汗をかかなくなるため、体力の消耗が減る。
・汗をかいた瞬間に蒸発するため、雑菌が繁殖しにくく汗の臭いがなくなる。
・汗をかいた瞬間に蒸発するため、「あせも」などの皮膚病になりにくくなる。
・炎天下での作業の効率が上がる。
・エアコンの設定を高くしても快適に過ごせる。
<デメリット>
・エアコンが効いている部屋で使用すると必要以上に冷えてしまう。
・前方から強い風を受ける状況下(自転車やバイクで走行したり、向かい風の中を歩くなど)では、ファンの力が外気の風圧に負けてしまうため効果をあまり感じられなくなる。
・衣服内の空気の流れが遮断されてしまった場合などに、体温で温められた空気が襟元から排出される際、首や後頭部を逆に温めてしまうためのぼせることがある(※この場合は、ファンの風量を上げることで解決)。
・全体的にデザイン性が低い…ダサいということですね(以前よりもデザイン性は上がってきています)。
・ファンが動作中は、ファンで空気を取り込んでいるため、服が膨み太って見える。
・使用中にバッテリーや電池が切れると、気密性が高いため急速に温度が上がる。
このように、「空調服」にはメリットもあればデメリットもあります。
暑い夏を快適に過ごすため、自分がどのような状況下で使用するのかをよくよく考え、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
屋外の作業やエアコンの使えない屋内はもちろんの事、真夏の炎天下で長時間並ばなくてはいけない「夏コミ」に参加する人などにも「空調服」は大活躍間違いないでしょう!
●どんな種類があるの?
「空調服」は、使い方によってはメリット・デメリットがあるものの、「着るエアコン」という感覚で遜色ないことがわかりました。では、現在入手できる「空調服」には、どんなものがあるのでしょうか?
※価格は楽天/2018年4月時点のものです。
まずはこちら。バッテリータイプの空調服です。サイズはM~5Lまであり、カラーは迷彩ネイビー、迷彩シルバーの2種類があります(※サイズとカラーの組み合わせによっては、在庫がない場合もあります)。
こちらはベストタイプです。空調服 ファン付き ベスト
こんなアイデアグッズもありますよ!スカーフ型送風機なら、空調服より身軽!涼風ウィンドスカーフ スカーフ型送風機
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後記
「空調服」という言葉自体はまだまだ一般には浸透していませんが、ネット上で見かける使用感では、かなり効果があるという声が多かったです。
確かに、デメリットもありますが、ますます夏の暑さが厳しくなっている昨今では、暑さを和らげるには、即効性のある効果的なアイテムですよね。
それに、昔に比べて多少はデザイン性も上がってきている様子。ただちょっとお値段は張るんですが、暑さで苦しむことを考えたら、奮発しても良いかもしれませんね。