2021年春、ピン芸人の最強を決める「 R-1グランプリ2021」の決勝戦が、カンテレ・フジテレビ系全国ネットにて生放送決定!
「R-1グランプリ」は漫才の頂点である「M-1 グランプリ」と対をなす位置付けのお笑いコンテストで、優勝者は賞金500万円と冠番組の放送、そしてブレイクする可能性が…!
とはいえ、歴代優勝者の現在を見ると「M-1グランプリ」とは違い、全員がブレイクしたとは言い難い様子。優勝してしばらくは、あちこちのテレビ番組に呼ばれますが、その1順目でどう立ち回るか、また、人脈を作れるかで、2順目も呼ばれるかに関わってくるようです…。
コンテストのネタでは爆笑をとれても、番組でのフリートークやアドリブが上手くなければ次はない…というのが現実なのかもしれません。キビシー!
そこで今回は、「R-1グランプリ2021」の、
・(判明次第)準決勝進出と結果
・歴代優勝者と彼らの現在
などをご紹介します。
●「R-1グランプリ」とは?
2002年からスタートした吉本興業主催のピン芸人コンクール、「R-1グランプリ」は、ピン芸人で誰が一番おもしろいかを決める大会です。
※プロアマ問わず参加可能でしたが、「R-1グランプリ2021」より、参加資格が芸歴10年以内のプロに限定されました。
また、“ぐらんぷり”の表記がカタカナ“グランプリ”に変更されました。
コンビ芸人が目指すのは「M-1 グランプリ」で、ピン芸人が目指すのが「R-1 グランプリ」という位置づけです。
さて、2021年は第19回大会。今でこそフジテレビ系列で全国放送されていますが、第2回大会(2003年)までは関西ローカルのみの放送で、全国放送となったのは第3回大会から。この第3回大会(2004年)から、決勝戦の司会は雨上がり決死隊が務めるようになりました。
また、制作は関西テレビでしたが、第7回大会(2009年)からは、フジテレビとの共同制作となっています。
なお、第8回大会(2010年)から冠スポンサーを務めていた東洋水産が撤退したため、2016年の第14回大会は「Cygames」が冠スポンサーを務めました。しかし、2017年の第15回大会は「R-1ぐらんぷり 2017事務局」が主催となり、以降、冠スポンサーはありません。
とはいえ、冠スポンサーはなくなりましたが、以前と変わらず優勝者には賞金500万円と、優勝者の冠番組が全国ネットで放送されます。
歴代優勝者の中には、ブレイクを果たしたピン芸人もちらほら…。
今回のR-1グランプリ2021でも、ブレイク芸人が誕生するのでしょうか!?
「R-1グランプリ2021」は、2021年3月7日(日)夜7時~、カンテレ・フジテレビ系列にて放送です。
<司会>
<審査員>
●R-1グランプリ2021の結果は?
※ここでは、「R-1グランプリ2021」の決勝進出者をご紹介します。結果については、判明次第追記します。
2021年2月14日(日)、「R-1グランプリ2021」の決勝進出者が決定しました。
✨『R-1グランプリ2021』✨
ついに‼️
決勝進出者が決定‼️以下、出番順に…
①敗者復活枠
②ZAZY
③土屋
④森本サイダー
⑤吉住
⑥寺田寛明
⑦かが屋 賀屋
⑧kento fukaya
⑨高田ぽる子
⑩ゆりやんレトリィバァ決勝戦は3月7日よる7時〜生放送🔥#R1 #R1グランプリ #カンテレ #フジテレビ pic.twitter.com/775pCYcgBq
— R-1グランプリ (@R1GRANDPRIX) February 14, 2021
※自宅でお笑いライブを楽しみたいならこちら。
「オンラインチケットよしもと」は、全国の劇場公演をリアルタイムで有料配信を行うよしもと公式のオンライン配信サービスです。お笑いライブ・漫才・新喜劇・落語などをご自宅などで視聴できます。
●参考:前回大会の決勝戦の結果
※ここでは参考までに、前回大会「R-1グランプリ2020」の結果をご紹介します。
2020年2月18日(火)、なんばグランド花月にて「R-1ぐらんぷり2020」の決勝進出者発表会見が行われました。
運命の決勝進出を決めた11名はこちら!
メルヘン須長
マヂカルラブリー・野田クリスタル
ななまがり・森下
守谷日和
おいでやす小田
ルシファー吉岡
SAKURAI
ヒューマン中村
すゑひろがりず・南條
ワタリ119
パーパー・ほしのディスコ
ネタ披露順の抽選も実施され、各ブロックのネタ順も発表されました。
「R-1ぐらんぷり2020」で優勝するのは、決勝進出11名+復活ステージ勝ち残り1名…合計12名のうち誰なのででしょうか!?
<Aブロック>
①メルヘン須長→2pt
②守谷日和→4pt
③SAKURAI→9pt
④マヂカルラブリー・野田クリスタル→15pt(ファイナル進出)
<Bブロック>
①ルシファー吉岡→3pt
②ななまがり・森下→9pt(1pt)
③パーパー・ほしのディスコ(パーパー)→9pt(4pt)
④すゑひろがりず・南條→9pt(6pt)
※同点の場合は、Twitterポイントとお茶の間ポイントの合計が高い人がファイナル進出
<Cブロック>
①ヒューマン中村→2pt
②おいでやす小田→8pt
③ワタリ119→9pt
④大谷健太(敗者復活枠)→11pt
<ファイナルステージ>
マヂカルラブリー・野田クリスタル→16pt
すゑひろがりず・南條→5pt
大谷健太→9pt
※優勝は…マヂカルラブリー・野田クリスタルさんでした!
●歴代優勝者の現在は!?
<第1回(2002年)>
優勝者/だいたひかる
1975年5月25日生まれ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
2006年に結婚し翌年離婚。2013年にイケメンのアートディレクターと再婚。テレビで見かけることはほとんどなくなりましたが、「文房具ソムリエ」として活動しているという話も。
<第2回(2003年)>
優勝者/浅越ゴエ
1973年12月20日生まれ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
お笑いユニット「ザ・プラン9」のメンバー。現在もお笑い芸人として活動中。よしもとの劇場公演や大阪を中心としたテレビ番組に出演しているほか、、ラジオやナレーションなどでその声を聴くことも。
<第3回(2005年)>
優勝者/ほっしゃん。
1971年8月6日生まれ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
2014年に芸名を星田英利(本名)に変更。芸人としての露出は激減した感が否めませんが、俳優としてドラマやNHK大河、朝ドラなどに出演しています。2016年は芸能界辞めます・辞めませんでちょっと話題になりました。
<第4回(2006年)>
優勝者/博多華丸
1970年4月8日
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
福岡から東京に進出したお笑いコンビ「博多華丸・大吉」のボケ担当。2006年の「R1-ぐらんぷり」で優勝したことで、東京でも知名度をあげました。児玉清さんや川平慈英さんなどのものまねで一世を風靡。現在も「アメトーク」や「ヒルナンデス」など、さまざまな番組に出演しています。
ちなみに、2018年4月からNHK朝の情報番組「あさイチ」のMCに就任し、すっかり朝の顔に定着しました。
<第5回・第6回(2007年~2008年)>
優勝者/なだぎ武
1970年10月9日生まれ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
お笑いグループ「ザ・プラン9」の元メンバーで、現在はピン芸人。「R-1ぐらんぷり」では史上初の2連覇を達成。芸人としての活動はもちろん、ミュージカルに出演したり、俳優としてドラマにも出演するなど、幅広く活動しています。
<第7回(2009年)>
優勝者/中山功太
1980年6月24日生まれ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
「R-1ぐらんぷり」で優勝当時は、大阪を中心に活動していたため、出演番組などの関係からすぐに東京進出できず。これが仇となり、優勝の翌年に活動拠点を東京に移したものの、完全に時機を逸してしまい知名度を上げることは叶わず…。2015年9月に放送された「歌ネタ王」で同点優勝し、少しだけ復活しました。その後は…?
<第8回(2010年)>
優勝者/あべこうじ
1975年2月19日生まれ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
「R-1ぐらんぷり」最多となる決勝戦進出回数6回を記録し、6回目にして優勝を果たしました。2014年2月14日に、元モーニング娘。の高橋愛さんと入籍。最近はテレビ露出も少ないようですが、よしもとの舞台を中心に活動中。
<第9回(2011年)>
優勝者/佐久間一行
1977年9月3日生まれ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
歌ネタ「井戸のお化け」で「R-1ぐらんぷり」優勝。前年優勝のあべこうじとは仲が良く、2人でコンビ「あべさく」を組んで「M-1グランプリ」に出場したことも。テレビで見かけることは少ない(?)ですが、吉本の舞台を中心に活動中。
<第10回(2012年)>
優勝者/COWCOW多田(多田健二)
1974年8月8日生まれ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
お笑いコンビ・COWCOWのボケ担当で、伊勢丹の紙袋柄のスーツがトレードマーク。コンビの活動が中心で、COWCOWの持ちネタ「あたりまえ体操」が日本のみならずインドネシアやタイなど海外でもブレイク。
<第11回(2013年)>
優勝者/三浦マイルド
1977年10月18日生まれ
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
2002年から芸人として活動開始。優勝当時、芸人としての年収は30万程度しかなく、アルバイトをしながら芸人を続けていました。しかし、優勝したことで仕事が増え、アルバイトを辞めることに。ところが、優勝特需はすぐに落ち着き、ブレイクしたとは言い難いのが現状…。よしもとの舞台を中心に活動しています。
<第12回(2014年)>
優勝者/やまもとまさみ
1974年2月21日生まれ
佐藤企画所属
愛知県出身。1人コントを得意とし演技力にも定評があり、俳優としての活動歴もあるようです。芸人としては売れなかったため、バイトを3つ掛け持ちして妻子を養っていたとか。「R-1ぐらんぷり」で優勝したものの、思ったより知名度は上がらず、現状は残念ながらブレイクしたとは言えないようです。
<第13回(2015年)>
優勝者/じゅんいちダビッドソン
1975年2月4日生まれ
アミー・パーク所属
鳴かず飛ばずの不遇時代はアルバイトをしながら芸人を続けていましたが、芸人仲間にサッカー選手の「本田圭佑」に似ていると指摘されものまねをすることに。これがハマり「R-1ぐらんぷり」で優勝。副賞の冠番組では「本田圭佑」本人と初対面も果たしました。優勝特需は過ぎたものの、バラエティ番組などで活動中。
<第14回(2016年)>
優勝者/ハリウッドザコシショウ
1974年2月13日生まれ
SMA NEET Project所属
TBSの深夜番組「あらびき団」(2007~2011)に初回から出演し、「キング・オブ・あらびき」の称号を持つ。ハイテンションな芸風はまさに「あらびき団」っぽい雰囲気で、テレビ向きではない感が否めず…。そのせいか、優勝当初こそテレビ出演が増えたものの、優勝需要はすぐに収束した模様。
<第15回(2017年)>
優勝者/アキラ100%
1974年8月15日生まれ
SMA NEET Project所属
ほぼ全裸で、股間をお盆で隠す…。2016年に優勝した「ハリウッドザコシショウ」に続き“あらびき感”の否めない「アキラ100%」。
しかし、ハリウッドザコシショウとは違い、マネのしやすさが子どもたちにも大うけだったのか、裸芸なのに汚さやいやらしさがないからか、2017年は大ブレイクといっても過言ではない大活躍の1年となりました。
とはいえ、徐々にテレビ露出は減っていき、優勝特需は終了したものの、2019年2月にゲスト出演したドラマが思いのほか好評だったため、今後は俳優の道もありかも!?
<第16回(2018年)>
優勝者/濱田祐太郎
1989年9月8日生まれ
吉本興業所属
先天性の視覚障害をもちながらも、その障害をネタにするという掟破りで笑いを取り、第16代R-1ぐらんぷり王者となりました。
優勝当初はバラエティ番組などへの出演も目立ったものの、次第に露出は下降線をたどっているみられます。
<第17回(2019年)>
優勝者/粗品(霜降り明星)
1992年9月13日生
吉本興業所属
2018年末のM-1グランプリで「霜降り明星」が最年少で優勝し、一気にブレイク。それからわずか3カ月後に開催されたR-1ぐらんぷりでも粗品さんがピンで優勝。破竹の勢いで活躍中。
<第18回(2020年)>
優勝者/野田クリスタル(マヂカルラブリー)
1986年11月28日生
吉本興業所属
この記事へのコメントはありません。