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ヒット予測2017/日経トレンディ発表のベスト30はいくつ流行る?

s-オレンジセオリー

 

情報誌「日経トレンディ」が毎年11月に発表する「ヒット商品2016」は話題になりますが、意外に話題にならないのが、同じ号で発表される「2017年のヒット予測ベスト30」です。

とはいえ、流行に敏感な人や最先端技術が大好きな人は、話題先取りのつもりでリサーチしておくのもよいかも知れません。

そこで今回は、2017年の「ヒット予測ベスト30」をご紹介します♪

※2017年のヒット商品ベスト30についてはこちらの記事をご覧ください。

ヒット商品2017/日経トレンディがベスト30発表!飢餓感を刺激?

 

 

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●2017年のヒット予測ベスト30


1位~10位


1位/ノールックAI家電

「ノールックAI家電」と聞いて、一体何のことか…よくわかりませんよね。一言でいうと、「iPhoneのsiriを、ボタンすら押さずに操作できる」という感じでしょうか…?ざっくりではありますが、もう少しわかりやすく説明してみます。

これは、AI(人工知能)がさまざまな対応をしてくれる家電などのことで、近頃よく耳にする「IoT(Internet of Thingsの略)」の技術を大いに活用したものです。ちなみに、IoTとは、インターネットと繋がることにより実現する新たなサービスの総称。簡単な例では、遠く離れた実家の親がコーヒーを入れると、都会に住む息子や娘にもその情報がスマホアプリを通じて共有される…という仕組みのコーヒーメーカー「バリスタi」。これも、IoTの1つです。

で、結局、ノールックAI家電が何をしてくれるのかと言うと、“家電の操作”“冷蔵庫の在庫を管理して足りないものを注文をする”“好みの映像や音楽、ニュースを出してくれる”など。

また、「暑いね」と言えば、エアコンの温度を下げてくれたり、「おやすみ」と言えば照明を消してくれたり…。

つまり、モノが人工知能化し、人とコミュニケーションをとりつつ、快適な生活を実現してくれるようになるわけです。それらは「執事リモコン」と呼ばれ、Bluetoothなどを利用してさまざまな家電を管理することができるようになります。

 

話は少し変わりますが、「ノールックAI家電」を理解するのに最適なのがSFドラマ。頭に浮かんだのは、アメリカの人気ドラマシリーズ「ユーリカ~地図にない街~」です。

これは、優秀な科学者とその家族や関係者たちが住む、地図にない街「ユーリカ」を舞台にしたストーリー。主人公のアメリカ連邦保安官のカーターは、この街に迷い込んだことがきっかけで保安官事務所に異動となり、風変りな街で働くことになる。そこでは特殊な怪奇現象や、不思議な事件が多発。さまざまな助けを借りながら、カーターが不思議な事件を解決していく…というドラマ。2006年からスタートし、シーズン5まで制作されました。

この、ドラマの主人公・カーターが住むことになった家が、まさにノールックAI家電の進化形。家を管理しているのがAI(人工知能)なんです。なので、空調の調整や照明を点灯、家の扉の開け閉めなんかは当然として、カーターの栄養管理(食事内容を指摘したり)、体調チェック、誰が訪ねてきたかとか、女性が来ればちょっとムーディな音楽を流したり…。もちろん会話もできるし、カーターと家の親密度も、日々増していきます。

まさに、人工知能を搭載した「カーターの住む家」が、ノールックAI家電の最終形態なのかもしれません。これなら、1人暮らしでも寂しくないし、孤独死の心配もないかもしれません。

 

 

2位/“魅せる”ミールキット

インスタグラムやTwitterに、おしゃれに撮影した料理の写真をUPする…。若者世代を中心に、“見栄えのする料理”を人に見せたい・シェアしたいと考える層が増えています。中には、SNSのために自炊する…なんて人も。

そんな彼らをターゲットにしたのが、近所のスーパーでは手に入らないような食材を使った料理、ハレの日のちょっと特別な料理、インスタ映え(写真映え)するような料理を作ることができるレシピ+食材を宅配してくれるサービスが、「“魅せる”ミールキット」です。

なお、2012年にアメリカ・ニューヨークでこのサービスを始めた「ブルーエプロン」は、一大ムーブメントを巻き起こしており、月に800万食以上を宅配しているそうです。ブルーエプロンは11月から日本でもサービスを開始するとの情報も(ただし、公式サイトなどは発見できず…)。

日本では、すでに食材の宅配サービス事業者「らでぃっしゅぼーや」や「オイシックス」などでもレシピ付き食材宅配サービスを行っています。レシピ通り作れば、インスタ映えする料理を作ることができますよ!

 

3位/手ぶらで“旬撮”カメラ

インスタグラムやTwitterにUPするために、より印象的な写真を撮りたいというニーズが高まっています。そこで各企業がさまざまに開発しているのが「新型カメラ」。トレンドは“手放し”です。

その代表格が、ZEROTECHの「DOBBY(ドビー)」。これは、世界初登場の自撮りができるスマートドローンで、スマホで簡単に操作ができるうえ、羽を収納すればズボンのポッケにしまえるくらいの大きさしかありません。もちろん重量も軽く、プロペラガードなしの状態でわずか200gとか!

また、2017年春に一般販売が予定されている「プリンカム」は、メガネにひっかけて使う超小型カメラで、ウィンクするだけで撮影ができます。カメラを構えずに、感覚的に撮影することができるため、相手の自然な表情を“旬撮”することが可能になるわけです。

 

4位/燃焼系ウエアラブルジム

健康や美容、ダイエットのために通うフィットネスクラブやスポーツジム。近頃よく見かけるのが、アップテンポな音楽や気分が高揚するような照明を使い、ハイテンションなムードの中、集団心理で盛り上がる“グループレッスン”でメニューをこなしていくスタイル。

ハイテンションのせいか、高負荷の運動にも耐えられるというメリットがある反面、オーバートレーニングになってしまったり、周りの人に比べて思うように動けない…などの劣等感で挫折するデメリットも。

これを解消するのが、アメリカから上陸した「オレンジセオリー・フィットネス」です。11月に1号店が横浜市に開業したオレンジセオリーでは、1人1人が最適な負荷を把握できる「ウエアラブル心拍計」を手首に装着し、心拍はジムの壁のモニターに常に大きく表示されています。心拍を確認しながら運動できるため、個人でのトレーニングとグループレッスンのいいとこ取りができるとか。

十数年前、サーキットトレーニングを取り入れた女性だけのフィットネスクラブ「カーブス」が日本に上陸し、一気に全国各地に広まりました。今度は、ウエアラブルとフィットネスの融合が、業界に新しい風を吹き込むのかもしれません。

 

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5位/ドローンレーサー

一時期はブームとなったドローン。しかし、ドローンによるトラブルが多発し社会問題に発展したことから、2015年秋に規制が強化されたことや、そもそも操作が難しいことも合わせて、個人向け消費は低迷していました。

そこに新風を巻き込むとみられいるのが、低空しか飛べない「ドローンレーサー」(京商)です。これは、高さを完全自動制御にすることで、操作を大幅に簡略化。所定の高さまで浮上した後は、「前進後進」「左右旋回」をラジコンカーと同じタイプのコントローラーで操作するため、初心者でも扱いやすいとか。

さらに、その真骨頂は商品名にも付いている通り「レース」です。各地で開かれる大会に参加したり、パーツ交換によるカスタマイズで自分好みにしたり…。ラジコンカー市場を飲み込む勢いで広まるかもしれません。

 

6位/スポクラ(スポーツ専用クラウド)

自宅に置ききれなくなった家財や、オフシーズンの用品を、月額料金で利用できる倉庫に預ける…。当然、自分で倉庫に荷物を運び、出し入れするのも自分でやります。

ところが、モノをクラウド管理してくれる倉庫が拡大中。いわゆる「クラウド収納」なるもの。代表的なのが寺田倉庫の「ミニクラ」。これは、箱に詰めて品物を預けると、倉庫側は1点ずつ写真撮影して保管。利用者はスマホ画面で預けた荷物を選び、自宅に配送してもらうというサービスです。

中でも、スポーツ用品分野は、収納サービスと相性が良く、目覚ましく活用の可能性が高い模様。オフシーズンが比較的長いスキーやスノーボード、重くてかさばるゴルフ用品やアウトドア用品などはクラウド収納との相性バッチリ。例えば、ミニクラのインフラを利用した「ヒナタトランク」では、預けたアウトドア用品をキャンプ場へ直送してくれ、使用後は再び倉庫に送り返すだけでOKという手軽さ。

ちなみに、スポーツ用品やアウトドア用品のメンテナンスサービスの付加を検討している事業者もおり、今後スポーツを手ぶらで楽しみ用品の管理&メンテもしてくれるのが主流になるかもしれませんね。

 

7位/都市型ソーシャルランドリー

「洗濯」は家事の中でも天候に左右されやすく、悪天候が続くと部屋干しせざるを得ません。でも、ものによっては乾きにくかったり、部屋干し臭が気になったり…。子育てや共働きで忙しい主婦は朝から洗濯でバタバタ。単身世帯だって少ない休日が晴れるとは限らず、洗濯物はたまるばかり。花粉症やPM2.5が気になって外に干せない場合もある…洗濯にまつわる悩みの種は尽きません。

そんな時に便利なのが「コインランドリー」。近頃はスタイリッシュでおしゃれだったり、女性1人でも利用しやすいコインランドリーが増えてきました。そのコインランドリーに異業種をコラボさせたり付加価値を付けることで、さらに利用動機の拡大が進行中。

例えば、コインランドリーでの洗濯時間中にゆっくりくつろげるよう、カフェや書店、生活雑貨店などを併設させるなど、ソーシャル空間としての提供を始めている事業者も。カフェ併設は「フレディ レック・ウォッシュサロン」。また、店頭で受け付けたり集配した洗濯物を、洗って乾燥させて畳んで返してくれる洗濯代行サービスも、需要が高まっています。洗濯代行の先駆けは「ウォッシュ&フォールド」

洗濯は家でするもの…という常識は、環境の変化や利便性の追求によって、様変わりしていくのかもしれません。

 

8位/シリーズ・ハイブリッドEV

高速道路の同一車線で機能する自動運転技術を搭載した「新型セレナ」が好調の日産自動車。さらに新たに自動車市場に投入するのが「シリーズ・ハイブリッド」なる仕組みです。

これは、発電用エンジンで充電しながらEV(電気自動車)のようにモーターだけで走る新システムのことで、日産はこれを「e-POWER」と命名。11月から発売のマイナーチェンジされた「ノート」に初採用しました。

このシリーズ・ハイブリッドのメリットはガス欠ならぬ「電欠」や給電の手間がはぶけ、搭載する高価なバッテリーを必要最小限の容量で済ませられることから車両価格を抑えられることなどがあります。ちなみに、先の「ノート」は170万円台の価格帯で展開。

なお、日産は自動運転技術とe-POWERの技術を、他モデルにも展開していく方針。今後注目なのは、この2つの技術が2017年秋にフルモデルチェンジが予想されている「ジューク」に搭載されるのではないかということ。2017年は新型ジュークが販売台数を伸ばす可能性もありそうです。

 

9位/東西“極上”クルーズトレイン

日本中に張り巡らされている高速道路網や航空路線、新幹線網の延伸に加え、リニアも数年後には開業を予定しており、時短最短で目的地に到着するための整備が進んでいます。ゆっくり移動する…そんな悠長な時代ではないのか、寝台列車などは利用客減少で続々と廃止され、移動手段として定期運行される寝台列車はほぼ壊滅状態となっているのが現状です。

一方で、「観光列車(クルーズトレイン)」という形で純粋な鉄道旅行を楽しむ豪華寝台列車が人気を呼んでいます。2013年から運行を開始した九州を1周するJR九州の「ななつ星in九州」はその代表例ですが、2017年5月にはJR東日本が「トランスイート四季島」の運行を開始。上野駅をスタートし、北海道を含む東日本エリアを4日間周遊します。なお、価格は1人あたり95万円と高額ですが、お金と時間に余裕のあるシニア層に人気沸騰で、すでに2017年5月・6月出発分はプラチナチケットと化しています。

s-トランスイート四季島

※トランスイート四季島

 

また、JR西日本は2017年春に「トワイライトエクスプレス 瑞風」の運行を予定。京都や大阪を出発し、山陰・山陽を巡る観光列車です。2泊3日コースや片道のみの1泊2日コースがあり、部屋のタイプはおひとり様でも気軽に利用できるシングルも用意されています。

移動手段としてではなく、列車そのものの旅を楽しむ「クルーズトレイン」。東京・大阪・京都と、大都市圏からの出発便開始により利便性も向上。憧れの旅の1つとして、「クルーズトレイン」が定着するのも目前かもしれません。

 

10位/民旅(みんたび)

2020年に東京五輪を控えた日本。国内観光の見直し機運に加え、海外からの外国人旅行者の数も増えています。そんな中、注目されているのが「民泊(みんぱく)」。これは一般の民家に旅行者が宿泊することの総称です。インバウンド需要の高まりに対し、問題となっている宿泊施設不足改善策としても、民泊推進の傾向は高まっています。ただし、法的問題も含めさまざまなトラブルも発生しており、規制や枠組み作りが求められています。

対して、「民旅(みんたび)」というワードは聞き慣れないかもしれません。これは、個人が旅行者を案内し、地域の人しか知らないような観光資源を掘り起こす…言うなれば、地元ならではのプログラムを提供する「着地型観光」が大前提。

そして、着地型観光とは、参加者が現地集合・現地解散のため、宿泊や移動手段を提供しなくてすみ、大型ツアーでは実現できないような、ニッチな観光が楽しめる手段として注目されています。

この着地型観光を個人が企画し、それをマッチングするのは民泊のコミュニティで有名なAirbnb(エアビーアンドビー)。エアビーアンドビーは、「泊まらない民泊」=「民旅(みんたび)」のサービス開始に向けて準備を進めています。

なお、ビジネスモデルとしては、観光案内を受ける旅行者がエアビーアンドビーに料金を支払い、手数料を引いた金額が案内役に支払われるというもの。案内役は自分の自由な時間設定で案内することができ、その内容も自身の得意分野で構成してもOK。新たな副業としての需要も期待されています。

 

 

11位~20位


11位/360度シアター

12位/レゴランド in NAGOYA

13位/会員制食べ放題レストラン

14位/新之助

15位/シーズナルシャンプー

16位/ARクライミング

17位/ネイチャースイートソース

18位/FF15&バイオハザード7

19位/垂直マラソン

20位/スマホ de 任天堂

 

21位~30位


21位/ミニオン・パーク

22位/3Dセルフィ―メーク

23位/“まるでクリーニング”マシン

24位/ソーシャル落とし物トラッカー

25位/ネオ秘境駅巡礼

26位/R-COOK

27位/トランポリンパーク

28位/エクストリームシルエット

29位/無限色ペン

30位/個人型DC(iDeCo)

 

※2017年のヒット商品ベスト30についてはこちらの記事をご覧ください。

ヒット商品2017/日経トレンディがベスト30発表!飢餓感を刺激?

 

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