2020年1月2日(木)・3日(金)、学生駅伝の最高峰「第96回箱根駅伝2020」が開催されます。
この「第96回箱根駅伝2020」では、シード校10校+予選突破校10校、関東学生連合を合わせた21チームが出場し、頂点を目指します。
さて、本記事で紹介する駒澤大学は、前回大会で往路4位・復路4位・総合4位でした。今大会でも十分優勝圏内におり、どのような走りを見せてくれるのか注目です。
そこで今回は、「第96回箱根駅伝2020」の出場校・駒澤大学の、
・エントリー選手一覧
・チームデータ
・箱根駅伝2020往路の結果
・箱根駅伝2020復路の結果
・過去大会の結果
などをご紹介します。
※2019年12月10日:エントリー選手追記
※箱根駅伝関連記事はこちら。
※箱根駅伝ランナーの進路(外部サイト)。
目次
●駒澤大学の特徴は?
駒澤大学は、第43回大会(1967年)から54回連続で箱根駅伝に出場している名門校ですが、1990年代半ば過ぎまでの戦績は決して強豪校と言えるものではありませんでした。
ところが、第76回大会(2000年)の初優勝を皮切りに、合計6回優勝。しかも、箱根駅伝史上5大学目となる4連覇も達成。
駒澤大学を強豪校に押し上げたのは名将・大八木弘明監督で、いつしか「常勝軍団」と呼ばれるようになりました。
とはいえ、第84回大会(2008年・平成20年)の優勝を最後に箱根路制覇からは遠ざかり、その後の順位は2位・3位。いわゆる「3強」の位置から、虎視眈々と優勝を狙う形が続きます。
しかし、第93回大会(2017年)では3強どころか9位に沈み、第94回大会(2018年)では9大会ぶりにシード権を逃しました。
「常勝軍団」の名も形無し…かと思いきや、屈辱をバネに大きく成長した駒澤大学。前回大会(第95回箱根駅伝2019)では総合4位と大健闘し、常勝軍団の面目躍如を果たしました。
また、今季の出雲駅伝では2位、全日本大学駅伝では3位。絶対的エースは不在ながらも、チーム力でカバーし、好成績を残しました。
“戦国駅伝”“5強”と要される昨今の一角を担う駒澤大学。かつての常勝軍団が優勝をもぎ取る可能性に、期待が持たれます。
<チームデータ>
駒澤大学
優勝6回・54年連続54回目の出場
創部/1964年
練習拠点/東京都世田谷区
三大駅伝優勝回数
出 雲/3回
全日本/12回
箱 根/6回
※往路/3回 復路/9回
在籍した主なOB
阿部文明、藤田敦史、大八木弘明
宇賀地強、村山謙太、中村匠吾
タスキの色/藤色
<近年の学生三大駅伝の戦績>
2019年1月の箱根駅伝では、往路4位・復路4位・総合4位。
2019年10月の出雲駅伝では2位、2019年11月の全日本大学駅伝は3位。
<監督>
大八木弘明(おおやぎひろあき)
1958年7月30日生まれ
福島県会津若松市出身。中学時代から始めた陸上で頭角を現し、3年生の時にジュニア選手権3,000mで全国5位に。進学した会津工業高校時代は、疲労骨折などの影響で満足に走れない時代を過ごす。
高校卒業後は実業団(小森コーポレーション)へ進むが、箱根を走る夢が諦められず24歳で駒澤大学2部に入学。昼は川崎市役所で働き、夜は大学、空いた時間に練習。その甲斐あって、箱根駅伝出場を果たし、1年時で5区区間賞、2年時で2区5位、3年時で2区区間賞(4年時は年齢制限のため出場できず)。
駒澤大学卒業後は、ヤクルトでの現役を33歳まで続け、コーチに就任。1995年からは母校・駒澤大学駅伝部のコーチに、2004年に監督に昇格し「常勝軍団」を育成。
●箱根駅伝2020のエントリー選手一覧
※ここでは、2019年12月10日(火)に発表された「第96回箱根駅伝2020」のエントリー選手をご紹介します。なお、区間エントリーについては、大会直前に発表があり次第追記します。
※全チームのエントリーリストはこちら。
エントリー選手
大坪桂一郎(4年)
中村大成(4年)
中村大聖(4年)
山下一貴(4年)
伊東颯汰(3年)
小島海斗(3年)
加藤淳(3年)
神戸駿介(3年)
小林歩(3年)
石川拓慎(2年)
佃康平(2年)
小野恵崇(1年)
酒井亮太(1年)
田澤廉(1年)
皆木晴(1年)
山野力(1年)
主将/中村大聖(4年)
選手詳細
大坪桂一郎(おおつぼけいいちろう)
学 年/4年
出身校/鳥栖工(佐賀)
箱根駅伝の過去戦績
2018年/5区16位
中村大成(なかむらたいせい)
学 年/4年
出身校/東北(宮城)
2019年出場駅伝の戦績
出 雲/5区3位
全日本/5区6位
箱根駅伝の過去戦績
2019年/6区6位
中村大聖(なかむらたいせい)
学 年/4年
出身校/埼玉栄(埼玉)
2019年出場駅伝の戦績
出 雲/6区4位
全日本/1区2位
箱根駅伝の過去戦績
2019年/3区5位
山下一貴(やましたいちたか)
学 年/4年
出身校/瓊浦(長崎)
2019年出場駅伝の戦績
出 雲/1区2位
全日本/8区3位
箱根駅伝の過去戦績
2019年/2区9位
2018年/2区13位
伊東颯汰(いとうそうた)
学 年/3年
出身校/大分東明(大分)
2019年出場駅伝の戦績
出 雲/2区4位
全日本/4区10位
箱根駅伝の過去戦績
2019年/5区5位
小島海斗(おじまかいと)
学 年/3年
出身校/市立船橋(千葉)
箱根駅伝の過去戦績
2019年/7区4位
加藤淳(かとうあつし)
学 年/3年
出身校/西脇工(兵庫)
2019年出場駅伝の戦績
全日本/6区4位
箱根駅伝の過去戦績
2019年/4区11位
神戸駿介(かんべしゅんすけ)
学 年/3年
出身校/松が谷(東京)
2019年出場駅伝の戦績
全日本/3区16位
小林歩(こばやしあゆむ)
学 年/3年
出身校/関大北陽(大阪)
2019年出場駅伝の戦績
出 雲/4区3位
全日本/2区5位
石川拓慎(いしかわたくま)
学 年/2年
出身校/拓大紅陵(千葉)
佃康平(つくだこうへい)
学 年/2年
出身校/市立船橋(千葉)
小野恵崇(おのけいしゅう)
学 年/1年
出身校/那須拓陽(栃木)
酒井亮太(さかいりょうた)
学 年/1年
出身校/西脇工(兵庫)
田澤廉(たざわれん)
学 年/1年
出身校/青森山田(青森)
2019年出場駅伝の戦績
出 雲/3区2位
全日本/7区1位
皆木晴(みなきはる)
学 年/1年
出身校/駒大高(東京)
山野力(やまのちから)
学 年/1年
出身校/宇部鴻城(山口)
※エントリー選手一覧および、選手情報詳細については、関東学生陸上競技連盟発表資料および関連書籍等を元に作成。
●箱根駅伝2020の結果
※「第96回箱根駅伝2020」の結果は、判明次第追記します。
●参考:箱根駅伝2019の結果
<往路>
※駒澤大学は、往路4位です。
参考:チームの区間記録
1区/中村匠吾(3年)/1:01:36(’14年)
2区/村山謙太(4年)/1:07:46(’15年)
3区/中谷圭佑(2年)/1:02:40(’15年)
4区/高本真樹(4年)/1:03:06(’18年)
5区/大塚祥平(4年)/1:12:46(’17年)
※記載の区間記録は現行コースのもの
<復路>
※駒澤大学は、復路4位、総合4位です。
参考:チームの区間記録
6区/西澤佳洋(4年)/0:59:21(’15年)
7区/揖斐祐治(2年)/1:03:12(’00年)
8区/武井拓麻(4年)/1:04:48(’01年)
9区/塩川雄也(4年)/1:08:38(’05年)
10区/北浦政史(3年)/1:09:54(’03年)
※記載の区間記録は現行コースのもの
●参考:箱根駅伝2018の結果
<往路>
※駒澤大学は、往路13位です。
※往路・復路ともに、関東学生陸上競技連盟発表の公式記録を記載しています。
<復路>
※駒澤大学は、復路10位、総合12位です。
※箱根駅伝関連記事はこちら。
※箱根駅伝ランナーの進路(外部サイト)。
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