2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、春のセンバツ・夏の甲子園ともに中止となりました。
史上初の両大会中止という異例づくしの2020年ですが、プロ野球選手を目指す若者たちが、プロ野球選手になれるかどうかが決定する、「新人選手選択会議(ドラフト会議2020)」は行われます。
果たして、2020年のドラフト会議では、どのプロ野球球団が誰を1位指名するのでしょうか?
そこで今回は、プロ野球のドラフト会議2020での、
・2020年ドラフト候補選手一覧
・プロ野球球団の指名予想
・2020年の注目選手
などをご紹介します。
※高校生および大学生のプロ野球志望届提出者一覧については、こちらの記事からご覧ください。
ドラフト会議2020/高校生プロ野球志望届提出者一覧(NPBドラフト対象者)
ドラフト会議2020/大学生プロ野球志望届提出者一覧(NPBドラフト対象者)
※結果速報については、こちらの記事からご覧ください。
ドラフト会議2020/結果速報!プロ野球各球団の指名獲得選手一覧
●ドラフト会議2020
<プロ野球ドラフト会議>
正式名称は「新人選手選択会議」。日本野球機構(NPB)が開催する新人選手獲得のために行われる会議のこと。新人選手との交渉権をプロ野球に属する各球団に平等に振り分けることを目的とし、1965年より導入されました。新人選手の他、育成選手獲得のためのドラフトも行われます。
<指名できる選手の条件>
過去に日本プロ野球の球団に入団したことがない選手のうち、日本国籍を持っている、もしくは日本の学校に在学経験があること。さらに、「日本の学校に在学中の場合はドラフト会議の翌年3月卒業見込み」「大学の場合は4年間の在学」が、指名を受けることのできる条件です。
<ドラフト会議の日程>
日程:2020年10月26日(月)
時間:17時~
<中継>
テレビ中継
・TBS系列全国ネット放送
2020年10月26日(月)
16時50分~17時50分
・CS(スカイ・A)
2020年10月26日(月)
16時30分~21時
ラジオ中継
・ニッポン放送
●2020年の各球団指名予想
ここでは、「ドラフト会議2020」プロ野球各球団の指名予想をまとめています。
球団の並び順は、順位が確定次第修正します。
※各球団が指名公表した選手、および、指名濃厚とみられる選手は太字赤で記載しています。
<セ・リーグ>
◇読売ジャイアンツ
1位指名予想
→佐藤輝明(内野手/近畿大学)
その他の候補
→栗林良吏(投手/トヨタ自動車)
→早川隆久(投手/早稲田大学)
※2020年10月1日、巨人は1位指名の筆頭候補に挙げている佐藤輝明内野手と1日に面談を行い、「最高の評価とお伝えした」と報じています。→スポニチ
◇横浜DeNAベイスターズ
1位指名予想
→木澤尚文(投手/慶應義塾大学)
→佐藤輝明(内野手/近畿大学)
→早川隆久(投手/早稲田大学)
その他の候補
→牧秀悟(内野手/中央大学)
※2020年10月14日、DeNAが13日にスカウト会議を開き、120名をリストアップ。1位候補に早川隆久投手、木澤尚文投手、佐藤輝明内野手が入ったとみられると報じました。→神奈川新聞
◇阪神タイガース
1位指名予想
→佐藤輝明(内野手/近畿大学)
→早川隆久(投手/早稲田大学)
→栗林良吏(投手/トヨタ自動車)
その他の候補
→中森俊介(投手/明石商高)
→来田涼斗(投手/明石商高)
→藤原隆蒔(外野手/三菱重工神戸・高砂)
※2020年10月17日、阪神が1位候補に早川隆久投手、佐藤輝明内野手、栗林良吏投手らの名前を挙げていると報じられました。→日刊スポーツ
※2020年9月29日、阪神が三菱重工神戸・高砂の藤原隆蒔外野手を“隠し玉”としてリストアップしていることが報じられました。→サンスポ
◇広島東洋カープ
1位指名予想
→佐藤輝明(内野手/近畿大学)
→早川隆久(投手/早稲田大学)
→山下舜平大(投手/福岡大大濠)
→高橋宏斗(投手/中京大中京)
その他の候補
→木澤尚文(投手/慶應義塾大学)
→栗林良吏(投手/トヨタ自動車)
→中森俊介(投手/明石商高)
※2020年10月10日、広島がスカウト会議にて、1位候補に(大学生)早川隆久投手、佐藤輝明内野手、(高校生)山下舜平大投手、高橋宏斗投手の名前が挙がったと報じました。→デイリー
※2020年9月30日、広島は今季ドラフトの社会人・大学生候補を、117人から61人に絞り込んだと報じました。なお、高校生は8月22日の会議にて、49人に絞り込んでいるとのこと。→ニッカン
◇中日ドラゴンズ
1位指名予想
→栗林良吏(投手/トヨタ自動車)
→早川隆久(投手/早稲田大学)
→高橋宏斗(投手/中京大中京)
その他の候補
→佐藤輝明(内野手/近畿大学)
→中森俊介(投手/明石商高)
※2020年10月13日、中日はスカウト会議を実施。1位指名選手の結論はまだでていないものの、即戦力投手の指名が有力。栗林良吏投手、早川隆久投手、高橋宏斗投手に名が挙がった模様。→中日スポーツ
※中日ドラゴンズは、東海地区を重視したドラフト戦略を取っており、即戦力としてトヨタ自動車の栗林良吏投手に注目。また、地元ではないが、早稲田大学の早川隆久投手も上位リストに挙げている模様。→週刊ベースボール9月28日号
◇東京ヤクルトスワローズ
1位指名予想
→早川隆久(投手/早稲田大学)
→栗林良吏(投手/トヨタ自動車)
→平内龍太(投手/亜細亜大学)
その他の候補
→中森俊介(投手/明石商高)
→山下舜平大(投手/福岡大大濠高)
→髙橋宏斗(投手/中京大中京高)
→小林樹斗(投手/智弁和歌山高)
→木澤尚文(投手/慶應義塾大学)
※2020年10月19日、ヤクルトがドラフト1位の最終候補に、早川隆久投手、平内龍太投手を挙げていると報じました。→ニッカン
※2020年9月30日、即戦力投手の獲得に標準を定めているヤクルトは、今季ドラフトの1位指名候補として、早稲田大学の早川隆久投手、トヨタ自動車の栗林良吏投手を上位にリストアップしていることが報じられました。→サンスポ
<パ・リーグ>
◇埼玉西武ライオンズ
1位指名予想
→佐藤輝明(内野手/近畿大学)
その他の候補
→早川隆久(投手/早稲田大学)
→松本隆之介(投手/横浜高)
→山下舜平大(投手/福岡大大濠高)
→高田琢登(投手/静岡商高)
※2020年10月13日、西武がドラフト1位最有力候補に、佐藤輝明投手を挙げていることが報じられました。→西日本スポーツ
※2020年9月29日、今年初の編成会議を開催した西武。ドラフト指名候補約100人を選出。上位には、静岡商の左腕・高田琢登投手がリストアップされたと報じました。→スポニチ
※2020年9月28日、西武が、ドラフト1位筆頭候補に、近畿大学・佐藤輝明内野手を挙げていることが報じられました。→ニッカン
◇福岡ソフトバンクホークス
1位指名予想
→佐藤輝明(内野手/近畿大学)
その他の候補
→牧秀悟(内野手/中央大学)
→来田涼斗(投手/明石商高)
→山下舜平大(投手/福岡大大濠高)
※2020年10月19日、ソフトバンクはドラフト1位指名は競合も辞さない構えであり、佐藤輝明内野手を中心に最終調整を進めている模様と報じました。→日刊スポーツ
※週刊ベースボール9月28日号では、ウィークポイントとなっている“二塁”を補える選手を、優先的に獲得すべきか…と分析し、中央大学の牧秀悟内野手を挙げています。
◇東北楽天ゴールデンイーグルス
1位指名予想
→髙橋宏斗(投手/中京大中京高)
→早川隆久(投手/早稲田大学)
その他の候補
→木澤尚文(投手/慶應義塾大学)
→森博人(投手/日本体育大学)
→中森俊介(投手/明石商高)
※2020年10月14日、楽天はスカウト会議を開き、ドラフト1位指名候補選手を投手2名、野手1名に絞ったと報じました。→日刊スポーツ
※週刊ベースボール9月28日号では、明石商の中森俊介投手が最有力候補と分析。また、即戦力なら慶応義塾大学の木澤尚文投手や、日本体育大学の森博人投手もリストに入ると分析。
◇千葉ロッテマリーンズ
1位指名予想
→早川隆久(投手/早稲田大学)
その他の候補
→下慎之介(投手/健大高崎高)
→岡田和馬(投手/JR西日本)
※2020年10月15日、ロッテはスカウト会議を開き、早川隆久選手を1位指名することに決め、公表したと報じました。→日刊スポーツ
※週刊ベースボール9月28日号によると、9月9日にスカウト会議を行い、高校生を中心に115人をリストアップしたとのこと。上位候補には早稲田大学の早川隆久投手が入っており、その他、健大高崎高の下慎之介投手や、社会人左腕・JT西日本の岡田和馬投手らも。
◇北海道日本ハムファイターズ
1位指名予想
→伊藤大海(投手/苫小牧駒大)
その他の候補
→早川隆久(投手/早稲田大学)
→木澤尚文(投手/慶應義塾大学)
→佐藤輝明(内野手/近畿大学)
→中森俊介(投手/明石商高)
→山下舜平大(投手/福岡大大濠高)
※2020年10月22日、日ハムが伊藤大海投手を1位指名すると公表したことが報じられました。→スポーツ報知
※2020年10月16日、日ハムは15日にスカウト会議を開き、1位指名は大学生投手と明言したと報じました。→スポーツ報知
※2020年9月22日、日本ハムが今季ドラフトにて、苫小牧駒大の伊藤大海投手を1位指名する可能性があると報じました。早稲田大学の早川隆久投手、明石商の中森俊介投手、福岡大大濠高の山下舜平投手とともに、指名最上位リストに位置するとのこと。→スポニチ
◇オリックス・バッファローズ
1位指名予想
→佐藤輝明(内野手/近畿大学)
その他の候補
→小深田大地(内野手/履正社高)
→西野力矢(内野手/大阪桐蔭高)
→中森俊介(投手/明石商高)
※2020年10月13日、オリックスが佐藤輝明内野手をドラフト1位指名することを公表したと報じました。→日刊スポーツ
※週刊ベースボール9月28日号によると、三塁手が補強ポイントになると分析。近畿大学の佐藤輝明内野手筆頭に、履正社高の小深田大地内野手や、大阪桐蔭高の西野力矢内野手が指名される可能性もあると指摘しています。
※新聞・雑誌・ニュースなど、さまざまなドラフト関連の情報を総合して各球団の指名予想をしています。一野球ファンではあるものの専門家ではありませんので、もろもろご了承ください。
●参考:2019年のドラフト
◇各球団指名予想
ここでは、「ドラフト会議2019」プロ野球各球団の指名予想をまとめています。
指名予想については情報が出次第追記します。また、球団の並び順は、順位が判明次第修正予定です。
※各球団が指名公表した選手、および、指名濃厚とみられる選手は太字で記載しています。
※AMPページは罫線が表示されません。見づらい方は通常ページよりご覧ください。
<セ・リーグ>
球団名 | 選手名 |
---|---|
広島 | ①佐々木朗希(大船渡) ②奥川恭伸(星陵) ③森下暢仁(明治) ④西純矢(創志学園) |
ヤクルト | ①佐々木朗希(大船渡) ②奥川恭伸(星陵) ③森下暢仁(明治) ④西純矢(創志学園) |
巨人 | ①佐々木朗希(大船渡) ②奥川恭伸(星陵) ③森下暢仁(明治) |
DeNA | ①佐々木朗希(大船渡) ②奥川恭伸(星陵) ③森下暢仁(明治) ④西純矢(創志学園) |
中日 | ①奥川恭伸(星陵) |
阪神 | ①佐々木朗希(大船渡) ②奥川恭伸(星陵) ③森下暢仁(明治) |
<パ・リーグ>
球団名 | 選手名 |
---|---|
西武 | ①佐々木朗希(大船渡) ②奥川恭伸(星陵) ③森下暢仁(明治) |
ソフトバンク | ①佐々木朗希(大船渡) ②奥川恭伸(星陵) ③森下暢仁(明治) |
日本ハム | ①佐々木朗希(大船渡) |
オリックス | ①佐々木朗希(大船渡) 奥川恭伸(星陵) 森下暢仁(明治) 西純矢(創志学園) 石川昴弥(東邦) |
ロッテ | ①佐々木朗希(大船渡) ②奥川恭伸(星陵) ③森下暢仁(明治) |
楽天 | ①佐々木朗希(大船渡) ②奥川恭伸(星陵) ③森下暢仁(明治) |
※新聞・雑誌・ニュースなど、さまざまなドラフト関連の情報を総合して各球団の指名予想をしています。一野球ファンではあるものの専門家ではありませんので、もろもろご了承ください。
◇注目選手は?
「ドラフト会議2019」の注目選手(高校生)。
まず外せないのが、160km右腕の佐々木朗希投手(大船渡)です。夏の甲子園では地方大会で敗退となりましたが、選手個人の能力は高く評価されており、複数球団がドラフト1位に指名するのではないかと言われています。
次いで、高校生レベルでは群を抜いていると評価の高い奥川恭伸投手(星陵)。即戦力として来期開幕から使いたいと思わせる投げっぷりに、複数球団のスカウト陣が絶賛しています。
なお、U-18代表でも活躍した、西純矢投手(創志学園)、宮城大弥投手(興南)、林優樹投手(近江)の動向も目が離せません。
また、鈴木寛人投手(霞ヶ浦)、飯塚脩人投手(習志野)、黒川史陽内野手(智弁和歌山)、武岡龍世内野手(八戸学院光星)、韮沢雄也内野手(花咲徳栄)などの名前をあがっています。
一方で、即戦力として期待される大学生・社会人の注目選手には、森下暢仁投手(明治大学)の名前があがっています。
参考:報知高校野球9月号ほか
※高校生および大学生のプロ野球志望届提出者一覧については、こちらの記事からご覧ください。
ドラフト会議2020/高校生プロ野球志望届提出者一覧(NPBドラフト対象者)
ドラフト会議2020/大学生プロ野球志望届提出者一覧(NPBドラフト対象者)
※結果速報については、こちらの記事からご覧ください。
ドラフト会議2020/結果速報!プロ野球各球団の指名獲得選手一覧
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