2023年2月8日(水)、「青春18きっぷ2023年版」の、発売期間と利用期間が発表されました。
この「青春18きっぷ」とは、日本全国のJRの普通・快速列車の普通車自由席などが自由に乗り降りできる切符のこと。
時間はかかるものの、通常よりも交通費が安くなるだけに、交通費を節約したい人にとってはとても使い勝手の良い切符です。
つまり、上手に使えば通常の旅行だけでなく、(できれはあまりお金をかけたくない)お盆や年末年始の帰省時に、グンッと交通費を節約できるんです!
そこで今回は、「青春18きっぷ2023年版」の発売期間と利用期間やお値段、「青春18きっぷ」の使用例などについてご紹介します♪
●「青春18きっぷ」とは?
2023年2月8日(水)、JRが「青春18きっぷ2023年版」の発売期間と利用期間を発表しました。
「青春18きっぷ」の特徴は、なんといっても、
日本全国のJRの普通・快速列車が、お得な料金で乗り降り自由になる
ということです。ただし、普通車自由席に限ります。
※BRT(バス高速輸送システム)とは、バス専用道路を運行する路線のこと。廃線跡や不通区間の線路敷を利用したものです。
なお、「青春18きっぷ」と聞くと、18歳以下とか、学生とか、未成年とかしか使えないのかな…?というイメージがわいてしまいがちですが、 年齢に関係なく利用できます。
●発売期間・利用期間・お値段
さて、気になる発売期間と利用期間、お値段は以下の通りです。
<2023年の発売期間>
春季
2023年2月20日~2023年3月31日
夏季
2023年7月1日~2023年8月31日
冬季
2023年12月1日~2023年12月31日
<利用期間>
春季
2023年3月1日~2023年4月10日
夏季
2023年7月20日~2023年9月10日
冬季
2023年12月10日~2024年1月10日
<お値段>
12,050円(おとな・こども同額)
お値段は、5回分のセット価格です。1回使うと日付がかわるまで乗り降り自由…つまり、 1回あたり2,410円 で、時間が許す限りどこまでも遠くに行くことができます!
<購入先>
「青春18きっぷ」を販売しているのはこちら。
・全国の主な駅にあるJRみどりの窓口
・駅の券売機(対応機種がある場合)
・JRの旅行センターや主な旅行会社
・金券ショップ
※余った「青春18きっぷ」を出品しているオークションサイトやフリマアプリなどもありますが、取引を完了するまでに十分な時間がない場合、切符が手元に届かない…というトラブルがないとは言えません。個人間売買が不安な方は、正規の購入ルートのご利用をおすすめします。
<北海道新幹線オプション券>
「青春18きっぷ」と組み合わせて利用できる「青春18きっぷ 北海道新幹線オプション券」もあわせて発売されます。
このオプション券があれば、北海道新幹線と道南のローカル線「道南いさりび鉄道」を利用できます。
お値段は2,490円(おとな・こども同額)
※オプション券1枚で1人(回)の利用。有効期限は乗車当日限りです。
※発売期間は「青春18きっぷ」と同じで、利用期間最終日まで購入できます。
●青春18きっぷの使用例
「青春18きっぷ」は、1枚の切符が5回分のセットとなっています。ということは、1人で5回まで利用できるだけでなく、
・1人で5日連続の旅行
・1人で5回に分けての日帰り旅行
・5人グループで日帰り旅行
・3人で日帰り旅行、2人で日帰り旅行
・2人で1泊旅行(往復)と、1人の日帰り旅行
など、さまざまなパターンで利用することができます。
※ただし、グループで利用する場合は、同一行程のみとなります。
「青春18きっぷ」は普通・快速列車が1日に限り乗り降り自由になるわけです。つまり、目的地によっては何度も乗り換える必要があり、それなりに時間もかかります。
例えば、東京→山形間だとすると、朝8時頃に東京駅を出発し、乗り換え6回、到着は17時過ぎです(一例)。
正直、急いでいる人には、とても耐えられるものではありませんよね。新幹線でビュンッと行ってしまいたい。
しかし、そもそも、電車に乗って景色を見るのが好きな人にとっては、すでに移動時間が楽しい時間。乗り換え先で駅弁を買い、飽きたら居眠り…。あぁ、なんてのどかな旅なのでしょう。
しかも、東京→山形間を普通・快速列車を利用した場合の通常料金は6,800円(一例)ですが、「青春18きっぷ」なら2,410円ですむわけです。
なお、東京→山形間の移動に新幹線を利用した場合、朝8時出発で約3時間後の11時頃に到着。かかる料金は約10,000円です。
これはあくまでも一例ですが、目的地によっては時間がかかるものの「青春18きっぷ」を使うことで、料金についてはかなり節約することができます。
とすると、家族旅行やグループ旅行などに使えるのはもちろんですが、一番おすすめしたいのは、
(嫁の立場なら)なるべくお金をかけたくない、お盆や年末年始に帰省する際に利用
することです。
全てのパターンでお得になるとはいえませんが、「青春18きっぷ」を利用して、途中でいろんな駅に立ち寄る楽しさも味わいつつ、交通費を節約…。1つの方法としては、ありだと思います。
そして、旦那の実家に到着する時間を、少しでも遅らせることができる…。
ただし、注意すべき点としては、
・乗車する日や時間によっては、座席の確保が難しい(長時間立ちっぱなし…ということも)
・スケジュール通り動かないと、電車に乗り遅れてしまい余計な時間がかかる(目的地が遠ければ遠いほど、時間が狂う可能性あり)
・目的地までの路線が「青春18きっぷ」を利用できるかどうか、事前に確認が必要
などがあります。
時間を節約したい人は、新幹線や飛行機を利用するのがベストですが、交通費を節約したいなら、「青春18きっぷ」を利用するのがベストではないでしょうか。
詳細については、JR東海のホームページをご覧ください。