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本屋大賞2024/ノミネート10作品発表!各あらすじ&大賞受賞作は?

「2024年本屋大賞」の10作品が、2024年2月1日(木)に発表されました。

これは、全国の書店員が「売りたい本」を投票で選び、大賞を決めるものです。

本の好みは人それぞれですが、本を読みたいけど何を読みたいかわからない…そんな人には「本屋大賞」のノミネート作品はおすすめかもしれません。

そこで今回は、「2024年本屋大賞」にノミネートされた10作品と、大賞受賞作をご紹介します♪

※本屋大賞2023の発表は、4月10日(水)です。

 

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●本屋大賞2023/ノミネート10作品

2023年1月20日(金)、「本屋大賞2023」のノミネート10作品が発表。ノミネート対象となるのは、2021年12月1日~2022年11月30日の間に刊行された日本の小説が対象となります。

ちなみに、ノミネートされた作品は書店員が自分で読んで「面白かった」「自分の店で売りたい」と思った本を選び、投票したものです。

常日頃から本に囲まれ親しんでいる書店員が「読者の目」で選んでいるため、ノミネートされた作品は「一読の価値あり」と保証されたようなものといえるかもしれません。

実際、本屋大賞にノミネートされた作品は、ドラマ化・マンガ化・映画化など、映像作品となる場合も多く、今後の展開が楽しみでもあります。

とにもかくにもなんにせよ、0→1を生み出した原作者(原作)が尊ばれることは当然です!

 

さてここでは、2024年2月1日(木)発表のノミネート10作品をご紹介します。あらすじは…今回は割愛で!。

 

※2024年4月10日(水)に発表された本屋大賞2024は、「成瀬は天下を取りにいく」宮島未奈(著)/新潮社でした。

 

<黄色い家>

川上未映子(著)/中央公論新社

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<君が手にするはずだった黄金について>

小川哲(著)/新潮社

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<水車小屋のネネ>

津村記久子(著)/毎日新聞出版

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<スピノザの診察室>

夏川草介(著)/水鈴社

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<存在のすべてを>

塩田武士(著)/朝日新聞出版

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<成瀬は天下を取りにいく>

宮島未奈(著)/新潮社

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<放課後ミステリクラブ 
 1金魚の泳ぐプール事件>

知念実希人(著)/ライツ社

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<星を編む>

凪良ゆう(著)/講談社

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<リカバリー・カバヒコ>

青山美智子(著)/光文社

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<レーエンデ国物語>

多崎礼(著)/講談社

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●参考:本屋大賞2023

※ここでは、参考までに2023年の本屋大賞ノミネート10作品と各あらすじをご紹介します。

※2023年4月12日(水)に発表された本屋大賞2023は、「汝、星のごとく」凪良ゆう(著)/講談社でした。

 

<川のほとりに立つ者は>

寺地はるな(著)/双葉社

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カフェの若き店長・原田清瀬は、ある日、恋人の松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける。
松木の部屋を訪れた清瀬は、彼が隠していたノートを見つけたことで、恋人が自分に隠していた秘密を少しずつ知ることに――。
「当たり前」に埋もれた声を丁寧に紡ぎ、他者と交わる痛みとその先の希望を描いた物語。

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<君のクイズ>

小川哲(著)/朝日新聞出版

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『Q-1グランプリ』決勝戦。クイズプレーヤー三島玲央は、対戦相手・本庄の不可解な正答をいぶかしむ。彼はなぜ正答できたのか? 真相解明のため彼について調べ決勝を1問ずつ振り返る三島は──。一気読み必至! 鬼才の放つ唯一無二のクイズ小説。

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<宙ごはん>

町田そのこ(著)/小学館

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宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。厳しいときもあるけれど愛情いっぱいで接してくれるママ・風海と、イラストレーターとして活躍し、大人らしくなさが魅力的なお母さん・花野だ。二人の母がいるのは「さいこーにしあわせ」だった。
宙が小学校に上がるとき、夫の海外赴任に同行する風海のもとを離れ、花野と暮らし始める。待っていたのは、ごはんも作らず子どもの世話もしない、授業参観には来ないのに恋人とデートに行く母親との生活だった。代わりに手を差し伸べてくれたのは、商店街のビストロで働く佐伯だ。花野の中学時代の後輩の佐伯は、毎日のごはんを用意してくれて、話し相手にもなってくれた。ある日、花野への不満を溜め、堪えられなくなって家を飛び出した宙に、佐伯はとっておきのパンケーキを作ってくれ、レシピまで教えてくれた。その日から、宙は教わったレシピをノートに書きとめつづけた。

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<月の立つ林で>

青山美智子(著)/ポプラ社

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長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える自動二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事と家族のバランスに悩むアクセサリー作家。 つまづいてばかりの日常の中、タケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』の月に関する語りに心を寄せながら、彼らは新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく。

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<汝、星のごとく>

凪良ゆう(著)/講談社

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※2023年本屋大賞受賞

その愛は、あまりにも切ない。

正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。

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<方舟>

夕木春央(著)/講談社

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9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?

大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。
そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。

タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。

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<#真相をお話しします>

結城真一郎(著)/新潮社

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私たちの日常に潜む小さな“歪み”、
あなたは見抜くことができるか。

家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生が、とある家族の異変に気がついて……(「惨者面談」)。不妊に悩む夫婦がようやく授かった我が子。しかしそこへ「あなたの精子提供によって生まれた子供です」と名乗る別の〈娘〉が現れたことから予想外の真実が明らかになる(「パンドラ」)。子供が4人しかいない島で、僕らはiPhoneを手に入れ「ゆーちゅーばー」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとびとがやけによそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)など、昨年「#拡散希望」が第74回日本推理作家協会賞を受賞。そして今年、第22回本格ミステリ大賞にノミネートされるなど、いま話題沸騰中の著者による、現代日本の〈いま〉とミステリの技巧が見事に融合した珠玉の5篇を収録。

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<爆弾>

呉勝浩(著)/講談社

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東京、炎上。正義は、守れるのか。

些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。
たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。
直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。
「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。
警察は爆発を止めることができるのか。
爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。

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<光のとこにいてね>

一穂ミチ(著)/文藝春秋

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たった1人の、運命に出会った

古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。
彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。
どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。

運命に導かれ、運命に引き裂かれる
ひとつの愛に惑う二人の、四半世紀の物語

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<ラブカは静かに弓を持つ>

安壇美緒(著)/集英社

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少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。師と仲間との出会いが、奏でる歓びが、橘の凍っていた心を溶かしだすが、法廷に立つ時間が迫り……。武器はチェロ。潜入先は音楽教室。傷を抱えた美しき潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。『金木犀とメテオラ』で注目の新鋭が、想像を超えた感動へ読者を誘う、心震える“スパイ×音楽小説”!

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●参考:本屋大賞2022

※ここでは、参考までに2022年の本屋大賞ノミネート10作品と各あらすじをご紹介します。

※2022年4月6日(水)に発表された本屋大賞2022は、「同志少女よ、敵を撃て」/逢坂冬馬(著)でした。

 

<赤と青とエスキース>

青山美智子(著)/PHP研究所

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メルボルンの若手画家が描いた絵画(エスキース)が、奇跡を紡ぐ、連作短編。

 

<硝子の塔の殺人>

知念実希人(著)/実業之日本社

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雪深い森の硝子の塔。刑事、霊能力者、小説家、料理人など癖のあるゲストが招かれたが、館では次々と惨劇が起こり…。名探偵・碧月夜と、医師・一条遊馬が謎を追う、本格ミステリ長編。

 

<黒牢城>

米澤穂信(著)/KADOKAWA

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本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。

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<残月記>

小田雅久仁(著)/双葉社

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近未来の日本を舞台に、「月」をモチーフにした、ダークファンタジー×愛×ディストピア!

 

<スモールワールズ>

一穂ミチ(著)/講談社

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ままならない現実を抱えて生きる人たちの6つの物語。夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。

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<正欲>

朝井リョウ(著)/新潮社

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読む前の自分には戻れなくなる!?作家生活10周年記念の書き下ろし長編小説。

 

<同志少女よ、敵を撃て>

逢坂冬馬(著)/早川書房

※2022年本屋大賞受賞

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1942年、独ソ戦のさなか、モスクワ近郊の村に住む狩りの名手セラフィマの暮らしは、ドイツ軍の襲撃により突如奪われる。母を殺され、復讐を誓った彼女は、女性狙撃小隊の一員となりスターリングラードの前線へ──。

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<星を掬う>

町田そのこ(著)/中央公論新社

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すれ違う母と娘の物語。

 

<夜が明ける>

西加奈子(著)/新潮社

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思春期から33歳になるまでの男同士の友情と成長、そして変わりゆく日々を生きる奇跡。まだ光は見えない。それでも僕たちは、夜明けを求めて歩き出す。現代日本に確実に存在する貧困、虐待、過重労働ー。「当事者でもない自分が、書いていいのか、作品にしていいのか」という葛藤を抱えながら、社会の一員として、作家のエゴとして、全力で書き尽くした渾身の作品。

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<六人の嘘つきな大学生>

浅倉秋成(著)/KADOKAWA

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成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を開けると「○○は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とはー。

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●参考:本屋大賞2021

※ここでは、参考までに2021年の本屋大賞ノミネート10作品と各あらすじをご紹介します。

※2021年4月14日(水)に発表された本屋大賞2021は、「52ヘルツのクジラたち」/町田そのこ(著)でした。

 

さてここでは、2021年1月21日(木)発表のノミネート10作品をご紹介します。

<犬がいた季節>

伊吹有喜(著)/双葉社

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ある日、高校に迷い込んだ子犬。生徒と学校生活を送ってゆくなかで、その瞳に映ったものとは―。最後の共通一次。自分の全力をぶつけようと決心する。18の本気。鈴鹿でアイルトン・セナの激走に心通わせる二人。18の友情。阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件を通し、進路の舵を切る。18の決意。スピッツ「スカーレット」を胸に、新たな世界へ。18の出発。ノストラダムスの大予言。世界が滅亡するなら、先生はどうする?18の恋…12年間、高校で暮らした犬、コーシローが触れた18歳の想い―。昭和から平成、そして令和へ。いつの時代も変わらぬ青春のきらめきや切なさを描いた、著者最高傑作!

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<お探し物は図書室まで>

青山美智子(著)/ポプラ社

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お探し物は、本ですか?仕事ですか?人生ですか?悩める人々が立ち寄った小さな図書室。不愛想だけど聞き上手な司書さんが思いもよらない選書と可愛い付録で人生を後押しします。『木曜日にはココアを』の著者が贈る、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。

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<推し、燃ゆ>

宇佐見りん(著)/河出書房新社

※第164回芥川賞受賞作

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推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った。

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<オルタネート>

加藤シゲアキ(著)/新潮社

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高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。全国配信の料理コンテストで巻き起こった“悲劇”の後遺症に思い悩む蓉。母との軋轢により、“絶対真実の愛”を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津。高校を中退し、“亡霊の街”から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋がる”とは何か。デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体―。“あの頃”の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。

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<逆ソクラテス>

伊坂幸太郎(著)/集英社

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逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらもアンハッピーな展開を乗り越え僕たちは逆転する!無上の短編5編(書き下ろし3編)を収録。

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<この本を盗む者は>

深緑野分(著)/KADOKAWA

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書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、深雪は残されたメッセージを目にする。“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”本の呪いが発動し、街は物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り元に戻らないと知った深冬は、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて―。 

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<52ヘルツのクジラたち>

町田そのこ(著)/中央公論新社

※2021年本屋大賞受賞

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52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる―。 –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

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<自転しながら公転する>

山本文緒(著)/新潮社

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東京で働いていた32歳の都は、親の看病のために実家に戻り、近所のモールで働き始めるが…。恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなの無理!誰もが心揺さぶられる、7年ぶりの傑作小説。

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<八月の銀の雪>

伊与原新(著)/新潮社

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不愛想で手際が悪い―。コンビニのベトナム人店員グエンが、就活連敗中の理系大学生、堀川に見せた驚きの真の姿。(『八月の銀の雪』)。子育てに自信をもてないシングルマザーが、博物館勤めの女性に聞いた深海の話。深い海の底で泳ぐ鯨に想いを馳せて…。(『海へ還る日』)。原発の下請け会社を辞め、心赴くまま一人旅をしていた辰朗は、茨城の海岸で凧揚げをする初老の男に出会う。男の父親が太平洋戦争で果たした役目とは。(『十万年の西風』)。科学の揺るぎない真実が、人知れず傷ついた心に希望の灯りをともす全5篇。

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<滅びの前のシャングリラ>

凪良ゆう(著)/中央公論新社

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「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして―荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。圧巻のラストに息を呑む。滅び行く運命の中で、幸せについて問う傑作。

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◇番外編/超発掘本

「ない仕事」の作り方

みうらじゅん(著)/文春文庫(2018年10月刊)

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2021年発掘部門は、みうらじゅんさんの『「ない仕事」の作り方』です。

“マイブーム”や“ゆるキャラ”などを生み出したみうらじゅんさんが、いままでなかった仕事を“一人電通”手法で世に広めてきた仕事術を解説しています。一読の価値あり!

 

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●参考:本屋大賞2020

※ここでは、参考までに2020年の本屋大賞ノミネート10作品と各あらすじをご紹介します。

※2020年4月7日(火)に発表された本屋大賞2020は、「流浪の月」/凪良ゆう・著でした。

<線は、僕を描く>

砥上裕將(著)/講談社

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両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学生の青山霜介は、アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。なぜか湖山に気に入られ、その場で内弟子にされてしまう霜介。それに反発した湖山の孫・千瑛は、翌年の「湖山賞」をかけて霜介と勝負すると宣言する。

水墨画とは、筆先から生みだされる「線」の芸術。描くのは「命」。

はじめての水墨画に戸惑いながらも魅了されていく霜介は、線を描くことで次第に恢復していく。

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<店長がバカすぎて>

早見和真(著)/角川春樹事務所

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「幸せになりたいから働いているんだ」

谷原京子、28歳。独身。とにかく本が好き。現在、武蔵野書店 吉祥寺本店の契約社員。

山本猛(たける)という名前ばかり勇ましい、「非」敏腕店長の元、文芸書の担当として、次から次へとトラブルに遭いながらも、日々忙しく働いている。あこがれの先輩書店員小柳真理さんの存在が心の支えだ。

そんなある日、小柳さんに、店を辞めることになったと言われ……。

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<夏物語>

川上未映子(著)/文藝春秋

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パートナーなしの妊娠、出産を目指す夏子のまえに現れた、精子提供で生まれ「父の顔」を知らない逢沢潤――

生命の意味をめぐる真摯な問いを、切ない詩情と泣き笑いに満ちた極上の筆致で描く、21世紀の世界文学!世界十数ヵ国で翻訳決定!

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<熱源>

川越宗一(著)/文藝春秋

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樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。

一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に送られる。
日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになったポーランド人。

文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、自らが守り継ぎたいものの正体に辿り着く。

樺太の厳しい風土やアイヌの風俗が鮮やかに描き出され、国家や民族、思想を超え、人と人が共に生きる姿が示される。

金田一京助がその半生を「あいぬ物語」としてまとめた山辺安之助の生涯を軸に描かれた、読者の心に「熱」を残さずにはおかない書き下ろし歴史大作。

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<ノースライト>

横山秀夫(著)/新潮社

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一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。

望まれて設計した新築の家。施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに……。

Y邸は無人だった。そこに越してきたはずの家族の姿はなく、電話機以外に家具もない。

ただ一つ、浅間山を望むように置かれた古ぼけた「タウトの椅子」を除けば……。

このY邸でいったい何が起きたのか?

一家はどこへ消えたのか?

空虚な家になぜ一脚の椅子だけが残されていたのか?

『64』から六年。待望の長編ミステリー。

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<むかしむかしあるところに、死体がありました。>

青柳碧人(著)/双葉社

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昔ばなし、な・の・に、新しい!

鬼退治。桃太郎って……え、そうなの?

大きくなあれ。一寸法師が……ヤバすぎる!

ここ掘れワンワン。埋まっているのは……ええ! ?

「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの
《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ!

「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全5編収録。

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<ムゲンのi>

知念実希人(著)/双葉社

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眠りから醒めない謎の病気〈特発性嗜眠症候群〉通称イレスという難病の患者を3人も同時に抱え、識名愛衣は戸惑っていた。

霊能力者である祖母の助言により、患者を目醒めさせるには、魂の救済〈マブイグミ〉をするしか方法はないと知る。

愛衣は祖母から受け継いだ力を使って患者の夢の世界に飛び込み、魂の分身〈うさぎ猫のククル〉と一緒にマブイグミに挑む――。

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<medium霊媒探偵城塚翡翠>

相沢沙呼(著)/講談社

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推理作家として難事件を解決してきた香月史郎【こうげつしろう】は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【じょうづかひすい】と出逢う。

彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。

一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた――。

「このミステリーがすごい!」2020年版国内篇 第一位
「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング 第一位
「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー
三冠獲得!

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<ライオンのおやつ>

小川糸(著)/ポプラ社

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人生の最後に食べたいおやつは何ですか――

若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。

ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。

――食べて、生きて、この世から旅立つ。
すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。

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<流浪の月>

凪良ゆう(著)/東京創元社

※2020年本屋大賞受賞

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あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。

再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人間を巻き込みながら疾走を始める。

新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

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●参考:本屋大賞2019

※ここでは、参考までに2019年の本屋大賞ノミネート10作品と各あらすじをご紹介します。

※2019年4月9日(火)に発表された本屋大賞2019は、「そして、バトンは渡された」/瀬尾まいこ・著でした。

<愛なき世界>

三浦しをん(著)/中央公論新社

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洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物の研究に一途な大学院生・本村紗英に恋をした。

しかし彼女は、三度の飯よりシロイヌナズナの研究が大好き。つまり、恋のライバルは草…!

殺し屋のような風貌の教授、イモを愛する老教授、サボテンを栽培しまくる同級生など、個性豊かな仲間たちに支えられ、地味な研究に情熱を燃やす本村に、陽太は恋の光合成を起こせるのか…?

 

<ある男>

平野啓一郎(著)/文藝春秋

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かつての依頼者・里枝から「ある男」についての相談を受けた弁護士の城戸。

その奇妙な相談とは、事故で亡くなった再婚相手の“大祐”が、全くの別人だったということ。

子どもも生まれ、幸せな家庭を築いていたはずなのに、夫は一体何者だったのか…?

 

<さざなみのよる>

木皿泉(著)/河出書房新社

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43歳で亡くなった、小国ナスミ。

短くも濃厚なナスミの人生に関わった、家族や友人の視点で描かれた短編集。

 

<そして、バトンは渡された>

瀬尾まいこ(著)/文藝春秋

※2019年本屋大賞受賞

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「私には父親が3人、母親が2人いて、家族の形態は、17年間で7回変わった。でも、全然不幸ではないのだ。」

17歳の女子高生・森宮優子は血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も名字が変わった。

境遇は不幸かもしれないが、いつも愛されてきた彼女は決して不幸ではない…。

家族の形態や愛情とは何かを考えさせられる感動作。

 

<熱帯>

森見登美彦(著)/文藝春秋

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汝にかかわりなきことを語るなかれ――。そんな謎めいた警句から始まる一冊の本『熱帯』。
この本に惹かれ、探し求める作家の森見登美彦氏はある日、奇妙な催し「沈黙読書会」でこの本の秘密を知る女性と出会う。そこで彼女が口にしたセリフ「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」、この言葉の真意とは?
秘密を解き明かすべく集結した「学団」メンバーに神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと「部屋の中の部屋」……。
幻の本をめぐる冒険はいつしか妄想の大海原を駆けめぐり、謎の源流へ!

Amazon商品説明より

 

<ひと>

小野寺史宜(著)/祥伝社

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交通事故で父を亡くし、母は学食で働きながら一人っ子の“僕”を大学に進学させてくれた…。

その母が急死し、二十歳の秋にたった一人になってしまった柏木聖輔。

全財産は150万円。奨学金を返せる自信はないため、大学は中退した。仕事を探さなければと思いながらも動き出せない日々。

そんなある日、商店街の総菜屋で、最後に残ったコロッケを、見知らぬおばあさんに譲ったことで、見えなくなった未来に光が射した…!

 

<ひとつむぎの手>

知念実希人(著)/新潮社

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若き心臓外科医・平良祐介。医局の最高権力者である赤石教授から、個性的な3人の研修医の指導を指示された。

彼らを入局させれば、念願だった心臓外科医への道が開ける。しかし、失敗すれば…。

さらに、赤石教授が論文データを捏造したと告発する怪文書が出回り、犯人探しまで命じられてしまった。

研修医の指導をしながらも、怪文書の犯人探しをするうちに、予想もしなかった事態へと発展し…。

 

<火のないところに煙は>

芦沢央(著)/新潮社

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「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の「私」は、かつての凄惨な体験を振り返る。解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。「私」は、事件を小説として発表することで情報を集めようとするが―。予測不可能な展開とどんでん返しの波状攻撃にあなたも必ず騙される。一気読み不可避、寝不足必至!!読み始めたら引き返せない、戦慄の暗黒ミステリ!

Amazon商品説明より

 

<フーガはユーガ>

伊坂幸太郎(著)/実業之日本社

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常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。

あらすじは秘密、ヒントを少し。 双子/誕生日/瞬間移動 1年ぶりの新作は、ちょっと不思議で、なんだか切ない。

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※伊坂幸太郎ファンにはたまらない一冊(ただし、評価は賛否別れますが…)。なお、過去作品のキャラクターもちょっとだけ登場していたりしますヨ!

 

<ベルリンは晴れているか>

深緑野分(著)/筑摩書房

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1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4ヵ国統治下におかれたベルリン。ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅立つ。しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり――ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。

Amazon商品説明より

※2019年4月9日(火)に発表された本屋大賞2019は、「そして、バトンは渡された」/瀬尾まいこ・著でした。

 

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●参考:本屋大賞2018

※ここでは、参考までに2018年の本屋大賞ノミネート10作品と各あらすじをご紹介します。

※2018年4月10日(火)に発表された本屋大賞2018は、「かがみの孤城」/辻村深月・著でした。

<AX アックス>

伊坂幸太郎(著)/KADOKAWA

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超一流の殺し屋「兜」。だが、一人息子の克己も呆れるほど、家では妻に頭があがらない恐妻家。そんな「兜」が物騒な仕事をしていることを、家族は知る由もない。

克己が生まれたころから、「兜」は殺し屋を辞めたいと考えはじめる。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたが…。

極上のエンタメ小説家・伊坂幸太郎が放つ、「グラスホッパー」「マリアビートル」に連なる<殺し屋シリーズ>最新作です!

 

<かがみの孤城>

辻村深月(著)/ポプラ社

※2018年本屋大賞受賞

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学校での居場所をなくし、不登校となって閉じこもっていた主人公・こころ。ある日突然、部屋の鏡が光りはじめ、鏡をくぐり抜けた先には城のような不思議な建物があった。

そこには、こころのような境遇の中学生が7人集められており、それぞれが秘めた願いを叶えるため、隠された鍵を探すこととなった。なお、城に滞在が許されているのは9時から17時。猶予は1年…。

7人はなぜこの城に集められたのか。孤城の秘密が明かされるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。

大人も子どもも、生きづらさを感じているすべての人におすすめ!著者最高傑作のファンタジーミステリーです。

 

<キラキラ共和国>

小川糸(著)/幻冬舎

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夫からの詫び状、文豪・川端康成からの葉書、大切な人への最後の手紙…。さまざまな思いを文字にして伝える代書屋「ツバキ文具店」は、店主の鳩子ともども、今日も大繁盛。

本作「キラキラ共和国」は、本屋大賞2017で4位となった「ツバキ文具店」の続編。結婚した鳩子の新生活を中心に描かれた、新しい家族の物語です。

 

<崩れる脳を抱きしめて>

知念実希人(著)/実業之日本社

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広島から神奈川の病院へ実習に来た研修医・碓氷は、脳腫瘍を患うユカリと出会った。外の世界に怯えるユカリ。過去に苛まれる碓氷。次第に心を通わせる二人だったが、実習を終えて広島に帰った碓氷のもとに、ユカリの死の知らせが届き…。

ユカリの足跡を追い、横浜山手をさまよう碓氷。彼女はなぜ死んだのか、それとも幻だったのか?明かされる衝撃の真実とは…!?

ラストのどんでん返しに注目の、恋愛ミステリーです。

 

<屍人荘の殺人>

今村昌弘(著)/東京創元社

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神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長・明智恭介は、同じ大学の探偵少女・剣崎比留子とともに、曰くつきの映画研究会夏合宿に参加した。

そして、合宿一日目の夜…。肝試しに出かけた映研メンバーは、想像しえなかった事態に遭遇し、ペンションに立て籠もりを余儀なくされた。

一夜明け、映研メンバーの1人が、密室で惨殺死体となって発見されて…!?

第27回鮎川哲也賞受賞の、本格ミステリーです。

 

<騙し絵の牙>

塩田武士(著)/KADOKAWA

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大手出版社で雑誌編集長を務める速水は、その言動に誰もが惹かれてしまう魅力的な男。だが、上司から廃刊を匂わされたことで、速水の異常な“執念”が浮かび上がり…。

本屋大賞2017で3位に選ばれた「罪の声」の作者・塩田武士さんの最新作「騙し絵の牙」は、俳優・大泉洋さんを「あてがき」した、出版業界にメスを入れる社会派長編小説です。

 

<たゆたえども沈まず>

原田マハ(著)/幻冬舎

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1886年、売れない画家・ゴッホは、放浪の末にパリにいる画商の弟・テオの家に転がり込んでいた。

そんな2人の前に、流暢なフランス語を操り、パリの美術界で浮世絵を売りさばいていた日本人・林忠正が現れ、運命が動き出す…。

本屋大賞2017で6位に選ばれた「暗幕のゲルニカ」の作者・原田マハさんによるアート小説の最高傑作です。

 

<盤上の向日葵>

柚月裕子(著)/中央公論新社

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埼玉県の山中で発見された身元不明の白骨死体。傍らには、名匠作の伝説の将棋駒が埋められていた。

それから4ヶ月後。叩き上げの刑事・石破と、かつてはプロ棋士を目指していた新米刑事・佐野。2人は、山形県天童市に降り立ち、日本中が注目している、若手棋士同士が対決する、昇竜戦会場へ向かった。その先に待つ、壮絶な結末とは…?

渾身の将棋ミステリーです。

 

<百貨の魔法>

村山早紀(著)/ポプラ社

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閉店が噂される星野百貨店。

エレベーターガール、新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャー、テナントのスタッフ、創業者の一族…。

彼らはそれぞれの立場から、街の人々に愛されてきたデパートを守るため、売り場に立ち続ける。

そんな、百貨店で働く人たちと、館内に住むと噂される「白猫」が織りなす物語。

本屋大賞2017で5位に選ばれた「桜風堂ものがたり」の作者・村山早紀さんによる、優しい大人のファンタジー作品です。

 

<星の子>

今村夏子(著)/朝日新聞社

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中学3年生の林ちひろ。両親は、出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で「あやしい宗教」にのめり込む。

そして、信仰は少しずつ、家族を崩壊させていく…。

第39回野間文芸新人賞受賞作。第157回芥川賞候補作となった話題作です。

 

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●参考:本屋大賞2017

※ここでは、参考までに2017年の本屋大賞ノミネート10作品と各あらすじをご紹介します。

※2017年4月11日(火)に発表された本屋大賞2017は、「蜜蜂と遠雷」/恩田陸・著でした。

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西加奈子(著)/ポプラ社

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入学式の翌日に数学教師が言った言葉が、主人公・ワイルド曽田アイに衝撃を与えた。

「この世界にアイは存在しません」

それは、目に見えない数の概念を意味する「i」のことだったが、主人公には別の思いが去来する…。

赤ん坊の時にシリアからニューヨークに渡り養子となったアイは、父親の転勤のため日本で暮らすことになった。両親に愛され、裕福で恵まれた生活を送るアイ。

しかし、シリアから養子に来たという境遇が、幸福に暮らすことへの罪悪感が膨らんでしまい…。

生い立ちゆえに抱えた葛藤をどう乗り越えていくのか…アイの生まれてから現在までの人生を巡る物語です。

 

<暗幕のゲルニカ>

原田マハ(著)/新潮社

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ニューヨーク・国連本部のロビーには、ピカソの名画「ゲルニカ」のタペストリーが飾られていた。この「ゲルニカ」が2003年のある日、忽然と姿を消してしまった。

“反戦のシンボル”として広く知られる「ゲルニカ」は、1937年のパリ万博・スペイン館に展示するために制作された縦350cm・横780cmの巨大な作品。

誰が「ゲルニカ」を隠したのか…。現代のニューヨークでその謎を追いかける主人公と、「ゲルニカ」の制作過程を記録したとされるピカソの愛人。2人の女性の視点から、「ゲルニカ」がたどった数奇な運命が綴られたアートミステリー小説です。

 

<桜風堂ものがたり>

村山早紀(著)/PHP研究所

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古い百貨店にある「銀河堂書店」に勤める主人公・月原一整(つきはらいっせい)。人とのコミュニケーションは極力避けるタイプだが「埋もれていた名作を見つける天才」と評判がよかった。

ある日、店内で万引き事件が起こった。月原は犯人の少年を追いかけ、犯人が車にひかれてしまう。このことがきっかけで、月原は責任を取る形で10年勤めた「銀河堂書店」を退職することに…。

そんな月原は、以前から小さな町にある「桜風堂書店」のブログのファンだったが、更新が途切れていたため、思い切って訪ねることにした。「桜風堂書店」で月原を待ち受けるものとは…?

リアルな書店員の思いや熱意を感じられる、お仕事系の小説です。

 

<コーヒーが冷めないうちに>

川口俊和(著)/サンマーク出版

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とある街の古い喫茶店には、不思議な都市伝説があった。それは、「その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れる」というもの。

しかし、いくつかの面倒くさいルールがある。例えば、「過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者にには会えない」とか、「過去に戻っても現実は変わらない」とか、「過去に戻れるのは、コーヒーが冷めてしまうまでの間だけ」とか…。

不思議な喫茶店で起こった4つの物語が納められた本作。最後に4つの話の登場人物が、共通して変わったモノが明らかになりますが、それは一体…?

 

<コンビニ人間>

村田沙耶香(著)/文藝春秋

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36歳で独身、年齢=彼氏いない歴の主人公・小倉恵子は、大学卒業後からコンビニのアルバイトをはじめ、18年目のベテラン。

そして、コンビニのことを愛してやまない“コンビニ人間”だ。清潔なコンビニの風景や「いらっしゃいませ」の掛け声は、恵子の毎日に安らかな眠りをもたらしてくれる。

恵子がコンビニにのめり込むようになったのは、新人時代に見出した「やりがい」。そして、初めて「世界の部品になることができた」という思い。恵子にとって正常な部品になれたことは「普通」でいられる時間だった。

だからこそ、周りから不思議がられても、完璧なマニュアルの存在するコンビニが安らぎの場でもあった。

そんなある日、婚活目的で入ってきた30代半ばのの新入り男性が、恵子のコンビニ的な生き方を「恥ずかしくないのか」と批判してきて…。

芥川賞を受賞した本作は、「普通」とは何なのかを考えさせられるリアリズム小説です。

 

<ツバキ文具店>

小川糸(著)/幻冬舎

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20代後半の主人公の鳩子は、亡き祖母から鎌倉の小高い山のふもとにある「ツバキ文具店」と、代書屋の仕事を受け継いだ。

もともとは、昔はお殿様に代わって代筆をするなど、江戸時代から続く由緒正しい代書屋で、鳩子で11代目になる。

現代では、祝儀袋の名前書き、離婚の報告、絶縁状、借金のお断りまで、「文字に関するもの」ならなんでも引き受けるようになったが…。

そんな代書屋の鳩子が、文字を通じて問題を抱えた人々を救済すると同時に、自身も亡き祖母との確執という呪縛から解き放たれていく物語です。

 

<罪の声>

塩田武士(著)/講談社

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1984年、日本中を震撼させた「グリコ森永事件」が発生した。「かい人21面相」を名乗る犯人が、江崎グリコの社長を誘拐した事件に端を発し、青酸カリ入りの菓子をバラまくと脅迫。特徴的だったのが、身代金を要求する電話に、子どもの声が使われていたことだった。

本作は、この「グリコ森永事件」をモデルにしたフィクション。そして主人公の1人は、事件の31年後に企画された新聞社の特集企画に駆り出された文化部の記者。

そしてもう1人の主人公は、父親の遺品の中から古びたカセットテープと、黒革のノートを発見した男性。男性は、そのテープが件の事件の「身代金取引」の録音テープであり、自分が幼い頃の声であることに気づく…。

男性は自分の父親が事件に加担したのかを知るため、独自に事件を調べ始める。一方で、事件について調査する文化部の記者。2人の手がかりがつながる時、衝撃の真実があぶり出される…。

「グリコ森永事件」を知っていても知らなくても楽しめる、フィクションとノンフィクションが融合した作品です。

 

<みかづき>

森絵都(著)/集英社

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昭和36年、小学校の用務員室で生徒の補習をしていた吾郎は、生徒の母・千明に誘われ学習塾を立ち上げることになった。

やがて吾郎は女手一つで娘を育てていた千秋と結婚し、2人の子どもも生まれた。ベビーブームと経済成長を後ろ盾に、学習塾は軌道に乗っていく。

しかし、それぞれが築いてきた教育論は反発し合う。理想の教育とは何なのか、公教育とは、学習塾とは…?本作は、人生を教育に捧げた、塾講師たちの物語です。

 

<蜜蜂と遠雷>

恩田陸(著)/幻冬舎

※2017年本屋大賞受賞

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3年ごとに開催される「芳ヶ江国際ピアノコンクール」は、世界最高峰のピアノコンクールで優勝するというジンクスがあった。

「芳ヶ江国際ピアノコンクール」に出場し、優勝を目指す新たな才能を持つ4人の若者がいた。

1人は、養蜂家の父と各地を転々としながら、ピアノを持たない15歳の少年。

1人は、天才少女として名を馳せ、CDデビューしながらも、13歳の時に母が死去してからピアノが弾けなかった20歳の女性。

1人は、音大出身で楽器店に勤める28歳のサラリーマン。

1人は、優勝候補と目される名門音楽院に在籍する19歳の青年。

彼ら以外にも多くの天才たちが参加するコンクール。1次予選から3次予選、本選を勝ち進み、勝利を手にするのは誰なのか…?

直木賞を受賞した本作は、ピアノコンクールを舞台にした青春群像小説です。

 

<夜行>

森見登美彦(著)/小学館

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京都で学生時代を過ごした6人の仲間。だが、10年前に鞍馬の火祭りを訪れた時、そのうちの1人が姿を消してしまった。

10年ぶりに集まった5人は、それぞれ旅先での不思議な体験を語り出す。全員が、岸田道生という画家の描いた作品「夜行」に出会っていたことを知る…。

怪談とファンタジーがないまぜとなった、静謐なホラー小説です。

 

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